更新日:2026年6月10日
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校長として2年目を迎えました。「外には熱意と誠意を、内には直向きさと謙虚さを」というのが教師として心掛けてきた私の信条です。保護者の皆様、地域の皆様の温かいお力添えを賜りながら、生徒全員が学校教育目標に掲げる「希望の登校、満足の下校」を実感できるよう、職員一同、全力で、誠意をもって取り組んで参ります。以下に年度当初に職員や生徒に伝えた言葉を紹介することで、所信表明とさせていただきます。
【4月6日職員会議にて】
・放課後の活動も、行事も部活も、とにかく生徒につく。フットワークを軽く、アンテナを高く、視野を広く。そして、最終的な判断基準は、「それが、子どもたちのためになるかどうか」です。
・共通理解を図ったことは全員で確実に実行する。まずは変化に気付き、見逃さずにアプローチすることが大切です。
・評価・評定は、特に進路選択を控える中学校として最も大切な説明責任の1つです。「わかる授業」の工夫、明確な指針、適切な進度、計画的な教材活用をお願いします。
・生徒にとっては一生に一度の中学校生活3年間。授業も学級経営も、部活動も、どこまで誠意を込められるか、教育のプロとして、我々の勝負所です。
・何事も生徒に対する”率先垂範”を念頭に。身だしなみ、言葉遣い(生徒にも同僚にもリスペクトを忘れずに)、立ち居振る舞い等、思春期の生徒を前にする我々は、一層高い意識を持たなければなりません。教育者としての矜持をもって内面を磨き、若松中職員集団として共に高め合っていきましょう。
学級担任、教科担任、行事担当や部活動顧問として、生徒の前に立てているあなたが、身近な大人の代表として、生徒に熱い思いを伝えずに誰が伝えるのでしょう。今、目の前の彼らの心を揺さぶることができるのは、あなたしかいないのです。しかしながら、教育は時間のかかる営みです。すぐに結果を求めることはできないし、思春期の生徒に対しては尚更です。親御さんが深い愛情をかけて育ててきた大切なお子さんを預かっていることを忘れずに。まずは悩み・不安・いらだちを受け止めて寄り添い、傾聴する姿勢を大切に。環境の変化、立場の変化からくる緊張感は誰しもあり、中学生に失敗はつきものです。人は失敗しながら学び、成長するのですから、「失敗するな」「もうやらなくていい」は、一面的には「学ぶな」「成長しなくていい」とも同義だと考えれば、学校現場には最も似つかわしくない言葉ではないでしょうか。皆さんどうぞ、愛情深く、繰り返しの丁寧な指導、あたたかい声掛けをお願いします。我々は日々、彼らの豊かな人生を願って慈愛の水をまき、やがて大きく枝葉を広げてきれいな花を咲かせるための準備をしている生徒たちの成長を見守りましょう。
そして我々自身の謙虚さも忘れずに。初任研で出会った大切な言葉があります。『忘れないでください。あなたの前の生徒が変わったとしたら、それはあなたが彼・彼女を変えたのではない。彼・彼女が自分で変わったのです。』そう、我々にできることは、大きな可能性を秘めた生徒たちに、いかに成長のきっかけを投げかけてやれるかに過ぎません。そして、我々は彼らがそう呼んでくれるからこそ、先生でいられるのです。ですからその感謝の気持ちを、ご自分なりの誠意で彼らに返していきましょう!これから、皆さんの目の前に立つ、若松中生徒たちのことを、どうぞよろしくお願いします!
【4月8日始業式にて】
(前略)さて、昨年度の始業式でも伝えたのですが、4月は変化と出会いの月と言われます。皆さんには、その変化を前向きに受け入れて、新しい環境を好きになってほしいと思います。キリスト教のシスター渡辺和子さんは「置かれた場所で咲きなさい」という本のなかで、「あなたが置かれている環境には必ず何か意味があるのだから、不満を口にせずしっかり根を張って自分の花をその場所で咲かせなさい」と言っています。置かれた場所こそが、今のあなたの居場所です。
私自身も、今年、大きな変化がありました。千葉市の小中学校の校長先生方による校長会という組織があり、月に何度か集まって様々なことを協議し、共通理解を図って学校運営をしていくのですが、その企画・運営・調整役である総務委員長という立場を仰せつかりました。私の30年間の教員人生の中でも最大級にハードルの高い、困難な1年になると思います。でもこれも、私の置かれた場所です。誰かがやらなければならないことだし、「大堀ならやり切るだろう」とどこかで誰かに期待されて与えられた立場なのでしょう。自分が頑張ることが、千葉市中の中学生に還元されるものと信じ、やるしかありません。でも、その前に私は若松中学校の校長です。多忙な中でも皆さんの活動ぶりに活力をもらいながら、しっかり若松中を守る1年にしたいなと思っています。
それでも、置かれた場所で頑張ろうとしても、元気に咲けないときだってあります。そんなときには、無理に咲かなくてもいいのです。特に皆さんは発達途上の中学生です。体が、心が疲れたサインを出したら、無理せずに少しペースを落としましょう。また、スケールの大きなことを考えてみるものいいですね。人の力の及ばない自然現象や壮大な宇宙空間など、大きな視点から俯瞰すれば、我々人間の日々の営みや悩み事はちっぽけなものかもしれません。でも、そうしたことと向き合って悩みながら、周りの人の気持ちも考えながら、集団の中で日々生活していくのが我々人間です。先々に、心を奮い立たせる目標を設定したり、心を休ませる小さな楽しみを見つけたりしながら、一歩一歩、前に進んでいきましょう。今年度も我々は、ABCの原則を皆さんとともに実行しながら、皆さんが「希望の登校、満足の下校」を実感できるよう、職員一同、精一杯誠意を持って応援していきます。共に頑張って行きましょう!
学校だよりWakamatsu令和8年度第1号より