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更新日:2015年6月25日

後期臨床研修プログラム 新生児科

後期臨床研修プログラム 新生児科

千葉市立海浜病院には地域周産期母子医療センターがあります。新生児科は未熟性や病気のため、生まれてすぐにお母さんのおなかの外の生活に適応できない新生児の治療をする科で、24時間体制で救急対応し集中治療を行うNICU(NeonatalIntesiveCareUnit)12床と後方病床22床を有しています。
2013年の入院数は272名で、1000g未満児は10名、人工換気89例でした。専門医研修認定施設です。小児科2年の後、新生児科1年の研修で小児科専門医に必要な疾患を経験できます。またさらに専門性を高め、小児神経、周産期・新生児専門医の研修もできます

1. 研修プログラムの目的と特徴

この研修プログラムは、初期研修必修科目である小児科における過程を終了した医師が、小児科のsubspecialityとして新生児医療を学ぶことを目的にしたものである。このプログラムを実践することで、以下の項目を達成することを目指す。

  1. 正常新生児の生理と成長、発達を理解する
  2. 病的新生児の病態を理解し、診断および治療にあたる技能を得る
  3. ハイリスク母体、ハイリスク胎児の識別と管理についての基礎知識を得る
  4. 母子相互作用について理解する

新生児は、子宮内の水の生活から、分娩によって雑菌の多い生活に適応しなくてはなりません。呼吸循環の不安定な新生児を扱う救急医療であり、感染予防策も徹底する必要があります。また退院の際は家族の養育環境も整えなくてはなりません。
新生児科は、病気や未熟性をもって生まれた赤ちゃんの治療をする科で、生まれてから産婦人科を退院するまでのお子さんを対象として入院を受け入れています。ベッド数はNICU(重症児の治療室)12床、GCU(回復した児の治療室)22床、計34床です。医師5~7名、看護スタッフ50名で治療にあたり、年間約300名の入院を受け入れています。
未熟児を出産することが予想される妊婦さんや、お腹のお子さんに何らかの病気が疑われている妊婦さんについては、当院の産婦人科と協力してあらかじめ入院して頂き、出産の時点から治療を開始できるように努めています。また、院外で重症のお子さんが生まれる場合には救急車で医師と看護師が出向く、お迎え搬送を24時間体制で行っています。
当院には小児外科や脳神経外科がないため、お子さんに手術を必要とする病気が見つかった場合には、千葉県こども病院、千葉大学附属病院などに搬送しています。入院中は、お子さんが家族から離れて治療を受ける事になるため、カンガルーケアという方法でご両親とお子さんの間の、きずなの形成に努めています。また、保育日誌を利用してご両親とのコミュニケーションを図っています。退院後は、お子さんの成長発達に問題がないか、小児科、眼科などと協力して外来でフォローアップしています。そのための健診外来を、毎週水曜午後に設けています(予約制)。また、電話相談や保健師さんとの連絡を通して育児の心配事を解決できるように努めています。さらに、臨床心理士による発達検査やカウンセリングも行っています。
平成22年5月より地域周産期母子医療センターとして、産科と連携し、お産周辺時期(妊娠後期から新生児早期)の母児の安全のため、24時間周産期救急受入れ体制を強化しました。平成20年より周産期医療に関わる人のために、新生児蘇生講習会を開催しています。また、日本小児科学会、小児神経学会専門医研修施設、周産期・新生児医学会暫定基幹研修施設であり、小児科や産科との合同カンファレンス、放射線医との画像診断カンファレンスも行っています。
新生児の集中治療室を持つ地域周産期母子医療センターとして、産科、小児科及び地域の連携の現場を経験して欲しい。

2. 研修プログラム責任者

新生児科統括部長 大塚 春美

3. 研修指導医

氏名 職名
大塚 春美 統括部長
今井 郁子 部長
岩松 利至 部長
鈴木 康浩 部長
大橋 美香 医長

3. 研修項目

  1. 病的新生児の全身管理および集中治療
    1. 超低出生体重児、極低出生体重児、低出生体重児
    2. 呼吸障害
    3. 新生児仮死
    4. 中枢神経疾患
    5. 感染症
    6. 循環器疾患
    7. 黄疸
    8. 血液凝固異常
    9. 先天奇形
    10. 小児外科疾患
    11. その他
  2. 分娩立ち会い(正常および異常分娩)と新生児蘇生法
  3. 新生児搬送
  4. 健全な母子関係形成の支援
  5. ハイリスク児の退院後フォローアップ
  6. 正常児の乳児健診

4. 評価方法

  1. 研修プログラム修了時に、各指導医の総意に基づき指導責任者により総合評価が行われる。
  2. 指導医により、各到達度目標に対する評価が行われる。
  3. 研修医は、各到達度目標に対する自己評価表を提出する。

5. 具体的な目標・方略事例

  1. 目標事例
    1. 低出生体重児の合併症の理解
  2. 方略
    1. 分娩立ち合い、呼吸状態の評価
    2. Apgar Score の評価
    3. 血糖測定、酸素の指示、血液ガスの評価
    4. 入院の必要性の判定
  3. 評価
    1. 家族への説明と指導内容等をチェック・評価する。

平成25年の入院状況
入院数 272名(院内219名 80.5%)

出生体重 入院数 死亡数
~999g

10

0

1000~1499

30

0

1500~2499

154

0

2500~

78

1

合計

272

1

死胎検案1件

在胎(週) 入院数 死亡数
22~24

1

0

25~27

7

0

28~32

38

0

33~36

134

0

37~

92

1

合計

272

1

人口呼吸器

31

DPAP

58

酸素使用

65

入院依頼(院外より) 298件
入院 64件

分娩立会+搬送

0

新生児救急搬送

0

救急車

64

合計

64

他科収容・相談など 147件

海浜病院へ母体搬送

116

相談のみ・紹介医にて治療

18

外来受診

8

その他

5

入院不能 12件(4%)(他院収容 74件 24.8%)

ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

千葉市立海浜病院 新生児科統括部長 大塚 春美
TEL:043-277-7711(代表) FAX:043-278-7482(総務課)
E-mail:kaihinbyoin.MKH@city.chiba.lg.jp

NICU(超低出生体重児に対するひたむきな医療)

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