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更新日:2021年11月5日

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動画とテキスト(令和3年9月2日)

動画

テキスト

冒頭発言

本日の午前中に議会運営委員会が開催されまして、令和3年第3回定例会の運営が決まりました。今回の市議会定例会に提案する議案についてお知らせします。
件数は、全体で33件です。
内訳は専決処分が1件、予算案が3件、条例案が5件、一般議案が5件、決算関連議案が1件、決算の認定が18件です。
はじめに、条例案件の中から、主なものについて説明しますので、資料1をご覧ください。資料1の3ページをお願いします。
千葉市客引き行為等の防止に関する条例の制定についてです。
千葉市内の繁華街での客引き行為につきましては、様々なご批判をいただいておりましたが、今回、条例を制定しまして、客引き行為を禁止することとしました。
内容ですが、客引き行為とは、客引き行為、勧誘行為として、相手を特定して立ち塞がったり、追随したり、呼びかける行為と定義しています。また、客待ち行為、勧誘待ち行為については、先ほどの客引き行為と勧誘行為をする目的で、相手方となるべき者を待つ行為、これを客引き行為等としました。
市の責務としまして、市民や事業者等の意識の啓発を図ることや、客引き行為等の防止施策の推進のために、千葉県警察等の関係機関や地域団体と連携を図って、施策を進めていくことを規定します。
事業者等の責務としては、客引き行為を行ったり、行わせたりすることのないよう努めることとします。
また、客引き行為等禁止区域を指定することにして、中央区富士見地区と海浜幕張駅周辺を想定しています。
本条例では、罰金を規定しており、禁止区域の中で違反行為をした者に対しては、まず勧告を行い、勧告に従わない者に対しては、命令することにしまして、この命令違反があった場合には公表し、過料を科すものであります。過料の額につきましては、5万円以下としています。
施行期日は公布日としていますが、客引き行為の禁止区域内の中での勧告、命令、公表及び過料の規定については、令和4年4月1日からとしています。
続きまして、4ページをご覧ください。
千葉市科学館設置管理条例の一部改正です。
今回、科学館のリニューアル工事に伴い、リニューアル後の料金の上限を設けるものです。個人と団体でそれぞれ改定後の欄のとおりに料金を改定させていただきたいと思います。金額については引上げになりますが、科学館の内容のリニューアルを行いますので、市民の方にはご理解いただきたいと思います。
続きまして一般議案について、5ページです。
公有水面の埋立てに関して、千葉港の再開発事業が始まります。この事業で現在の公有水面が一部埋め立てられますので、それに関して、異議のない旨を回答するものです。
次に、工事請負契約ですが、これまで保健所の施設に入っていました環境保健研究所につきましては、新規に建設することとして予算を取っていますが、今回、契約先が決まりましたので、契約議案として提出するものです。契約金額につきましては24億3,400万円余りです。
続きまして、6ページです。
製造委託契約についてですが、先ほど申し上げた千葉市科学館の展示リニューアル工事に関する委託契約です。こちらも委託先が決まりましたので、契約議案として承認を求めるものです。金額は3億4,100万円です。
次に訴えの提起です。
教員によるわいせつ行為の事案があり、被害児童5名に対して、市と被告が連帯して損害賠償金を払いましたが、元教諭である被告に対して支払いを求める訴えを提起するものです。
主な条例議案と一般議案については以上です。
続きまして、補正予算案です。
資料2-1は、これまで行っています新型コロナウイルス感染症への対応に係る専決処分につきまして、承認を求めるものです。内容につきましては、すでにご説明していますので、ご覧いただければと思います。
続きまして、資料2-2です。
9月の定例会で提案する補正予算に関するものです。
2ページ目をご覧ください。
新型コロナウイルス感染症対策関連ですが、総額は約10億円です。
1点目は、インフルエンザ予防接種の経費を助成するものです。
65歳以上の市民の方につきましては助成していますが、今回は昨年に続きまして、生後6カ月から65歳未満の市民の方につきましても、同様に助成を行うというものです。
インフルエンザにつきましては、昨年度は流行がありませんでしたが、今年度につきましては、RSウイルスが爆発的に流行していることもあり、流行が懸念されています。これ以上、医療現場がひっ迫することは避けたいと考えており、市民の方に対するインフルエンザの予防接種について費用を助成するものです。
2点目は、介護施設等の家族面会室整備支援です。
介護施設が行う家族面会室の整備について、経費を助成するものです。補助率は10分の10で予算を組んでいます。
3点目は、住居確保給付金です。
離職等により住居を失うおそれのある者に対する家賃相当額の支援について、申請される方の数が増えていますので、この経費を追加するものです。
3ページに移って、4点目は、高齢者施設等PCR検査です。
千葉市では、高齢者施設の従事者と接待を伴う飲食店の従業員に対してPCR検査を行ってきました。政府の基本的対処方針の中でも、引き続き高齢者施設や障害者施設等については、従事者の方と新規入所の方にPCR検査を定期的に行うことが望ましいとされており、この期間を10月から12月まで延長するものです。
