更新日:2022年6月23日

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 千葉中環状道路

千葉市における広域道路ネットワークの核となる千葉中環道路について紹介します。

千葉中環状道路の概要と交通状況

概要

千葉中環状道路概要図千葉中環状道路は、千葉市内の放射環状道路を相互に連絡し、都心に集中する交通を適切に分散させ、都市内交通を円滑化し、都市活動の活性化を促進、千葉都心の育成強化を支援するための、千葉都心を囲む約22kmの環状道路です。また、京葉道路(平行する国道16号)を除いた区間が地域高規格道路の指定区間(計画路線)となっています。

計画策定時は市道の新港横戸町線と塩田町誉田町線の区間は道路が整備されていませんでしたが、平成22年に新港横戸町線の本線が開通され、残る塩田町誉田町線についても平成20年より事業着手し、この区間が開通することで千葉中環状道路が概成されます。また、東京湾岸道路(国道357号)は交通容量が不足し、渋滞箇所が連続していることから千葉国道事務所にて改良事業を行い、平成28年に千葉地区の改良区間が全線開通しました。

上位計画との関係

千葉市都市計画マスタープラン(平成28年3月)

(出典:千葉市都市計画マスタープラン(都市計画マスタープランの位置付け))

千葉市都市計画マスタープランは、都市計画における上位方針等に即し、千葉市地域防災計画などの行政各分野の関連計画と整合を図った、都市づくりの将来ビジョンを確立し、都市づくりの基本的な方針を定めたものです。

この千葉都市計画マスタープランにおいて、放射状の交流軸を形成し広域的に人、物、情報が行き交う拠点との交流を促進し、産業振興に資する産業拠点の維持・形成を図るとともに、千葉都心部の交通渋滞を緩和する道路として、千葉中環状道路の一部を構成する国道357号湾岸千葉地区改良事業や塩田町誉田町線(塩田町)が整備を推進する道路に位置付けられております。

出典:千葉市都市計画マスタープラン(将来都市構造図(軸))(※千葉中環状道路の位置を追記(青色))

千葉市新基本計画(平成24年3月)

一人でも多くの人命を救助・救命できる体制づくりのため、災害による被害を最小限に抑える防災対策を進めるとともに、消防・救急体制の充実を図るほか、救急輸送時間の短縮を図るため千葉中環状道路の一部を構成する国道357号湾岸千葉地区改良事業や塩田町誉田町線(塩田町)などが整備を推進する道路に位置付けられています。

千葉都市計画 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(平成28年2月)

広域道路ネットワークの整備を進めるとともに、インターチェンジ周辺等にふさわしい物流などの新たな産業集積を図り、雇用や定住の促進により、地域の活性化を目指すため、千葉中環状道路等の放射状道路の強化を図る。

千葉市地域防災計画(平成27年3月)

広域道路については、千葉業務核都市の形成を支援し、中心市街地からの通過交通の迂回や交通の適正な分散、臨海部の交通渋滞の緩和を目指して、自動車専用道路を主体とした放射環状道路の整備を補完し、地域構造を強化する地域高規格道路として千葉中環状道路の整備を推進しています。

千葉市広域道路整備基本計画(平成10年)

広域道路(交流促進型)として、本線のトラフィック機能確保のため、整備の目標として特に構造上の強化を図ろうとする道路に千葉中環状道路は位置付けられています。

交通状況

平成22年度道路交通センサスから見る交通量

千葉中環状道路の交通状況としては、国道357号の交通量が最も多く、50,000台/日以上の交通量となっています。また、次に多いのは国道126号及び国道16号で30,000台/日以上となっています。千葉市道の新港横戸町線は最も交通量が少なくなっております。

平成22年度道路交通センサスから見る混雑度

混雑度については特に国道357号と国道126号が高く、次に国道16号の穴川IC~貝塚IC間が高くなっています。その他の区間においては混雑度は1以下となっています。なお、混雑度の高い区間では、新設道路の整備、現道の道路改良などによる混雑緩和が必要です。

(出典:千葉県湾岸地域渋滞ボトルネック検討WG資料)

千葉中環状道路の整備状況

千葉中環状道路の整備状況図(平成28年11月現在)

PDFデータ(PDF:665KB)

1.新港横戸町線

新港横戸町線は、臨海部と内陸部の連絡を強化し、千葉都心部への通過交通車両の流入を抑制し、渋滞緩和を図るとともに、周辺道路の交通を受け持つことで、交通環境の改善や事故防止を図ることを目的として整備され、平成22年8月に本線部(4車線)、平成24年2月に副道部(2車線)を供用開始しました。(写真:新港横戸町線)

街路建設課HP

整備効果:道路のストック効果

2.塩田町誉田町線

塩田町誉田町線は、千葉中環状道路で唯一未供用区間となっている国道16号から国道357号間の延長780mで、内陸部と臨海部とのアクセス強化や、広域防災拠点を含む蘇我特定地区と京葉道路蘇我インターチェンジを繋ぐことによる蘇我副都心の育成強化と防災機能強化を図ることを目的として、平成20年度から事業に着手し、現在用地取得を進めています。なお、本区間が供用されることにより、千葉中環状道路が概成され、広域交通を適切に分散、導入することが可能になります。

都市計画道路塩田町誉田町線(塩田町)(街路建設課HP)

3.国道126号(穴川区間)

国道126号(穴川区間)は主要渋滞箇所が連担している区間となっており、暫定対策として平成25年度に右折レーンの延伸を行い一定の効果は得られたましたが、引続き抜本的対策の検討が必要となっています。(写真:国道126号)

4.国道16号・京葉道路

国道16号は、穴川インターチェンジ交差点の貝塚方面からの左折渋滞緩和のため、平成28年10月に左折車線を1車線から2車線に増やす改良を行いました。【管理者:千葉国道事務所】

京葉道路は、渋滞対策として平成26年4月に穴川(東)IC~貝塚IC間(東京方面)の付加車線を、平成28年6月に穴川(中)IC~貝塚IC間(館山方面)の付加車線を、令和2年8月4日に武石IC~船橋IC(東京方面)、千葉東JCT~貝塚IC(東京方面)及び千葉東IC~千葉東JCT(東京方面)の付加車線を整備し供用開始しました。

NEXCO東日本付加車線供用開始HP
https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/kanto/2020/0717/00003897.html
【管理者:東日本高速道路株式会社】(写真:京葉道路)

 

5.国道357号

国道357号は湾岸千葉地区改良事業により立体交差や6車線化を進めており、事業化された区間(千葉市美浜区真砂~中央区問屋町5.6km)は平成27年5月から6車線化が順次供用開始され、平成27年12月に地下立体部が供用、平成28年10月に事業区間の全線が開通しました。また、延伸部にあたる未事業化区間(千葉市中央区問屋町~中央区塩田町5.0km)については、平成29年度に事業化され、早期工事着手に向け現在手続き中です。

【管理者:千葉国道事務所】(写真:国道357号)

 

一般国道357号湾岸千葉地区改良事業

 

千葉国道事務所ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)

 

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このページの情報発信元

建設局道路部道路計画課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟3階

ファックス:043-245-5571

keikaku.COR@city.chiba.lg.jp

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