ホーム > 市政全般 > 広報・広聴・市民参加 > 広報 > 令和3年度の市長記者会見 > 動画とテキスト(令和3年10月14日)

更新日:2021年11月12日

ここから本文です。

動画とテキスト(令和3年10月14日)

動画

テキスト

冒頭発言

今日は、発表事項が1件と、お知らせ事項が3件です。
発表事項は、千葉市習いごと応援キャンペーンを開始します。
新型コロナウイルス感染症に関わる経済対策の一環として行うものです。
文化・教養・生涯学習、スキルアップ・資格取得、子どもの学び・体験、スポーツ・健康づくりなどの分野の講座につきまして、受講料を50%割り引くことで、市民の皆様の学びや健康づくりを支援するとともに、サービス提供事業者の皆様方の顧客の獲得や、事業の継続を支援する目的を持っています。
キャンペーンの概要ですが、市内で開催されます習い事の講座の利用料金を50%割引きして販売いただくものです。講座の利用料を割り引いた価格で、事業者の方から市民の皆様に販売していただきまして、割引相当額を市が習い事などのサービスを提供する事業者に助成するという仕組みにしています。
期間ですが、11月1日から販売を開始することとしました。
料金の支払期限としては、来年の3月11日としています。講座の利用自体は、年度末の3月末日までとさせていただきました。
利用対象者については、市内在住の方はもちろんですが、在勤・在学の方も対象にさせていただきます。
対象となる講座につきましては、WEBサイトに掲載を予定しており、10月27日水曜日の午前10時に公開することで準備を進めています。
大きく分けまして、4つの分野でサービスを提供することにしています。
文化・教養・生涯学習では、音楽教室や美術教室などがあります。
スキルアップ・資格取得では、パソコン講座や介護資格講座等があります。
子どもの学び・体験では、学習塾や工作教室などがあります。
スポーツ・健康づくりでは、スポーツジムやテニス教室などがあります。
分野を限らず、新型コロナウイルス感染症の状況を意識されたオンライン講座が多く登録されていることが今年の特徴の一つではないかと思っています。テレワークやオンライン会議のノウハウを学ぶためのパソコン講座もあります。
資料に記載している講座数は、10月1日時点の状況であり、順次追加していくことにしています。
また、今回のキャンペーンに参加いただくサービスの主催者の皆様には、感染症対策について、基本的な対策を取っていただくこととしています。
キャンペーンの利用にあたっての注意事項ですが、新規に受講を開始していただくものを割引の対象にしていますので、すでに受講していただいているものにつきましては、割引の対象外とさせていただきます。
利用される市民の皆様の利用回数や利用金額に上限はありません。
利用方法ですが、WEBサイト、または今後作成するカタログの冊子の中から受講したい講座を選んでいただきまして、講座の内容を各教室などに確認していただいた後、予約していただきます。講座の受講時に本人確認を行い、受講が始まるということを基本的な流れにしています。
WEBサイトでも公表しますが、カタログ冊子についても、10月27日以降に、市役所、各区役所、公民館、図書館等に配架する予定で、市内すべての小・中・高等学校、特別支援学校では、生徒・学生に配布する予定です。
お問い合わせ先につきましては、資料に記載のとおりです。
キャンペーンの実施状況ですが、令和3年度の事業につきましては、主催者の数ですでに昨年の参加者を上回っている状況です。11月30日までエントリーを可能にしていますので、サービス講座を提供される事業者の方は、さらに拡大するものと見込んでいます。
現在の講座数につきましても、昨年の状況を上回っており、多くの講座が用意されていますので、ぜひ皆様の利用をお願いしたいと期待しています。
発表事項は以上ですが、お知らせが3点あります。
お知らせの1点目ですが、千葉市民会館再整備に係る基本計画案の公表及び市民意見募集の実施についてです。
千葉市民会館につきましては、昭和48年に開館していますが、これまで音楽や演劇など、文化芸術に触れる場として、また、各種市内の団体の発表の場として、多くの市民の方に利用いただいてきています。現在、48年が経過しており、設備老朽化が進んでいます。バリアフリーにも未対応の部分もあり、劣化も目立つような状況になってきています。
今回、市民の多様な文化芸術のニーズに対応して、千葉市の文化芸術の中心的な施設になるよう再整備に関しての基本計画案を策定しました。この計画案を公表して、市民の皆様から意見を募集するものです。
計画案の概要ですが、別添の概要版にも記載がありますが、千葉市の文化芸術の振興・創造をしていくことや、地域の活性化、観光振興等への貢献、そして持続可能な施設・管理運営を基本的なコンセプトにしており、JR東日本千葉支社跡地を建設予定地としています。
施設構成ですが、大ホールにつきましては、多目的ホールとしまして、プロセニアム形式の大ホールを考えています。プロセニアム形式とは、額縁状の建造物で、舞台を縁取ってあるようなタイプなのですが、そういった多目的ホールを設けます。現在の市民会館の席数は約1,000席ですが、今回は約1,500席の規模に拡大することを検討しています。
