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更新日:2020年9月8日

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令和2年第3回定例会提案理由

まず初めに、九州地方を中心として、甚大な被害をもたらした台風9号・10号によりお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われました皆様方に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。
また、令和元年房総半島台風が本市に上陸してから1年が経ちます。
あらためて被災した皆様方に心からお見舞い申し上げます。
本市では、これまで早期の復旧支援に加え、「災害に強いまちづくり政策パッケージ」を策定し、停電対策等の強化に取り組んで参りました。
これから、本格的な台風シーズンを迎えます。本市といたしましては、昨年の災害の教訓を活かすとともに、新型コロナウイルス感染症対策につきましても十分考慮しながら、万全を期した準備を図って参る所存でございます。

本日ここに、令和2年第3回定例会を招集し、条例案などのご審議をお願いいたすものであります。

ただいま提案をいたしました各議案につきまして、提案の理由をご説明申し上げます。

議案第99号は、令和2年度一般会計補正予算であります。
歳入歳出予算については、新型コロナウイルス感染症の冬場に向けた対応として、インフルエンザ及び高齢者肺炎球菌の予防接種の対象拡大や、休日救急診療所における発熱患者対応に係る経費など、総額21億500万円を追加するものであります。
今回の補正により、一般会計の総額は、5,837億9,800万円となるものであります。
次に、繰越明許費については、保育の質に関する実態調査事業ほか2事業の完了が翌年度にわたることから追加するもので、債務負担行為については、支出命令書等審査支援ほか4件を追加・変更するものであります。
議案第100号及び第101号の2議案は、令和2年度特別会計の補正予算で、総額8億9,600万円を追加するものであります。今回の補正によりまして、特別会計の総額は、4,124億5,800万円となるものであります。

議案第100号の国民健康保険事業特別会計は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う保険料減免分の過年度還付金を追加するもので、議案第101号の介護保険事業特別会計は、前年度剰余金を介護給付準備基金へ積み立てるとともに、国庫支出金等の超過交付分の償還金を追加するものであります。

議案第102号から第110号までの9議案は、条例の一部改正であります。
議案第102号は、地方税法の改正を踏まえ、相続に伴う土地又は家屋の現所有者による申告義務を定めるほか、所要の改正を行うもので、議案第103号は、国民健康保険料及び介護保険料の徴収猶予期間を1年以内とするもので、議案第104号は、国家戦略特別区域法の改正に伴い、特区民泊の認定事業の用に供する施設等への立入調査等の規定を削るものであります。
議案第105号は、母子及び父子家庭等の医療費の助成方法を現物給付方式に改めるとともに、助成対象を拡大するもので、議案第106号は、大宮小学校及び大宮台小学校を統合し、大宮小学校とするもので、議案第107号は、高洲第一中学校及び高洲第二中学校を統合し、高洲中学校とするものであります。
議案第108号は、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の改正に伴い、地域公共交通網形成計画の名称を地域公共交通計画に変更するもので、議案第109号は、大宮町第1団地を廃止するもので、議案第110号は、蘇我スポーツ公園に第3多目的グラウンドを設置するとともに、円形野球場の供用時間を変更するものであります。

議案第111号は、緑区平山町の区域の一部を辺田町の区域に変更するもので、議案第112号はGIGAスクール用パーソナルコンピュータを、議案第113号はGIGAスクール用電源キャビネットを、それぞれ取得するものであります。

議案第114号は、蘇我スポーツ公園多目的広場人工芝改修工事について、工事請負契約を締結するものであります。
議案第115号から第117号までの3議案は、いずれも、損害賠償額の決定及び和解であります。
議案第115号及び第116号は、人事給与情報システム機器等賃貸借契約に関し、契約期間の短縮により損害を生じさせた件について、議案第117号は、市道の法面が崩落して家屋に損害を生じさせた件について、それぞれ損害賠償の額を定め、和解するものであります。
議案第118号は、市道路線を認定するもので、議案第119号は、令和元年度下水道事業会計の未処分利益剰余金を減債積立金に積み立てるほか、資本金に組み入れるものであります。

議案第120号から第137号までの18議案は、令和元年度決算の認定であります。
令和元年度決算は、一般会計の決算額が、歳入は4,580億4,300万円、歳出は4,510億4,700万円で、小・中学校校舎等改修などの普通建設事業に係る市債や事業費が増加となったことなどから、いずれも前年度に比べ増となりました。
実質収支につきましては、市税収入や財産収入が予算に比べ増収となったことなどから、58億4,000万円の黒字となったところです。
また、特別会計14会計の決算額は、歳入3,556億1,900万円、歳出3,536億6,500万円となりました。
さらに、企業会計3会計の決算額は、歳入723億2,300万円、歳出825億6,200万円となり、収支不足分については、損益勘定留保資金等で対応しました。
なお、全会計の市債残高は対前年度比59億円の減で、9年連続で削減が図られたところであります。

それでは、令和元年度の市政運営の内容についてご説明申し上げます。
令和元年度の市政運営は、扶助費の増加等による厳しい収支見通しの中で、財政健全化に向けた取組みの推進、第3次実施計画事業等の推進の二つの方針を基本に予算を編成し、効率的な執行に努めて参りました。
財政健全化に向けた取組みの推進として、歳入では、市税等の徴収対策の強化に取り組んだほか、歳出では、市民生活に配慮しつつ、既存事務事業の整理・合理化を図りました。
第3次実施計画事業等の推進につきましては、事業費の精査を行った上で、事業の推進を図るとともに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催などを見据え、地方創生など本市のさらなる発展に向けた取組みを推進したところであります。

主な事業内容を申し上げますと、
医療・介護では、風しんの感染拡大の防止に向け、抗体検査の対象者の拡大や、MRワクチンの予防接種の費用助成を実施したほか、市民が安心して医療を受けられるよう、医療機関における夜間の救急患者の受入れ体制を強化するとともに、地域包括ケアシステムの構築に向け、あんしんケアセンターの相談体制の強化などの取組みを推進しました。

子育て・教育では、保護者負担の軽減を図るため、令和元年10月から幼児教育・保育の無償化を実施するとともに、増加する保育需要への対応として、民間保育園や子どもルームの整備など待機児童対策に引き続き取り組んだほか、保育の質の向上に向け、保育園などへの巡回指導体制の強化などの取組みを推進しました。また、小中学校普通教室への冷暖房設備の整備を進めるとともに、引き続きトイレ改修や外壁改修などの老朽化対策などを実施したほか、児童生徒の抱える様々な問題への対応を図るため、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置を拡充しました。
防災・安全では、本市に甚大な被害をもたらした令和元年房総半島台風・東日本台風及び10月25日の大雨からの復興に向け、施設等の復旧整備を行うとともに、本市独自に生活再建に係る支援金を支給するなど、被災者支援を実施して参りました。また、浸水被害を軽減するため、雨水対策重点地区における浸水対策を強化するとともに、災害発生時に安全で確実な避難行動を取れるよう、WEB版ハザードマップを作成しました。
特性を活かすまちづくりでは、千葉駅西口地区及び東口地区の再開発を進めるとともに、幕張新都心拡大地区における新駅設置に取り組んだほか、稲毛海浜公園のリニューアルや市制100周年に向けた取組みを推進しました。

以上、このたび提案いたしました議案の概要を申し上げました。
なにとぞ、よろしくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。

このページの情報発信元

総務局総務部総務課

千葉市中央区千葉港1番1号

ファックス:043-245-5555

somu.GEG@city.chiba.lg.jp

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