更新日:2016年11月11日

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質疑応答(平成28年10月6日)

日時 平成28年10月6日(木曜日)11時00分~11時34分
場所 本庁舎3階 第一会議室

 

質疑応答

(記者)
よろしくお願いします。主に3点、質問がございます。まず、1点目のマリンスタジアムのネーミングライツの件ですが、こちら先ほどもご説明ありましたが、契約期間、料金等を変更されたことで、諸般の事情ということでございましたが、もう少しかみくだいていただければということと、現時点で何社ぐらい引き合いがあるのかといったところを教えていただきたいです。
2点目がロンドン視察の件ですが、先ほどもいろいろな関係者にお会いしてお話を伺いたいということでしたが、市長ご自身は障害者スポーツにかなり力を入れてらっしゃいます中で、特にこういうところをつっこんで話をして市政に反映させたいという思いの部分があればそちらをお願いします。
あと3点目、最後にまちづくりの関連で、来月千葉パルコが閉店するということで、まだ跡地利用のことが公表されていないという状況もありますし、三越も閉店で、千葉駅東口グランドデザインの中で、東口をこうやっていこうというお話がありますけれども、そういった現状を踏まえて市長としては東口をこういうふうにしていきたいなというふうなものをいただければと思います。以上3点お願いします。

(市長)
まず、マリンスタジアムのネーミングライツの件ですけれども、金額面に関しては2億円から今回2億5,000万という形にしていますが、これは広報関係者の方々からも伺う中で、このプロ野球の広告的な価値というのは、いよいよ高まってきているところがありますので、そうした意味では非常に妥当な金額だろうというふうに考えています。また、5年以上というところですけれども、やはり基本的にネーミングライツというのは、そんなに短期で変わっていくものではないというふうに考えていますので、一定期間、広告、ネーミングライツを継続していただくことを、やはり私たちとしても望んでいるということで、今回5年と2億5,000万円。これ以上の条件での募集をさせていただくことにいたしました。
それからロンドンについてですけれども、特に伺いたいのは、まず一つはロンドンは結果的には最も成功した大会ということを言われておりますけれども、決してその道は簡単ではなかったというふうに思っていまして、そのあたりもうまくいった点、うまくいかなかった点、途中でどういうことがあったのかを含めて、そうしたうまくいかない中でどういうふうに工夫をされたのかというところについて、私からするといい方々とお会いできますので、伺っておきたいというふうに思っています。それからもう一つは、2020年以降に残るものは結局何なのかという、それはどういうものでどういうことだったから残っているのかというような、やはり我々も2020年がピークであってはいけないと思っていますので、2020年以降のまさに今ロンドンでも続いていることをしっかりと把握をして、千葉市でつくっていくために今から何をするべきかということについて、行政として確認しておきたいというふうに思っています。
それからパルコ、三越含めた千葉駅、特に東口の部分のご質問ですけれども、やはり私たちグランドデザインで描いたように、東口が特に大きな変化が必要だろうというふうに考えています。そういう意味では今、東口の一番手前のクリスタルドームの先の再開発がいよいよこれから着手に入っていくことになりますので、それは我々としてはできる限り支援をしていきたいということと、それから三越が入っている塚本さんを中心とする残りの西銀座の部分をどういうふうに、具体的に再開発の議論が順調に進んでいくように、これは意見交換をしていくのかということが私たちにとっては、特に一番重要だというふうに思っています。これからJRの駅ビルが来年以降でき上がっていくにつれて、そうしたものについてはそごうや駅ビルで十分になっていくことが想定されますので、東口に出る目的、理由をしっかりつくっていかなければいけないというふうに思っていますので、消費動向の変化も見据えた中で東口がどういう役割を担っていくのかということについて、関係者の方々との意見交換をしっかりと密にしていきたいと思います。我々も既にグランドデザインでそうしたものは全て打ち出しておりますので、あとは何といっても地権者の方々がスピード感を持って対応していただくことが一番大事だと思います。我々はもう既に用意はしていますし、ビジョンも持っていますと、あとは地権者次第だということだと思いますし、その地権者の方々が早く動けるように、できる限り意見交換を密にしていきたいと、そういうふうに思っています。

