更新日:2021年2月22日

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会見録(令和3年1月5日)

日時
令和3年1月5日(火曜日)13時30分~13時50分
場所
本庁舎8階正庁

 

冒頭発言

今日は、発表事項が2点です。
発表事項の1点目は、令和3年中の千葉市の主な出来事です。
今年の千葉市はここに注目ということで、1月には、市制100周年を迎え、昨日1月4日に式典を開催しました。また、昨年末に記者発表させていただきましたが、あなたが使える制度お知らせサービスを開始します。その他に、千葉市史史料編の近現代を刊行します。
2月には、第1回千葉市オープンボッチャ大会が開催されますが、開催にあたっては、緊急事態宣言を見極めながら判断していくものとご承知おきをください。
3月には、第10回長谷川良信記念・千葉市長杯争奪車いすバスケットボール全国選抜大会が開催されます。また、仮称千葉公園ドームが完成します。同じく3月には千葉県知事選挙、また、千葉市長選挙も予定されています。
4月には、自転車を活用したまちづくり条例を一部改正し施行します。また、千城台みらい小学校、大宮小学校、高洲中学校がいずれも統合校として、それぞれ開校します。さらに、千城台わかば小学校が移転します。同じく4月にはGIGAスクール構想の実現として、1人1台のタブレットパソコンを活用した本格的な授業が始まります。市の施設関係では、緑消防署あすみが丘出張所を供用開始します。また、動物公園にシマウマ・ヤマアラシの展示場がオープンし、平原ゾーンが全面オープンとなります。
次に、春以降になりますが、稲毛海浜公園のリニューアルとして、民間活力の導入によって、バーベキュー場、プールのリニューアル、海へ延びるウッドデッキの整備などが行われます。
5月には、加曽利貝塚縄文春まつり、6月には、千葉公園で大賀ハスまつりが行われます。7月から8月にかけて、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にあわせて聖火リレーなどが行われます。また、この時期にあわせて、千の葉の芸術祭が開催されます。これはもともと去年、東京2020大会にあわせて実施する予定でしたが、東京2020大会の延期に伴って延期していました。また、100周年の記念事業として、ちば・まち博を実施します。これは市民の皆様方にまちづくりについて考えていただくきっかけづくりとして行われます。
8月には、第3回千葉氏サミットが開催されます。また、第46回親子三代夏祭りが開催されます。
9月には、昨年、初開催しましたジャパンビーチゲームズフェスティバル千葉2021が開催されます。また、2019年の相次ぐ災害を受け、私たちは災害に強いまちづくりを進めていますが、千葉市民災害対応強化キャンペーンとして、それに関する一連の取り組みが行われます。
10月には、白い砂浜に生まれ変わったいなげの浜を舞台に、千葉シティトライアスロン大会が開催されます。
11月には、パラリンピック終了後も引き続きパラスポーツに力を入れていく千葉市の取り組みとして、パラスポーツフェスタちば2021を開催します。
12月には、昨年中止になりました、サンスポ千葉マリンマラソンが開催されます。また、千葉市歴史読本を刊行します。
以上、現時点で予定している、令和3年の出来事についてお伝えさせていただきました。
発表事項の2点目は、新たに区役所窓口の混雑状況配信サービス等を開始します。
「行かなくていい・待たなくていい」市役所をつくるために我々は取り組んできましたが、混雑状況を手元で確認し呼出順をお知らせするサービスです。
趣旨と経緯ですが、我々は昨年の3月末に「ちばしチェンジ宣言!」を出していますが、コロナ禍を契機に社会全体を変えていく一つのきっかけとして、私たちは「行かなくてもいい・待たなくてもいい」市役所をつくるための取り組みを進めてきました。昨年、YouTubeの配信を使って、待ち時間情報などを配信していましたが、改めてシステムを導入して、さらなる感染拡大防止策として、新たに窓口の混雑状況配信サービスを開始するものです。
また、令和3年3月からは、それぞれの方が呼出順に近づいた際にプッシュで通知するサービスも開始します。これによって混雑を避けて窓口にお越しいただくことができるほか、自分の呼び出し順が近づくまで別の場所でお待ちいただくことができるなど、混雑の緩和につながります。
内容ですが、1月に開始する混雑状況配信サービスでは、パソコンやスマートフォンから待ち人数、待ち時間、呼出中の番号等をリアルタイムで確認することができます。3月からは呼出番号通知サービスが開始します。受付番号の紙に印字されているQRコードから登録していただくことで、自分の呼出順が近づくと、メールまたは専用のLINEアカウントで通知するものです。
混雑状況配信サービスが1月12日、呼出番号通知サービスが3月1日にそれぞれ開始する予定です。コロナ禍を契機に、これからも私たちは少しでも市役所の手続きの改善や、市民の皆様に時間を返す窓口業務の改善など、行政改革を進めていきたいと思います。
発表事項は以上ですが、私からお知らせが1点あります。
