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更新日:2019年8月27日

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質疑応答(令和元年8月1日)

日時 令和元年8月1日(木曜日)13時30分~14時00分
場所 本庁舎3階 第一会議室

 

質疑応答

(記者)
ナイトタイムエコノミーについて、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会まであと1年というタイミングになって、千葉市へたくさんの観光客が訪れると思いますが、特に海外から来る人に対して、千葉市の魅力をどう伝えて、どのように誘導していくか、どのような計画をお持ちでしょうか。

(市長)
非常に重要なご指摘だと思います。もともとナイトタイムエコノミーの推進が必要だという議論の中で、諸外国と比べて日本の夜が少し奥行きに欠けているのではないかというご指摘もありまして、来年の東京2020大会に向けて、国内外からお越しになった方々に、千葉市のまちを存分に楽しんでいただき、それによって経済波及効果も含めて拡大させていきたいという思いがあります。
そうした中で、例えば千葉公園の夜ハスなどの取組みや今回のこうしたナイトタイムエコノミー事業を着実に進めてきていますし、経済界も呼応してやろうという形で企画が出てきていますので、事業の成功を通して、いよいよ来年の2020年には、我々行政もそうですが、民間、もしくは地域からも、東京2020大会に合わせて夜を意識したイベントの促進を図っていきたいと考えていますので、2018年、2019年と着実に取組みは進んできているかと思います。

(記者)
昨年のナイトタイムエコノミーのイベント「宴タメ」では、個々のイベント内容は非常に高く評価されていると思いますが、参加人数が300人ぐらいしかいなかったとのことでした。
それは周知不足もあると思いますが、海外からこられた方に滞在日数が少ない中で、どのように効果的なPRをしていくのでしょうか。これは主催者が考えることなのかもしれませんが、千葉市としては、どのようにクローズアップしていくのでしょうか。

(市長)
外国の方々が留まれるようなものは、基本的には、日本人そのものが価値を見出しているケースが多いと私は思っていますので、まず一つは、千葉や日本の方々が、これはいいねと思っていただくようないいものをつくり上げていかなければいけないと思います。その上で、外国の方々が日本に期待するような文化的なもの、歴史的なものをそこに乗せていくという形になると思います。
前回の実証実験で、反省として出てきていることは、周知の問題です。また、いいものをつくってもそれらがまちににじみ出さなければ、なかなか理解はされにくいということや、既にある人の流れやイベントにうまく付け加えていくようなものが望ましいというような、いろいろな経験ができましたので、今回はそれらを踏まえたものが入ってきているという認識です。

(記者)
ナイトタイムエコノミーの補助金について、大体、予算はいくらで計上しているのでしょうか。

(市長)
予算は1,500万円を用意していますので、その枠内で支援事業を決定していくことになります。

(記者)
来年度は、今回の結果を受けて、実施するかどうかを決めるという形になるのでしょうか。

(市長)
そうですね。ナイトタイムエコノミーそのものを推進していくという考え方は変わりませんので、どういう制度的枠組みになるかは、現時点では申し上げられませんが、今後も同じような形で支援はしていきたいと考えています。

(記者)
発表の案件以外でよろしいでしょうか。IRに関してお伺いしますが、前回の記者会見の中で、集まった具体的な提案について市民に説明をする旨の発言をされたかと思いますが、これは、それぞれの提案について、フラットに市民に提示をしていくだけなのか、それとも個々の提案を提示するのでしょうか。また、IRを総括して市の評価を加えるということであれば、今後どの程度まで市としての評価に踏み込むおつもりでしょうか。

(市長)
提案募集をこれから行うということでありますので、提案の内容であったり、また個別にヒアリングをしていく中で、IR全体や、個々の提案についてどう考えるのか、これが決まってきた段階で、市民の皆様方にどのように説明していくかという流れになると思いますので、現時点でどのように具体的に説明するのか、内容はどうするのか、というところまで決めているわけではないです。

