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更新日:2025年11月5日

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校長室

深まる秋、充実した学校生活を!

校長 田島 明美

 秋が深まり、朝夕は、肌寒さを感じる季節となりました。子供たちの学校生活は、折り返しを過ぎて後半に差しかかりました。後期の始業式では、子供たちに次のことについて話しました。一つ目は自分の目標をしっかり立て、その目標に近づくために何をするかを決めて取り組むこと、二つ目は、相手の気持ちを考え、プラスの言葉(よい言葉・温かい言葉)をたくさん使うことを意識し、自分や友達を大切にしていくことです。どの学年の子供たちも自分の目標と具体的な手立てを考え、後期をスタートしています。子供たちの元気な声と頑張る姿、友達への励ましや優しい言葉がけが様々な場面で見ることができています。
 11月5日に青葉の森スポーツプラザ陸上競技場で「第61回千葉市小学校陸上大会(中央・花見川・稲毛区の部)」が開催されます。この大会は各校から代表選手が出場し、学校規模ごとに競技を行って練習の成果を発表します。本校では、本日、オンラインによる陸上大会壮行会を行いました。特設陸上クラブで練習してきた様子と代表選手の紹介を行い、代表選手は、当日への意気込みと具体的な目標を発表しました。代表にならなかった子供たちもそれぞれの目標をもち、陸上練習に取り組んできました。9月に水泳学習を行っていたため、今年度は10月に入ってからの約1か月間の練習でしたが、用具の準備や準備運動に自主的に取り組む姿や気持ちのよい挨拶など、小中台南小の最高学年らしい練習態度が見られました。陸上練習を通して、目標をもつ大切さややり遂げる充実感を感じるとともに子供たち同士の連帯感や団結力も高まったのではないかと思います。大会当日は、自分の力を十分に発揮してほしいと思います。
 さて、11月の本校の生活目標は、「読書の楽しさを味わおう」です。10月中旬から、図書委員会主催の「秋の図書イベント 図書BINGO(ビンゴ)」を行っています。図書委員会の子供たちは、図書BINGO(ビンゴ)開催のポスターを作成し、昼の放送で紹介をするなど熱心に準備をしていました。休み時間には、BINGO(ビンゴ)に挑戦するため、たくさんの本を読む子供の姿がみられます。「先生、もう2回もBINGO(ビンゴ)になったよ。今、3回目に挑戦中だよ。」と声をかけてくれる子供もいます。子供たちには、楽しみながらたくさんの本を手にしてほしいと思います。
 子供たちを取り巻く環境は、情報があふれ、一つのことをじっくりと考える間もなく、次の情報が入ってきます。インターネットの動画やゲームなど、楽しい遊びがたくさんあり、読書離れが進んでも不思議なことではありません。
 現在、GIGAスクール構想のもと、小学校でもコンピューターを使った学習を推進しています。高度情報化社会の中で、必要な情報を速く、多面的に収集し、適切に選択する能力等を育成しています。一方で、その能力の基盤となる集中力や想像力などについても、日々の学習の中で大切に育てています。朝の読書、図書の時間、国語科等の教科を通して行う読書活動も、その大切な一端を担っています。読む力は、すべての学びの土台になると思います。
 読書を通していろいろな言葉や表現にふれることは、語彙が増え、文章を読み取る力につながります。さらに、読書は、ひとつのことに心を向けて取り組む力を養ってくれます。物語の中でさまざまな場面や人物と出会うことで、想像力や考える力も育ちます。また、言葉が豊かになると、自分の気持ちや考えを相手にわかりやすく伝えられるようになり、日常のコミュニケーションにも自信がもてるようになります。このように、読書は、子供たちの心をバランスよく育て、これからの社会を生き抜くための大切な力を与えてくれることと思います。これからの過ごしやすい季節、子供たちにたくさんの本に親しんでほしいと思っています。
 充実の11月、様々な行事や学習活動等を通して、子供たちのさらなる成長を促していきたいと思います。

 

学校教育目標

「明るくたくましいみなみっ子」

がききたえる子」「かよく助け合う子」

ずから学ぶ子」「ころ豊かな子」