更新日:2025年12月5日
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7年6か月
校長
学校の木々も落葉し、季節の移り変わりが感じられるようになりました。運動にも最適なこの時期、10月25日(土曜日)30日(木曜日)と運動会が行われました。天候が不順だったため2日にわたって行うことになりましたが、準備、片付け等、保護者の皆様のご協力により無事に実施できました。地域の力を改めて実感いたしました。誠にありがとうございました。また、1月6日(木曜日)に青葉の森スポーツプラザ陸上競技場で「第61回千葉市小学校陸上大会(若葉・緑・美浜区の部)」が開催されました。この大会には各校から代表選手が出場し、学校規模ごとに競技を行って練習の成果を発表します。大会では、1500人くらいの小学生がいる中、力を出し切って満足できた選手が多かったようです。次の週の11月10日(月曜日)から12日(水曜日)には、5年生が千葉市少年自然の家へ移動教室に行きました。3日間、保護者のもとを離れ、友達と協力した子供たちは、たくましくなって帰ってきました。この経験を今後の学校生活に活かしていってほしいです。
さて、表題の7年6か月とは、「母親が生涯で我が子と一緒に過ごす時間」だそうです。父親の場合は3年4か月です。そして、幼稚園、保育園卒園時にその3分の1が過ぎ去り、小学校卒業時には半分以上が過ぎ去るそうです。だからと言って、共働き等で忙しい中、無理にいろいろな場所へ連れていく必要はありません。子供としっかり接する時間を1日に3時間持てれば、しっかり育っていくという研究報告もあります。例えば、少し早めに起きれば、ゆっくり朝食を食べながら学校の話や、友達の話を聞くことができます。また、夕食後も、家族がそれぞれの部屋にこもるのではなく、たまには一緒にテレビを観たり、ゲームをしたりすると会話も弾んで楽しく過ごすことができます。子供との時間を作ってあげられなくて、「申し訳ない」と思って接するのではなく、限られた時間を「大切な宝物」と考えて、楽しい時間にしてあげてほしいです。そして、一緒にいる時間は「ただ同じ場所にいる」だけではなく積極的にスキンシップを図ると愛情が伝わりやすいそうです。親からの愛情をたっぷり受け止めている子供は、社会性や自立心が育まれます。親からの愛情を確信している子供は、自己肯定感が高まり、何事にも自信をもって取り組むことができるようになります。また、親子のスキンシップから「オキシトシン」というホルモンが分泌されることにより、心が満たされて自尊心や人への信頼心が増す効果も期待できます。しかし、子供を抱きしめることが苦手な方もいらっしゃいます。かつて担任をしていた時に、ある女児のお母さんに「お子さんを抱きしめてあげてください。」とお話したら、「弟は(抱きしめることが)できるけど、お姉ちゃんにはできない。」と言われたことがあります。その時に「ハグだけでなく、一緒にお子さんと遊ぶ中で自然とスキンシップをしてみてください。」とお話しました。
子供たちを育てるのは子供にかかわるすべての大人です。これからも学校・家庭・地域が連携して子供たちをよりよく、育んでいくことができればと思います。今後ともよろしくお願いいたします。