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更新日:2022年7月13日

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動画とテキスト(令和4年4月13日)

動画

テキスト

冒頭発言

それでは、定例記者会見を始めます。
発表前に2点、お話をさせていただきます。
初めに、新型コロナウイルス感染症に関してです。
まん延防止等重点措置の解除から3週間が経ちまして、千葉市の新規感染者数は下げ止まり、横ばいの状況となっています。若い世代などでは増加の傾向も見られているところです。
現在、重症者は少ない状況で、入院者数も緩やかに減少傾向ですが、感染が再び拡大することによる通常医療への影響や医療提供体制のひっ迫も懸念されるところです。
高齢者施設などにおきましては、従事者向けの集中的なPCR検査の実施などの対策を現在も引き続き行っています。
また、感染者数が再び横ばいから増加傾向にある保育所や学校についてですが、保育所におきましては、陽性者が出た場合、これまでは園全体で3日間の完全休園を行っていましたが、濃厚接触者の範囲などを踏まえ、完全休園の対象範囲をクラス単位などに限定して実施することで、感染拡大の防止と保護者の皆様の負担軽減の両立に努めてきたところです。
また、学校においては、まん延防止等重点措置の解除を踏まえて、部活動に関して段階的な活動制限の緩和を行ってきたところですが、最近の感染状況を踏まえると、さらなる制限緩和につきましては、感染状況を注視した上で慎重に検討していく必要があると考えています。今後も引き続き、基本的な感染症対策を徹底しながら柔軟な対応をしていかなければいけないと考えています。
市民の皆様、事業者の皆様におかれましては、マスクや手洗い、消毒、換気、密を避けるという基本的な感染予防対策を徹底していただいて、日々の健康観察をしっかりと行っていく中で、少しでも体調に異変を感じられましたら、ご自宅で静養していただくなど、ご理解とご協力を改めてお願いしたいと思います。
次に、3回目のワクチン接種についてですが、ご承知のとおり、ワクチンは発症を予防する高い効果があり、重症化の予防効果も確認されています。
3回目の接種につきましては、2回目の接種から6カ月経過した後に速やかに接種していただけるように、接種券を順次、前倒しで発送しています。接種券が届き次第、予約いただき、接種を受けることができる状態にあります。
千葉市では、若い世代への接種につながるように、既に集団接種会場では、土日、夜間の開設に加えまして、予約なしの接種も実施しています。また、保育所、学校等に勤務する職員などの従事者向けに、希望される方について3回目接種に係る職域接種を実施します。新年度に入り、人の流れが増える時期になってきています。改めて、若い世代の方におかれましては、これを機会にワクチン接種について積極的な検討をお願いしたいと思います。
続きまして、ウクライナ避難民の方への支援状況について、現状をお知らせします。
現在までに千葉市では10世帯から相談を受けており、このうち4世帯9名の方が市営住宅に入居されています。今後もウクライナから避難された方が千葉市での滞在を希望される場合には、災害被災者用に確保している市営住宅や、生活の立ち上げに必要な物資の提供を行います。滞在が長くなってまいりますと就学や就労の生活相談も必要になってくると思いますし、区役所への転入手続きや健康保険の加入手続きなども必要になります。生活を続けていく上で必要な支援について、切れ目なく行っていきたいと思っています。
そこで申し上げておきたいのが、国の支援の在り方についてです。
主に身寄りのない避難民の方々を対象に、国が生活支援金や一時金の支給などを行うことは報道を通じて承知していますが、一方で、千葉市にこれまで避難されてきた方々は、知人や親類を頼って来日されている方であり、国の支援の対象外となる懸念があります。着の身着のまま来日されているのは同じであり、こうした方々からも今後の避難生活に不安があるとの相談をいただいています。頼られている知人や親類に経済的余裕があるとは限りません。言葉も通じない遠く離れた我が国に避難されてきたのは、そうした知人がいるからであり、国としても、避難民であるからこそ特別に在留資格を認めていると考えており、そうであれば、基本的な生活支援、とりわけ経済的支援については、国が区別なく行うべきではないかと思っています。