小ホールも多目的ホールとして、現在と同規模の300席程度で検討しています。リハーサル室の新設や楽屋など、必要な機能についても整備する予定です。
概算の建設費につきましては、これから精査していきますが、現時点での概算の建設費は約120億円程度を見込んでおり、令和8年度中の開館を予定しています。
計画の構成やスケジュール案については、資料に記載のとおりです。
計画案につきましては、明日15日に市のホームページや市内の施設で公表することとしており、11月11日木曜日まで、計画案についての市民意見を募集します。提出方法等については、記載のとおりです。
数多くの意見をいただきまして、概要を公表していく予定にしています。11月下旬に市議会の第4回定例会が開会予定であり、議会に基本設計分の補正予算を提出していきたいと考えています。
新しい市民会館が、多くの市民の皆様に愛される施設となるように検討を進めていきたいと考えていますので、多くの方に計画案をご覧いただいて、多くの意見をいただきたいと思います。
お知らせの2点目は、千葉市中小企業者月次支援金の対象月の追加についてです。
10月分を追加するものです。
国の支援金の対象外となる事業者向けの支援金の受付については、5月31日末日から受付を開始してきましたが、支援金の対象月はこれまで9月分までとしていました。
今回、国の支援金についても10月が対象になったということや、10月は緊急事態宣言が解除されていますが、まだ経済活動に規制がかかっていますので、今回、新たに10月分を対象月に追加させていただきます。
受付期間は、11月1日から12月28日までとしていますが、1月分から9月分の受付を再開することにしていますので、10月分と合わせて最大10カ月分を申請することが可能です。これまで申請を行っていない多くの事業者の皆様に活用いただきたいと思っています。
また、先日の市議会で議決をいただいていますが、1月分から10月分までのうち、4カ月分以上を受給することになる事業者の方々には、長期にわたって経済活動に制約があって影響が出ているということを判断して、追加で20万円を支給する制度も始めます。
最大で70万円の支援となりますので、該当する事業者の方には、ぜひ申請をお願いしたいと思っています。
お知らせの3点目は、未来の青年農業者育成事業のうち、新規就農アドバンス研修の募集をスタートすることについてです。
千葉市で農業を営んでいる方の中で、40歳未満の方の割合は非常に全体数が少なくなっています。将来の千葉市の農業振興のためには、若い世代の農業への参画が重要と思っており、農業を希望される若い世代の方々に対する対策を強化しています。
今回、農業経営を志す方、他の産業から農業に移っていきたいという若者の方を対象とした新規就農アドバンス研修を実施することとして、3人の研修生の募集を始めましたので、
お知らせするものです。
こちらの研修については、約1年間にわたり、農政センターの中にある施設を研修生のインキュベーションファームとして利用して、イチゴとトマトでの二次経営を実践していただくことにしています。また、技術や経営に係る専門知識の講義を行いまして、知識を身につけていただいて、将来の千葉市の農業を引っ張っていただける農業者を育成することを目的としています。
また、関連事業として、若い世代と農業者のマッチングと、次世代向けの農育講座の2つの事業についても併せて紹介させていただきます。
一つ目の若年層と農業者のマッチングについてですが、人手不足でお困りの農業を営んでおられる農業者と、農業や地域に関心の高い若者をつなぐプラットフォームを利用して、若い世代の方がお手伝いすることで、将来の就農への意欲やきっかけをつくっていただくためのプロジェクトとしています。参加者は20歳代以下の方としており、作業に参加していただきますと一定の報酬が支払われるプログラムです。これまでの実施状況については資料のとおりですが、人手を必要としている農業者は引き続き募集していますので、ご応募いただけると幸いです。
次に次世代向けの農育講座ですが、植物や昆虫などの生物に興味のある小・中学生を対象として、本格的な農業関係の講座を農政センターでの実習を通じて体験していただけるものになっています。大人になってなりたい職業として、農業を意識していただくきっかけづくりを目指していくものです。講座名は、「Whatis農?」と題して、10月から12月にかけて、より専門的な内容の講座を開催します。開催内容については、資料をご覧ください。
ご紹介した3つの事業につきましては、詳細を参考資料としてお配りしていますので、ご覧いただきたいと思います。受託していただいている事業者でも、各事業所においてプレスリリースをしているので、こちらもご覧いただければと思います。
千葉市と民間企業が連携して、新しい事業を展開することによって、子どもたちや学生の皆様、そして、農業を志す若い方々に対して、農業への関心を高めていただくことで、将来の千葉市の農業を引っ張っていただく方の確保・育成につなげていきたいと考えています。
私からの発表とお知らせ事項の説明は以上です。

