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更新日:2015年3月3日
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「脱・財政危機」宣言
千葉市は平成4年の政令指定都市移行を契機として、大都市にふさわしい都市基盤の整備に積極的に取り組むため、税収を大きく超える予算を組み続けてきました。
そうした積極財政を行ってきた結果、市債残高や債務負担行為の急増、基金の枯渇など財政の硬直化を招くこととなり、財政構造の転換を図るため財政健全化に向けた取組みを始めたところでした。
しかしながら、過去に積極的に発行した市債の償還がピークを迎えている中で、昨今の実体経済の急激な悪化に伴う市税収入の大幅な減少などが重なり、平成22年度予算編成の見通しでは、約270億円の収支不足が見込まれています。
また、これまでのような市債や基金に過度に依存した財政運営を続けると、財政の健全化判断比率である実質公債費比率が、平成24年度には早期健全化基準である25%を超える可能性があるなど、市の財政は、しばらく危機的な状況に直面します。
このような財政危機を乗り越え、安定した収支バランスを確保するためには、公共事業の見直し、すべての事務事業の総点検、人件費を含めた歳出カットなど、徹底した行財政改革を行うとともに、収納率の向上などのあらゆる歳入確保に取り組む必要があります。
これからの取組みは、行政内部の自助努力のみで成し得るものではなく、市民の皆様のご理解とご協力がぜひとも必要です。
幸いにも、千葉市の財政力は政令指定都市の中でもトップクラスですから、最も厳しい数年間を未来を見据えた果敢な改革によって乗り越えることで、財政危機は脱することができると確信しています。
職員一丸となって取り組みますので、議会及び市民の皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。
平成21年10月21日
千葉市長 熊谷 俊人
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