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更新日:2021年5月7日

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動画とテキスト(令和3年4月19日)

動画

テキスト

冒頭発言

令和3年第1回千葉市議会臨時会に上程する議案について、お知らせします。
臨時会に提案する議案の件数は、全体で4件です。
内訳は、専決処分が2件、予算案が1件、一般議案が1件です。
初めに、条例案件等について説明します。
専決処分のうち、千葉市市税条例の一部改正について説明します。前年度から引き続き、令和2年度末で期限が切れるものを延長するものです。
軽自動車税の環境性能割に係る税率を1%軽減する特例措置を引き続き延長するものと、固定資産税と都市計画税について、課税の特例に関する経過措置を引き続き令和5年度まで延長するものです。
続きまして、一般議案についてです。
幕張新都心の廃棄物空気輸送システムが稼働開始から25年以上経っていまして、経年劣化等によりごみの輸送管が損傷していることから、復旧工事を実施する契約議案です。
このシステムは、導入事例が少ないシステムであり、ノウハウ等を十分熟知している事業者に施工していただく必要がありますので、JFEエンジニアリング株式会社に委託しようとするものです。
なお、この委託に要する経費は、千葉県との協定に基づき、千葉県が全額負担することになっています。
年度計画は、今回、議案を可決していただいた後に、現場調査に入り、システムの再稼働は令和4年5月を目指します。
続きまして、補正予算の案件について説明します。
令和3年度補正予算の専決処分の議案です。
補正予算の規模は、10億3,400万円です。
内容について一つ目は、低所得の子育て世帯の方への支援です。
こちらは国の制度に基づくものですが、ひとり親世帯に対して、児童1人当たり5万円を支給するものです。低所得のひとり親世帯になっていますが、児童扶養手当を受給されている方を中心に、直近の収入が児童扶養手当の受給水準まで減少した方も対象にするものです。児童扶養手当を受給されている方については、4月23日に振り込みを実施する予定で、準備を進めているところです。
収入が減少した世帯については、まだ国から基準が示されていませんので、国の基準が示された後に、申請に基づく形で支給していくというスケジュールです。
二つ目は、感染拡大防止対策です。
高齢者施設の従事者に対するPCR検査、高齢者施設等の新規入所者の方に対するPCR検査費用の助成、接待を伴う飲食店の従業員に対するPCR検査です。
いずれもクラスターの発生が高いとされ、リスクがあるところで生活又は従事されている方のPCR検査を行い、クラスターの発生を未然に防いでいこうという趣旨で実施するものです。
それぞれの内容は、資料のとおりですが、いずれも実施期間は4月から6月までとしています。7月以降は、感染状況を見ながら今後検討していくこととしています。
次に令和3年度4月補正予算についてです。こちらは今回の市議会臨時会に提出します補正予算案です。
補正予算の規模は、9億9,200万円です。
一つ目は、先ほどの専決処分では、低所得のひとり親世帯の方に対する給付金でしたが、今回は、ふたり親を含めて特別給付金を支給するという制度になっています。住民税非課税の子育て世帯についても、児童1人当たり5万円を支給するものです。
児童扶養手当の受給者、ひとり親の子育て世帯に対する特別給付金の受給資格を持っている世帯は除くことにしており、基準としては、住民税が非課税になっている世帯に対して支給をするものです。
支給時期は未定となっていますが、国の制度設計の詳細が来ていないためです。直近の所得情報である確定申告も4月で終わっていますので、それが判明後に申請により支給するものですが、まだ具体的な支給時期をお話しできる段階ではないということでご承知おきいただければと思います。
二つ目は事業継続支援です。
こちらの中小企業者支援一時金は、千葉市として独自の支援措置です。
令和3年1月に緊急事態宣言が発令されましたが、その期間内に売り上げが減少した中小企業者向けの支援として、一時支援金を支給するものです。
対象者は、中小企業者等として、NPO法人や個人事業主も含むものとしています。