接待を伴う飲食店の従業員に対するPCR検査につきましても、令和4年3月まで延長するものです。
4ページに移って、5点目は中学校等の修学旅行キャンセル料の負担です。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、市内の中学校等で延期し、キャンセル料が発生していますが、このキャンセル料金を負担しようというものです。
次に病院事業です。
幕張新都心の若葉地区において海浜病院に代わる新病院の整備を進めていますが、基本構想、基本計画がまとまりましたので、次の段階として実施設計を行っていきたいというものです。実施設計に要する経費として、今年度は5,000万円を計上します。
次にその他ですが、繁華街の客引き対策については、条例議案の中にもありましたが、新しく客引き行為の防止に関する条例を制定したいと考えています。4月1日からは禁止地域の中で罰則も施行していきたいと思っており、それまでの間の周知や啓発を行うための経費を計上しています。対象区域は、客引き行為禁止を予定している中央区富士見地区、海浜幕張駅周辺とします。
続きまして5ページをご覧ください。
マイナポータルを活用した検診結果の閲覧・情報連携です。
がん検診等の検診結果について、マイナポータルで閲覧可能とするためのシステム改修を行うものです。令和4年6月を目途に閲覧を可能にしていきたいと思っており、システム改修に必要な経費を計上しています。
次に介護保険の経費につきましては、例年行っているものであり、記載のとおりです。
6ページ以降は資料ですので、ご覧いただければと思います。
補正予算案につきましては以上です。
次に、お知らせ事項が2件あります。
1点目は、ワクチン接種に関するものですが、集団接種会場であるイコアス千城台の予約枠の拡充です。
千葉市では、集団接種会場において、これまで日中に仕事している働く世代の方への夜間接種を新たに始めることにしているほか、妊婦の方や、妊婦と同居する配偶者またはパートナーへの優先接種を始めるなど、ワクチン供給量に応じた調整を行い、接種体制を構築してきました。
このたび、医師や看護師の確保の見通しがつきましたので、集団接種会場のイコアス千城台において、現在行っている木曜日から日曜日の接種に加え、新たに月曜日から水曜日にも集団接種を行うこととしました。
基礎疾患を有する方につきましては、依然、予約が取れないというご意見を多数いただいていますので、改めて優先予約の期間を設定しますので、併せてお知らせします。
今回拡充する予約枠は、1日当たり480枠であり、合わせて4,320人分です。
期間につきましては、9月13日から10月20日までの月曜日から水曜日までとします。
予約枠拡充分に関する予約の開始日時ですが、基礎疾患を有する方の優先予約期間として、9月3日の8時30分からコールセンターのみで行わせていただきます。基礎疾患を有するということをお伝えいただいた上で、予約していただきたいと考えています。
言葉や耳が不自由な方につきましては、これまで同様、FAXやメールで受付を開始します。
それ以外の方につきましては、9月10日の8時30分から、ワクチン予約サイトも含めて予約を開始します。
使用するワクチンにつきましては、ファイザー社製のものを使用します。
ワクチン接種の予約枠の拡充につきましては以上です。
お知らせ事項の2点目は、宿泊療養施設での酸素ステーションの設置についてです。
新型コロナウイルス感染症の患者の方が救急搬送を要請した場合、救急隊で緊急性が高くないと判断された方のうち、そのまま自宅療養を続けることが難しいと思われる方について、一時的に宿泊療養施設に収容して、酸素の投与を行い、その後の入院調整等につなげていくための酸素ステーションを設置することとしました。
設置する施設は、バーディーホテル千葉です。
9月7日の火曜日から開始予定とします。
受入可能人数は、同時受入で4名程度を予定しており、受入対象の方については、救急隊が不搬送とした自宅療養中の方で、酸素投与等の措置が必要な患者の方とさせていただきます。
体制は、看護師が24時間、日中と夜間の2人体制で常駐することとします。
軽症等の方が一時的に待機していただいて、酸素ステーションで応急措置をしながら、その後の入院調整につなげていきたいと考えています。
現在、千葉市では自宅療養者の方が2800人程度いらっしゃいます。その方々向けの支援につきましては、パルスオキシメーターの貸与や、保健師による電話での健康観察、生活支援として食材セットの提供を行っていますが、今後も千葉市医師会と協力しまして、臨床が必要な方については、医師による電話診療やオンライン診療を行います。
また、千葉市薬剤師会とも協力しまして、処方薬剤の配達を行う仕組みを構築していきます。
宿泊療養施設を増設するための補正予算を9月の市議会定例会に追加で提案する予定ですので、併せてお知らせさせていただきます。
次に、もう一つお知らせがあります。
市内の中学校におきまして、教員の陽性が判明した件について、保健所の調査による濃厚接触者ではありませんが、生徒127名、教員25名につきまして拡大してPCR検査を行っておりまして、先ほど結果を伺いましたので、お知らせします。
一昨日、教員6名の陽性を発表していましたが、新たに教員2名と生徒2名の陽性が確認されました。
教員2名については、東京2020パラリンピック競技大会の学校連携観戦プログラムの引率は行っておりません。
教員2名の感染経路につきましては、保健所が調査を行いまして、中学校内でのクラスターとされるということです。