質疑応答

(記者)
千葉市習いごと応援キャンペーンについて、今年度の主催者数は前年度をもうすでに上回っているということで、需要が大きいということだと思いますが、改めて、新型コロナウイルス感染症の影響による経済対策の一環として、習い事に焦点を絞って、事業を打ち出す狙いについては、どういうお考えかをお伺いできますでしょうか。
(市長)
利用していただく市民の皆様に対するメリットと、サービスを提供される市内のサービス事業者の皆様に対する効果の2つがあると思っています。
一つは、新型コロナウイルス感染症の感染防止で、どうしても自宅に籠もりがちになってしまっている市民の方がいらっしゃいます。今後、新型コロナウイルスが収束していくことを祈っていますが、健康問題や社会活動を元に戻していくことが課題になっていくではないかと思っており、今回、こういった事業を行うことで、新しく健康づくりをしていただく機会や、文化講座に出かけていただく機会など、市民活動、健康づくりを回復していくための対策の側面を持っている事業です。
もう一つは、文化講座、生涯学習の講座、健康づくりやスポーツをするためのスポーツジムなどのサービス提供事業者の皆様にとって、新型コロナウイルス感染拡大を懸念している状況の中では、お客様を確保したり、新しい顧客を見つけていくことが非常に難しい状況になっており、事業を継続していくことが極めて困難という要望があることを把握しています。事業者の皆様の事業継続や、新たな顧客の獲得を支援するための事業として、市としても位置づけており、サービスを利用される市民の方と、市内のサービス業の皆様方への支援として、売上げの減というよりも、これから事業を継続していただくためのお客様獲得に向けた支援事業として位置づけていただいて、事業継続に生かしていただきたいと思っています。
(記者)
先ほどの説明の中でも、各事業者の方には、基本的な感染対策をしてもらうというお話があり、オンラインの講座が多いことが特徴ということでした。
ただ、感染は今は落ち着いていますが、心配される市民の方もいらっしゃると思いますので、感染対策をしっかり事業者でやっているという担保については、確認する手段を講じていらっしゃるのでしょうか。
(市長)
事業に参加する条件としまして、基本的な感染症対策を取っていただくことを条件としています。
実施にあたっても、具体的にどう対応するのか事務局で確認はしています。それを前提に進めていきたいと思っています。
あとは、感染症対策について必要な経費についても併せて補助することにしていますので、計画されている感染症対策が確実に行われるような経費の支援も併せて行うことで徹底していきたいと思っています。
キャンペーンを利用される市民の皆様にも、マスクの着用や消毒なども併せてお願いさせていただきたいと思っています。
(記者)
別件になりますが、先ほど衆議院が解散されました。事実上、選挙戦が始まることになりますが、市長として衆議院議員総選挙に対して、期待したい議論などそのあたりのお考えをお伺いできますでしょうか。
(市長)
経済社会情勢が非常に厳しくなっており、行政としては、新型コロナウイルス感染症のリバウンド防止のための対策や、経済社会活動を元に戻していくための対策など、どういった施策が必要になるのか、国としてどのような対策を取られるのか、私も関心がありますし、市民の皆様の関心も高まってきていると思います。
もう一つは、地方へどういう目配りをしていただけるのかという点です。
特に地方都市に対する地域活性化の対策について、どういったお考えをお持ちなのかということを今回の選挙期間の中で、政策を議論していただいて、有権者の判断の材料を分かりやすく示していただきたいと思っています。
(記者)
新規就農支援についてですが、改めて力を入れている理由と、千葉市特有の課題などがあれば教えていただければと思います。
(市長)
まず千葉市は、市街化調整区域が市内の半分を占めており、農業を営んでおられる地域が市内に広がっています。一方で、農業を営んでおられる方について、特に40歳未満の世代の就農者が少なくなってきており、このままいきますと市内の農地を使って農業を営んでいただく方が、時間の経過とともに少なくなっていくことが統計ではっきり現れています。
耕作放棄地を広げてしまうとその地域が成り立たなくなっていきますし、土地が荒れることで様々な問題が起きてきます。千葉市は大きな消費地に近いですから、近郊農業で多品種、少量生産で大きな収益が上げられるメリットがあります。農業を営むにあたってメリットのある場所だと思いますので、農業の可能性のあるこの場所で、農業を若い世代の方に営んでいただくことが、地域を次の世代につなげていくために必要な対策の一つだと考えており、若い世代の新規就農対策に力を入れています。