支給要件は、市内に本店又は事業所がある方で、令和3年1月から3月までの任意の月の一月間の売り上げについて、国の一時支援金では50%以上減少した方となっていますが、本市では、それに至らない事業者の方の事業継続を支援するため、20%以上50%未満減少している方を対象にしています。また、1月から3月までの売り上げ減少額の合計が15万円以上あることも要件としています。こちらの考え方については、支給額は一律15万円を考えていますので、売り上げが15万円を超えて減少した方について支給していくことにしています。国や県の支援金の対象となった方は対象外で、国や県の支援措置に対象にならなかった方、50%以上の売り上げ減少がなくても事業の継続が非常に厳しくなっている方について、千葉市が独自に支援していきます。
支給時期は、できるだけ早くしていきたいと考えていますが、今回、補正予算を可決いただいた後、5月下旬から申請が始められるように準備していきたいと考えています。
三つめは、成人を祝う会の代替企画を実施したいと考えています。
今年1月の成人式は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止としましたが、成人式は人生で一度の晴れ舞台であり、小学校、中学時代の友人と再会できる貴重な機会であるということも踏まえまして、改めて市として新しい門出をお祝いするとともに、大人としての自覚を促すという機会でもあることから、10月中旬から11月の間の1日間で実施できないかと考えています。
場所は未定ですが、感染状況を見極めた上で実施していきたいと考えています。
新型コロナウイルス感染症の影響が収まってくれば、できるだけ社会活動を通常ベースに戻していきたいと考えています。感染状況を見極めた上で社会活動、市民活動を元に戻していきたいと考えていますので、そういう状況になった場合に開催するものです。
発表事項は以上ですが、私からお知らせが3点あります。
1点目は、緑区役所におくやみコーナーを開設することについてです。
死亡に伴い必要となる手続きが多岐にわたりまして、様々な問合せを市役所でも受けている状況です。御遺族の負担軽減を図ることと、その手続きを支援していきたいということで、ワンストップで受け付けが可能なおくやみコーナーを、5月20日から緑区役所内にモデル的に開設します。
緑区は区役所と保健福祉センターが離れていまして、窓口の移動に時間を要しているということもあり、緑区においてモデル的に開設することにしました。今回のモデル実施を検証しまして、ほかの区役所へ拡大することも検討していきます。
おくやみコーナーでは、原則とて電話での予約制で受け付けを行い、受け付けを行う際に、予約された方からあらかじめ亡くなった方の情報を伺い、その情報を基にそれぞれの手続きの作成支援を行うものです。
また、相続や市役所以外に必要となる手続きの案内などの相談についても受け付けていきたいと考えています。これによって、御遺族が手続きごとに窓口を利用する負担や、申請書に同じ内容を何度も記載する手間を軽減していくことができるのではないかと考えています。
予約については、亡くなった方の住所が緑区の場合に利用可能としており、5月13日から予約を開始します。
2点目は、千葉市民の食習慣の改善に向けた連携に関する協定の締結です。
千葉市の食塩の摂取量は、直近のデータとして、平成23年と平成28年の調査では1日当たり11.1gと横ばいで、国の平均9.9gを上回っている現状です。
千葉市では、健康増進計画である「健やか未来都市ちばプラン」において、五つの重点項目の一つに食塩摂取量の減少を掲げているところです。今回、食塩摂取量の減少の取り組みを、CGFJapan-CHL減塩分科会という企業の連合体があり、そのメンバーであるイオン株式会社、味の素株式会社、キッコーマン食品株式会社、国分グループ本社株式会社の方々と共同で取り組むこととしまして、千葉市民の食習慣の改善に向けた連携に関する協定を締結します。
具体的な取り組みは三つあります。
一つ目は、4月23日から来年3月末まで、イオンマリンピア店に常設の減塩商品コーナーを設置します。売場ではPOPや動画などで減塩のポイントやコツを紹介することにしています。
二つ目は、減塩レシピの共同開発です。千葉市と先ほどご紹介申し上げました4社の管理栄養士が共同で、香りやうまみを生かした、旬の食材を利用したレシピを開発して、先ほどの商品コーナーにリーフレットを配布することや、千葉市のホームページでも発信していくことにしています。季節に合わせてレシピを順次追加していきますが、今回、春のレシピとして、大葉や長ネギの香りを生かしたメカジキの春巻き、旬の春キャベツとアサリの素材の味わいを重視してニンニクで香りを足した春キャベツとアサリのガーリック炒めなど5種類を用意します。
三つ目は、期間中、イオンマリンピア店の催事スペースにおいて、健康相談や減塩に関する意識調査等も数回実施します。