千葉市としましても、国や千葉県の支援策を踏まえ、改めて生活支援金の支給も含めて、生活の立ち上げが円滑にできて、時間経過に伴い、生活ニーズも変わってきますが、切れ目のない対応ができるような支援策の拡充を検討していきたいと考えています。
国が用意した一時滞在施設の利用の有無や、身寄りのあるなしに関わらず、国が避難民の支援を行うべきではないかと考えています。
それでは、発表事項に入ります。
今日は、発表事項が2件、お知らせが5件です。
発表事項の1点目は、保育所の待機児童ゼロの3年連続の達成についてです。
本年、4月1日現在におきまして、国の定義による待機児童数がゼロとなり、3年連続して、待機児童ゼロを達成することができました。
待機児童数等の状況についてですが、4月1日における入所の申込者数は1万8,430人で、このうち入所いただいた児童は1万7,842人です。
国の定義による待機児童数はゼロですが、入所待ち児童数は588名で、内訳としては、保育ルーム、企業主導型の保育事業等を利用しながら保育園の利用申込みをしている方が12人います。空きがある施設等の紹介やあっせんをしましたが、特定の保育所のみを希望するなどの方が576名いらっしゃいます。
続いて、令和3年度の主な取り組みです。
待機児童ゼロにつきましては、千葉市の子育て施策の柱の一つとして、受け入れを円滑に行うための対策を行ってまいりました。
施設整備としましては、定員増により既存施設を可能な限り活用するということと、保育需要が高くて、施設整備の必要性が高い、特に駅の周辺地域に重点的に保育所などの新設を進めさせていただき、209人の受入れ数を増やしています。
また、各区に子育て支援コンシェルジュを配置しており、保護者から様々な相談を受けて、ニーズに合った保育サービスについて情報提供をしています。
例えば、一番近い保育所だけではなく、ほかに利用ができる保育所への紹介も行っているほか、空きのある保育ルームや長時間の預かり保育を実施する幼稚園などの紹介・あっせんも細かく行っています。
また、保育の質の確保に関しまして千葉市では、保育士の配置や乳児室の面積について、国の基準を上回る基準を設けています。これを継続していくとともに、運営事業者の選考に当たっては、外部の専門家も入れて厳密な審査を行っています。
令和4年度については、新たに交通事故を防止して、児童の命を守るための対策として、路面標示によって注意喚起を行うキッズゾーン整備を稲毛駅周辺13カ所でモデル的に行います。
また、園外活動を見守るスタッフの雇用に係る費用の一部を助成するキッズガード配置助成を行うことにしており、園外での児童の安全確保にも努めていきたいと考えています。
発表事項の2点目は、稲毛海浜公園に海へ延びるウッドデッキがオープンすることについてです。
稲毛海浜公園の持っている都市型ビーチのポテンシャルを最大限に活かしていきたいと思っており、これまで民間活力の導入による海辺を活かした公園リニューアルを進めてきています。
今回、稲毛海浜公園の中のいなげの浜に、誰もが気軽に海上散歩を楽しんでいただける海へ延びるウッドデッキを今月29日金曜日にオープンします。
このウッドデッキは、延長が90メートルあります。先端は、海底から約5.2メートルの高さとなっており、車椅子を使われている方でも先端まで行けるように、デッキの中央部にスロープを設けています。
ウッドデッキの先端には、椅子やテーブルを配置して、訪れた方がくつろいでいただけるスペースを設けるとともに、ウッドデッキの手前では、キッチンカーによるカフェ営業が行われます。また、夜間は22時までライトアップしまして、非日常的な空間の演出も行っていきます。
今月29日のオープンの当日ですが、運営事業者によるイベントが開催されます。
内容は、マルシェの開催、いなげの浜でのビーチスポーツ体験、市立稲毛高等学校・附属中学校吹奏楽部による演奏などを予定しています。
海の上から望む夕日、富士山、また、長く連なる砂浜など、ここでしか見られない風景、体験、新しい都市型の海辺の過ごし方を市民の皆様にぜひ楽しんでいただきたいと思っています。
続いて、お知らせ事項です。
お知らせ事項の1点目は、株式会社千葉ロッテマリーンズと株式会社ZOZOと連携した、政令指定都市移行30周年のPRについてです。
今年は、千葉市が政令市に移行して30周年であるとともに、千葉ロッテマリーンズが千葉市に本拠地を移して30周年の年に当たります。
今週の4月15日金曜日から17日日曜日の千葉ロッテマリーンズの試合では、株式会社ZOZOの協賛により、千葉ロッテマリーンズの千葉市移転30周年を記念したイベントが開催されます。
これに合わせて、本市の政令市移行30周年のPRのため、株式会社ZOZOと千葉ロッテマリーンズと本市の共同企画によるコラボポロシャツの販売を行います。