まずは農業についてきちんと理解をしていただいて、農業経営をしていただく上で必要な知識を身につけていただきたいと思います。もともと千葉市は農業が盛んで、農政センターという大きな施設も持っており、土地についても農政センターの中で農業ができる施設の場所がありますので、実際にその施設や農地を使っていただいて、疑似的に農業経営を体験していただくことで、実践的な技術と経営のノウハウを身につけていただくために、農政センターと民間事業者の方のノウハウや知恵をお貸しいただき、始めさせていただいたということです。
(記者)
民間のノウハウというところで、いろいろな民間企業と一緒に事業を始めていると思いますが、そこで見えてきた効果と、今後期待されることは、どういったことでしょうか。
(市長)
今、始めていますので、事業効果はこれから明らかになってくると思いますが、農業を志す方に対して、どのような知識を伝えていくのかについて、農政部も経験や知識もありますが、最新の農業経営の知識や新しい資機材の使い方や栽培のほか、消費者がどのようなものを求めているか、農政センターだけでは持ち合わせていないものを民間企業の方に補完していただいて、それぞれが持っているノウハウのよいところを千葉市内で農業をやってみようかという方に対してお伝えしていきたいと思っています。
(記者)
千葉市民会館の再整備について、建設予定地としてこの場所を選んだ明確な理由と、今ある市民会館を今後どのように利用するのか教えてください。
(市長)
場所につきましては、利用される方の利便性が高い地域ということで、市内で可能性のある場所を複数ピックアップして、その中で利用される市民の皆様にとって最も利便性が高いであろう場所として選定させていただきました。
また、JR東日本の千葉支社跡地を予定していますので、建物自体については高層の建物の中の一部を検討しており、建設費自体についても、JR関係の施設と一緒に合築のような形を想定していますが、費用面についても効率的に抑えられることができるのではないかと考えており、この場所を選定させていただいています。
(記者)
今の建物はどうされますか。
(職員)
今の建物は、新しい建物ができるまで使い続けて、その後につきましては、今後検討していくこととしています。
(記者)
新型コロナウイルスの感染者も非常に落ち着いていると思いますが、第6波があるかもしれないということで、まさに落ち着いている状況の中で、今から何か準備できることとして、市で考えていらっしゃるものがありましたらお聞かせください。
第5波のときには、例えば酸素ステーションがなかなか間に合わなくて大変な状況になったりしたと思いますので、そのあたりも課題として踏まえた上で、検討されていることがありましたら教えてください。
(市長)
昨日は、新規陽性者の数は3名で、大幅に新規陽性者は減少してきています。
ただ、第6波が絶対に来ないと言い切れませんので、必要な病床の確保や自宅療養者の支援体制がすぐに可動できるように、第5波での対応を改めて検証して、充実させた上で、第6波が来た場合にきちんと機能して、すぐに対応できる体制をつくっていかなければいけないと思っています。
第5波までの対応で、保健所業務を中心に、どのようなことが必要なのか、外部のリソースを使ってどういう体制を構築すべきなのかは、一通りの経験ができたと思っていますので、いま一度、保健所でこれまでの体制について検証しており、改めて第6波が来た場合にどういう体制を取っていくべきなのか、日頃から議論しています。
例えば、千葉県で県内の病床数について主に検討されていますが、保健所を持っている千葉市としては、入院調整がスムーズにいく体制をつくっていかなければなりません。一時的に入院調整に時間がかかる場合であったとしても、自宅で単に待っていただくのではなく、酸素投与がしっかりできる体制を整えていくことが必要だと思っています。
その意味で、ご利用いただく方は減っていますが、2カ所の宿泊療養施設を用意しており、年度末まで体制は維持することにしています。
看護師については、常駐体制が取れていますが、医師については必要に応じて対応することとしています。医師についても、常駐すべきなのかということや、医師を確保できないかとということを検討しており、仮に第6波が来た場合でも、スムーズに入院調整ができる体制にしていきたいと思っています。
