更新日:2025年2月17日
ここから本文です。
目次
令和8(2026)年、千葉市は、まちが開かれてから900年という大きな節目を迎えます。
始まりは平安時代後期にさかのぼります。大治元1126年の6月1日に、桓武天皇のひ孫高望王(たかもちおう)(後に平高望)の子孫、常重(つねしげ)が、現在の緑区大椎町から中央区亥鼻付近に本拠地を移し、初めて「千葉」と名乗り、ここに千葉のまちとしての歴史が始まったとされています。
常重の息子の常胤(つねたね)は、源頼朝を助け、鎌倉幕府の成立に大きく貢献しました。以降400年にわたり、千葉氏は下総の地を治めるとともに、常胤の息子たち(千葉六党)も全国各地に勢力を拡大し、地域の状況に応じた都市経営を通じて、人材や文化を育んできました。
大正10(1921)年、人口約3万4千人での市制施行後、本市では6月1日を「千葉開府の日」と位置づけ、50年ごとに記念事業を行ってきました。市制施行間もない大正15(1926)年の開府800年、戦後の経済成長と人口増加の只中の昭和51(1976)年の開府850年と、その時々の時代背景を踏まえつつ、市民がまちの歴史を振り返り、まちの未来について考える、まさに人とまちの過去・現在・未来をつなぐ契機として、千葉開府記念事業は重要な役割を果たしてきました。
そして現在、先人たちの礎のもと、本市は人口約98万人の首都圏有数の大都市へと発展を遂げました。一方、変化が激しく先行きが不透明な時代の中で、わたしたちは、自らが未来を切り拓いていく姿勢と行動を求められながら暮らし、活動しています。
このまちを開いた千葉一族は、動乱の時代に知力・胆力をもって挑戦し、自ら未来を切り拓き、持続的な都市経営を行いました。このチャレンジスピリットを、今を生きるわたしたちが受け継ぎ行動することを通じて、人とまちがともに輝く未来へとつなげていくことこそが、千葉開府900年の最も重要な意義であると言えます。
このような認識のもと、市民、団体、企業、大学、行政など多様な主体が、この歴史的節目を迎える喜びを分かち合うとともに、千葉一族からの学びを活かしながら記念事業を行い、開府1000年をも見据えつつ、次代を担う若い世代が千葉市に誇りを持ち、より豊かな未来につなげていくことができるよう、記念事業の基本的な考え方や体制、スケジュールなど、取組みの全体像を共有するため、「千葉開府900年記念事業推進計画(別ウインドウで開く)」を策定しました。
千葉介常胤像
(安西順一作/千葉市立郷土博物館蔵)
千葉一族からの学びを活かし、未来へ向けたひとづくり、文化づくり
利用方法等、詳しくはこちら:千葉開府900年記念ロゴマーク・キャッチコピー
千葉開府900年に向けた記念事業の推進体制として、市内経済団体や学術関係団体等による「千葉開府900年記念協議会」を令和5年11月14日に設立しました。千葉市に関わる全ての市民、企業、団体等が主体的に行動するとともに、互いに連携して活動し、記念事業などの取り組みを進めます。
詳しくはこちら:千葉開府900年記念協議会(別ウインドウで開く)
令和8(2026)年度に迎える千葉開府900年に向け、市民・団体・企業等の皆様に「千葉開府900年記念メンバー」として登録していただき、千葉開府900年記念事業を一緒に盛り上げるための取組みです。
詳しくはこちら:千葉開府900年記念メンバーシップ登録制度
このページの情報発信元
総合政策局総合政策部都市アイデンティティ推進課
千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟6階
電話:043-245-5660
ファックス:043-245-5534
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください