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更新日:2017年7月27日

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平成25年度環境測定結果

平成25年度の大気・水質等環境測定結果をお知らせします。

1 大気環境測定結果

大気汚染防止法第22条第1項の規定により、二酸化窒素、浮遊粒子状物質等の大気環境測定を実施した。

  1. 二酸化窒素(NO2)
    一般環境大気測定局(一般局)及び自動車排出ガス測定局(自排局)の全測定局で環境基準を達成したが、千葉市環境目標値については、一般局13局中1局、自排局5局中5局で達成しなかった。
  2. 浮遊粒子状物質(SPM)
    一般局13局中2局、自排局5局中2局で環境基準を達成しなかった。
  3. 微小粒子状物質(PM2.5)
    一般局7局中6局、自排局2局中2局で環境基準を達成しなかった。
  4. 光化学オキシダント(OX)
    全測定局(11局)で環境基準を達成しなかった。
  5. 二酸化硫黄(SO2)
    昭和54年度以降、全測定局(9局)で環境基準を達成しており、良好な状況が続いている。
  6. 一酸化炭素(CO)
    昭和48年度以降、全測定局(3局)で環境基準を達成しており、良好な状況が続いている。

2 有害大気汚染物質モニタリング調査結果

大気汚染防止法第22条第1項の規定により、市内6地点で、有害大気汚染物質のうち優先取組物質であって測定方法が確立している21物質について、地域特性(一般環境2地点、固定発生源周辺2地点、道路沿道2地点)に応じ、測定項目を選択して調査を実施した。

  1. 環境基準が設定されている物質
    ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン及びジクロロメタンの4物質について、昨年度と同様に、いずれも全地点(6地点)で環境基準を達成した。
  2. 環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値(指針値)が設定されている物質
    アクリロニトリル(6地点)、塩化ビニルモノマー(6地点)、水銀及びその化合物(2地点)、ニッケル化合物(4地点)、クロロホルム(6地点)、1,2-ジクロロエタン(6地点)、1,3-ブタジエン(6地点)、ヒ素及びその化合物(4地点)並びにマンガン及びその化合物(4地点)の9物質について、昨年度と同様に、いずれも全地点で指針値を下回った。
  3. その他の物質
    環境基準及び指針値が設定されていない8物質について、ここ数年の全地点の年平均値の濃度の推移は、ほぼ横ばいである。

3 アスベスト調査結果

市内8地点(各区1地点の一般局(6局)及び主要幹線道路の自排局(2局))で、一般局は春夏秋冬の4回、自排局は夏冬2回の一般環境調査を行った。

一般大気環境中に係るアスベストの環境基準は定められていないが、調査結果は、環境省が取りまとめた「平成25年度アスベスト大気濃度調査結果」の参考資料「地方公共団体における調査結果の集計」における住宅地域での石綿繊維数(0.040~4.4本/リットル)と比較して低い水準であった。

4 微小粒子状物質成分分析結果

市内1地点(千城台北測定局)で、微小粒子状物質の成分分析を実施した。

  1. 質量濃度
    春夏秋冬4季の延べ56日の日平均値は、2.4~47.4マイクログラム/立方メートルの範囲であり、1日平均値の環境基準(35マイクログラム/立方メートル)を超過した日が2日あった。また、年平均値は、14.3マイクログラム/立方メートルであり、年平均値の環境基準(15マイクログラム/立方メートル)以下であった。
  2. イオン成分
    4季の平均値では、質量濃度の42~61%程度を硫酸イオン(SO42-)、硝酸イオン(NO3-)、アンモニウムイオン(NH4+)が占め、NO3-、塩化物イオン(Cl-)、カリウムイオン(K+)は秋季、冬季の濃度が高くなる傾向が見られた。
  3. 炭素成分
    4季の平均値では、質量濃度の14~26%程度を占め、有機性炭素(OC)は4季を通じて濃度に大きな変化はなく、元素状炭素(EC)は秋季、冬季の濃度が高かった。
  4. 無機元素成分
    イオン成分と炭素成分に比べ質量が小さかった。ナトリウム(Na)、カリウム(K)、鉄(Fe)が多く含まれ、Kは秋季、冬季の濃度が高かった。

