更新日:2016年6月29日

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質疑応答(平成28年6月6日)

日時 平成28年6月6日(月曜日)13時30分~14時07分
場所 本庁舎3階 第一会議室

 

質疑応答

(記者)
よろしくお願いいたします。まずは、こども・若者選挙の関係でお尋ねしたいんですけれども、いよいよ参議院選から18歳、19歳の若者が投票することになりますけれども、あらためて市長のそこに対する期待感、今後市としてもいろいろ取り組みをするかと思うんですけど、長期的に若者世代に対して政治への関心を持ってもらうためにはどのような取り組みをしていくかというお考えをあらためてお聞かせください。

(市長)
まず、18歳選挙権が本当にこれだけ早く実現をされるというのは、本当に関係者の方々の努力によるものだというふうに思いますので、若者の政治への参画の向上に対しては、間違いなく好影響を及ぼしてくれるものだというふうに思っています。一方で、参議院選挙という一番投票としては一番遠いところからスタートいたしますので、本当であれば統一地方選挙など身近なところから初めていただくのがよかったかなと、そういうふうに思っています。
そういう意味では、私としては一番大事なことは、投票をするというのは民主主義として最後の行為になりますので、投票が大事なのではなくて、基本的に4年とか何年に一度の選挙というよりは、政治やまちづくりに常に関心を持ち、かつ人ごとではなくて自分自身だったらどうするのかということを考えて、かつ提案をするという主体的なところが重要だということを意識させるということが大事だと思うんですね。ですから、投票ですと最後までお客さんのままですからそうではなくて、理想は立候補したり提案したり、関与するというそれぞれの民主主義としての行動の仕方の最後の最後が投票であるということをしっかりと伝えて、我々からすればまちで普段から主体的に考えて、かつ自分だったらこうしてほしいということを声を上げて行動できる場所をたくさんつくってあげるというのが一番大事なのかなと思います。その結果、投票に行く人が生まれてくるんだと私は思いますので、いきなり投票率を上げようと考えること自体、少し違うのではないかなと思っています。

(記者)
あと、条例の一部改正の関係で確認したいんですけれども、ビジネス支援センターの料金の関係で、これは計画当初より安くなっているんでしょうか。使用時間の延長に伴い上限を変更するということでしょうか。

(職員)
基本的には使用時間の延長等による改正でありまして、時間当たりの利用料金に変更はございません。

(記者)
現状としまして、利用状況って結構ニーズはあるんでしょうか。

(市長)
例えばこれを考えたときは、パソコン研修室は必要だと思っていたわけなんですけれども、今の時代に考えていただければ分かるとおり、タブレットの時代ですとか、そもそもこういうパソコン研修室をビジネスで必要としている人はそんなにいないんですよね。そういう意味では、パソコン研修室というよりは、会議室の方がよほど企業のニーズ、ビジネスの需用が高いということで、そういう意味での施設そのもののニーズに合わせた変更というものをやるということと、それと休日使用時間の部分は、平日と休日とかで結構時間がずれていて、そのところで利用者の方々にとってみればなんだかよく分からない状態になっていましたのでそこを今回きれいに整理するという、そういう意味での実態にあった改善という感じですかね。

(記者)
ありがとうございます。

(記者)
海浜病院の外部調査委員会の報告結果が出ましたけれども、市長の受け止めをお伺いいただければと思います。

(市長)
本当に時間をかけて、一つ一つの手術例に対して検証をいただいたというふうに思っています。大変直接的な医療過誤はなかなか断定できなかったというようなそういうような感じではありますけれども、しかし、医者への説明であったり、体制として反省すべき点は多々あったというのが総括だというふうに思っていますので、しっかりとその報告を受け止めて、これから第三者の目を入れた中で具体的にどういうふうに改善ができるのかというところをしっかりとつくり上げていくということ、それによってやはり信頼をもう一度とり戻していくことをしなければいけないと思います。何よりご遺族の方々に、しっかりと真摯な説明と対応をしていくということが、特に一番大事なのかなというふうに私は思っております。

(記者)
現状では、診療科、現状患者さんの医療をストップしているという状態になるかと思いますが、それにともなって周りの病院が受け入れざるを得ないという基幹病院としての責務を考えて、早期の再開が望ましいのかなというふうに思うんですけれども、再開については市長のお考えとしてはいかがでしょうか。

