更新日:2019年8月7日

ここから本文です。

国際交流員が西の谷小学校を訪問(6月27日)

こんにちは、千葉市役所国際交流課国際交流員のプロクター・トリです。
令和元年(2019)6月27日、千葉市立西の谷小学校3年生の「総合的な学習の時間」の「国際理解教育」に講師として参加してまいりました。

母国のアメリカの文化・学校生活を紹介するために、「イマン君」というアメリカ人小学生のキャラクターとして「アメリカ小学校体験」をするゲームをやってみました。皆でキャラクターの行動の選択肢を多数決で選んでいくことで、日本とアメリカの小学校の共通点・相違点や一つの国の中にも存在する多様性などについても学んでもらえた様子でした。
例えば、ゲームの中で給食を選ぶ際、豚肉が入っている給食にしてしまった時、イマン君の家族の宗教であるイスラムでは、豚肉を食べてはいけないということについてお話ししました。

西の谷小学校訪問

それから、「異文化理解」という概念を簡単に紹介し、先ほどのゲームのように、ただの豆知識を知ることだけでは「理解」にならないと説明し、学んだことを異文化理解のために活用してみてもらいました。

ゲームで習った学校生活の違いとイマン君のプロフィールを使って、①イマン君が明日から西の谷小学校に転校したら、どんなお手伝いが必要なのか、②イマン君が日本・千葉で楽しい生活を送るために、何を紹介すれば興味を持ってもらえるのか、③逆にあなたが明日イマン君の小学校に転校したら、難しいと感じること・好きになることは何か、という3つの話題について、児童たちにたくさん答えてもらいました。

大事なお手伝いとして、クラブ活動の参加方法を教えてあげることや日本語学習支援を提案してくれました。また、ゲームとお絵かきが好きな「イマン君」に、それができる場を教えてあげると答えてくれた児童もいました。このように自分と異なる文化から来る人の視点へ寄り添って思いやることが上手くできて非常に良かったと思います。

こうした中で、お箸の使い方を教えることも挙げられましたが、子供の頃からお箸をよく使うアメリカ人が少なくないという事実を教えたところ、児童たちは大変驚き、昔から文化交流が続いているため、共通点が多くあることを実感できたのでは、と私は思っております。

その後、アメリカの学校の図書室や何時から何時まで学校にいるのか、私が小学生だった時に好きな科目などについて質問をしてもらいました。異文化理解の練習の際にも、イマン君をただの「アメリカ人」として考えず、個人的な興味や趣味から、友達になる方法についても考えてみてもらったので、講師の私に対しても、母国以外にも私の個人的な経験について質問してもらえて嬉しかったです。

また、国際交流員の仕事についても聞いてもらったので、児童たちは千葉市での多文化共生に向けた取組みについても学べてとても良かったと思います。

これから西の谷小学校の3年生が他にもたくさんの国の文化や生活を調べていくとのことですので、児童たちに千葉市の外国人市民は100ヵ国以上から来られており、調べる国々からも来られているというお話をしました。そして、選んだ国々の状況を調べるだけではなく、その国々から来た方々は日本あるいは千葉市でどのような生活を送っているかも考えてみてほしいと伝えました。このように、私たちのコミュニティーにもある多様性について話ができて良かったと思います。

国際交流課では、引き続き児童や青少年等が異文化理解や外国への関心を深めるような取組みに力を入れていきます。

 

【報告者:国際交流員 プロクター・トリ】

 

国際交流トピックスへ戻る

このページの情報発信元

総務局市長公室国際交流課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟4階

ファックス:043-245-5985

kokusai.GEM@city.chiba.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを編集して、改善提案する改善提案とは?