この会見が終わった後、14時30分から締結式を実施しますので、ぜひ取材していただき、PRにご協力いただければと思います。
3点目は、障害者手帳アプリのミライロIDでの障害者割引の適用開始についてです。
本日4月19日から市内の公共施設で障害者割引を受ける際に障害者手帳アプリのミライロIDが使えるようになりました。ミライロIDとは、株式会社ミライロが提供するアプリで、利用を希望された方が、ご自身がお持ちの障害者手帳をスマートフォンのアプリに登録することができるものです。登録の画面を公共施設などでお見せいただくことによって障害者割引を受けることができるというものです。
鉄道会社では利用が今月から大幅に広がっているもので、千葉都市モノレールやJRでも同様の利用がなされているというものです。
このアプリを利用していただくことで、障害者割引の際に改めてかばんから手帳を取り出す手間が省けますので、障害がある方の利便性向上が期待できるものです。
なお、今回のミライロIDを利用しなくても障害者手帳の提示により、これまでどおり、障害者割引を受けることができますので、その点、申し添えておきます。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
補正予算の事業継続支援に関して、千葉市で独自に支援の対象の幅を広げた狙いを教えてください。また今後、どういった分野で経済的な影響が長期化するとみているか、教えていただけますか。
(市長)
今回、国と千葉県の制度を補完するような形で事業継続支援のため、一時支援金の制度を提案するものですが、国の制度は50%以上の減収になっており、県は基本的には飲食店が対象ということです。
担当部署や私も様々な事業者の方からお話を伺いますと、例えばクリーニング業の方からは、50%減まではいっていないが、売り上げが3割、4割減で非常に事業継続が厳しいとのお話がありました。50%減というのも業種によっては非常にハードルが高い水準であって、事業継続を考えると3割、4割であっても通常の事業継続が難しいという話を伺いました。
今回、20%以上減少している事業者を対象に、コロナ禍で影響を受けている事業者、基本的には業種は問わないと考えていますが、国と千葉県の制度を補完する形で支援金を支給する制度を設けたいというものです。
(記者)
成人を祝う会について、代替企画とありますが、具体的には、いわゆる普通の成人式とは違う別の企画ということになるのでしょうか。
(市長)
従来1月に行っています成人式と、市が主催するという形では同じですが、少し時間を短縮して行うと考えています。趣旨や内容については、基本的には従来を踏襲しながら行いたいということを考えています。
(記者)
成人式の代替企画は実施日が10月中旬から11月とありますが、これはいわゆる感染が落ち着く頃合いを見た時期という考えでよろしいでしょうか。
(市長)
開催する頃には落ち着いていることが前提になっていなければいけないと考えています。
(記者)
成人を祝う会について、今までの内容を踏襲してとおっしゃっていましたが、せっかくやるので、何か売りのような目玉企画はあるのでしょうか。
(市長)
内容についてこれから考えていきます。先ほど時間を短縮するとは申し上げましたが、今回対象にしている方々にとっては1回限りのものですので、きちんと思い出に残るような形で考えていきたいと思っています。
ただ、会場の関係もありますので一堂に会することは、難しいのかと思っています。入替え制など、工夫をしながら、企画案については新成人の方が参加して、実際に運営についても携わっていただくような形のことも考えています。これは従来の1月に行っているものと同様ですが、毎年行っているものを同様に行って、思い出に残るものにできればというように考えています。
(記者)
千葉県のまん延防止等重点措置の対象から外れたとは思いますが、その後、千葉市では、民間会社のクラスターもあり、また、クラスターがない日でも30人超えるような感染の日があったと思います。今の感染状況をどう見ていらっしゃいますか。
(市長)
重点措置が決定された段階での千葉市の感染状況については、特定のクラスターにおける感染者数の割合が高くなっていまして、市中感染した方については少なかったものですから、例えば県内の浦安市や船橋市での状況とは異なるということで、重点措置区域外となったことについては、同じ考え方を持っていました。