このポロシャツは、4月15日金曜日から予約受付開始となります。市民の皆様や、千葉ロッテマリーンズのファンの皆様をはじめとして、多くの方々にぜひ購入いただきたいと考えています。
また、試合にお越しになった皆様方に、千葉市と千葉ロッテマリーンズの30年の歩みを振り返るリーフレットを配布するほか、16日土曜日の試合ではスタジアムの外周で現在、市内で実証実験を行っている電動キックボートの試乗体験を実施します。お子様向けには、miniSegwayの試乗体験も準備していますので、ぜひ参加して楽しんでいただければと思います。
今後も政令市移行30周年の様々な取り組みを通じて、市民の皆様が千葉市のまちづくりについて考えてただける機会を提供していきたいと思っています。
お知らせ事項の2点目は、Iot技術を使ったスマートごみ箱の実証実験を開始することについてです。
千葉市では、東京大学大学院の情報学環・学際情報学府の越塚登研究室と共同で、千葉市動物公園内のごみ回収の最適化を目指すスマートごみ箱の実証実験を、4月16日土曜日から開始することとしました。
テクノロジーを活用したスマートシティの実現に向けて、今、直面している地域課題に市民や事業者の方と一体となって解決に向けて取り組んでいきます。
また、今回協力いただきます越塚研究室では、IotやAIをはじめとした情報技術の研究や、都市空間における社会課題の解決に関するスマートシティの研究が行われています。
スマート化によって、ごみ回収の最適化を目指すものですが、同じ課題認識を持つ千葉市との連携の一環として、千葉市動物公園をフィールドとして実証実験を行うというものです。
越塚先生は、千葉市スマートシティ推進ビジョンの策定に際しまして、千葉市新基本計画審議会のスマートシティ部会の委員として助言をいただいている経緯もあります。研究の実証実験の場として、千葉市の動物公園を選んでいただきました。
内容については、公園内の来園者用ごみ箱に距離センサー機能付きの小型コンピュータを設置して、ごみの収集状況をリアルタイムで公園管理者に通知します。通知を受けた公園管理者は、こうした情報を基に最適なタイミングでごみ回収を行うこととして、衛生環境を保ち、効率的なごみ回収を行っていきたいと思っています。
蓄積量の変化や、ごみの回収に関するデータを収集して、AI技術でパターン分析するなど、最適な回収に努めて、回収に係る業務量の削減やごみ箱の最適配置に取り組んでいくとともに、来園者数の予測に基づきながら、ごみの蓄積の予測などにも取り組んでいきたいと思っています。
今回の実証実験を進めることで、不要なごみ箱の削減や、最適な配置・回収が実現できると思っており、動物公園の経営の改善にもつながるものと期待しています。
お知らせ事項の3点目は、千葉市動物公園年間パスポートの提携パートナーシップをスタートすることについてです。
動物公園では、購入から1年間、何回でも入園できる年間パスポートを販売しています。
昨年度の入園者数については、平成22年度から12年間で最多となっており、今後、動物公園のリピート顧客をさらに増やしていくことと、年間パスポートで動物公園と市内の様々な提携施設をつないでいくことで、新しい動線をつくって回遊の促進を図ることも目的としています。
提携パートナーシップを立ち上げまして、新しい特典サービスを、明日4月14日木曜日から開始します。
3月31日現在で加入いただいているのは40の企業・団体様となっており、現在、随時加入受付をしておりますので、ぜひ加入の検討をいただきたいと思っています。
特典サービスですが、年間パスポートを提携先で提示いただくことで、施設ごとに用意された特典を受けることができます。提携先の特典内容は資料のとおりですが、ホームページや動物公園のZooFullというアプリなどでもお知らせしていくことにしています。
また、これまで経営改善を進めてきましたが、冒頭でもお話ししましたとおり、昨年度の入園者数が平成22年度からの12年間で最多の68万9,360人となりました。収入面でも、入園料収入と駐車場利用料は、政令指定都市になった平成4年度以降で最高額の3億3,875万3,000円となりましたので、併せてお知らせします。
お知らせ事項の4点目は、千葉市中小企業者事業継続支援金の申請受付を開始することについてです。
国では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者向けに事業復活支援金を実施していますが、国の支援金の対象外となる市内事業者向けに、市独自の支援金として、千葉市中小企業者事業継続支援金を創設しました。
