ホーム > 市政全般 > 計画・行革・財政・統計等 > その他市政情報 > 新型コロナウイルスに関する市長メッセージ > 新型コロナに関するメッセージ(緊急事態宣言の発令、目標・具体的行動について)
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更新日:2021年1月8日
1都3県に緊急事態宣言が発令されました。
宣言の期間は2月7日までですが、先日来申し上げているとおり長期化も覚悟しなければいけません。
政府は解除の目安をステージ4→3相当への改善を挙げ、新規陽性者数がよく報道では出ています。
1週間の人口10万人あたりの新規陽性者数が25人を超えるとステージ4ですから、千葉県で言えば1,600人弱、千葉市で言えば245人となります。千葉市は前回の週報では243人ですが、急増していますのでしばらくは245人を上回ることが確実です。千葉県も直近の数字では1,600人を超えています。
陽性者数は検査が拡大すれば当然増えますので、それ以上に重要なのは病床や陽性率です。
最大確保できる病床に対する使用率が50%を上回ればステージ4、PCR陽性率はステージ3、4ともに10%です。
前回週報では千葉市の陽性率は8.8%、次の週報あたりで10%を超えることも予測され、しばらく高止まりすることも覚悟しています。千葉県は最新の1月3日時点で9.97%なので、こちらも現在は超えている状況と思われます。
病床使用率については県が公表している「すぐに患者を受け入れられる病床の使用率」は61%です(国の指標とは異なります)。
千葉市の感覚としては既に多くの感染者が入院待機状態となっており、コロナ用病床に関してはひっ迫している状況です。
なお、重症者は千葉市で3人、千葉県で23人となっています。
病床確保は基本的に県の事務となりますので、感染を抑えるとともに分母である病床自体をさらに確保してもらう必要がありますが、コロナ用に病床を割くことは通常医療用の病床と医療従事者を割くことになりますので、全体の医療リスクを俯瞰した判断も必要です。
今後も定期的に目指す方向と千葉市・千葉県の状況をレポートしていきます。
これだけ感染が急増すればどうしても恐怖を感じ、全ての活動を止める方向に倒れたくなりますが、社会経済活動を大きく止めることによるリスクも同様に存在します。過剰な自粛や萎縮になっていないかも常に点検する必要があります。
感染リスクの高い場所や行動を徹底的に止めるというのが今回の趣旨であることを受け止め、一人でも多くの国民の皆さんが呼応して頂くことが大事です。
要請を守らない店、個人に対する不満が増大し、社会が分断していくことを最も恐れています。乗り越えるべきは病気であり、人ではありません。
私たち千葉市は国・県の要請の実効性が少しでも上がるように市として補完するとともに、現場で見えた課題の解決を国・県に求め続けます。
ともに力を合わせて乗り越えていきましょう。
今後のため、政府の基本的対処方針を抜粋します(できれば全文読むことをお勧めします)。
https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/kihon_h_20210107.pdf (外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
【全般的な方針】
① これまでの感染拡大期の経験や国内外の様々な研究等の知見を踏まえ、より効果的な感染防止策等を講じていく。
② 緊急事態措置を実施すべき区域においては、社会経済活動を幅広く止めるのではなく、感染リスクが高く感染拡大の主な起点となっている場面に効果的な対策を徹底する。すなわち、飲食を伴うものを中心として対策を講じることとし、その実効性を上げるために、飲食につながる人の流れを制限することを実施する。具体的には、飲食店に対する営業時間短縮要請、夜間の外出自粛、テレワークの推進等の取組を強力に推進する。
④ 感染拡大を予防する「新しい生活様式」の定着や「感染リスクが高まる「5つの場面」」を回避すること等を促すとともに、事業者及び関係団体に対して、業種別ガイドライン等の実践と科学的知見等に基づく進化を促していく。
⑥ 的確な感染防止策及び経済・雇用対策により、感染拡大の防止と社会経済活動の維持との両立を持続的に可能としていく。
⑦ 感染の拡大が認められる場合には、政府や都道府県が密接に連携しながら、重点的・集中的なPCR検査の実施や営業時間短縮要請等を含め、速やかに強い感染対策等を講じる。
【具体的対策として】
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