また、生徒2名につきましては、どの教育活動に参加していたかにつきましては、保護者の意向を踏まえまして申し上げることは差し控えさせていただきますが、保健所による感染経路の調査によると、どの教育活動時の感染であるかについて確定できない状況とのことでした。学習相談であったのか、競技観戦であったのか、またそれ以外の学校活動であったのか、感染経路は特定できないということでした。例えば家庭内などの校外での感染は考えにくいということでした。その上で、学校教育活動の中での感染の可能性があるとして、すでに公表している中学校でのクラスターの数に加えるという調査結果と伺っています。
生徒本人、そして保護者の方に、学校教育活動の中で、陽性反応に至ったということで、ご不安、ご心配をおかけしたことを改めてお詫びを申し上げます。一日も早く回復していただくことを祈念しております。
私からの発表は以上です。

質疑応答

(記者)
中学校のクラスターの件ですが、新たに陽性が確認された方を含めて、合計何人になったのでしょうか。
(市長)
10人です。数の公表につきましては、毎日、公表している資料とあわせて、本日この後、資料提供します。
(記者)
生徒2人の行動については、学校連携観戦プログラムで競技観戦に行っていたかどうかも含めて、公表はしないということでしょうか。
(市長)
はい。保護者のご意向を尊重しまして、どの教育活動に参加したかについては、公表を差し控えさせていただくことにしています。
(記者)
酸素ステーションの設置について、改めて目的をお聞かせください。
(市長)
例えば1カ月前であれば、入院による治療が受けられていた方もいらっしゃいますが、現在では、重症の病状が進んだ方が入院する状況になっており、自宅で療養されている方がいらっしゃいます。血液中の酸素飽和度が下がって苦しい状態の方もいらっしゃいますので、そうした方々に酸素投与して、入院調整の間、待機していただくということです。
どうしてもご自宅で療養をされる中で状況が悪化してきますと、不安になることもありますので、酸素ステーションを新たに設けて、看護師が確認をしながら入院調整に備えて待機していただく場所を設けたということです。
(記者)
補正予算の専決処分の中で、自宅療養者の健康観察センターを令和3年8月から運営するということで予算を取られていますが、準備状況を教えてください。
(市長)
予算は確保していますが、看護師の確保が難航しており、今は最終調整を進めているところです。まだ稼働はしておりません。
一日でも早く開設して、保健所業務が円滑に進むようにしていきたいと思います。
(記者)
人材確保が難しい時期だとは思いますが、健康観察センターは希望として、何人規模の体制を想定いるのでしょうか。
(市長)
看護師を10人は確保していきたいと思っていますが、今まさに陽性者を受け入れていただいている病院や、ワクチン接種、同種の観察センターの運営など、医療関係者の確保が全般的に厳しくなっている状況です。まとまった人数の医療関係者を確保することが極めて難しい状況になっていますが、自宅療養者の数が増えていますので、一日も早く人材の手当てをしまして、稼働に向けて取り組んでいきたいと考えています。
(記者)
発表事項ではありませんが、今日の千葉県知事会見でも話題に出ていた音楽イベントのスーパーソニックについて、千葉市で中止の申し入れをされているということでしたが、理由と経緯について教えてください。
(市長)
現在、新規の陽性者数がかつてないほど増加しており、重症者数も大幅に増え、病床が非常にひっ迫しています。また、自宅療養者の増加など保健所業務に大きな負荷がかかっている状況にありますので、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく範囲内での開催を想定されているとはいうものの、県外からの人の流れを極力、抑制していただきたいということと、感染リスクを抑えていただきたいということで、スーパーソニックの主催者との対話をしてきました。
その中で、千葉市からは延期を求めているところです。
8月30日にも会議を行っており、9月1日付けで文書をもって改めて延期の要請をさせていただきました。
また、受け入れていただけない場合には、後援の取り消しを予定しています。
ただ、ご承知だと思いますが、特別措置法に基づく基本的方針の中で、音楽フェスなどのイベントなどが有観客で行われることについては、観客数に制限はあるものの開催は認められています。スーパーソニックの主催者についても、その範囲内で、かつ、感染対策を徹底して行うという姿勢は分かりますが、感染状況が悪化している中で、さらに感染リスクを上げる可能性があるものは、なかなか厳しく、感染リスクを最小限にしていきたいということで、延期の申し入れを行っています。
一方、千葉市は施設設置者でありますので、施設を貸すことを拒否すればいいのではないかというご意見をいただきますが、マリンスタジアムの使用を認めないことになりますと、もともと音楽フェス自体は、特別措置法で開催が認められています。1年前から会場予約もしていますので、千葉市が中止を求めた場合に、経済的補償を求められる可能性がありまして、おそらく非常に高額になると思われます。数億円単位になってくると考えています。市税を使ってそこまですることについて、市民の理解を得られないと思っていますので、自主的な延期をお願いしているところです。
会場所在市だけで出来ることと言えば、補償金を支払う以外には強制できないのが今の仕組みです。開催される場合は、次善の策として、可能な限り観客数を抑制することや感染症対策の徹底を求めて、少しでもリスクを低減していくお願いをしていくことになろうかと思っています。
