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更新日:2024年7月22日
環境エンリッチメントとは、動物の福祉向上のためのアプローチの1つであり、「動物の環境や管理方法を、動物の生息環境や行動に基づいて改善・向上させるための工夫」のことを言います。飼育下の動物が必要としていながら足りていなかった刺激や環境要因を飼育環境へ追加し、動物の本来の行動を引き出したり、動物の選択肢を増やしたりするために行います。
環境エンリッチメントの取り組みをより知ってもらう為、市民参加型ワークショップ、イベントを開催しています。
サルの様々な行動を引き出すために、フィーダー・遊具作りのワークショップイベントを開催しました。講座を聞いて、環境エンリッチメントについて詳しく知ってもらい、サルのことを考えてフィーダー(ラタンボール)・遊具(リース)を作ってもらいました。展示場に吊るして設置することで、器用な手を使う様子やサルの種類による行動の違いを観察してもらいました。
(イベントページ: 環境エンリッチメント・ワークショップ~サルのフィーダーを作ろう~2024年3月14日)
暑い夏に、動物たちに涼しい環境を提供するため、美味しい果物や野菜が入った氷を参加者と一緒に作り、動物にプレゼントするワークショップを開催しました。参加者が動物のことを考えて作ったエサ氷を与え、それぞれの動物の食べ方の違いや工夫して食べる様子を観察して動物福祉について考えてもらいました。
(イベントページ:環境エンリッチメント・ワークショップ~おいしい氷を動物にあげよう~2024年8月1日、5日、24日、9月1日)
すぐにエサを食べ終わり常同行動に繋がってしまうアカハナグマの為に、採食時間を延ばすための工夫としてラタンボールを参加者に作成してもらいました。置く、吊り下げるなど空間を利用しながら嗅覚でも発見できる場所に設置し、ハナグマが時間をかけてエサを食べる様子まで観察してもらいました。
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