国の支援金は、売上げの減少要件が30%以上となっていますが、市の支援金は20%以上30%未満の事業者を対象としています。給付金の額は、1社当たり一律20万円です。
4月20日水曜日から申請受付を開始しますので、多くの事業者の皆様に活用いただきたいと思っています。
お知らせ事項の5点目は、音楽団体等による音楽鑑賞公演等の会場費の支援です。
文化芸術活動の創出に向けて、音楽団体がこれからも継続して活発に音楽鑑賞公演等を開催できるように、会場費への補助を行う新たな制度を創設しました。
補助対象は、千葉市を拠点として活動されるなどの要件を満たしている団体です。
補助金の交付の決定があった日から令和5年3月31日までに、市内または県内他市で実施される音楽環境公演費用または練習などで使用する会場の使用料等の半額を補助するものです。1件当たりの上限を30万円としています。
募集期間は、1次募集と2次募集に分け、1次募集が4月15日から5月17日、2次募集が6月1日から6月30日までとしています。ぜひ多くの団体に募集いただきたいと思います。
最後に私からもう一つお知らせがあります。
皆様も興奮冷めやらぬところだと思いますが、4月10日、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が完全試合を達成されました。
千葉ロッテマリーンズが千葉に移転、時を同じくして、千葉市が政令指定都市に移行して30年を迎えたこの節目の年に、記録ずくめの歴史的偉業が達成されました。千葉ロッテマリーンズと千葉市の歴史に輝く新しい1ページを刻んでいただき、非常に感慨深いものを感じています。
偉業の立役者となりました佐々木朗希投手と、この記録を攻守ともに支えたリード役の松川虎生捕手に対して、市民に感動の輪をもたらし、ホームタウンである千葉市を大いに盛り上げるとともに、30周年を迎え、これからの将来に向けて、千葉ロッテマリーンズと千葉市の新しい時代を切り開いていただいた功績をたたえて、この2人に千葉市特別表彰として、「新時代・ホームタウン感動賞」の贈呈を決定しました。
贈呈式の日時などの詳細は球団と調整中でありまして、固まり次第、皆様にもお知らせします。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
ウクライナからの避難民について、市として、避難されて来る方を大々的に受け入れるというような活動はされるのでしょうか。
(市長)
千葉市で避難生活を送りたいという方に対して、市内で避難生活を送る上で必要なサポートをさせていただくものです。個別に相談いただく場合や、今後は出入国在留管理局からも希望している方がいるという連絡があるかと思いますので、一件一件個別にきめ細かく対応していく態勢を市役所で取っている状況です。
(記者)
市営住宅での受け入れを行っているとのことですが、どれぐらいの規模になる見込みでしょうか。
(市長)
生活支援のための支援制度が国から少しずつ明らかになってきており、千葉県でも様々検討されていると聞いています。それぞれの機関がどういったところを支援するのか、対象となる方が様々あるようです。千葉市へ避難されてきた方からの目線で生活を立ち上げて、今後どこまで長期化するか分かりませんが、生活をしていく上で、時間の経過とともにニーズが変わってくると思いますので、その時々に応じて必要なものは何かという観点で、切れ目のない対応ができる支援策の拡充を検討していきたいと思っています。
特に生活支援金については、国の支援策の対象が、身寄りがなく日本に来られた方という線引きをしているようですが、もともと頼る方がいて来るのが避難民の方ですので、国として避難民を受け入れるのであれば、基礎的な部分は国で見ていただいた上で、例えば、自治体は市営住宅を提供することや、医療や就業の支援、対人サービス的な面で生活環境を支えていくような役割分担をすることがいいと思います。それぞれで対象が違うと、おそらくウクライナから避難された方々にとって分かりにくいと思います。我々としても説明をすることが難しくなりますので、基本的な経済的支援は国にしていただきつつ、それぞれの滞在する環境に合わせて自治体がきめ細かな生活支援をしていく形が望ましいのではないかと思っています。
いずれにしても、国と千葉県の支援策が出てくると思いますので、そういった状況を見ながら、避難されている方の目線で何が必要なのか改めて検討して、パッケージ的な支援策や、不足している部分を拡充していきたいと思います。
(記者)
