更新日:2023年12月5日

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稲毛の文化財

文化的な価値、公共的な価値をもつ文化財。
稲毛区内には、その文化財に指定・登録されているものが9件あります。
ぜひ、訪ねてみてください。

稲毛の文化財の略地図

長沼の駒形大仏(ながぬまのこまがただいぶつ)昭和49年市指定

御成街道を往来する人馬の安全と疾病退散を祈願し建立された駒形観音堂。その境内に鎮座する像高2.36mの露座の大仏で、江戸時代元禄16(1703)年に鋳造されたものです。
およそ30km圏の広い地域の信仰を集めたと伝えられています。
長沼駒形大仏の写真

  • 所在地:長沼駒形観音堂境内
  • 所有者:長沼町内会
  • 交通:JR稲毛駅より京成バス(「こてはし団地」行き「長沼」下車)

千葉山(ちばやま)昭和56年市指定

金蔵院(きんぞういん)境内に残る5基の塚群は、千葉氏累代(ちばうじるいだい)の墓所の一部とされています。大日寺に並ぶ五輪塔は、これらの塚に建てられていたと伝えられています。1番規模の大きな塚は星宮塚(ほしみやづか)と呼称されています。
塚の写真

  • 稲毛区園生町444-1外
  • 交通:千葉都市モノレール(スポーツセンター駅下車徒歩5分)

旧鉄道連隊材料厰煉瓦建築(きゅうてつどうれんたいざいりょうしょうれんがけんちく)昭和63年県指定

明治41(1908)年に建てられた煉瓦造りの建築物です。鉄道連隊材料厰として建設され、大正時代には千葉陸軍兵器支厰となり、列車やレールなどの修理工場として使用されました。
東西54.4m、南北7.3mの平屋建物ですが、高窓が配されていることから二階建のような外観を呈しています。
煉瓦の積み方にイギリス積と呼ばれる技法を用いているほか、内部には長大スパンの連続した煉瓦造の孤形アーチが10連並んでおり、極めて特徴的な明治時代の煉瓦建築です。
旧鉄道連隊材料廠煉瓦建築の写真

  • 稲毛区轟町3年59月6日(千葉経済学園)
  • 交通:千葉都市モノレール(作草部駅下車徒歩10分)

※見学については、千葉経済学園総務課の許可を得てください。

千葉氏累代の墓碑(ちばうじるいだいのぼひ)大日寺(だいにちじ)昭和34年市指定

大日寺は、天平宝字(757)年創建の古刹で境内に並ぶ大小16基の五輪塔は、千葉常兼(つねかね)より胤将(たねまさ)までの16代の墓碑として、千葉氏の墓所である千葉山にあったと伝えられています。
鎌倉から室町時代にかけての代表的な五輪塔のひとつとされています。
大日寺五輪塔の写真

  • 稲毛区轟町2年1月27日
  • 交通:千葉都市モノレール
    (作草部駅下車徒歩12分)

阿弥陀如来立像(あみだにょらいりゅうぞう)来迎寺(らいごうじ)平成12年市指定

来迎寺は、建治2(1276)年一遍上人が開山した古刹です。本尊の仏像は像高77.8cmのヒノキ材の木像で、細工、造巧や、ややおとなしい顔立ちなどから13世紀後半の作と考えられ、創建時から伝わる本尊と考えられています。
阿弥陀如来立像の写真

  • 稲毛区轟町1年7月20日
  • 交通:千葉都市モノレール(作草部駅下車徒歩12分)

来迎寺五輪塔(らいごうじごりんとう)昭和40年市指定

来迎寺境内の7基の五輪塔には、千葉氏胤(うじたね)等7人の銘文が刻まれており、15世紀代の記年銘(きねんめい)があることから、当時追善供養(ついぜんくよう)のために建てられたものと思われます。
来迎寺五輪塔の写真

  • 稲毛区轟町1年7月20日
  • 交通:都市モノレール
    (作草部駅下車徒歩12分)

浅間神社の神楽(せんげんじんじゃのかぐら)昭和37年県指定

室町時代後期、永正(えいしょう)元年(1504)に伝えられたとされるこの神楽は、1番目の神がかりと清めの巫女舞(みこまい)から12番目の神を送る御囃子舞(おはやしまい)までの12座神楽と呼ばれるもので、毎年1月15日、7月15日、9月15日、11月15・23日に神楽殿にて奉納されます。
日本神話を黙劇風に構成した舞いを演じながら進行するこの神楽は、江戸神楽に代表される12座神楽の形態を現在に伝える貴重なものです。
神楽の写真

  • 稲毛区稲毛1-15
  • 交通:京成千葉線(京成稲毛駅下車徒歩5分)

稲毛の松林 昭和35年市指定

浅間神社境内と周辺地に広がる松林は、かつては海岸線を臨む眺望絶景の地でした。現在に残る松林は、市民の憩いの場として景勝地の面影を伝えています。
松林の写真

  • 稲毛区稲毛1年10月16日外
  • 交通:京成千葉線(京成稲毛駅下車徒歩5分)

千葉市民ギャラリー・いなげ(旧神谷伝兵衛稲毛別荘)平成9年国登録文化財

明治・大正時代の実業家でワイン王といわれた、酒造会社の創始者として知られる神谷伝兵衛が大正7年(1918)頃建てた洋風別荘です。
当時を象徴するモダンな建築物は、内部の装飾にワイン王をしのばせる意匠が随所に見られるほか、市内に残るコンクリート建築としては最も古く、全国的に見ても初期の建築のもののひとつです。
鉄筋コンクリート建築が一般的な建築構造として十分に認められていなかった時期に建築されたものとして、建築史のうえからも大変貴重な建物です。
現在「千葉市民ギャラリー・いなげ」として、当時の内部を復元し、公開されています。
千葉市民ギャラリー・いなげの外観写真

  • 稲毛区稲毛1年8月35日
  • 交通:京成千葉線(京成稲毛駅下車徒歩10分)


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ファックス:043-284-6149

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