(記者)
ワクチン接種の予約枠の拡充ですが、これからも続けていかれるのでしょうか。
(市長)
ワクチン接種の予約枠の拡充につきましては、場所とワクチンと接種をいただける医師と看護師の確保が必要であります。
千葉市としては、確保され次第、予約枠を市民の方に公表することを続けてまいりました。今後も可能な範囲で検討していきたいと考えています。
9月に入ってから国からのワクチン供給量が増えていますので、10月中には希望される市民の方について、1回目の接種が完了できる接種計画を持っており、集団接種の枠を新たに設けることができる状況であれば、また拡充していきたいと思っています。また個別接種の枠についても拡充していますので、9月7日以降、予約を開始することにしていますので、大部分の予約については取っていただけるのではないかと考えています。
(記者)
以前、希望する方のワクチン接種は11月中には完了する見通しだということでしたが、変更されるということでしょうか。
(市長)
今、申し上げたのは、ワクチン接種の1回目です。2回目につきましては、11月中旬から下旬で、それは変わっていません。
(記者)
早まるということも特にないでしょうか。
(市長)
1週間当たりの接種回数が増えてきており、当初の計画よりは早まっている部分がありますが、基本的には計画どおり進んでいくのではないかと考えています。
(記者)
酸素ステーションや健康観察センターの設置についてですが、医療従事者の確保は非常に難しい状況ということでしょうか。
(市長)
そうですね。
(記者)
全然足りないということなのでしょうか。
(市長)
資格をお持ちの方はいらっしゃると思いますが、すでに医療現場で従事されていて、一旦休職されている方もいらっしゃいまして、非常に厳しい職場環境だと思いますので、応じていただける方については、こちらからも様々なルートでお願いしていますが、十分な人数の方に手を挙げていただける状況にはないという現状です。
(記者)
スーパーソニックの件ですが、市と主催者との話し合いや経緯について、日時等も含めてもう少し詳しく教えてください。
(市長)
1年前から予約が入っており、令和2年の夏頃に今回の9月中旬の予約が入っています。マリンスタジアムを借りることは、通常その時期になりまして、去年、開催できなかったサマーソニックの振り替えとして、今年の9月に予定されるものと承知しています。
担当ベースでは、どういった考え方で、どういった内容のものを行うかといったことについて意見交換をしてきたと考えていますが、今回、感染状況が非常に厳しい状況になってきて、病床や保健所の業務がひっ迫している中、県外からの人流抑制を行っていかなければいけない状況や感染リスクを最小限に抑えていかなければいけない状況の中で、9月1日付の通知で延期をお願いしたということです。
8月中にも何度か担当ベースで話し合いはしていると承知しています。
(記者)
8月中に何度か話し合いがあったということは、愛知県のイベントの件が明らかになる前からということでしょうか。
(市長)
愛知県のイベントがあってというわけではなく、比較的大きなイベントですので、感染状況に合わせて、どのような対策が行われるのかについて、担当ベースで話し合いはもちろん持っていました。
感染状況が厳しくなる状況の中で、我々として、9月1日付けで正式に延期を要請したということです。
(記者)
もともと感染対策についての話し合いで、延期という話が出たのは、8月30日からということでしょうか。
(市長)
延期についても、感染状況がひっ迫する中では、そういうことも考えられるという考え方は伝えていました。
(記者)
それははっきりと延期してくださいというものではなく、延期できるものなら延期してほしいという意味でしょうか。
(市長)
我々には、中止や延期をする権限はありませんので、基本的には市としての要請ベースにならざるを得ません。そういった形で、社会情勢や感染状況を見ながら、市の考え方を伝えてきたところです。
(記者)
今回のスーパーソニックというイベントは、市長の中で愛知県のイベントと比べて、どのような評価をしていらっしゃいますか。
(市長)
愛知県のイベントの詳細については、つぶさに承知はしていませんが、今回のスーパーソニックの主催者につきましては、サマーソニックでの開催実績がありまして、十分な感染対策をしていただける姿勢は十分持っていただいているとは思っています。
ただ、これだけの感染が拡大しており、保健所の業務が非常にひっ迫している中で、大勢の方が県外からお越しになるイベントですので、こういったイベントについては、厳しい感染状況の中では延期をしていただけないかというお願いをさせていただいたものです。
(記者)
市としては、サマーソニック開催時からの付き合いがあるとのことでしたが、主催者は話し合いができる相手、また信頼に足る相手として、評価していらっしゃいますか。
(市長)
そこは一定の評価をしています。
(記者)
引き続きスーパーソニックの話ですが、2点あります。
一つ目は、今年の5月のゴールデンウィークにも千葉市で音楽フェスが行われたと思いますが、そのときと状況が違っていると捉えていらっしゃるのか、教えてください。
(市長)
ご指摘のとおりです。そのときの状況とは、大きく変わっていると考えています。
(記者)
具体的に、どのあたりが変わっているとお考えでしょうか。
(市長)
新規陽性者数、病床使用率、保健所の業務の状況を踏まえまして、今の状況で県外から例えば1日1万人の方がお越しになるイベントについては延期していただきたいと考えています。5月はそういう状況にはなかったと思っています。