待機児童ゼロ達成の件ですが、コロナ下の影響によってテレワークなどで勤務する方が増え、子育てに関する環境も変わってきたと思います。そういった中で、子育て世代がどれぐらい転入されてくるのか今後の予測をお伺いします。また、子育て世代を受け入れていきたいのか、市としてのスタンスもお伺いします。
(市長)
子育て世帯につきまして、希望される方については、ぜひ千葉市に転居いただきたいと思っており、これから全体として人口が減少していく社会において、人口規模をできるだけ確保していくことは極めて重要です。
また、コロナ下において、昨年1年間、千葉市に転居いただいた方が5,920人いらっしゃいまして、全国でも6番目の規模でありました。コロナ下で生活様式が変わる中で、千葉市の住環境や生活環境が好まれて、選ばれていると思っています。今後も磨いていきたいと思っていますが、仕事と子育てを両立する中で、子どもの預け先は極めて重要な子育て世帯の支援策だと思っていますので、待機児童ゼロについては、これからも施策の柱の一つとして位置づけて、待機児童を極力ゼロにしていくとともに、入所待ち児童の方についても、地域ごとに不足しているところについては拡充を行うなど、対応を図っていきたいと思っています。
(記者)
佐々木朗希投手の完全試合達成に対して、「新時代・ホームタウン感動賞」を授与するとのことでしたが、千葉市で授与するのはこれで何人目なのでしょうか。
(市長)
その時々で、千葉ロッテマリーンズで歴史的な記録を達成された選手がいらっしゃって、市民に大きな感動を与えた場合には、特別表彰を実施してきています。その時々の名称を付けて授与していまして、今回は「新時代・ホームタウン感動賞」としました。この名称は初めてですが、福浦選手が2,000本安打を達成したときには同じ名称ではありませんが、特別表彰をしたことがあります。
(記者)
遡って、同様の表彰を受賞した方はいるのでしょうか。
(市長)
この後、担当に聞いていただければと思います。
(記者)
改めて、完全試合を達成されたときの感動を教えていただけますか。
(市長)
私はテレビ配信で見ており、私が思ったのは、9回表は野手の方もみんな緊張されていて、内野ゴロの送球は少し高めの1塁送球だったのではないかと思いました。チーム全体として記録を達成しようという雰囲気は、画面を通しても伝わってきました。
私は、捕手の松川選手がすばらしいなと思ったのは、9回表の完全試合が決まる回で、何回もフォークボールを要求していたと思ったのですが、フォークボールは後ろに逸らす可能性もあるので、自分がリスクを負う面もあるかと思いますが、そういった中でも投球の組み立てをしっかりと考えられて、勝負強さと信頼性の高さを発揮されたと思い、大きな感動をいただいたと思っています。
(記者)
千葉ロッテマリーンズについて、今シーズンの成績はどれぐらいを期待するかということと、今後の千葉市において千葉ロッテマリーンズという球団に対する期待をお願いできますか。
(市長)
今シーズンは、4月の段階でビッグニュースをいただいて、非常に市内も盛り上がっていると思いますし、市民の皆様も素直にうれしいと思っていると思います。もちろんリーグ優勝、それから日本一を目指していただきたいと思いますし、それに向けて、20歳と18歳のバッテリーで歴史的偉業を達成してくれました。常勝チームになって、ペナントを勝ち取り、日本一になるという雰囲気が高まっていると見ていまして、大いに期待しています。
また、千葉市民にとって千葉ロッテマリーンズの存在は、共に歩んでいるチームということで、うれしさも、苦しさも、いろいろな局面を共有できる身近で応援できるチームではないかと思っています。
(記者)
ウクライナ避難民の関連でお伺いしますが、生活支援金の支給を含めて、市としても検討していきたいという話がありました。先ほどの質疑では、生活支援金は国が行って、市はできるだけ生活支援の方に回るべきという話がありましたが、その点について、詳しく教えていただけますでしょうか。
(市長)
国も支援策を少しずつ明らかにしてきていると思いますし、各自治体で様々な支援策が出てくると思いますが、国として避難民を受け入れて、在留資格を認めているわけですので、避難されてきた方の基礎的な経済的支援については、身寄りのあるなしで分けることは、現実にそぐわないのではないかと思っています。在留資格を認める段階、また、入国を認めるということであれば、避難民として受け入れるということですので、ベーシックな部分として、生活支援を行うべきだと思っています。
自治体によって、金額に差があったり、国によって受けられる支援金の対象が違うということは、非常に分かりにくいと思いますし、避難されている方も戸惑うと思います。