5 公共用水域水質調査結果

水質汚濁防止法第16条第1項の規定による測定計画等に基づき、市内の公共用水域29地点において水質調査を実施した。

  1. 河川(25地点:測定計画地点(環境基準点)3地点、市独自調査地点22地点)
    1. 健康項目
      河口付近の5地点においてほう素の環境基準を達成しなかったが、その他の項目については全地点で環境基準を達成した。
    2. 生活環境項目
      河川における有機汚濁の代表的な指標である生物化学的酸素要求量(BOD)についてみると、環境基準点においては環境基準を達成し、市独自調査地点においても概ね環境基準を達成した。
  2. 海域(4地点:測定計画地点(環境基準補助点)3地点、市独自調査地点1地点)
    1. 健康項目
      全地点で、環境基準を達成した。
    2. 生活環境項目
      環境基準補助点においては、海域における有機汚濁の代表的な指標である化学的酸素要求量(COD)についてみると、全地点で環境基準を達成した。また、全りんは全地点で環境基準を達成したが、全窒素は1地点で環境基準を達成しなかった。
      市独自調査地点においては、COD、全窒素、全りんとも環境基準を達成しなかった。

6 地下水水質調査結果

水質汚濁防止法第16条第1項の規定による測定計画等に基づき、市内の460地点において地下水の水質調査を実施した。

  1. 有機塩素系化合物(51地点)
    測定計画に基づく概況調査(17地点)においては、全地点で環境基準を達成した。
    定期モニタリング調査(25地点)においては、12地点で環境基準を達成しなかった。
    市独自調査(9地点)においては、4地点で環境基準を達成しなかった。
  2. 六価クロム(352地点)
    測定計画に基づく概況調査(17地点)においては、全地点で環境基準を達成した。
    定期モニタリング調査(1地点)においては、環境基準を達成しなかった。
    市独自調査(334地点)においては、18地点で環境基準を達成しなかった。
  3. 砒素(73地点)
    測定計画に基づく概況調査(17地点)においては、1地点で環境基準を達成しなかった。
    定期モニタリング調査(3地点)においては、2地点で環境基準を達成しなかった。
    市独自調査(53地点)においては、9地点で環境基準を達成しなかった。
  4. 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素(35地点)
    測定計画に基づく概況調査(17地点)においては、1地点で環境基準を達成しなかった。
    定期モニタリング調査(18地点)においては、15地点で環境基準を達成しなかった。
  5. その他
    3地点で地下水質に係る要監視項目6項目(ニッケル、アンチモン、ウラン等)の調査を行ったところ、全地点で指針値を下回った。

7 自動車騒音調査結果

騒音規制法第18条第1項の規定により、計画に基づき、53地点において自動車騒音を調査し、対象地域における環境基準の達成状況の評価(面的評価)を行った。また、5か年度分の調査結果により、市全域の面的評価を行った。

評価結果 平成25年度 平成21~25年度
評価対象住居等戸数 16,265戸 50,859戸
昼夜間とも基準値以下 15,035戸(92.4%) 45,990戸(90.4%)
昼間のみ基準値以下 961戸(5.9%) 1,902戸(3.7%)
夜間のみ基準値以下 40戸(0.3%) 423戸(0.8%)
昼夜間とも基準値超過 229戸(1.4%) 2,544戸(5.0%)

参考資料

別紙1平成25年度大気環境測定結果(PDF:447KB)

別紙2平成25年度有害大気汚染物質モニタリング調査結果(PDF:342KB)

別紙3平成25年度アスベスト調査結果(PDF:177KB)

別紙4平成25年度微小粒子状物質成分分析結果(PDF:448KB)

別紙5平成25年度公共用水域水質調査結果(PDF:456KB)

別紙6平成25年度地下水水質調査結果(PDF:224KB)

別紙7平成25年度自動車騒音調査結果(PDF:1,442KB)

このページの情報発信元

環境局環境保全部環境規制課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟7階

ファックス:043-245-5557

kankyokisei.ENP@city.chiba.lg.jp

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