(記者)
二つ目は新型インフルエンザ等対策特別措置法の中で、販売済みのチケットに関しては入場が許されるという話があると思いますが、例えば緊急事態宣言が延期になった場合、実際は5,000人以下という決まりはあるものの、それ以上の人数が入る可能性があるということだと思います。この仕組みについては、市長はどうお考えでしょうか。
(市長)
新型インフルエンザ等対策特別措置法の下では、緊急事態宣言下であったとしても、一定の人数で有観客のイベントを行うことはできます。事前にチケットを販売されていれば、その分が上乗せされるということがありますが、緊急事態宣言といっても、今の感染状況が明らかに厳しくなっていますので、これまで決めた基準がこのまま適用されることは、今の状況には沿いませんし、市民感情としてもなかなか理解することが難しいのではないかと思っています。
(記者)
スーパーソニックの件で2点の伺いします。
先ほど、延期を先方が受け入れられない場合は、後援の取り消しを予定しているといったご発言がありましたが、もう少し詳しく教えてください。
(市長)
これまでサマーソニック等につきましては、文化事業として捉えまして、文化政策の推進に寄与すると認められるしっかりとした取り組みということで、開催を応援するという意味で後援をしてまいりました。
昨年、予約を取っていただいた段階で、同様に後援をしていますが、今回の感染状況の中で延期を要請しており、延期に応じていただけずに開催する場合には、後援については、取り消しさせていただきたいという考え方を持っていることを、主催者にはお知らせしています。
(記者)
来年以降の後援を取り消すということでしょうか。
(市長)
いや、今回の後援についてです。
開催する年ごとに後援については判断していますので、今回の開催について延期していただけない場合や十分な感染対策を取られないということがあれば、後援は取り消すこともあり得るというお話をさせていただいています。
(記者)
もう1点ですが、延期の要請をされたということで、延期の時期はいつ頃など、示された指標があれば教えてください。
(市長)
延期の時期につきましては、主催者で検討されると思います。会場使用の日程上の制約もありますので、市として、この時期にということは申し上げていません。
(記者)
スーパーソニックについてですが、今のところ要請して、主催者側の反応はどういったものになっていますでしょうか。
(市長)
まだはっきりとした回答は頂いていません。これまでは実施に向けた準備をされているという状態です。
(記者)
もう1点ですが、新型インフルエンザ等対策特別措置法上、知事の権限などがいろいろ認められているわけですが、今回のイベントの延期や人数を絞ってもらうことなどの点で、千葉県とはどういった連携をされているのでしょうか。
(市長)
今回、千葉県と千葉市で置かれた権限が違っています。
政令指定都市はイベントの実施について、権限がありませんので法律に基づく要請ができません。したがって、今回の要請についてはお願いということで、法律上の裏づけのない事実上のお願いというものになっています。
今回の主催者の皆様も、感染対策についてはしっかりと取り組むという考えはもちろん持っていますし、音楽業界も事業継続をしていかなければいけない状況です。地元の市と主催者の間で話し合いをするだけでは、おそらく緊急事態宣言中にどういうイベントを、どこまでやっていいのかということは、解決しないと思います。
もともと特別措置法の中で、どの程度まで実施して構わないのかが決まっており、都道府県が基準に沿って事業者を指導していくという立て付けになっていますが、感染がここまで大きくなっている中で、個別の音楽フェスだけでなく、例えば多く人を集める経済活動全般について、何を、どこまで、抑えていくべきなのかを改めて議論して、市民、国民の間で共有するということが必要ではないかと思っています。
個別の取り組みということで、音楽フェスについて注目が集まりますが、個別の音楽フェスは開催してもしなくても、社会全体の人流などの抑制にはつながっていかないと思います。権限のない市町村と主催者が話し合いをしたとしても、全体の活動量がどうなるか、感染の爆発をどう抑えていくのかという流れにつながっていかないと思います。
今回の第5波は、かなり大きなものであり、これまで設定していた基準が妥当なのかを改めて見直すようなことをしていかないと、関係者の納得はなかなか得られないと思います。ともすれば個別の音楽フェスについて、開催すべきなのか、また極端な意見としては、ロックダウンして全ての経済社会活動を止めるべきではないかという議論はありますが、ロックダウン自体については、現実的なものではないということが私の考え方であります。
比較的多くの人を集める経済社会活動について、どのレベルまで抑えるのかということをしていかないと、社会全体がアンバランスになるのではないかと思っています。
例えば、飲食や教育活動については、かなり抑制されています。一方で、商業や興行については、一定の範囲内で行われており、それぞれの関係者には、それぞれの思いがあると思います。ここまで抑えるべきだというものについては、ある程度補償を行って、強い措置をするのであれば抑え、そうでなければ、一定の基準を設けて、それが満たされていれば認めることなどをしていかないと、長期化している緊急事態宣言の中で、国民や事業者などの関係者の理解が得られなくなってきているのではないかと私は危惧しています。社会活動全般について、バランスを取って関係者に理解いただけるような活動の抑制を議論していくべきではないかと強く感じています。
