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更新日:2022年9月20日

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動画とテキスト(令和4年5月27日)

動画

テキスト

冒頭発言

それでは、定例記者会見を始めます。
発表事項の前に、市内における新型コロナウイルス対策関連について申し上げたいと思います。
新規の感染者の数について、ゴールデンウィーク後の状況を注視すると申し上げていましたが、連休明けの1週間は増加に転じましたが、その後は再び緩やかな減少傾向が継続しています。
入院者数につきましては、千葉市を含めた千葉医療圏で病床使用率は10%前後という低い水準で引き続き推移している状況です。
次に、新型コロナワクチン4回目接種について、明日28日土曜日から集団接種を開始します。集団接種の予約受け付けは、本日から始めています。医療機関での個別接種につきましては、各医療機関で準備ができ次第、5月25日以降、かかりつけの患者の皆さんへの接種を順次開始します。
マスクの着用について、5月20日に国から考え方が示されました。
千葉市として、マスク着用の考え方については、2歳以上の未就学児については、国は一律の着用を推奨してきたわけですが、そういう状況にあっても千葉市では、個々の発達の状況や体調の違いなども考慮して、一律に着用することは推奨しておりませんでした。個々のご家庭の考え方もあるなかで、マスクをとってしまう子どももいたりということもありましたので、一律の着用を推奨していたわけではありませんでした。
今回、国から考え方が示されましたが、千葉市としては、これまで市民の皆様にお願いしてきたことは、変わることがないと考えています。
ただ、熱中症等に気をつけなければいけない時期を迎えます。
市のホームページで、マスク着用についての国の考え方を広報するほか、保育所や学校に関しては、各施設へ改めて通知を行っています。
必要な場面では引き続きマスクを着用いただくようにお願いしますが、夏場は熱中症の予防の観点から、屋外でマスクが必要とされない場面では、着用する必要がないということを市民の皆様にお伝えしていきたいと考えています。
それでは発表事項に移ります。
本日は、発表事項が3件、お知らせ事項が3件です。
発表事項の1点目は、千葉市農政センターリニューアルプランの策定についてです。
千葉市では農政センターの機能を強化して、農業の成長産業化を支援する現場の拠点とするために、リニューアルプランを策定しましたので、今回お知らせをするものです。
農政センターは園芸振興の技術の普及の拠点として、昭和53年に設立されましたが、40年以上が経過しており、センターの老朽化や指導力の低下等を市内の農業関係者から指摘されているところです。また、技術の革新、担い手の高齢化・減少など農業を取り巻く環境は大きく変化をしてきています。こうした状況を踏まえまして、農政センターの役割や機能を見直して、千葉市の農業の成長産業化を支援するためにリニューアルプランを策定したものです。
このプランの概要については、リニューアルプランの概要をご覧ください。
一つ目に、農政センターが千葉市の農業に貢献をし続ける拠点として、存在意義や活動目的を分かりやすくお伝えするミッションを策定しました。このミッションは、「農業のすぐそばで、『人と技』を活かし、農にまつわる全ての人に貢献します。」ということにしています。
二つ目に、リニューアルの方向性についてですが、今までの農政センターの役割である生産技術の指導、種苗の供給、担い手育成の三つの役割を見直し、農業情勢の変化に対応できるように、スマート農業実証フィールド化、栽培試験・研修の強化、農業技師の指導力の強化の新しい三つの方向性を示して、それぞれの機能を強化していこうというものです。
まず、スマート農業実証フィールド化については、農政センターの中の栽培施設を活用しまして、スマート農業技術を有する企業と農業者のマッチングを行い、真に農業の現場で必要な新しい技術の開発・改良を推進していきます。
次に、栽培試験については、施設園芸での燃油使用量の削減や太陽光パネル下での適切な農業生産を行う営農型の太陽光発電、また、農業分野でのSDGsへの配慮に対応した技術実証を行っていきます。また、農政センターの本来の機能の一つである種苗の供給機能を発展させて、市民ニーズなどを捉えた有効な品種の栽培実証や有機農業の技術の検証も行いまして、新しい生産モデルを創り出していきたいと考えています。