(記者)
ありがとうございました。

(記者)
マリンスタジアムのネーミングライツの件で2点、少し細かいですが確認です。命名の条件のところで、マリンの文字を使用することを希望しますとありますが、これは必ずしもそれが絶対条件ではないということでしょうか。これが1点。
もう一つが対象広告物ということで、スタジアムの名称看板、人工芝の広告ですとか、その辺は変える必要があるとは思うんですが、この費用については、どの主体が負担することになるのかについて教えてください。

(市長)
まず、マリンという名称に関しては必須ではありません。しかし我々としては望ましいということについては伝えたいと考えています。ですので、この(3)の選定基準のところにいろんなことを書かせていただいていますけれども、条件がもし仮に似通っていた場合はその名前の部分での選考というのもありますので、そういった意味ではできる限りファンにとってもマリンというのは大変思い出のある部分になっていますので、できれば考慮をしていただきたいというのが我々としての条件になります。それからイニシャルの方になりますが…。

(鈴木副市長)
こちらは命名権を取得された方に負担いただく形で協議をするということになります。

(記者)
ありがとうございます。

(記者)
千葉マリンの件なんですけれども、最近、プロ野球のいろいろ本拠地球場ですと、楽天で観覧車ができたりですとか、設備投資も進んでいますけれども、そういった点では千葉マリンスタジアムの球場としても価値を高めるような投資を行っていくかどうかについてのお考えなどはいかがでしょうか。

(市長)
あくまで私たちは市民球場としてマリンスタジアムを保有しているというところがありますので、その中でどこまでが妥当かという議論になってくると思います。今回ビジョンに関しては、ロッテと我々が十分時間をかけて議論をした中で、それはやはり投資をするべきであろうという判断の中で充実をさせていったと思っています。そういう意味で、楽天も含めてそこまで思い切ったことをやっているのは、もうどちらかというと、行政から球団側に保有が移っていますので、そういうご提案があれば我々としては十分議論としてはあり得ると思いますが、我々自身が保有する形での球場への投資というのは、それはさまざまな議論があると思います。

(記者)
例えば、バリアフリー化の促進であるとか、そういった方面に関しての改善などについてはどうなるんでしょうか。

(市長)
これはもうもちろん我々球場自身の改善というのは、一つ一つ、今計画的にやってきていますので、その中でまだまだやれる部分というのはあると思います。

(記者)
それともう1点がロンドンの点なんですけれども、ちなみに飛行機はどんな座席のクラスでいかれますか。

(市長)
私はビジネスですね。

(記者)
随行の方はどうなりますか。

(市長)
基本はエコノミーですね。予算は既に出しています。

(記者)
QVCの関係で1点お聞きしたいんですけれども、先ほどどの企業とか、どういう団体からとかみたいなところで少し質問があったのでお教えいただけるとうれしいです。

(市長)
数社あります。

(記者)
企業名というのはやはり…。

(市長)
それは言えないです。

(記者)
分かりました。もう1点、加曽利貝塚の件なんですけれども、少し前にアスベスト疑惑みたいなものがあったんですけれども、あれは結局どうなったんでしょうか。

(職員)
アスベストは今、調査中でございまして、来週にその結果が出る予定になっています。

(記者)
ありがとうございます。

(記者)
ロンドン大会が最も成功したとおっしゃっておられましたけれども、市長としましては何をもってそこが本当に成功したとご覧になられていらっしゃられるのかと、リオパラが終わりまして、現状市内で、もう少し幅を広げた県内とかの感覚でパラスポーツへの取り組みや社会の取り組み、企業の認識ですとか、そのあたりを現状どのように捉えられているのかというのを教えてください。