(記者)
今回の対応について、千葉県とはどのような連携をされているのでしょうか。
(市長)
千葉市の考え方を伝えています。
(記者)
スーパーソニックの市としての後援についてですが、今までサマーソニックの後援でどういったことをされていたのでしょうか。また、今回の後援で予定していたことはあるのかについて教えてください。
(市長)
後援することで補助金が出るなど、そういうものではなく、開催についてのお知らせをすることや開催自体を応援するものでありますので、具体的に制度に基づいて補助金を出しているというものではありません。主催でもありませんので、開催を支援するという意味合いのものです。
(記者)
後援を取り消しした場合も、主催者側からするとイベントが直ちに開催できなくなるというわけではないということでしょうか。
(市長)
そのように理解しています。
実際に権限のない中で、開始自体の中止を強く求めることや、会場の使用を認めないということになった場合、今回の音楽フェス自体は特別措置法の中では開催できる範囲になっていますので、中止を申し入れた場合は補償が必要になってくると思います。
おそらくかなりの金額になると思いますので、市税を導入してまで行うものではないと私は考えており、最終的に仮に実施されることになった場合は、1日当たりの観客数をできる限り抑えていただくことや、さらに強い感染防止対策を取っていただいて、感染リスクを最小限に抑えていただく取り組みを強く求めていかなければいけないと考えています。
(記者)
全般的な話ですが、9月12日は緊急事態宣言の期日ですが、今の時点で市長としては、延長すべきかどうか考えをお聞かせください。感染状況を踏まえてお願いします。
(市長)
今日が9月12日であれば、延長せざるを得ないと思います。
ただ、一方で、新規陽性者数については、少し下がりぎみになってきています。ただ、これが減少局面に入ったものか、それとも夏季休業期間中の一定の人流が抑制された影響で一時的なものかについては、今後1週間程度、人の動きをしっかりと見ていく必要があると思っています。
また、緊急事態宣言がどういうときに出るのかという基準については、新規陽性者の数よりも、病床のひっ迫の程度に重きを置くべきではないのかという議論がありますが、私もそこは同感です。
陽性者数がゼロになることはかなり時間がかかると思いますので、実質的に治療を行うことが難しい状況になっているかどうかについて、重きを置いた発令基準にしていく必要があるのではないかと思っています。
(記者)
2点お伺いします。
スーパーソニックですが、後援を取り消すということは、延期しなかったら取り消すのでしょうか。
延期しなくても、しっかり感染対策をしていると判断したなら、後援は取り消されないのでしょうか。
(市長)
延期しなかったら、取り消します。
(記者)
2点目の質問ですが、ワクチン接種の若者対策について、妊婦や基礎疾患がある方などへの対策が必要だと思いますが、若年層の感染対策が、相変わらずボリュームゾーンとなっていて、また、必ずしも重症化しなかったり、症状が軽いので対策が後回しになっているのかと思います。そのあたりが何らかの形で保健所業務に対するひっ迫にもなっていると思います。都内では、若者優先のワクチン接種などが試験的に始まっていますが、千葉市としては、そういうことを考えているのでしょうか。
ワクチンの数は、限界があると思いますので、40代、50代にしわ寄せがきたとしても若者対策をする必要が出てくる局面かと思いますが、いかがでしょうか。
(市長)
今回のワクチン接種は、高齢の方を先に接種し、高齢の方の接種が終わった後にそれ以下の年代の方の接種をしてきました。各年代で早期に接種しなければいけないという事情もあると思います。40代、50代は重症化のリスクが一定程度あると出ていました。若者については、ワクチン接種の関心があまり高くないという指摘もあり、ただ、感染者数も多くなっている時期もありまして、それぞれの年代で早く接種しなければいけない事情はあるかと思います。
現在、ワクチンが潤沢にあるわけではありませんので、優先接種の設定につきましては、重症化リスクが高いと言われている方々に対するものと、教職員など子どもと接する方について設けています。
ワクチンが潤沢に来れば、さらに設けることができるかと思いますが、若年層の方の予約開始の開始時期については、ほかの市町村よりは早めに予約を開始していますので、そういった点で、早めに接種していただきたいという意思も入っていますが、もともとワクチンが不足していて、十分にはない状態でありましたので、若者に対する優先枠は、これまで設けていませんでした。
9月、10月にかけまして、ワクチンの供給がある程度、回復してきます。その中で、改めて若年世代に対して優先接種枠を設けるかを考えていますが、今のところはワクチンの供給量が回復すると、予約枠が年代横断的に増えてきますので、その中でぜひ予約を取っていただきたいと考えています。
ワクチン接種に対して関心が薄い若年世代の方もいらっしゃいますので、そうした方々に対する啓発や呼びかけについては、千葉市としてさらに何ができるのか検討しなければいけない課題だと考えています。
若年世代にお話を聞くと、予約にそこまで時間をかけてられないというお話を聞きます。それは、もしかしたら、他の世代の方も同じかもしれませんが、確かに、ワクチンの供給量が少ない中では、例えば、集団接種の枠も限られていますし、個別接種については、どこにワクチンがあって予約枠があるのかを探すのに時間がかかると言われています。そこは我々も反省しており、事実だと思っています。