次に、研修の強化では、技術、経営、販売につきまして、実践力を養っていただく1年間の研修を通じて、千葉市内でトマト、イチゴの生産で独立就農し、自身の収益をしっかりと確保していただき、将来的に地域を引っ張っていける農業者の育成をしていきたいと考えています。
最後に、農業技師の指導力の強化について、農政センターの職員の資質の向上になりますが、スマート農業技術を用いて栽培や経営に関するデータをしっかりと分析して、数値の見える化を行い、農業者の迅速かつ効果的な経営判断を支援できるように技師の指導力の向上に努めていきたいと考えています。
また、プランの内容を検討するに当たり、3度の検討会を実施しました。様々な地域の農業者の方、法人、千葉県やJAなど関係機関の皆様にご参加いただいて、農政センターの視察やワークショップ形式によるディスカッションを実施しています。検討会でいただいた意見を踏まえて、今、農業現場で求められている指導を展開していけるような農政センターの実現をしていきたいと思っています。
リニューアルプランの全体につきましては、本日からホームページで公表していますので、そちらもぜひご覧いただきたいと思います。
このプランに基づいてリニューアルを進めまして、農業のすぐそばで、「人と技」を活かして農にまつわる全ての人に貢献していく農政センターをつくっていきたいと考えています。
発表事項の2点目は、今年は千葉市の花「オオガハス」が開花して70周年を迎えることについてです。
昭和26年に花見川区にあります当時の東京大学の検見川厚生農場で発掘された古代ハスの実が、2000年の歳月を経まして、発見された翌年の7月18日に開花してから今年で70周年となります。その間、オオガハスは国内外で合わせて約200カ所に分根され、直近の海外の事例としては、アメリカのヒューストン市やスイスのモントール市などがあり、平和のシンボル的な役割も果たしてきています。
オオガハスが優美に咲く6月から7月にかけまして、開花70周年を記念としたフォーラムを開催するとともに、千葉公園を舞台にオオガハスを楽しめるイベントを開催します。
はじめに、大賀ハス開花70周年記念フォーラムについては、6月25日土曜日に生涯学習センターにおきまして、元NHK理事待遇アナウンサーで、現在、千葉市男女共同参画センターの名誉館長を務められておられます加賀美幸子さんをお迎えして、「万葉の花」と題してお話をいただくとともに、オオガハスの普及啓発に取り組んでおられる方々による基調講演やパネルディスカッションを行います。
次に、YohaS2022ですが、大賀ハスまつりの夜の部として、6月9日木曜日から3日間、千葉公園内、綿打池付近でオオガハスをテーマにした、光と音楽を使った非日常の空間を演出する催しを行います。
最後に、大賀ハスまつりについては3年ぶりの開催になりますが、6月18日土曜日から9日間開催します。オオガハスを観賞しながら学んでいただけるオオガハスガイドやハスの葉に飲み物を注いで茎で飲む象鼻杯の実演がありますので、ぜひご注目いただければと思います。
開花70周年を迎えるこの機会に、ぜひ多くの方にお越しいただきたいと思っています。
発表事項の3点目は、幕張ビーチ花火フェスタの開催についてです。
千葉市の夏の風物詩として毎年開催してきた幕張ビーチ花火フェスタですが、この2年間は開催できませんでしたが、今年は8月6日土曜日に開催することが決定しましたので、お知らせします。
幕張ビーチ花火フェスタは3年ぶりの開催となりますが、社会活動や経済活動の活性化に向けて、また、政令指定都市移行30周年の節目となるこの夏に、市民の皆様にも楽しんでいただけるように開催することとしたものです。
今回、感染症対策を並行して実施しなければいけない状況です。屋外で開催になりますが、適切な距離を保つ必要があると思っており、会場での観覧につきましては、現在は2万人を上限として区切られたエリアの中で市民招待に限定して行うことを考えています。
招待申し込みの詳細につきましては、本日の発表資料のほか、市政だより6月号にも掲載していますが、インターネット、または、はがきで申し込んでいただくことを予定しています。
また、市民招待席に当選されなかった方や千葉市内にお住まいの方にも、多くの方に花火を楽しんでいただきたいと考えており、YouTubeでのライブ配信と地元ケーブルテレビ局のJ:COMによるテレビでの生放送を実施する予定で準備を進めています。
今回の見どころは、海側へ斜めに花火を打ち上げる海上花火をメインとした演出です。千葉市の夜空を彩る3年ぶりの幕張ビーチ花火フェスタをぜひ楽しんでいただきたいと思っています。
次にお知らせ事項です。
お知らせ事項の1点目は、政令指定都市移行・区設置30周年記念フォトコンテストの実施です。
