更新日:2020年6月23日

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会見録(令和2年5月19日)

日時 令和2年5月19日(火曜日)11時00分~11時12分
場所 本庁舎8階 正庁

 

冒頭発言

千葉市の「新型コロナ医療・介護応援寄附金」を設置と、市長等の給与の減額措置を実施についてです。
この間、医療関係者はもとより、介護の方が、新型コロナウイルスが感染拡大をしていく中で、それぞれ医療や介護の現場でご奮闘いただいております。そうした方々に対して、我々としても、なんらかの気持ちとして支援をしていきたいと言う考え方の中で、様々な善意も寄せられていることから、この「新型コロナ医療・介護応援寄附金」を創るものです。
この寄附金に対しては、市民の方、企業の方、そして市としても協力をし、そして今は職員からも寄附をしていこうという動きがあると聞いております。
私の場合は政治家のため、寄附行為ができませんので、こうした特別職の給与減額と言う形で、実質的にこうした部分に財源を充てられるようにするものです。この寄附金を活用しての医療機関、高齢者施設、障害者施設等に対する支援については、現在、詳細を詰めております。事業所単位で必要な支援をさせていただいた上で、それぞれの事業所の中で、従業者への手当の支給、家族への感染防止、仮眠等のための宿泊施設の利用、従業者への飲食等の提供、従事者の心と体のケアに要する経費、その他、職場環境を改善する経費に充当していただければと考えています。
次に、市長等の給与の減額措置についてですが、資料にありますとおり、対象は、市長及び両副市長になります。減額措置の内容は、7月分の給与の30パーセントを減額いたします。私は既に5パーセントを減額しておりまして、そこから更に30パーセントを減額しますので、実質の減額率は33.5パーセントとなります。この減額措置の影響額は、101万円ほどです。
今後の流れですが、第2回の千葉市議会定例会に、特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部改正議案を提出する予定です。また、議会の方でも議員報酬についてご検討されていると聞いております。こうした形で、特別職、職員、そして市としても、そして市民、企業、多くの方々のそうしたお気持ちを寄せていただいた上で、少しでも現場でご奮闘いただいている方々の支援になればと考えています。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
減額措置について、なぜ30パーセントなのでしょうか。
(市長)
根拠は難しいですね。私どもとすれば、安易に給与カットをすると言う事は、決して私は良いと思っていません。私自身は就任以来、総額1億円ほどの自身の給与をカットしてきましたが、これは、あくまで財政再建を進めていく中で、止むに止まれない状況の中でやるべきだと判断したものです。そう意味では、安易に給与カットをする立場ではありませんけれども、先ほど申し上げたとおり、職員の皆さんも寄附をしていこうという動きがあると言うことなので、寄附行為ができないからというわけにはいきませんので、我々としても率先して態度として示して行きたい。また、市内には、経営者や労働者の方、いずれも大変苦しい状況に置かれている方々がたくさんいらっしゃいますので、こうした方々のことも配慮した上で、これぐらいのカットは当然であろうと判断しました。
(記者)
この寄附金の使い道ですが、お金を渡しますか。
(市長)
そうです。私どもは既にこうした施設に対してはマスクや消毒液など様々な医療資材等については支援をしてきておりますけれども、それに加えてこうした寄附金メニューを活用して、わずかばかりでも資金面で支援してあげたいという考え方であります。
(記者)
具体的な使い道は、支援先に任せるということですか。
(市長)
そうですね。お任せしたいと思っています。新型コロナウイルスの感染患者の入院を受け入れていただいた医療機関に従事している方々には国から報酬の上乗せがあります。それから千葉県も先日知事が発表されましたけれども、入院を受け入れた病院に対する500,000円の支援があります。それ以外にも、例えば、千葉市であれば専門外来で検体を採取していただいた医療機関があります。介護施設や障害者施設、こうしたところもウイルスの感染に怯えながらも、しかしながら、こうした人たちを支援するために活動をしていただいておりましたので、そうした方々に広く支援をしていきたいと考えです。
(記者)
支援先はどのくらい想定していますか。
(職員)
医療施設が100程度、介護施設が1,800程度という状況です。
(記者)
休業している施設は含まず、開業している施設が対象ですか。
(市長)
はい。
(記者)
いつ頃から動き始めますか。
(市長)
これに関しては、第2回市議会定例会の議案になりますので、議会のご理解をいただいたうえで、できる限り早く行いたいと考えています。
(記者)
昨日、テナント支援協力金の拡充や出前利用促進キャンペーンの延長が発表されました。なぜ延長されたのか。現在の千葉市内の感染状況について、どのように捉えているか教えてください。
(市長)
緊急事態宣言の延長に伴って、大変多くの方の事業を営まれている方々からも厳しいと言う声をいただいております。そうしたお声の中でも、千葉県の休業要請に応じていただいている方々を応援していくべきだろうと考えまして、今回のテナント支援協力金に関して、2か月分、最大1,000,000円の支援をしようと考えたわけであります。
また、デリバリーについても、大変多くの方々に利用していただいております。UberEatsなどもようやくコンタクトできるようになって、出前利用促進キャンペーンの対象に入ると伺っておりますので、今月末までデリバリーの支援をしていくことが妥当だと考えました。ほかの業界に関しても、何が合理的に支援できるかという検討していまして、ある程度方向性が固まってくれば皆様にもお伝えしたいと思います。
市内の感染状況については、バングラデシュから帰国された方を中心に、クラスター的な感染が発生している事は大変残念ではありますけれども、私たちはこれまでも基準を示してきた通り、感染経路不明の患者の動向が重要であると考えています。最近の感染者は2名となっていますので、しっかりと多くの方々が行動を変容していただいて、その結果が感染経路不明の感染者の少ない状況につながっているのかなと思っています。
我々としては、これを維持していくように、市民の皆様と一緒に取り組んでいきたいと考えます。
(記者)
寄附金について確認ですが、事業所単位で一定の額を渡し、使い道に関しては事業所に任せるということですか。
(市長)
はい。
(記者)
金額はどのようになるのでしょうか。
(市長)
大変多くの施設になりますので、今どの程度の金額をお渡しできるかとなると、予算との兼ね合い、寄附の状況にもよります。寄附の状況や財源を踏まえた上で、最終的に金額を確定させたい。それほど先のことではないと思います。
(記者)
どのように市民からの寄附を募りますか。
(市長)
私たちは、特別定額給付金のお知らせの中で、寄附金メニューというものがありますとご案内しております。特別定額給付金の給付が決まった時から、市民の中からは、100,000円は必要ないので寄附はできないかというお声を何件も頂いておりましたので、これから100,000円の給付が本格化していく中で、市民の皆様方の中にそうしたお考えを持っている方がいらっしゃれば、その方々にしっかりと届くような形でこの寄附の呼びかけなどを行っていきたいと考えています。
(記者)
募金活動を考えているわけではないですか。
(市長)
募金活動そのものが外出することになりますので、我々としてしっかりと、特別定額給付金の案内の際や、ちば市政だよりやSNSなどの媒体を使って工夫していきたいと思います。
もちろん皆様方にもご協力いただければ大変ありがたいと思っています。
(職員)
他に質問はございませんでしょうか。
ご質問がないようなので、以上で市長記者会見を終了します。

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