豊田市は、大消費地である名古屋市に近い立地であり、平坦部や山村部の特徴を生かし多様な農産物を生産している。こうした特徴を踏まえ、主要施策として「地域特性に応じた産業型農業の推進」と「地域が支える“食と農”の推進」を掲げ、農地の集約・集積やICT導入支援、経営体の企業化及び企業参入といった各種取り組みを計画している。このほか、8月には、ITを活用した農業者への支援を目的として、企業(KDDI)との連携協定「Cloud On とよた」を締結した。千葉市においても、今年度から農業分野に対しての施策の拡充が図られたところであり、農業の成長産業化に向けた施策展開の参考とするため、「第3次豊田市農業基本計画」の内容や効果的な取り組み、課題について調査する。