令和4年4月1日、政令市に移行して30周年を迎えていますが、市民の皆様にとって大きな変化は、6つの区役所が設置されて30年ということではないかと思います。
これを記念して、より身近な各区の魅力を改めて感じて、市民の皆様同士でその魅力を共有していただけるように、「LOOK♥6区みんなに見せたいまちの魅力」をテーマとして、インスタグラムを活用したフォトコンテストを開催します。
各区長賞に選ばれた6つの作品には、各区の魅力を感じていただける6区の魅力組み合わせセットと約2万円相当の商品を、入選の12作品につきましては、6,000円相当の商品を贈呈することとします。多くの皆様からのご応募をお待ちしています。
今後、政令施行30周年、様々な取り組みを通じて、市民の皆様に千葉市のまちづくりについて考える機会を提供していきたいと考えています。
お知らせ事項の2点目は、南アフリカからのライブ中継によるバーチャルサファリを開催する千葉市動物公園の取り組みについてです。
動物公園では、日本人女性唯一の公認サファリガイドとして南アフリカのクルーガー国立公園で活躍中の太田ゆかさんとのコラボレーションで、動物公園をインターネットでリアルタイムに繋ぐバーチャルサファリを初めて開催します。
野生の姿をライブで伝えるサファリガイドの案内による野生動物の生態観察やサファリの醍醐味の体験だけではなく、生息環境の破壊、密猟・乱獲による野生生物への影響など、南アフリカで起こっている現実の生のレポートを行います。動物の飼育展示を通じまして、動物の魅力や環境問題を伝える役割を担っている動物公園の職員と、参加者がともに体験し、語り合うことで、動物との共生やSDGsのためにお一人お一人ができることを考える内容となっています。ぜひこちらもご参加いただきたいと思っています。
今年度は、6月から11月までの間に7回の開催を予定しており、スケジュールや各回のテーマなどの詳細につきましては、発表資料に記載していますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
お知らせ事項の3点目は、「6月は環境月間です『脱炭素社会に向けて一歩踏み出してみませんか』」をご覧ください。
千葉市では、2050年のカーボンニュートラルを目指して、行政だけではなく市民の皆様をはじめ、あらゆる方々に、今、自分ができることを考えていただき、実践していくきっかけとして気候危機行動キャンペーンに取り組んでいます。特に6月は環境月間でもありまして、取り組みを強化して、多くの皆様にご参加をいただきたいと考えています。
気候危機について考え、行動するきっかけとしていただく取り組みとして、ちばしエコチャレンジを実施します。省エネやごみの削減などご自身の環境配慮行動をセルフチェックしていただいたり、環境イベントに参加するなど、実際にアクションを起こしていただけないかと考えています。実践いただいた行動に応じて、ちばシティポイントを貯めていただける取り組みとしています。
環境の日である6月5日には、イオンタウンおゆみ野店において、花王グループのカスタマーマーケティング株式会社と協働で啓発イベントも実施します。節水や節電方法につきまして、楽しく学んでいただけるとともに、地球温暖化が進んでしまった未来をイメージした2120年の天気予報などの気候危機について学べる動画を放映することにしています。
このほか、6月1日から4日までは、千葉市の環境のあゆみや地球温暖化対策等、千葉市の環境全般について学べるパネルも提示します。
また、市内の各図書館におきまして、気候変動、ごみ問題などの環境問題をさらに深く考えていただくため、環境関連図書を厳選して、期間限定で展示し、手に取っていただけるようにします。各図書館において展示内容が異なり、大人も子どもも学べる内容となっていますので、ぜひ近くの図書館にお立ち寄りいただきたいと思っています。
本日の発表事項については以上です。

質疑応答

(記者)
幕張ビーチ花火フェスタですが、開催に踏み切った理由としては、どのような理由でしょうか。新型コロナウイルスの感染者は依然として一定数いらっしゃいますが、例えば、墨田区の花火大会など、他の地域でも中止になるところはありますが、開催に踏み切った理由について教えてください。
(市長)
新型コロナウイルスの感染状況ですが、冒頭申し上げましたように改善傾向になってきて、このままいけば出口も見えてきている状況になっていくのではないかと思っています。