9月7日から集団接種や個別接種も回復したワクチンの供給量に合わせて、予約枠を拡大します。今回は、医療機関ごとに希望を聞きまして一般向けの接種をしていくことや、また予約枠を設けるところについて、ホームページ上で個別に医療機関の名称を明記するなど、工夫をしていきたいと思っています。
接種したい方が接種できる場所を、短期間でマッチングができるような広報の仕方も検討していますので、若い世代の方がこれまでのように時間をかけてではなく、予約を取るまでの時間が短縮されるような取り組みをしていくなどして、ワクチンを接種しようと思い立っていただいたときに予約が取れるような広報の仕方や予約の仕方をしていきたいと思っています。
(記者)
学校連携観戦プログラムに参加した学校で感染が判明した生徒ですが、これは観戦に参加していた55人の内に含まれるかどうかということも、言えないということでしょうか。
(市長)
保護者の方のご意向もありますので、どの教育活動に参加したかについては、現時点では差し控えさせていただきます。
(記者)
学校連携観戦プログラムに関しては、数百人程度の参加で、結局、感染状況の関係で中止を余儀なくされましたが、一方で、1万人に近い規模のイベントが行われようとしていることについて、改めて所感をお聞かせください。
(市長)
スーパーソニックの主催者がどうということではなく、今、緊急事態宣言の下で、どういった社会経済活動が認められているかについて、少しアンバランスになっているのではないかということは強く思っています。
学校連携観戦プログラムは、保護者の方の不安が払拭できないということで中止としましたが、今回の音楽フェスに比べれば、県外から人が来ることはありませんし、座席も幅を持っていましたので、感染リスクは明らかに低いと思われます。
経済社会活動ごとにいろいろな基準がありまして、音楽業界の方も事業を継続していかなければなりません。どこまでの基準でお願いするのか、どこまで事業を抑えていただくかについて、市民、県民、国民の方の理解を得ることを、もう少し全体な目で、どんなことをどこまで抑えるのか、いつまで対策するのか、また抑えてもらう場合には、どういう補償をしなければいけないのかをしていかないと、それぞれの取り組みに従事されている方々の納得感が得られにくくなっていると思います。
そこを全体として議論し直して整理していくことが、今後の感染症対策には必要ではないかと思っています。
ます。
(記者)
スーパーソニックが実施されるようですが、それに対して、市長としては遺憾に感じるのか、それとも理解する部分があるのかというところは、いかがでしょうか。
(市長)
延期をしていただきたいと思っています。
ただ、千葉市には、延期させる権限がありませんので、主催者から実施すると言われれば、止めることはできません。その際は、感染リスクを最小限にしていただくために、観客を通常の基準である5,000人以下に抑えていただくことなど、感染症対策を徹底していただくことのお願いに移っていかなければいけないと思っています。
音楽フェスの主催者と地元の市で話し合ったとしても、社会全体の人の流れが抑制できるわけではありませんので、おおもとの基準で今の状況に応じて、どこまでやっていいかということを議論しないと、一つの音楽フェスの開催を議論したとしても、感染症対策の全国的な目で見るとつながらないと思います。
音楽フェスの主催者も苦慮されており、私どもも市民の皆様にどう説明していいのか難しい側面がありますから、そこは全体のルールを改めて議論することが必要な時期ではないかと考えています。
(記者)
補正予算の件ですが、中学校の修学旅行キャンセル料金の負担というものがありますが、これはどういった場合に適用されるのでしょうか。
(市長)
例えば、9月中に緊急事態宣言の中で修学旅行を予定しているところはありません。
それをキャンセルして、秋以降に延期するときには、場合によってはキャンセル料がかかります。それを保護者の負担にせず、千葉市で感染リスクを抑える取り組みの一環として国費で負担したいということです。
(記者)
昨年は修学旅行について、ぜひ実施していくべきだと熊谷前市長がおっしゃっていたのですが、神谷市長としては、修学旅行についてどのようにお考えでしょうか。
(市長)
私も教育機会の確保はしなければいけない重視しているポイントです。学校連携観戦プログラムの際に申し上げましたが、教育活動を全て止めてしまうことは、その学年の児童・生徒の方にとっては大きな影響が出ると思っていますので、一つ一つの活動の感染リスクをよく精査した上で、実施可能なものや保護者の方の理解を得られるものについては、実施すべきだと思います。
一律に休校することは避けなければいけないと思っていますので、それは最終的に判断すべきであって、できる限り実施するにはどういう対策をしたらいいのかをまず考えなければいけないと思っていました。
修学旅行については宿泊を伴います。通常、県外に出ていますので、現状において宿泊を伴う県外の修学旅行の実施については、極めて厳しい状況にあると考えています。
(記者)
修学旅行を実施するにあたっては、事前にPCR検査を生徒の方々にやっていただくことなどの考えはありますか。
(市長)
PCR検査については、発症した方について行うことが基本的なものであると思っていますが、例えば県外に行くという意向が、もし保護者や学校にあるのであれば、どういった感染対策を取るのか検討しなければいけないと思っています。そうしたときにPCR検査の検査体制が取れるのかどうかを踏まえて、総合的に判断すべきものではないかと思っています。一律にやってくださいということを、今、申し上げるものではありません。