また、どうしても自宅療養を選択される方もいらっしゃいます。そうした方々に対しての支援体制についてですが、千葉市医師会、薬剤師会などのご協力をいただいて、オンライン診療や往診の体制については、第5波までに体制を整えてきています。
報道していただいていますが、千葉市薬剤師会にも全面協力いただいており、投薬について、お薬を自宅まで送り届ける体制も組んでいますので、課題等がもし仮にあるのであれば、検証して、よりよいシステムになるように、関係者の中で情報を共有して、仮に第6波が来た場合にすぐ動けて可動できる体制をしっかりつくっていきたいと思っています。今、検証を行っているところです。
(記者)
先日オープンした250競走ですが、活性化されたと伺いますが、今後、利益を上げていくための見通しなどがありましたらお聞かせください。
(市長)
250競走については、10月2日に新しい形でスタートしました。まだまだ知名度は十分だと思っていませんので、包括委託を受けていただいている株式会社JPFを中心として、多くの方に250競走の魅力をぜひ知っていただきたいと思っています。JPFはミクシィとも業務連携協定を結ばれまして、車券の販売についても様々なキャンペーンを行っていただいています。競輪を継続していただくためには、一定の車券の売上げが必要になってきますので、車券の売上げが確保できるような対策についても検討していると伺っています。
11月中旬から、有観客で行うことも発表しています。見て楽しむサイクルスポーツとしての観点を重視した事業運営にしています。光などの演出にも工夫を凝らしているほか、国際ルールに基づいて間近で自転車の競争が見られる環境ですので、ぜひ、一度、足を運んでいただいて、サイクルスポーツの魅力を体験していただき、多くの方に250競走の魅力を知っていただきたいと思っています。
(記者)
新型コロナウイルス感染症の現在の感染者数について、市長の受け止めを聞かせてください。
(市長)
1日の感染者数については、300人を超える新規陽性者の方を発表した日もありました。昨日3人ということで、大きく減少しています。極めて短期間の間で大きく拡大し、短期間の間で大きく減少したということですが、その原因については諸説あります。ワクチン接種が進んだことや、市民の皆様の基本的な感染症対策が徹底したことなど、複数の要因が推察されますが、これだけ短期間の間で増減しているわけですから、第6波については、あり得るという前提で、必要な対策は維持していかなければいけないと思っています。
保健所設置市として、先ほど申し上げましたが、必要な対策について、現在、引き続き行っているところです。
飲食店の利用は4名にしていただきたいということなどのお願いを市民の皆様にさせていただいているほか、マスクの着用や必要な消毒等をお願いしていますので、対策についてはぜひ市民の皆様にも継続していただきたいと思っています。
(記者)
千葉市民会館の再整備について、JR千葉支社跡地とは、現在、千葉支社の建物があるのでしょうか。
(市長)
建物は撤去されていると理解しています。(記者会見終了後、「建物自体は現存している」と訂正)
(記者)
土地は取得済みなのでしょうか。
(市長)
JRが持っており、JRが必要な施設を建設される中に、複数のフロアを千葉市で確保させていただいて、市民会館の機能を入れ込んでいく形を考えています。
(記者)
市民会館を単体で新しく建設するのではないということでしょうか。
(市長)
おっしゃるとおりです。
(記者)
新規就農アドバンス研修について、今回イチゴとトマトを対象品目とされていますが、これは千葉市の地の利を生かせるような作物なのでしょうか。
(市長)
イチゴとトマトにつきましては、様々な品種がありまして、それぞれ品種を多くすることで出荷量が伸びていくという指摘もあり、新規に農業をやってみたいという方の中で、その2つの品種を念頭に置かれている方も多いものですから、実践的な農業で稼げる品目として今回指定させていただきました。また、農政センターで施設を用意できるものでありますので、そういった要素を踏まえて選定させていただいています。
(記者)
1年間の研修を経て千葉市で農業をやってもらうという定着させるような施策は、どのようなものを考えていらっしゃるのでしょうか。
(市長)
もともと農政部で行っていますが、市内で就農していただく気持ちを固めている方に対しては、農地の斡旋など就農に向けての様々なサポートを用意していますので、そういった制度や農政部の事業を活かして、ぜひとも市内で就農することのお手伝いをさせていただくということにしています。
(記者)
