更新日:2026年5月13日
ここから本文です。
校長 髙野 和久
「節目」のある植物としてまず頭に浮かぶのは「竹」ではないかと思います。竹には60個ほどの節があるのですが、成長して増えるのではなく、タケノコの時から同じ数の節を持っていて、この節に成長点があり、この成長点がすべて伸びていき、節と節の間隔が広がることによって背が高くなるそうです。約20メートルになる竹の節は根の方が細かく、上に行くにしたがって節の間隔が伸びていきます。節の間隔は狭い方が丈夫で、竹は根もとの節を狭くして全身を支え、強風から身を守っていると聞きました。
中学生は人生の根元を育てる時期だと思います。始まりの時期と終わる時を「節目」ととらえ、その間に何ができるか、何をするか、意識して大切にして欲しいと思います。中学校生活を始める。勉強を始める。部活動を始めるなど様々な「最初」があります。始まりでは目標や計画を立て、心構えをしっかりしていく。終わる時期には成功や失敗を真摯に見つめ、成功の喜びを味わい、失敗の悔しさは次への飛躍へのバネになります。節目があいまいだと、自分が成長しているのかどうかの判断も曖昧になりかねません。節目を大切にする人は、「自分がなりたい最高の自分」に確実に近づいていける人、自分の人生を大切にする人だと思います。きちんと始める。一つ一つをちゃんと締めくくって次に進む。限られた中学校生活の3年間が、自分が作った強い節目と共に、人生の土台をしっかりと作る3年間であって欲しいと願います。教育現場であるからこそ、様々な体験の中で、節目を大切に確認しながら一日一日をのびのびとすごしていけたなら、互いに成長の喜びを実感できると思います。
一年間どうぞよろしくお願いいたします。