緊急情報
更新日:2023年11月1日
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消防局長の白井です。
「火を消して 不安を消して つなぐ未来」を全国統一防火標語として、11月9日(木)から11月15日(水)までの1週間、防火防災に関する意識や行動力を高め、火災や災害に強いまちづくりを推進することを目的として「秋の火災予防運動」を実施します。
<秋の火災予防運動のポスター>
毎年、秋の火災予防運動のポスターには、防火ポスター作品審査会の入選作品を掲載しています。少年消防クラブ員が描いた素晴らしい絵が揃っていますので、街角で見かけた際には、ぜひご覧ください。
なお、そごう千葉店地階ギャラリー(令和5年10月31日(火)~11月6日(月))、千葉市役所(令和5年11月9日(木)~11月15日(水))で実際に描いた絵がご覧になれます。
令和5年は、6月末までに千葉市内で151件の火災が発生しました。
出火原因別では、放火(放火の疑い含む)(29件)が最も多く、次いでたばこ(26件)、電気機器及び配線関係(15件)の順となっております。
放火の発生件数は昨年より増加し、最も多い状況となっています。一人ひとりが放火されない環境づくりに心がけ、地域ぐるみで対策することが大切になります。
【火災の発生状況】(6/30現在)
年 | 発生件数 | 死者 | 負傷者 | 損害額 |
令和4年 | 139件 | 6人 | 26人 | 約2億6900万円 |
令和5年 | 151件 | 6人 | 26人 | 約2億8900万円 |
前年比 | 21件 | 3人 | 1人 | 約2000万円増 |
<放火対策として心掛けること>
6月30日現在までで、最も多い出火原因は放火(放火の疑いを含む)です。
① 家のまわりには燃えやすい物を置かない。
② ゴミは指定された日時、場所に出す。
③ 物置や車庫には鍵をかける。
④ オートバイや自動車のカバーに防炎製品を使うのも有効です。
住宅火災を防ぐためには行政の力だけではなく、市民の皆さま一人ひとりの防火対策が大変重要になります。大切なご家族の命を守るためにも、この秋の火災予防運動を契機に、今一度、ご自宅の防火対策について見直していただくようお願いいたします。
皆さんは、「感震ブレーカー」をご存じでしょうか?
阪神淡路大震災や東日本大震災で発生した火災の6割以上が電気に起因する火災と言われており、この電気火災対策に効果的なものが「感震ブレーカー」です。
感震ブレーカーは、地震時に設定以上の揺れを感知すると電気を自動的に止める機器です。
地震時において防災対策が必要な改善すべき密集住宅市街地(要改善市街地)に該当する自治会に対しては感震ブレーカー設置費用の補助をおこなっていますので「感震ブレーカー設置費用の補助を行います!」をご覧ください。
<感震ブレーカーの種類>
千葉市では、平成20年6月に既存住宅に住宅用火災警報器の設置が義務化されてから、10年以上が経過しました。(新築住宅は平成18年6月に設置が義務付けられました。)
住宅用火災警報器は、古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで火災を感知しなくなることがあるため、10年を目安に本体の交換が推奨されています。10年経っていなくても、電池切れや故障の場合は、本体交換が必要になりますので定期的に点検や清掃を行い、いざという時に、「住宅用火災警報器が鳴らずに火災が拡まってしまった…。」とならないために、きちんと作動するよう維持管理を行ってください。また、交換された際は、本体を設置した日付の記入をお願いいたします。
リチウムイオン電池は、小型で高性能であることからスマートフォンやデジタルカメラ、ノートパソコンなど、現在の日常生活に欠かせない機器へ使用されていますが、誤った取扱いをすると火災の危険性があります。衝撃による破損等により発熱・発火する危険性が高く、使用中や廃棄後に何らかの原因で破損した際の出火が増加しています。以下の点に注意して下さい。
□ストーブの近くや直射日光が当たる場所等に放置しない
□強い衝撃を与えない
□指定された充電器以外は使用しない
□膨張、異臭、発熱等の異常があれば使用をやめる
□廃棄する場合は適切に処分しましょう
記録的な猛暑だった今夏ですが、11月になり過ごしやすい日々が続いています。ご家族や友人、同僚等とのバーベキューには最高な季節となりました。木炭を使用して焼く肉や野菜は手軽でとても美味しいですね。美味しく調理するためには火力調節が必要ですが、絶対に手指消毒用アルコールを火源に注ぐ行為はしないで下さい。アルコール消毒液は消防法上の危険物に該当するものが多く「火気厳禁」とされています。万が一、火源に注ぐと炎が一気に燃え上がり、衣服に着火したり周囲に延焼したりする可能性があります。本来の用途と異なる使用方法は危険ですので絶対にしないで下さい。
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