支援金については、生活をしていく上で極めて重要な要素になってきますので、経済的支援は国が行いつつ、それぞれの避難先での行政サービスについては、自治体がしっかりと対応していくというような役割分担を明確にするべきではないかと思っています。
その上で、避難される方々の生活を送るために必要な支援策が抜けている場合や不十分な場合もあると思いますので、市としても改めて、避難されて生活を立ち上げる段階で、例えば、仮に国の支援金の対象外になってしまう場合であれば、生活支援金を支給する必要もあるのかもしれません。また、これから滞在して少し落ち着かれると、お子さんがいらっしゃる方は就学の話も出てきますし、就労の話も出てくるなど、時間の経過とともに、ニーズも変わっていくと思います。そういったニーズはお話を伺いながら、全庁的に対応を取っていきたいと思っています。
(記者)
国からの生活支援金は、一日2,400円と言われていますが、その額自体の評価と、それが足りないということであれば市として上乗せする可能性が今後あるのかお聞かせください。
(市長)
市として支援金をどういう範囲で、どういう金額ということについては、国の支援策を見た上で、千葉市で生活するに当たって、就労の状況もあると思いますので、必要な額を見ながら、不足している場合には、市としての単独の給付金を考える必要があると考えています。
(記者)
今週金曜日からいよいよXGamesが始まりますが、今月、新しいスケートボードパークがオープンしました。スケートボードの市内への広がりが進んでいるかと思いますが、一方で中央公園ではスケートボードは禁止されています。そこまで大きな問題にはなってはいませんが、中には禁止されている公園でスケートボードをしている人もいます。新しいスケートボードパークができた中で、これから千葉市内でスケボー文化が広がるために必要なことと、市長としてはどう受け止めていらっしゃいますか。
(市長)
スケートボードを愛好される方は、今でも増えていますし、今後も増えていくと思います。私も4月2日のフクダ電子ボードエリアにオープニングイベントも出席しまして、多くの小学生にご参加いただきました。服装などもしっかり揃っていて、競技の広がりを肌で感じた次第です。
ただ、練習場については、公園で練習される方もいらっしゃいまして、様々なご意見をいただいています。公園の使用ルールが今後どうあるべきかについては、整理した上で、理解される範囲で練習していただくのか、市として限定的な場所のみ認めることとするのか、様々な方の意見を聞いて、改めて整理していかなければいけません。愛好される方、そうでない方、周辺にお住まいの方の意見も踏まえて、市として公園をどう使っていただくのか、改めて考えていきたいと思っています。
(記者)
フクダ電子ボードエリアの営業は夜の19時までで、昨日取材に行ってきたのですが、夜間もやりたいという方がいらっしゃいました。今後、夜間の営業時間も追加するのでしょうか。それとも、蘇我は交通のアクセスも良くないという方もいらっしゃいましたので、今後、新しいスケートボードの施設を増設していくのでしょうか。もしくはフクダ電子ボードエリアを強化するのか、こちらについてはいかがでしょうか。
(市長)
オープンをしてから1カ月経っていませんので、フクダ電子ボードエリアの利用状況を改めて確認したいと思います。施設整備には一定の場所が必要になりますので、市として増設していくことについては、改めて判断しなければいけない要素が多いと思います。
一方で、千葉公園の整備では民間活力を導入して行いますが、千葉公園の中にスケートボードやBMXができるような場所を造ってはどうかという提案もありますので、利用の実体と事業者の方の意向も踏まえながら、どういった形が最適なのか、しっかり検討していく必要があると思っています。
(記者)
XGamesについて、市としては経済効果を期待していると思いますが、現時点において宿泊などで効果が出ているなど、把握しているものがありましたらお伺いします。
(市長)
開催に向けての様々なサポートを行っており、現時点において経済面で効果があるかについては、集計ができていません。開催後に主催者から様々な話を伺って、経済効果を把握していきたいと思っています。現時点で、明確に言える情報は持ち合わせていません。
(記者)
千葉市動物公園について、この12年で入場者数と入園料収入とも歴代で1番高くなったということですが、コロナ下でこういった実績が収められたということは、どう分析されていますか。
(市長)
入場者数が増となった理由については、担当部署に分析をしていただいています。大きい事柄としては、チーターの出産で6頭が生まれたことではないかと思っています。