(記者)
そうすると、IRをこう考えるということについては、メリット、デメリットをただ単に併記するだけのものになるかもしれないし、市としてニュースの是非を一定程度示す可能性もないわけでもないということですが、今のところはそこまで踏み込めないということでしょうか。

(市長)
そうですね。はい。

(記者)
続けてですが、前回、IR誘致の判断のタイミングについて問われた際に、出遅れそうだといった考えで判断することはないとのご発言がありました。その一方で政策の決定については、タイミングが大変重要だと思いますが、仮に千葉市に対して、民間の業者から大きな経済効果が見込めて、かつ市民の不安も解消できるような素晴らしい提案が出された場合に、万が一タイミングを逸したとなってしまうと、市長のご判断に対する批判も出てしまうのではないかと思いますが、来年か今年の秋以降といわれる政府の基本方針の発表が一つの節目ではないかと思いますが、市長はどういうふうに見極めていくお考えでしょうか。

(市長)
当然、我々も事業を推進していく上では、国がこれから示していかれる時間軸について、我々も動向をしっかり見据えた上で判断していきたいと思います。

(記者)
最終的に市民の意見を参考にしたいとのことですが、どうやって民意を酌み取っていくお考えでしょうか。例えばパブリックコメントや、市が主体になってアンケートを実施するという方法もあると思いますが、今回の話に関しては賛否が割れる話題だと思います。市政運営について評価する市長選はまだ先ですので、例えば住民投票というようなことを条例で制定した上で、市長発議で市民に問うことなどのお考えはないでしょうか。

(市長)
まだ情報提供を受けていませんので、提案内容をもって、まず私たち自身が事業効果や、もしくはリスクヘッジができているかどうかを、個別ヒアリングの中で考えていきます。その上で市民の皆様に意見を聞くのに、どういったプロセスが市民全体の平均的な意見をしっかり酌み取れるかということだと思いますので、現時点でどういう形を想定しているかと言われると、これからになります。まずは提案を見て、私どもの中で議論したいと思います。

(記者)
この前、発表された動物公園でのamazonほしい物リストの公表について、第1弾が非常に好評でした。次は、第2弾ということで先日、発表されたかと思いますが、好評だったという反響についての受けとめはどのようにお考えでしょうか。

(市長)
寄附のスピード感が早く驚いています。寄附をこういう形で求めることや、寄附が来たことを含めて大変多くの反響がありましたので、想定していた新しい寄附のあり方であったり、もしくは目に見えるオーナーシップ感の醸成などに非常に効果が高かったことが我々も改めて理解できましたので、こういった事業をうまく使って動物公園の充実と、動物公園のファン層の拡大を私たちは進めていきたいなと思います。

(記者)
ナイトタイムエコノミーの関係ですが、6団体というのは市長として多い、少ないという感覚にしたら、どちらでしょうか。

(市長)
結構来たなと感じています。第1回目でありますので、十分な数かなと思っています。こういうものが続いていくことで、それから触発されて、また新しい企画がたくさん出てくればいいなと思っています。この事業の大事なことは、市の補助金がなければやっていけないということがずっと続くようでは意味がありませんので、しっかりとした収支計画を持たれて、また新しい事業に我々が支援できるような流れができてくることを望みたいと思っています。

(記者)
場所ですと、昭和の森があり、他には、中心市街地と千葉みなともありますが、これは想定された範囲でしょうか。幕張がないのかなという思いがありますが、場所的な感覚はいかがでしょうか。

(市長)
場所的には、比較的ばらけたかなという印象です。幕張は、今年、初めて冬に大規模なイルミネーションが行われますので、それがナイトタイムエコノミーとしてはかなり大きな事業だと思っています。それを含めれば、千葉市内では、幕張から海辺、千葉みなとや千葉の中心市街地から内陸部まで比較的バランスのいい事業が実施できるかと思っています。