(市長)
実際にその市民の皆様方の命と安全という観点では、海浜病院がやはり役割を果たしていかなければいけないのは事実だと思います。ただ、やはりこうした事態になっていますので、やはり信頼をとり戻せるようなところまで、きちんとした総括と対策が打たれて初めて再開ができるというふうに思っていますので、今回しっかりとした報告をいただきましたので、これを受けてできる限り早く対策、対応が示せるようにしたいとそういうふうに思います。

(記者)
あと、先週末に開かれましたエアレースの関係でお伺いしたいんですけれども、予選は天候の関係であいにく開催できないというふうになりましたけれども、逆に決勝はかなり盛り上がったように感じております。市長のご感想と、次回の開催についてお伺いしたいと思います。

(市長)
本当に予選はおっしゃるとおり残念だったと思いますけれども、決勝はおかげさまで、無事開催でき、かつ室屋選手の初優勝という最高の形で終わることができましたので、会場の盛り上がりを見ても、大変この2回目というのはいい結果だったのではないかなというふうに思っております。運営面でも1回目の反省を受けて、さまざまな改善がなされたというふうに伺っていますし、何より地元の方々がおもてなしということで、千葉らしいエリアとおもてなしができましたので、そういった意味では1回目から2回目は確実に進化した形で開催を終えることができたのかなとそういうふうに思っています。

(記者)
千葉氏も含め、千葉市のPRにもかなり力を入れられたかと思うんですけれども、その反響といいますか、手応えというのはいかがでしょうか。

(市長)
我々、うちわであったり千葉のトリセツという形で千葉のアイデンティティとエアレースの見どころを入れたそうした冊子をお配りさせていただきましたけれども、これが駅でどんどんはけていって、しかも終わった後にこれがまたさらに欲しいという方々がたくさんいらっしゃったということなんですね。そういう意味ではエアレース開催を機に、千葉のいろんな魅力について多くの方々にお伝えをしたい、そういうきっかけにしたいという目的は今回特に果たせたのではないかなとそういうふうに思っています。

(記者)
JR千葉駅が11月に一部開業ということで日程が決まりまして、それに関してちょっとお伺いしたいんですけれども、先日パルコを含む千葉銀座周囲の方々、商議所などから、地区計画なので例えば1階は商業施設にしましょうと、駐車場というのはつくらないという形でという市の後押しを求める声がありましたけれども、それと何か地区計画の方で対応されるお心づもりというのは何かお考えとしてございますでしょうか。

(市長)
本当に商工会議所や地元の商店の方々が、ああいう形で具体的な地区計画の思いを私どもに持ってきていただくというのは、大変珍しいというか意欲的なことだというふうに思いますので、できる限り地元の皆様方のご要望に我々市としてもサポートをしていくということが私たちのスタンスですね。

(記者)
分かりました。ありがとうございます。

(記者)
海浜病院の件なんですけれども、新しく第三者委員会を再発防止のために設置するというふうになっているんですけれども、そのメンバーと、いつまでに何人ぐらいっていうのは決まっているんでしょうか。

(鈴木副市長)
新たに立ち上げるメンバーそのものは、一応7名程度を想定しています。どういった方々かといいますと、例えば自治体病院の実際の経営を実践されている方ですとか、医療安全にかかる有識者ですとか、あとは、外科学会、看護師さん、弁護士さんですとかそういったそれぞれの医療にかかわる分野の方々に入っていただいて、そのいわゆる技術的な検証は今回でましたけれども、それ以外の周辺部分のさまざまなところについて、いろいろ検証していただいて、ご提言などをいただいていこうということでございます。
時期については、今具体の人選の作業中で、あとは承諾を得なければいけないというその辺の作業をやっているところでございますので、6月下旬から7月ぐらいを目途に何とか立ち上げられればというふうに考えていたところです。

(記者)
6月下旬から7月上旬とかですかね。

(鈴木副市長)
はい、それぐらいの目安ということになったと思います。実質的にいろいろ承諾を得てから進めることになります。

(記者)
分かりました。ありがとうございます。

(記者)
ウィルチェアーラグビーの関係で伺いたいんですが、5月19日から22日まで、ジャパンカップ大会がポートアリーナであって、今後リオも控えていて、千葉市職員の官野さんもいると思うので、リオ大会でのキャプテンが期待される官野さんへのメッセージと、車椅子スポーツの聖地に向けた今後の意気込みについて伺えますでしょうか。

