千葉氏 > 千葉氏関連情報 > 千葉氏関係 講座・イベント > 令和5年度千葉氏公開市民講座「千葉氏と浄土信仰」
更新日:2023年9月10日
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昨年は大河ドラマで千葉氏が活躍した源平争乱期から武家政権成立期にかけての時代が取り上げられ、中世への関心が高まっています。
千葉氏といえば、北極星・北斗七星を神格化し仏教と習合した妙見を、氏神・軍神として信仰したことが広く知られていますが、平安期から阿弥陀如来による救いと極楽往生を願う浄土信仰が広まると、合戦に明け暮れ、死と直面することの多い武士もこれを受容しました。千葉氏も例外ではなく、常胤の子で東氏の祖となった胤頼は、浄土宗の開祖法然に帰依し、その高弟として専修念仏を信仰しました。戦国期には、小弓城(千葉市中央区生実町)を拠点とした千葉一族の原氏は大巌寺を創建し、同寺は江戸時代には浄土宗の檀林となり、多くの僧侶を育成しました。
また、南北朝期の千葉氏胤は時宗を受容し、千葉に来迎寺(現在は稲毛区轟町)を建立しました。これ以来、千葉宗家は時宗を信仰し、時宗寺院を菩提寺としたため、来迎寺、海隣寺(佐倉市海隣寺町)には、千葉氏歴代の石塔が多数残っています。
こうした千葉氏の動きによって、下総各地に浄土信仰が広まり、これに伴って仏教文化も繁栄しました。
そこで、今年度の千葉氏公開市民講座では、千葉氏と浄土信仰との関係をとおして、仏教史・文化史の視点から千葉氏を考察し、千葉氏の位置付けや果たした役割について明らかにすることで、千葉氏への興味・関心の深化を図ります。
令和5年6月10日(土曜日)13時30分~16時
蘇我コミュニティセンターハーモニープラザ分室3階ハーモニーホール
講師:植野英夫氏(千葉県教育振興財団理事長、前千葉県立中央博物館長)
講演概要:
前千葉県立中央博物館長である植野氏に、近年の研究動向を踏まえ、千葉氏と浄土信仰とのかかわりについて、仏教史・文化史の視点からアプローチしていただきます。これにより、千葉氏や千葉氏が生きた時代について理解を深め、宗教・文化面から新たな千葉氏像を示すことができると考えます。
この市民講座の講演録と資料を以下公開しています。
千葉市立郷土博物館
200名(応募多数の場合は抽選)募集は終了しています。
無料
令和5年5月1日(月曜日)~令和5年5月19日(金曜日)
必要事項をご記入の上、令和5年5月1日(月曜日)から5月19日(金曜日)までの間にお申し込みください。
往復はがきに以下の内容(必須)をご記入の上、令和5年5月19日(金曜日)当館「必着」でご郵送ください。(1人1通)
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