先週末ですが、若干、感染者が増加しておりまして、特定のクラスターの発生が大きな要因ではありますが、都内に出勤されている方の感染が徐々に増えてきた印象は持っています。今週は緊急事態宣言が解除されてから3週間目にあたりまして、大阪の状況を見てみますと、3週目以降、感染者数が大きく増えたというようなこともありますので、今後の状況をしっかりと注意深く見まして、医療の提供体制など総合的に判断をして、必要な場合には千葉県に千葉市としての意見を伝えていきたいと考えています。
医療の状況ですが、入院が必要な方の数は少ない状況であり、医療機関は非常に逼迫している状況ではないと理解していますので、まだ現時点では、重点措置の適用をしなければいけない段階ではないと考えているところです。
ただ、繰り返しになりますが、今週の状況を踏まえて、必要があれば千葉県に千葉市の意見をしっかりとお伝えしていくことにしています。
(記者)
変異型ウイルスについて、千葉県の発表では特定の自治体をはっきり言わない形で発表していますが、県内の自治体では見直すべきという趣旨の発言がありますが、現時点での市長のお考えをお聞かせいただけますか。
(市長)
今の私の考え方ですが、市単位で変異株の発生者を公表することについては、自分の市が少なかったから大丈夫じゃないかなど、誤解を与えかねるのではないかと思っています。変異株であったとしても従来株であったとしても、感染対策はとにかく徹底して行っていただきたいということは変わりがないと思っています。
変異株がこれから増えてきたり、特定の市において変異株が大きく増えるようなことになってくれば、今、申し上げたことの前提が違ってくるのかもしれませんが、現時点においては、感染対策に対して、徹底的にやっていただきたいということは、従来株でも変異株でも変わりはありませんので、変異株を市ごとに発表することについては、今のところは特段、必要性が薄いと考えています。ただ、今後を見ながら、発表の方法については検討していかなければいけないと思っています。
(記者)
千葉市は千葉県のまん延防止等重点措置から外れましたが、一方で東京都では緊急事態宣言の要請の検討も始まっていると思います。そうなると1都3県でという流れも出てくるかと思いますが、千葉県で決めることであるとは思いますが、千葉市の考えを教えてください。
また、高齢者で施設に入っていない方のワクチン接種の予約が始まりますが、現状で問合せが増えていたり、トラブルなどはないのか、教えていただければと思います。
(市長)
緊急事態宣言の適用について、今、千葉市で具体的に検討している状況ではありませんので、先ほど申し上げましたが、今週の感染者数の動向を注意深く見て、必要な措置を取るということを千葉市としてやっていきたいと考えています。
また、ワクチン接種については、先週、接種券を65歳以上の市民の方にお送りしまして、今週の火曜日ぐらいまでにはお手元に届くのではないかと考えています。
土日も含めて問合せをコールセンターにいただいており、市民の皆様の関心の高さを感じているところです。どこで接種ができるのか、いつから接種ができるのかなどの問合せが来ていますが、市民の皆様の疑問にしっかりとお答えしていく体制をつくっていくことが大切ではないかと考えています。
(記者)
成人を祝う会の代替企画ですが、開催時期が10月中旬から11月とすると、来年1月も近くなりますが、翌年はどのようなお考えなのか、教えてください。
(市長)
現時点では、実施を前提に準備していくということになります。
感染状況を見極めた上で開催の可否を決定していかなければなりませんが、実施を前提に準備しまして、感染状況を踏まえて、しかるべきときに実際に実施するかを決めていくことになります。
(記者)
千葉市民の食習慣の改善に向けた連携に関する協定の締結について、市長は、趣味で料理もされるので、今回、減塩ということでレシピも発表されるようですが、ご自身で料理をする上で特に気をつけていらっしゃることがあれば、教えてください。
(市長)
料理の話は、協定式で申し上げようと思っていますが、料理をする上で塩分は気をつけていかなければいけないものです。
私は料理を作るときに、これは料理教室で教えていただいたのですが、しっかり量るということかと思っています。
今回もいろいろなレシピが提供されるものですから、それを見て自分も作ってみたいと思っています。
(記者)
障害者手帳アプリのミライロIDについて、このような取り組みを進めている自治体は、県内には、ほかにもあるのでしょうか。
(職員)
佐倉市が4月12日から始めています。
(職員)
ほかに質問はいかがでしょうか。
それでは、質問がないようなので、以上をもちまして、記者会見を終了します。

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