更新日:2023年11月17日

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補聴器について ~耳が聞こえにくいと思ったら~

 補聴器は、難聴によって生じるコミュニケーションの障害を補う医療機器です。加齢に伴う難聴については、年齢の進行とともに誰にでも起こり得る可能性があり、その症状が進行することで、人とのコミュニケーションが難しくなり、高齢者が社会的孤立や鬱、認知症、フレイルに陥る可能性を高める恐れがあります。早期に補聴器を使用することで、人とのコミュニケーションが活性化し、生活の質の向上につながります。補聴器の購入をお考えの方もいらっしゃると思いますが、購入の検討の際には、専門医の診察を受けるとともに専門職のいる補聴器販売店で相談してください。

聞こえが悪いと感じたら、早めにかかりつけ医や耳鼻科医師に相談しましょう

  1. 耳の疾患などの加齢以外が理由の場合は、治療することで聞こえがよくなる場合があります。
  2. 加齢による難聴が理由の場合は、聴力検査で補聴器が必要かどうかを診断してもらえます。

補聴器を購入する際は補聴器相談医や認定補聴器技能者に相談を

補聴器は管理医療機器であり、安全で効果的に使用するためには、購入後も一人ひとりの状態に合わせた細やかな調整が必要です。
補聴器の購入を検討される際は、専門医の診察を受けるとともに、専門職のいる補聴器販売店で相談してください。

  • 補聴器相談医
    一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部学科学会が規定する講習カリキュラムのすべてを履修した専門医です。
    補聴器相談医は聞こえが不自由に感ずるようになった人に対して、耳の状態を診察し聴力検査を行い難聴の種類を診断します。
    治せる難聴に対しては治療を行います。
    治せない難聴に対しては真に補聴器が必要なのかどうかを診断し、必要があれば専門の補聴器販売店を紹介し連携してその人に合った補聴器を選びます。
    また、補聴器が決まった後も、聴力が悪くなっていないかの経過観察を行い、適切な補聴器の使い方の指導も行っていきます。
    学会ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)で名簿が公開されています。
  • 認定補聴器技能者
    公益財団法人 テクノエイド協会が養成しています。
    補聴器の安全で効果的な使用を図るために必要な知識及び技能を修得しているかどうかを判定する試験に合格したものであり、
    同協会のホームページ(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)で名簿が公開されています。

※補聴器購入に関する消費生活相談事例を踏まえ、消費者庁から注意喚起が発表されています。
消費者庁「補聴器の使用を検討中の皆様、ご家族等の周囲の皆様へ」(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)

 補装具費の支給(補聴器)

身体障害者手帳を所持している方に補聴器の購入及び修理にかかる費用を支給しています。

・対 象 者 :障害者手帳(聴覚障害)6級以上を所持している方
      ※本人又は世帯員が一定所得以上の場合は支給対象外
・本人負担:原則1割負担 ※所得による上限額あり

詳しくは、「障害者への助成・支援制度(補装具費の支給)」よりご確認ください。

補聴器の購入費用に係る医療費控除の取扱いについて

補聴器の購入による経費が医療費控除の対象になる場合があります。
補聴器相談医が「補聴器適合に関する診療情報提供書」により、補聴器が診療等のために直接必要である旨を証明している場合には、当該補聴器の購入費用(一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額に限ります。)は、医療費控除の対象になるとされています。(国税庁ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)

詳しくは、お住まいの地域を所管する税務署にお問い合わせください。

税務署所在地・案内(千葉県)(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)

公共施設でのヒアリングループの設置及び携帯型ヒアリングループの貸し出し

本庁舎1階正庁、2階XL会議室201、議会傍聴席の一部、保健福祉センター(一部を除く)や美浜文化ホールなどの施設にヒアリングループを設置しています。
また、耳の不自由な方の社会活動への参加を促進するため、「千葉市社会福祉協議会 療育センターふれあいの家」において「携帯型ヒアリングループ」を貸し出ししています。

<貸し出しの対象となる行事等>
 ・千葉市民が参加していること
 ・耳の不自由な方が参加する可能性があること
 ・千葉市の公共施設で開催されること
 ※企業活動・営利活動に使用するものは貸出できません。

手続等、詳しくは「千葉市社会福祉協議会 療育センターふれあいの家(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)」よりご確認ください

※「ヒアリングループ」とは
難聴者の聞こえを支援する装置のことで、施設の床等にループアンテナと呼ばれる線を設置し、誘導磁界を発生させることで、磁気に変えたマイクの音を補聴器や人工内耳等が感知して直接音声を聞くことができるようになるものです。

 

このページの情報発信元

保健福祉局高齢障害部高齢福祉課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟9階

ファックス:043-245-5548

korei.HWS@city.chiba.lg.jp

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