現在でも一定の基準を満たせば、イベント等の開催も可能となっています。今年は十分に必要な対策を取った上で社会経済活動や地域活動を少しでも元に戻していく1年にしていきたいと思っており、幕張ビーチ花火フェスタにおいても、どういう対策を取れば開催できるのかを担当部署と一緒に検討してまいりました。
3年前を最後に行っているものと全く同じ形ではなく、以前、有料席の場所として使っていた部分を、今回は市民招待の場所として上限2万人を招待する形で実施していきたいと思っています。
屋外で行われますし、間隔を十分考慮した配置ができるということで、3年前とは若干状況は違いますが、対策を取った上で実施できる措置としてスペースが確保できると判断しまして、開催させていただくこととしました。
(記者)
千葉市民を招待制にしたという理由をお聞かせください。
(市長)
人数制限がありますので、今までは有料席、無料席に分けてやっていましたが、これまでの無料席だと十分な間隔が取れないと思っていました。今回は区域を区切りまして、また、イベントについては、基本的には2万人を上限にして開催するというガイドラインもありますので、それに沿った形で今の状況が仮に続いたとしても開催できるように企画していきたいと思っています。
(記者)
仮の話ですが、また感染者数が増えて、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言が発令された場合、状況は変わるということでしょうか。
(市長)
緊急事態宣言やまん延防止重点措置が発令された場合でも一定の条件を満たせば開催できるというガイドラインも出ていますので、その時点の状況に合わせて、どういった対策を取れば開催できるのかを検討して、実施に向けて検討していきたいと思っています。
(記者)
幕張ビーチ花火フェスタのことでもう少し細かくお伺いしたいのですが、3年ぶりの開催ということで、それまでの使わなかった予算が大規模になったなど、そういったことはあるのでしょうか。
(市長)
幕張ビーチ花火フェスタは、全国的にも民間の協賛金が開催経費の中でも大きなウエートを占めた官民連携の花火大会です。ただ、民間の協賛をいただく従来の形をそのまま導入しますと開催できるかどうか分からない状況だということで、これまで協賛いただいていた企業からは、十分な協賛が得られないのではないかという感触を持っています。
今回は、基本的には企業協賛を求めずに、市の負担で実施できる範囲で実施していきたいと思っています。
(記者)
打ち上げ方法を斜めに打ち上げるということは、到達点が低くなるということですか。
(市長)
有料エリアでしか見られなかったものが海上花火であります。斜め打ちにすると低い位置で開くという形で、以前から有料席の方への限定的な打ち上げ方をしていました。
今回はそのように実施して、広く市民の方にご覧いただきたいと思いますし、会場に入れる人数にも限りがありますので、初めての試みになりますが、地元ケーブルテレビ局のJ:COMに協力いただいて、ライブ中継を行うことにしています。
(記者)
花火だと聞きつけて、市民招待席には入れないが、例えば、国際大通りの辺りから観覧する人がいる可能性もあるのでしょうか。
(市長)
完全には抑えられないかもしれませんが、そういった形で観覧することは遠慮いただきたいというお願いをさせていただきたいと思っています。
(記者)
実際、国際大通りなどは公共の場で道路なものですから、入場とか関係なく観覧できてしまうと思いますが、いかがでしょうか。
(市長)
市民の皆様にはご理解いただけるものと思っています。
(記者)
農政センターのリニューアルプランについて、組織的な指導力の低下を指摘されたことを記載してありますが、かなり厳しい言葉ではないかと思います。具体的には、どのような指摘がされてきているのでしょうか。
(市長)
スマート農業と言われている分野に非常に注目が集まっています。例えば、データを用いた適切な温度管理や、水の量の管理などデータを使った新しい農業という形も出てきています。農業技師も自らの技術を高めることに努力していただいていますが、今回は農政センターの職員だけではなく、農業を支援する民間企業の皆様と連携しながら、最新の技術と市内の農業者をマッチングして、農政センターの農業技師が支えていく体制を新しくつくりたいということです。
(記者)
支援する側の農業技師が最新のスマート農業などについていけないという事情があったのでしょうか。
(市長)
ついていけないというよりも、新しい技術を使った農業の実施が出てきており、そういうものを取り込んでいくことが重要ではないかと思っていますので、民間業者の方に話を伺いますと、農政センターの持っている施設や農業技師の知識にはこれまで培ってきた経験があります。そういったものと、自分たちの提供するテクノロジーを掛け合わせることで新しい展開ができるのではないかという提案をいただいておりまして、それぞれの持つ強みを組み合わせて、新しい農業技術の伝承や指導を行っていける環境をつくっていきたいという趣旨です。