コロナ下でどうかということについては、屋外の施設として、安心感を持って出かけられるという場所として認知されてきたのではないかと思っています。
また、動物公園でも非常に新しい取り組みを進められており、例えば、クラウドファンディングの実施や、協力していただいた方が動物公園の運営に対して参画意識が持てるような取り組みもしていただいていますので、そういったことも入園者数の増につながっているのではないかと思っています。他にも商業施設などとの連携事業も行いまして、例えば、そごう千葉店の中での企画や海浜幕張駅周辺での様々なイベント企画を行い、集客につながる取り組みが一定の効果を上げているのではないかと思っています。
(記者)
音楽団体等による音楽鑑賞公演等の会場費の支援について、こちらの背景としては、前回の千葉市議会で和解案継続になったことへの対応策という認識でよろしいのでしょうか。
(市長)
制度自体は、予算案として計上されており、併せて和解案も別に出しています。今まであったホールが使えていない状況が続いていますので、市内の音楽団体の活動を活発にしていただきたいという目的で制度を創設しています。これまであった旧京葉銀行文化プラザの音楽ホールが使えていない状況を補う目的での支援策です。和解案は継続審議になっていますので、関係者に対して説明を行っているところであり、関連はしますが直接的な裏表というわけではないと考えています。
(記者)
待機児童ゼロに関してですが、入所待ち児童数はまだ588名いらっしゃるということで、その数は去年から増えているようです。今後の対応策として、どのように改善していくかについて詳しく教えていただければと思います。
(市長)
特定の保育所のみを希望する方が576名おりまして、昨年度に比べて109名増加している状況です。個別の事情を伺いながら、希望されたところに近い保育所のあっせんもしていますが、1カ所のみを希望されている方が増えている状況もありますし、それも難しければ自宅にて自分で対応するという方もいらっしゃいます。何かすれば一度に解消するというものでもないと思っており、地道な取り組みや希望されていたところの近隣の保育所や保育園を案内していくことが必要だと思います。特色ある保育をされている私立の保育所や保育園もありますので、そういった取り組みをお伝えして、第2希望のところには入っていただけるような情報提供を地道に続けていくことが一つだと思います。
また、入所待ち児童が発生している地域には偏りもありますので、その地区の状況を見て、必要な受皿を増やしていくことを併せて行っていきたいと思っています。
(記者)
XGamesについてですが、千葉市をスケートボードやBMXの聖地として目指すなど、どういったスタンスでXGamesを誘致されたのか、改めて教えていただければと思います。
(市長)
スポーツ文化の面からいきますと、市内で市民の方が自らスケートボードを楽しめる環境をしっかりと確立していきながら、世界規模のハイレベルな大会を間近に見られる環境をつくっていくことが、日本のアクションスポーツの文化を広げていく上で重要ではないかと思っています。千葉市内だけではなくて、国内でアクションスポーツ愛好家が増えていますが、愛好者の広がりに対応して競技を見られる環境を増やしていくなど、日本の中での役割を千葉市も一定程度果たしていきたいと思っています。
(記者)
客引き行為等の防止に関する条例のことでお伺いしますが、4月1日から完全施行になりましたが、市長から見て、これまでのところの効果について、どのように感じていますでしょうか。まだ客引き行為をする方はいらっしゃると思うのですが、どういった対策が必要なのか改めて教えてもらえますか。
(市長)
条例が施行されればすぐ客引き行為する方がいなくなるというわけではないと思っています。千葉市、富士見町地区環境整備連絡協議会、千葉県警察と協力して客引き行為の解消に向けて、地道に取り組んでいく必要があると思っています。
千葉県警察OBにお越しいただいて、指導員の態勢を組んで、順次、対象地区を巡回していますので、そういった取り組みを積み重ねて、粘り強く続けていく必要があると思っています。私の方にも、まだ客引き行為をしている方がいるという話はいただいていますので、引き続き、対策していかなければいけないということを強く思っています。
(職員)
ほかにございますか。質問がないようですので、以上をもちまして定例記者会見を終了します。

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