発表事項ではありませんが、先日閉会した第3回千葉市議会定例会で、一般質問が文書による質問となったが、実際に行ってみて感想はいかがでしょうか。また、今後、市長としてはどうお考えになられたか教えてください。
(市長)
文書質問の制度については、急に決まったわけではなく、昨年までの議会改革の議論の中で、例えば災害に相当するような事が起きた場合の対応として、口頭による一般質問に代わる方式として制度化されているものであります。
今回、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえて、市議会で手続きを取って、今回の取り扱いとなったということで、私としては議会の判断は尊重したいと思っています。
また、今回の措置を取られたことの理由の一つに、新型コロナウイルス対応の業務を担当している部署への影響を考えていただいたということで、議会の判断については、私としては理解をするところです。
私どもとしては、文書回答は結構大変で、一般質問は、通常、局長答弁になりますが、もちろん局長とは答弁の方向性はすり合わせしていますが、今回のように文書で回答しますと、私から議長に対して回答することになりますので、全ての質問に対して、全ての回答や文言について確認させていただいた上で議会に送付しています。
一般質問はほとんどが局長答弁ですが、文書については、市長答弁と同様の重みがあると考えており、我々としてはしっかりと時間をかけて対応させていただいたということが実態です。
課題については、議会でも検証されると伺っていますので、課題があるということであれば検証されて、その結果については、改めて私どものほうでもその結果を踏まえて、尊重して対応していきたいと思っています。
(記者)
ワクチン接種についてお伺いしますが、先日、浦安市で10月末に集団接種を終了するという発表がありました。
千葉市内での集団接種については、昨日、若年層への接種を呼びかけるための広報デザインを制作した方の表彰をしていましたが、改めて今後のワクチン接種の計画はいかがでしょうか。
(市長)
全体の接種計画については、先日、公表しているとおり、12歳以上の方が対象になっていますが、11月中・下旬までにはその85%の方が2回接種を完了できる計画を立てており、その計画に沿った対応をしています。
相当程度の市民の方には予約を取っていただいており、今の課題については、接種を希望されていて予約の取れない方について、予約を取っていただくサポートをしっかりさせていただくことと、接種について関心のない方に対して接種の検討をしていただくことだと思っています。
他市では集団接種会場を閉じることや個別接種会場を閉じるというお話がありますが、それは一つの現象でありまして、千葉市も他の市もそうだと思いますが、希望される方と接種ができる場所は、うまくマッチングしていかなければいけないと思っています。
要するに接種場所を重点化して、広く市内ですでに行われてきましたが、この段階で全ての医療機関で接種ができる体制を組む必要はないと思っています。集団接種会場、またはご協力いただける個別接種会場で、いくつか絞り込んで、重点的に接種の機会を確保して、まだ希望されていても予約を取っていない方に予約を取っていただける取り組みを進めていかなければいけない時期ではないかと思っています。
コールセンターにお電話いただければ、さまざまなご事情を伺って、ここで接種していただくことができますよと案内していますし、今まで集団接種会場の予約が非常に取りにくい時期もありましたが、現在まだ枠があります。ホームページ上での予約もできますし、それが難しいという方については、コールセンターでお話を伺って、接種可能な場所について案内しています。
そういった形で、希望される方が必ず接種できる体制をつくり込んでいく中で、接種する場所については重点化を図っていく必要があると思いますので、そういった取り組みを進めさせていただいているということです。
(記者)
新規就農支援について質問させてください。
熊谷市長時代から掲げていた高付加価値農業ということで施策を推進させてきたかと思いますが、今後もその方針で進めるということでよろしいのでしょうか。
(市長)
はい。新しく農業に参入いただける方にどういったメッセージを伝えていくべきかということですが、長く農業経営を続けているという見込みを持ってもらうことが大切だと思っています。
繰り返しになりますが、千葉市については、場所が大消費地に近く、近郊農業として非常に収益を上げやすい側面もありますので、千葉市の立地や農業をする上で必要な経費や施設について説明したり、講義などで学んでいただいて農業を始めることで、しっかりと収益が確保できることを伝えて、理解いただくことが大事ではないかと思っています。
