更新日:2020年3月27日
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千葉氏中興の祖となった常胤が、父常重と共に千葉の猪鼻の地に入府以来、今年は開府890年を迎える。変革の時代を親子三代に渡って生き抜き、鎌倉政権の中枢を担った千葉氏は全国に繁栄の楚を広げた。
千葉氏サミットは参加都市間の交流を深め、それぞれの地域活性に繋げていくことを主軸に据え、千葉氏によって栄えた11都市が新たな激動の時代に手を取り合い、共に900年、1000年と繋がり続けていくことを開催の目的とする。
岩手県一関市・宮城県遠田郡涌谷町・福島県相馬市・福島県南相馬市・岐阜県郡上市・佐賀県小城市
千葉県佐倉市・千葉県印旛郡酒々井町・千葉県香取郡多古町・千葉県香取郡東庄町・千葉県千葉市
中世史の権威である野口実先生(京都女子大学名誉教授、同大学宗教・文化研究所客員研究員)をお招きし、「東アジア世界・列島社会の中の千葉氏(ちばし)」と題して歴史的背景や主要な人物像などについて御講演いただきます。
「ステレオタイプの武士認識とは異なる視角から千葉氏を語ります。鎌倉時代を中心に、千葉氏が京都をはじめ列島各地に展開したことや、その一族で千葉寺で修行を積んだ後に宋・元に渡り、京都の貴族や文化人と交流した僧、また千葉氏の館に仕えた女性などについてお話ししたいと思います。」
野口実先生プロフィール
1951年 千葉市生まれ。 千葉東高校→青山学院大学文学部史学科・同大学院文学研究科卒業 現在、 京都女子大学名誉教授、同大学宗教・文化研究所客員研究員
【編著書】
『坂東武士団の成立と発展』(弘生書林・戎光祥出版)
『武家の棟梁の条件』(中公新書)
『中世東国武士団の研究』(髙科書店)
『千葉氏の研究』(名著出版)
『源氏と坂東武士』(吉川弘文館)
『源義家』(山川出版社)
『武門源氏の血脈』(中央公論新社)
『坂東武士団と鎌倉』(戎光祥出版)
『治承~文治の内乱と鎌倉幕府の成立』(清文堂)
『東国武士と京都』(同成社)等
基調講演を踏まえ、各自治体の郷土史家によるトークセッションを行います。
パネリスト
コーディネーター
千葉氏にゆかりのある11の自治体による意見交換
平成28年8月21日に「第1回千葉氏サミット」を開催し、京都女子大学名誉教授である野口実先生の基調講演や、参加自治体の郷土史家によるパネルディスカッションや、「千葉氏」に縁のある11自治体の参加首長等による意見交換を行いました。また、サミット会場周辺で各自治体の名産品販売などを行いました。
開会前の様子
基調講演
首長フォーラム
開会前の様子
基調講演
首長フォーラム
開会前の様子
トークセッション
千葉氏コーナー
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