(記者)
幕張ビーチ花火フェスタについて質問ですが、2万人を上限というようなお話だったのですが、従来、コロナ禍以前だと大体、何万人規模で開催されていたのでしょうか。
(職員)
無料と有料の観覧席を合わせまして、約10万人の会場を準備していました。
(記者)
有料席を市民招待席に変えるというようなお話だったのですが、有料席の数でいうと大体どのぐらいの数を市民招待席に変えるのでしょうか。
(職員)
例年、大体4万人の有料席を準備していました。それを今回は無料招待の場所として、しかも間隔を空ける形で、2万人ということを検討しています。
(記者)
有料席がコロナ禍以前だと4万人だったということですが、それを市民招待席に約2万人にするということでしょうか。
(職員)
そのとおりです。
(記者)
農政センターのリニューアルプランですが、期間はどのぐらいを予定されているのでしょうか。発表資料にはそれぞれ時期が書いてあると思いますが、全体としてどれぐらいを計画されていらっしゃいますでしょうか。
(市長)
リニューアルプラン自体は、ミッションを書いていますので、これからの千葉市として農政に関わっていく考え方については、こちらをベースに長く続けていきたいと思っています。
今回紹介している取り組みにつきましては、今年、あるいは、来年度から実施していくものであり、それぞれ数年間程度は続けていき、実施した効果を検証しながら、さらに改善していきたいと思っています。3年や4年で実施するということははっきり書いていませんので、当面の取り組みのベースとなる考え方を取りまとめたものということで理解いただければと思います。
(記者)
農政センターのリニューアルプランについて、40年以上経って施設の老朽化が進むとありますが、プランの内容を見ると割とハード面よりもソフト面的な対策が多いかと思います。ハード面の整備については、いかがお考えでしょうか。
(市長)
ハード面は温室の設備が老朽化していますので、それを新しいものに替えることや、農業機械としてトラクターなどがありますが、こういったものを民間企業の方の協力を得て新しいものに触れられる場所にしていきたいと思っています。
施設は温室のハウスになっていますので、農業資機材として施設でいえばハウスが中心になってくると思っていますし、有機農業については、生産者の方から、どういった展開が可能なのかという相談が寄せられるようになっていますので、有機農業を検証できる圃場をセンターの中に用意していきたいと思っています。
また、どういう商品作物を作っていけば収益が上がっていくのかという話もありますので、今後、有望となっていく新しい品目の栽培を教えられるような場所を確保する取り組みを行っていく環境をつくっていきたいと思っています。
(記者)
農政センターで試行しているスマート農業などは、世界的な潮流でもあると思いますが、今回のリニューアルに当たって、国内で参考にした事例や、もしくは海外で参考にした事例はあるのでしょうか。
(職員)
参考にした事例としては、委託事業者からいくつか提案されたのですが、国の状況などを鑑みて、今回の計画を策定させていただきました。
(市長)
農政部と意見交換をしながら進めてきたわけですが、市の職員だけで検討するのではなく、市内はもとより、国内の様々な関係者からの意見を数多く伺って、次の時代に求められるものは何かということで、実現できるものから実現していくことを、今回のプランとしてまとめたということです。
(記者)
農政センターのリニューアルプランについて、新規就農者アドバンス研修を実施されるということですが、いきなり専業農家になることはハードルが高いのではないかと思います。実際、農業人口も全国的に右肩下がりの状況にある中で、国でも、いわゆる兼業農家のような半農半Xを進められないかという話がされているところであると思います。農政センターでは農業専門の方だけではなくて、兼業農家や半農半Xの方向けの研修や育成をされるお考えはないのでしょうか。
(職員)
新規就農者アドバンス研修は、特にトマトやイチゴなど千葉市で収益性が上がる品目について研修をするものです。今お話のあった小規模農家の方には、私たち農業技師が実際に農家に足を運んで土壌診断や営農指導する体制で支援していこうと考えています。
(記者)
イベント関連でお伺いします。