事業として続けていけるということについて理解していただくために、高収益の農業の仕方を学んでいただくことは、極めて大事ではないかと思っています。
(記者)
そうなると、新しい設備などの導入も支援していくというお考えですか。
(市長)
はい。新規就農支援につきましては、既存の支援制度も様々ありまして、支援制度もある意味、充実しているところであります。
展開されたい事業形態に応じた初期投資についても、しっかりご相談していただく体制を整えているというところです。
(記者)
千葉ロッテマリーンズですが、現在1.5ゲーム差で2位です。もしかしたらペナントレースで優勝できるところにいますが、それについての受け止めと、ペナントレースで優勝した場合、千葉市として何かされる予定などがありましたら教えてください。また、市長のマリーンズに対する思いを一言いただけますでしょうか。
(市長)
少し前にマジックが出そうになったときがあったと思いますが、そのときは連敗されるなど、非常にやきもきしながら見ていました。毎日注目しながら、本当に強い関心を持って応援させていただいています。徐々に調子が上がってきていると私は思っていますので、ぜひこの調子で試合を進めていただいて、下克上ではなくて、1位になっていただいて、そして、日本シリーズに行くことを目指していただきたいと思いますし、そうなってほしいなと思っています。
下克上が前提になっているような受け止めが世の中にあると思いますが、優勝できるのではないかと思っていますので、市として優勝した場合にどのようなことができるのか、検討させていただきたいと思っています。
平成25年に千葉市で勤務する機会をいただきまして、そのときは経済部長として来たものですから、市内のプロスポーツチームを支援することが仕事でしたので、その時期から本腰を入れて応援させていただいています。
(記者)
衆議院議員総選挙の対応について、3月の市長選挙で、市長は多様な政党から支援いただいて当選されたわけですが、それを踏まえて、今度の衆議院議員総選挙では、どのような対応をお考えでしょうか。
(市長)
今回は衆議院議員総選挙で、今後立候補者が明らかになっていくわけですが、市長選挙でご支援をいただいて、市政運営にもご協力をいただいている方が何人も立候補されます。そういった方々から、何かしらのお話や応援の要請があれば、そこはしっかりと考えさせていただきたいと思っています。
(記者)
支援いただいたところでも、政党で支援の差をつけたりということはないでしょうか。
(市長)
市長選挙については、皆様ご存じのように政党を超えたご支援をいただきましたので、政党というわけではなく、立候補される方から個別に様々な要請があれば、必要に応じて対応していきたいと思っています。
(記者)
今月下旬頃の千葉県の感染防止対策の認証店や確認店などでの緩和について、新たなベースとして基準を示されると思いますが、千葉市には特に飲食店が多くありますが、市長としては、飲食店の緩和はどうやって進めていくべきだとお考えでしょうか。
例えば、認証店では1グループは4人までの利用になると思います。まだ一部規制があると思いますが、早急に緩和しても大丈夫なのか、それとも、もう少し様子を見たほうがいいかなどについて、どうお考えでしょうか。
(市長)
感染状況を踏まえて対応していくべきだと思っています。
基本的な考えは変わっていませんが、しっかりとした対応を取っていただいている飲食店については、必要な緩和をしていくべきだと思います。感染症対策によって緩和に差が出ることは、むしろあるべきだと申し上げてきました。
今回、どのような形で緩和されるのか、まだ具体的なことは伺っていませんが、感染状況に応じた対応を取っていきます。
ただ、いきなり全てを緩和することについては、まだ市民の中に不安があると思いますので、そこは慎重に考えていただきたいと思っています。
(職員)
ほかに質問はいかがでしょうか。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了します。

このページの情報発信元

総合政策局市長公室秘書課報道室

千葉市中央区千葉港1番1号

ファックス:043-245-5598

publicity@city.chiba.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを編集して、改善提案する改善提案とは?