(市長)
まず、ロンドンが最も成功した大会というふうにいわれるゆえんは、何といってもパラリンピックの成功だというふうに思うんですね。今でも最もチケットが売れた大会にもなりますし、何より明らかにパラリンピックが目指していた姿というものが都市として具現化したという意味では、ロンドン以前とロンドン以降で思いっきり変わりましたので、そういった意味ではロンドンというのはいずれにしても大きな節目、成功事例としては言えるのではないかなというふうに思います。そういう中で、障害者スポーツというものが本当に都市の社会の中でも根づいてきているところは、我々としてもこの目で見ていきたいと思っています。
それで、リオパラが終わりまして、まずマスメディアの皆さん方の注目と、パラリンピックのもつその意義合いは、これはもう十分に以前にも増して報道はしていただいているとは思いますし、そしてまた、そうしたことを理解している企業の方々の取り組みもかなり加速をしてきていると思います。ただし、それはオリンピックやパラリンピックについて、一定の関心と研究をしている人たちに現時点では限られているというふうに思いますので、これが本当に広がっていくのはもう少し時間がかかるだろうというふうに思っています。
我々が一番大事なのは、メディアであったり政府であったり、いろんな上からぶわっとこれが重要なんだというのを言って、それでそうなのかと言って、2020年で何となくうまくいったようになったとしても、それは続かないと思うんですね。やはり地域に根づいてこないと、トップスポーツという意味でのパラスポーツ、パラスポーツもある種パラリンピックのトップスポーツ、トップオブトップですから、そこを成功させるのはできるかもしれませんが、トップスポーツを成功させるのが本来の目的ではないと、地域社会においての共生社会の実現がそもそも目的ですから、そういう意味ではまだまだやらなければいけないことは多いのかなというふうには思います。

(記者)
ロンドン視察の関係で教えていただきたいんですが、ロンドンではやはり障害者スポーツ団体ですとか、学校ですとかいろいろ訪れられると思うんです。それからLGBTの団体も訪問されるということで、どういう角度からどういう理由として、市長としてどういうことをみていきたいというものはありますか。

(市長)
やはりオリンピックの中で、国籍や民族やさまざまなものに多様性について尊重しなければならないとオリンピック憲章の中で書かれているわけですけれども、その中に性的嗜好というのも入ってきているという中で、我々がこのLGBT、特に海外からもそういう方々たくさんお越しになる中で、どういうような基準と意識で開催都市として望むべきかということについては、これは東京も含めてまだ整理ができていない状況ですので、ロンドンではどうだったのかと、LGBTに関する団体から見てどうだったのか、さらにLGBTの団体から見て政府、行政の取り組みというのはどう総括されているのかということについては、しっかり我々としては把握をしていきたいなというふうに思っております。

(記者)
ロンドン視察の件なんですが、少し重複してしまうところもあるかもしれないんですけれども、市長からソフト面とハード面で、今現在千葉市でどういう課題があって、それを解決するためにどういうところを具体的に、重点的に視察したいと思っていますか。

(市長)
まずそのハード面に関していえば、幕張新都心会場部分が特にそうですけれども、まだまだバリアフリーというのは徹底されていないというふうに思うんですね。新都心が整備された時期的にも大分以前になりますので、これから組織委員会やいろんなところから示されてくるバリアフリーの基準に従って、我々は幕張新都心のハードを中心とするそのバリアフリーの整備もしていかなければいけないだろうと思っています。
ただ一方で、リオもそうですし、ロンドンもそうですけれども、見に行った方々から聞くと、そんなにハードとして完璧にそのバリアフリーがなされているというわけではないと、大事なことはやはりそういう方々がバリアを感じたときに、ぱっと手助けがされるようなソフト的な環境が整っているか否かということだというふうには思っていますので、そういった意味で、まだまだ情報の発信という面でもそれはそれを担っていただく市民やボランティアという意味でもまだまだこれからなんだろうというふうに思っていますので、今回いろんな諸団体を訪問させていただくのは、そういうその諸団体がどのような意識で活動してきたのかということと、その行政との連携というのをどういうふうに団体側として見ているのかということを今回目的にしています。行政であればある種、ロンドンの政府側とはある程度日本にいながらやりとりできるわけですけれども、ある種、我々行政からみたらこうだというかもしれないけれども、団体側から見たらまた違う総括があろうかと思いますので、我々からすると行政側の発表や主張だけではなく、その関連する団体側から見た景色というのを直接伺いたいというふうに思っております。

(記者)
発表とは離れてしまうんですけれども、先月台風が2個来まして、大雨が多かったんですけれども、蘇我と千葉がいつも冠水しているということなんですが、これに対して千葉市は、これからどう対応するかというのは考えていらっしゃるのでしょうか。