(記者)
9月中に修学旅行を実施する学校は、今年はあるのでしょうか。
(市長)
9月中はなくなったと聞いています。
緊急事態宣言中はないということですが、9月中にあるかどうか確認します。
(職員)
9月中はすべて延期の方向で調整していますが、まだ調整中の学校もあります。
(記者)
スーパーソニックの件について、延期が受け入れられなかったら、人数の縮小を要望するとの発言があったと思いますが、何人が参加するかという来場人数が想定されていて、千葉市としてはどれぐらい人数の縮小をしてほしいと考えているのか、教えてもらえますでしょうか。
(市長)
基本的には、延期をお願いしています。
それが前提ですが、主催者の意向で実施する場合には、5,000人以下に絞り込むことはできないのかという考え方を伝えています。
事前にチケットを売っていない場合については、緊急事態宣言の下で5,000人以下ということもありますので、それを基準として、さらに絞り込めないかというお話はさせていただいています。
ただ、昨年と一昨年のサマーソニックの振り替え分のチケットがあると承知していますので、実際に来場される方については、報道で言われている程度ではないかと思っています。主催者側でも、どこまで絞れるかについて検討されるという意向もあると伺っていますので、我々としては、主催者側での検討をお願いしているという状況です。
(記者)
ルールとしては、緊急事態宣言中は5,000人以下、使用率50%ということですが、事前販売の分があるから、それについては緊急事態宣言がもし当日18日も続いていたとしても強制はできないということでしょうか。
(市長)
もともと事前に販売されているチケットにつきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法の取り決めで上乗せが認められていますので、主催者にとっては基準の中で開催するという考え方だと理解していますが、千葉市としては、県外から多くの方がいらっしゃることになります。今は人流を抑制しなければいけない状況であり、市は保健所業務も大変ひっ迫しており、陽性者がこれ以上増えることは非常に厳しい状況です。
今の状況をご理解いただいて、延期していただきたいですし、仮に実施されるということであれば、特例ではなく本則で決まっている5,000人をさらに下回ることができないかというお願いをしているところです。
我々は人数を制限することや、開催自体を延期させる権限を法律上、与えられていませんので、地元市としてのお願いをさせていただいているところです。
主催者につきましては、我々の要請について、よく理解していただいていると思いますが、主催者としても、音楽業界としても事業を継続していかなければいけないことは痛いほど分かります。その上でどういったご判断をされるのか検討をお願いして、返事をお待ちしているという状況です。
(記者)
今回、国内外からアーティストが参加されるようですが、事前のPCR検査やワクチン接種の有無の確認などの要望は出さないのでしょうか。
学校連携観戦プログラムでは、事前のPCR検査は行わずに感染した教員が紛れ込んで、原因不明なクラスターが発生してしまったという経緯もあると思います。
今回のスーパーソニックにおいては、事前PCR検査やワクチン接種について、何か要望することはあり得るのでしょうか。
(市長)
私どもとしては、まずは延期をお願いしています。
実施を前提とした詳細な感染防止対策については、この段階でお願いしているわけではありません。基本的には、業界でガイドラインがあるのでしょうから、それに基づいた十分な対策をしていただきたいと思っていますし、観客の人数とあわせて必要な感染症対策については、千葉県でもマニュアルをつくって、法律に基づく措置が行われるような指導をしていますので、そちらで基本的には対応いただくことになると思っています。
(記者)
今回の音楽フェスが5月の音楽フェスと違う点は、海外からも多く有名アーティストがいらっしゃるということです。
オリンピックの場合は、選手村などで強く管理する団体がいて、行動の自粛を実行させていたと思いますが、今回の場合は、イベント会社も頑張っているのでしょうが、海外アーティストがどのように行動するか、千葉市内をどのように行動するのかは全く予想できない中、選手村のようなものが絶対存在しないとは思いますが、海外アーティストの行動抑制はどうお願いするのでしょうか。
(市長)
前提として、仮に実施されるのであれば、そういった対策は当たり前です。
それが取られないということであれば、開催に大きな疑問符がつけられると思いますので、当然行っていただけるものと思いますが、仮に開催されるのであれば、詳細は一つ一つ確認する必要があると思っています。
(記者)
延期にならなかった場合は、改めて千葉市としてどう対応するのか明らかにしたいというお考えでしょうか。
(市長)
もちろんです。
仮に最終的に実施されるということになりましたら、市民の方の不安にも私たちは応えていかなければなりませんので、どういった対応をされるのか、出演者はどうなっているのか、県外から来られる方に対して、どういう対応を取られるのか、確認をさせていただきたいと思っております。
現段階においても、担当ベースでは、そういった確認もしていると私は理解しています。
(職員)
それでは、そろそろ時間となりましたので、よろしいでしょうか。
以上をもちまして、定例記者会見を終了します。

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