(市長)
いよいよジャパンパラが終わって、リオパラモードになっていくわけですけれども、我々とすると、2020年までの一大大きな大会でありますから、できる限りいい結果を残してほしいなと、そういうふうに思っています。今回ジャパンパラが悔しい結果に終わりましたので、なおさら雪辱を期してリオで暴れていただきたいなと、そういうふうに思っています。
これをきっかけに、できる限りウェルチェアーラグビーに多くの市民、県民、国民の関心を寄せてもらえるような、熱い魂のこもったプレイをしていただきたいなと常に思っていますし、我々もできる限り官野さんを初め、日本代表の活躍と、それから競技のおもしろさをリオに向けて、リオと合わせて市民に知ってもらうための企画を幾つか予定していますので、それをしっかり成功させたいなとそういうふうに思っています。

(記者)
企画というのは、何か具体化されているものはあるのでしょうか。

(職員)
ちょうどリオパラに合わせまして、市内でパラリンピックのためのパブリックビューイングを実施したいというふうに考えて、今計画中です。

(記者)
ありがとうございます。

(記者)
天津市公式訪問団が表敬訪問されるということなんですが、これまでその天津市を初めとした友好都市とどういった交流を深めてきたのかというのと、これからどういうふうにより一層交流を深めていくのかという具体的な何かものをつくりたいとかありますか。

(職員)
今までこういった提携記念での公式訪問団の訪問で、経済、文化、スポーツ、さまざまな交流を行ってきております。天津市もそういったことで、今まですごく同じような交流をしてきましたので、相互理解、友好親善はもちろんなんですけれども、都市の国際化にも一役買ってきたのかなと思っております。

(市長)
以前、私自身も天津には行っています。やはり天津、中国ということもそうですけれども、経済的な連携というのもやりたいですよねという話というのは、やはり向こう側も強くありまして、私も当時向こうに行ったときにできれば国際的な交流の中で、経済分野でもいろいろな連携ができるといいですよねということで、例えばそれぞれの市の企業がそれぞれの市で進出する場合については、特別にしっかり市として応援をしていこうですとか、そういったさまざまな話し合いをしておりますので、そういったところでも天津とはさらに連携を深めていけるのかなとそういうふうに思っています。

(記者)
ありがとうございました。

(記者)
エアレースの件なんですが、やはりどうしても飛行機物なので、今回のように予選ができないとなると、再招致的には結構いろいろ厳しいところもあるかなと思うんですけれども、来年以降の開催について、どうでしょうか。千葉市としてはやっぱりなるべく来てもらいたいというスタンスのままでしょうか。

(市長)
我々からすれば、やはりこれを開催することによって、世界中に千葉の景色と魅力をお伝えすることができますので、そういった意味では我々のルーツにも関係してきますし、大変重要なイベントの一つだというふうに思っています。実行委員会側はさまざまな要因があろうかと思いますけれども、我々千葉市とすると、環境が整えば、やはり来年も千葉市で開催をしたいというような思いですね。

(記者)
ありがとうございます。

(記者)
3点ほどありまして、エアレースの先ほどのお話とちょっとつながるんですけど、予選の分が払い戻しになったということで、恐らくそれに関して、市の直接的な影響というのは、これも聞いてみないと分からないので伺いたいと思っていたんですが、もちろんレッド・ブルの方に振り込みに対する損失はあると思うんですが、市としてはやっぱり予選が中止されたことでは具体的に損失はないんでしょうか。

(市長)
あんまり具体的にはないですね。もちろん向こうも保険に入っているので、そういう意味では直接的な損害がどれぐらいになるのかというのは、100パーセントではないというふうには聞いています。ただ、我々からすると当然ながら見るだけではなくて、終わった後に盛り上がって夕方、夜まちに繰り出して行って、いろんな経済効果を波及効果を含めて期待はできたので、我々まちの広い意味でいえば、やはり予選が開催されなかったことによって、多くの人たちが千葉市幕張で交流しなかったということに関しては、やはり波及効果上は、少し影響はあったのだろうとそういうふうに思っています。でも、決勝がああいう結果になりましたので、結果オーライかなと思います。