(神谷副市長)
ご指摘のように、今回台風、豪雨の被害がありまして、千葉駅や蘇我駅が冠水したということで、それぞれあらためて原因がどうであったかというのを担当部署で確認しました。それで、千葉駅の周辺については、毎回そういった事態になっているんですけれども、以前からお話しをしているんですけれども、再開発に合わせて根本的な対策工事をしていくということと、それが若干時間が空きますので、できることについては対処というんですか、できることについては、できるだけはしていくということです。今手元に資料がないものですから、報告については、所管が上げていますので、また確認をしていただければというふうに思います。そこら辺についても、若干想定している排水能力を超えた雨が降ったというところで、抜本的にどうすればいいかということについては、現在所管の方で検討しているところでございます。

(記者)
加曽利貝塚の件で教えていただきたいんですが、市長として加曽利貝塚はどう位置づけられいらっしゃいますでしょうか。それは市がアイデンティティ施策の一環で、観光施策であったりとそれぞれあるとは思うんですが、あそこの加曽利貝塚をどういう位置づけで、今後どういうふうに活用していきたいかというのを教えてください。

(市長)
私からすると、加曽利貝塚は最も伸びしろのある文化遺産だというふうに思っています。やはり縄文というものそのものが持つ世界的な価値というのは極めて高いものがありますので、首都圏の中である種最も近い本格的な縄文遺跡が千葉市にあるわけですね。ですので、これから海外の方もお越しになるというときに、文化的なもので世界に通用するものとして何があるかというと、それはやはり加曽利貝塚というのは出てくるんのだと思います。
一方で今加曽利貝塚を見て十分におもしろいかというと、今いろんな取り組みをしてきていますが、まだまだだというふうに思っています。何よりまだ発掘もされていない、特別史跡も取れていない、それからバス等を含めた観光客の受け入れ体制としてのインフラとして不十分、そういったさまざまな課題がある状態ですから、それをこう改善していくことで、首都圏の方々なり海外の方々なり多くの方々が縄文時代というものに触れたいときに加曽利貝塚に来ると、そして体験をしていくということが十分にできる素地が私はあると思っていますし、それがしっかりと認知をされることで、千葉市の都市としての歴史的な歩みというものに対しても理解がされて、都市としての深みが出てくるだろうというふうに思っていますので、大変重要な場所であるコンテンツだというふうに思っています。
こんなに貝塚多いまちはそもそもないですからね。最も貝塚が多いまちでかつ、掘ったら貝がごろごろ出てくるまちで、貝塚と名のつく学校や地名など、貝塚づくしのまちですから、本来はもっと早くから貝塚のまちとして、縄文のまちとしてもう少し認知される取り組みがあってしかるべきだったぐらいだと思います。

(記者)
ちなみになんですが、数年以内にハード的な面で整備をされるような構想はありますでしょうか。

(市長)
まず一つは特別史跡を取るその流れの中で、今の現行の博物館が基本的に史跡の中にありますので、これは我々は史跡の中から外に出さなければいけないというふうに認識をしています。そして先ほど申し上げたとおり、多くの方が来る場所にしたいと思っていても、今多くの方々を受け入れるだけの状況にはありませんので、それが受け入れられるようなハード的な整備というのは、今すぐというわけにはいかないと思いますが、中長期的な目線ではやはり議論として必要になってくるというふうに思っています。

(記者)
発表とそれてしまうんですけれども、報道ベースでは年末ですとか年始に衆議院が解散するのではないかとも言われていますけれども、首相も国会で否定しているので、結局憶測にしかなってはいないんですが、仮に実現すると相当ハイペースでの総選挙が続くわけですが、それについてはお考えとかいかがでしょうか。

(市長)
こればかりは全て総理のご判断だと思いますけれども、おっしゃったとおり、この間かなりハイペースに選挙が続いていまして、かなり関係の方々の疲労もありますので、という感じですかね。これ以上は私も申し上げられないですけれども、もしそうなったら大変だなという感じはしています。

(記者)
関係というと、政治とか行政関係とかということですか。

(市長)
やはり行政関係ですね。当然ながら学校とかも全部その間は使えなくなりますし、そういった意味ではかなりのペースで、本当に大型選挙がずっとひっきりなしに続いているような状況ではあるなというふうに思います。こればかりは決めたら我々はしっかり遺漏なく、今度こそミスなくしっかりやるということでございます。

(記者)
ありがとうございます。

(司会)
よろしいですか。他にございますか。それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

(市長)
ありがとうございました。

 

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