(記者)
最初の質問にもありましたが、今後東京2020大会が始まったときに、幕張に来た海外の方をいかに千葉市に呼び込むかということが大きな課題になると思います。ナイトタイムエコノミーが直接リンクするかどうかはわかりませんが、市長として先手を打っていきたいというようなお考えはありますでしょうか。

(市長)
大事なことは、都市空間の使い方だと思います。千葉市の特徴はなんだろうかと考えたときに東京と比べると、余裕のある都市空間を持っていますので、こういった都市空間をぜいたくに使って、夜であったり、新しい楽しみ方をつくっていくことが、東京にはないやり方だと思っています。これからサマーソニックなども行われますが、千葉市で野外フェスが多く開催できても、東京ではひっくり返っても同じことはできないと思います。また、そうはいっても都心に近いところが一つの特徴だと思っていますので、都市空間をうまく使う企画や文化を私たちは醸成をしていきたいと思っています。

(記者)
少し気が早いかもしれませんが、今週末に花火大会があって、これからサマーソニックなどもある時期に、来年になると東京2020大会が重なります。千葉市としてイベントの時期をずらすことや、またあえて当てるという考え方もありますが、市長のお考えはいかがでしょうか。

(市長)
東京2020大会期間中に人が多く出るようなイベントを開催するには、警察のご理解を得ることがかなりハードルが高いという事実があります。サマーソニックもそうですし、千葉市の花火大会も含めて東京2020大会期間そのものに大規模イベントを行うことは、かなり難しくなってきています。その制約の中でどういうふうに東京2020大会に合わせて市内のイベントなり、回遊性をつくっていくかが問われていますし、あとは、東京2020大会で注目されることを受けて、東京2020大会前後の時期にどういうことをやっていくのか、このあたりが来年の工夫のしどころだと思っています。

(記者)
ドローンの活用推進事業ですが、自由提案部門というものがありまして、これからどういう自由な発想が民間から出てくるかを期待されていると思います。もう一方の課題提案部門では大規模雨水以外に、こういうことに活用できるのではないかという具体的なイメージがあればご教示ください。

(職員)
まずは、インフラ点検ということが非常に現実的だと思いますが、これ以外に新たな分野の開拓を検討したいところでありますので、自由提案を求めています。

(市長)
我々も想定していれば、まず市で実施しますので、その手があったかというような提案が来るとありがたいなと思っています。

(記者)
資料にある行政の効率化というのは、お金を余りかけないということとともに、今、働き方改革と言われていますが、そういうところを全般的にやりたいというお考えでしょうか。

(市長)
そうですね。我々としては、行政改革であり、生産性の効率化につながるようなものを期待したいと思っています。

(記者)
先ほどの東京2020大会の関係で、宿泊客の受入れについて、幕張エリアでの受入れはどのように想定されていますか。あのエリアで賄えるのでしょうか。
また、9月にレッドブル・エアレースがあって、民泊等の取組みもされていますが、今後の市の準備をお聞かせください。

(市長)
来年の東京2020大会に向けて、幕張も含めた千葉市内のホテルの部屋は、足りなくなるだろうと思っています。特に幕張の場合は、組織委員会や関係者の方々がある程度、ホテルを押さえていくので、実際に競技をご覧になる方々が泊まるのは、もっと広いエリアで宿泊をされると我々は見込んでいます。幕張以外の、例えば千葉駅周辺のホテルの需要も高まってくると思います。
さらに、今、進めているホームシェア的なものであったり、できる限り市内の宿泊を最大化したいと思っていますので、それに向けて今年はレッドブル・エアレースと、東京ゲームショーに合わせて、ホームシェアをしていただく人たちに多く手を挙げていただいて、その上で来年を迎えたいと思っています。
特にホームシェアに期待することは、単に泊まるだけではなくて、せっかく海外から来られている方々と市民のつながりが、少しでも2020年以降に残る形になればという思いも含めていますので、今後はこういったことを実施していきます。

(職員)
ほかにはご質問いかがでしょうか。
それでは、ご質問ないようですので、以上をもちまして、市長定例記者会見を終了とさせていただきます。

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