(記者)
2点目は海浜病院の件で、先ほど第三者委員会のメンバーなどを、どういうふうにとお話をしていただきましたが、まず信頼の回復に全力を挙げて、その上で再開という順番だろうというお話ですが、どういう、例えば第三者委員会を使って結論が出ます。それで、その後、すぐに再開というわけにはいかないと思うので、プロセスとしてどういうふうにお考えになっていて、時間的には何といいますか、この間も報告まで大分時間がかかっていたので、今後どのぐらい時間がかかるものかっていう、今の見通しとしてお願いします。

(市長)
この問題に関しては、再開の時期ありきではいけないというふうに思っていますので、我々からすればやはり徹底的に議論をして、納得できる回答と対策が打たれてからというのが私たちの考え方なので、時期というのは本当に私たち自身が今考えていないところはあります。

(鈴木副市長)
今後第三者委員会からどういう形でご提言なりをいただけるかというその内容を受けて、私どもの方も考えていかなければいけないのかと思います。それで、特に今回は診療体制なり、そういったいわゆる体制そのものについても、今回の調査報告でご指摘はありましたので、そういった意味からすると、やはりその分時間が必要となってくるんではないかというふうには、いわゆる体制を整えるという意味からいえば考えております。ただ、なるべく第三者委員会の結論というかご提言は早目にいただければというふうには願っているところです。

(記者)
少なくとも数カ月以上はかかるという感じなんでしょうかね。

(鈴木副市長)
今この議論の結果としては、なるべく早くお願いしたいと思っています。それを受けての体制づくりというのは、これは市長が申し上げたように、そんなに性急に事を進めるようなものでもないと思いますので、しっかりとやっていきたいと思います。

(記者)
あと、補正予算の内容に関連して、2ページのところで、子育ての保育士の宿舎借り上げ支援の予算があるんですけれども、今、結構県内でこれをやっていて、船橋市も流山市もやられていますし、他にも結構されているんですが、そのあたり今県内でどれくらいやっているというのがあればっていうのと、あと、これをやれば多分有効なんだろうと思われて、先行的にされているところはあると思うんですが、結構お金がかかっちゃうので、市長も先ほどおっしゃっていたように、保育士が住むためにどれくらいのコストが必要だと思んですが、どれくらいのコストをかけてのやり方であったら、最終的にはお金になっちゃうのかもしれないですけど、それに関連して今お考えをいただければなと思います。

(市長)
他都市の状況は後ほどお伝えいたします。(後に同様の保育士等宿舎借り上げ支援を行っている都市として、政令市ではさいたま市、横浜市、川崎市、相模原市、県内近隣市では船橋市、流山市、我孫子市と回答)まずはおっしゃっていただいたとおりで、これが自治体間の競争的な方向にいってしまうと、これは望ましき状況にはならないというふうに思います。
一方で、保育士の方々の処遇を改善するということそのものは、やはり社会的な要請だというふうに思いますので、基本はやはりこういうものは、公定価格を定めている国が、どういうふうに全国的にこの保育士の処遇改善をしていくのかということがあると思います。
今回、我々は国の緊急対応の中で、国の制度としてそれぞれの自治体が支援を受けながら実施できる項目がかなり増えてきていますので、それはやはり我々としては、導入をしていく必要があるだろうというふうに思います。問題はそのプラスアルファ、自治体独自のものの、できれば上乗せ合戦というのは、私たちがすると、相当議論が必要だというふうには思います。私たち的には、できればその保育士が長く務められるような、そういうような方法での制度の設計であったり、工夫を我々千葉市としてはしてあげたいなと、そういうふうには思っています。

(記者)
この金額は、もう他のところもこういう金額なので、これはこの水準であればそういう現在の制度上の話であって、それにさらに独自にっていうことであれば、ちょっと補助金を出すというそういう理解でよろしいですか。

(職員)
8万2,000円につきましては、国の補助基準額でございまして、全て敷金、礼金等々を含めた額で割ってありますので、実質部屋代は6万5,000円程度と見ております。


(記者)
ありがとうございました。

(司会)
他に質問ありますか。よろしいですか。それでは、これで記者会見の方を終わらせていただきます。ありがとうございました。

(市長)
ありがとうございました。

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