今回、幕張ビーチ花火フェスタを発表された形で開催するという一方で、親子三代夏祭りは中止となっています。コロナ禍での3度目の夏から秋にかけて、市が関わるような大規模なイベントの見通しがありましたら教えていただけますでしょうか。
(市長)
イベントと一言に申し上げましても、様々な開催形態がありまして、親子三代夏祭りは、今年は中止としました。一方で幕張ビーチ花火フェスタにつきましては、例年とは形を変えますが、開催するという結論となっています。
それぞれの開催形態を見て、どのような対策を取れば開催できるのかを考えた上で、その対策が十分に取れるのかを見極めて、それぞれ判断するということになります。
また、主催される方の考え方というものもあります。
親子三代夏祭りにつきましても、ぎりぎりまで主催の千葉市を美しくする会の皆様が、どういった形であれば開催できるのかということについて、議論を重ねられた上での結論というように承知しています。親子三代夏祭りにつきましては、公道を会場として、いわゆる飛び入り参加もできるような形で踊りが行われるという形態もありまして、主催者からの意見としては、それが通常どおり実施できることが、祭りの肝ですというようなお話がありました。
公道を会場として、総踊り的な形で展開されますが、一人一人の間隔もなかなか十分には確保できない恐れもありますし、主催者としてはどなたが参加されるのかを十分把握することが非常に難しいのではないかという意見もありました。そういった状況の中で、例えば、十分に間隔を空ける、また、参加される方を把握するためには相当程度の対応と手間が必要になってくるということで、仮に現在の感染状況が続いたとした場合に、必要十分な対策を取ることは難しいのではないかという議論があったと伺っており、そういったことを踏まえて、残念ながら、今年は中止という判断に至ったとのことです。
その上で代替的な発表の場をどう確保していくのかについて、千葉市を美しくする会で引き続き検討していただいているということです。
何とか実施していきたいということで検討いただいていることについては、どのイベントでも同じですが、イベントの開催形態を分析し、検討いただいて、今回の親子三代夏祭りについては中止という判断をされたと承知していまして、私としては妥当な判断ではないかと思っています。
幕張ビーチ花火フェスタにつきましては、例年と比べて少し会場配置を変更しますが、エリアを区切って入退場も管理できますし、人数も2万人を上限にして、砂浜の上で行えば一人一人の間隔を確保できます。また、テレビ配信を行うことで多くの市民の方にも楽しんでいただけるということがありますので、幕張ビーチ花火フェスタについては、現在の状況に合わせた開催方式を模索して、実施するという判断に至ったということです。
そのほかの地域行事ですが、それは地域それぞれの判断があるかと思いますが、例えば敬老会につきましては、市が開催に伴う補助金を出す制度があります。昨年度は感染症対策の物資をお渡しするということに振り替えて、敬老会自体の開催については市が推奨するものではなかったのですが、敬老会につきましては、屋内であっても事前に参加される方が分かりますし、会食を伴う場合でも一定の対策をすれば会食は可能だと思っていますので、敬老会の開催に伴う補助金については、今年は実施していきたいと思っています。その上で、実際に開催するかどうかにつきましては、各地域の主催者に判断いただくということなのですが、市の考え方としましては、十分な感染症対策をしていただければ、実施することは可能ではないかと思っており、敬老会開催に伴う補助金の支給については、今年は実施していきたいと考えています。
また、千葉湊大漁まつりとして、秋に千葉市の食の魅力などを感じていただくイベントも行っていますが、こちらも今年度は開催の方向で検討しています。こちらも感染状況を見ながら、どういった対策をすれば安心して参加いただけるのかを見極めた上で最終判断をしていきたいと思っています。
(記者)
1万人規模の人が集まるイベントは、幕張ビーチ花火フェスタの他にもあるのでしょうか。(市長)
民間事業者の方が行われているものは、市内で様々行われています。
(職員)
ほかにございますか。
よろしければ、以上で定例記者会見を終了します。

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総合政策局市長公室秘書課報道室

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ファックス:043-245-5598

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