デジタルミュージアムの開催についてです。
千葉市では、1月22日から2月28日まで、千葉市美術館の1階さや堂ホールで、デジタルミュージアム「Digital×浮世絵」を開催します。
新型コロナウイルス感染症が拡大し、本市の文化施設においても新しい生活様式を踏まえた取り組みを行っていくため、デジタルと浮世絵をテーマに、より多くの方が安心して文化芸術を楽しめるようデジタルミュージアムを開催します。
さや堂ホールにおいては、デジタル化した作品を活用して、体の動きによって絵画が動く仕掛けや、空中映像を操作することで絵画の見どころが見られるなど、非接触でコンテンツが楽しめるほか、市内から東京オペラシティビルにあるインターコミュニケーションセンターのICCシアターや、秋葉原UDXのエントランスなどで、サイネージを使用した配信を行い、美術館に来館しなくても作品を見る機会を提供して、場所に限定されない鑑賞環境となるなど、本市の魅力ある文化力を市内外問わず広く発信していきます。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
新型コロナウイルス感染症関連について、昨日、政府から緊急事態宣言が発出する方針が示されました。千葉県でも近く、飲食店の午後8時以降の営業自粛を求めるという話がありました。市長は今の市内や県内の感染状況をどうご覧になっていますか。また、千葉県の一連の対策は、どう受け止めていますか。
(市長)
今の千葉県下の感染状況については、感染者が急増しており、千葉市を含めて入院待機者が全体的に増えている状況ですので、病床に余裕がなくなってきていることは間違いないと思っています。
今まで以上に実効性のある強い対策が求められていることは間違いないわけですので、千葉県が実施されようとしている飲食店の時短措置を含めて、できる限り実効性が伴うように、市としてもしっかり連携していきたいと思います。千葉市でも飲食店を含めてご苦労されている方々がたくさんいますので、しっかりと支援していきたいと思います。また、デリバリーやテイクアウトなどでも提供できるように支援していきたいと思います。
(記者)
昨年の4月の時短要請と違って、今回、千葉県も含めて飲食店に絞っていると思いますが、そこについてはどう思われますか。
(市長)
千葉県では、まず、ご自身でできることという時短要請をされると承知していますが、国が進めようとされている緊急事態宣言を含めて、非常に飲食店に限定した形になっています。千葉市でも会食のリスクをずっと市民の皆様方にお伝えして、感染防止対策を呼びかけてきましたので、飲食店に対する措置は一定程度、理解しますが、非常に限定的だと思います。もともと冬ですから、感染が拡大しやすい状況下にあり、春と違って時短要請の対象が限定されます。市民の皆様方、当然、新型コロナウイルス感染症に対する正しい知識が得られたがゆえというところもありますが、過剰に反応することは恐らくないだろうと考えています。春と同じような効果を期待することはおそらく不可能だと思いますので、菅総理大臣や政府や千葉県からも何を目指しているのか、しっかり明示して伝えていただいて、首都圏の住民の皆様が一致団結して、そこに向かって協力し合えるように、リーダーシップを発揮していただきたいと切に願っています。
(記者)
今日の発表内容を踏まえてお伺いします。今年1年の予定が発表されましたが、市長選挙が未定になっています。千葉県知事選挙と同時になると理解していますが、緊急事態宣言の再発令の取り組みなども踏まえて、辞任されるタイミングに影響はありますか。
(市長)
繰り返し申し上げてきたとおり、コロナ禍で市民の皆様方が投票に行く回数を1度にしたいという考え方は変わっていません。当然ながら、そこで節減される費用や、もしくは新型コロナウイルス感染症の対応をしている職員の稼働を低減するためにも、ダブル選挙にするという目的に関しては、変わらないと思っています。
しかしながら、緊急事態宣言が発令されている中で、私自身の辞職時期について、どの時期が市民にとって、社会にとって一番責任を持てるのかということは、しっかり国の動きなどを見極めながら、最終的に判断していきたいと思っています。
(記者)
混雑状況配信サービスについて、例えばAIカメラで混雑状況を判断しながら配信するものではなく、待ち人数をお知らせするようなイメージでしょうか。
(市長)
そうです。どれぐらいの人が待っているかが全て分かりますので、結果的に混雑状況を把握できるものです。
(記者)
「Digital×浮世絵」について、コロナ禍でも全コンテンツ非接触で安心して楽しめるとありますが、考えてみると通常の絵画も非接触で鑑賞できるわけですが、今回は操作系のものが非接触になっているということなのでしょうか。
また、デジタルのメリットがアーカイブであれば保存するなど意味が分かりますが、今回のデジタル化によるメリットはどういうところにあるのか、ご教示ください。
(職員)
作品につきましては、ご質問のとおり、全体についてデジタルで配信しているものをご覧いただく形になっています。メリットにつきましては、従来の展示室ではないところでも鑑賞できることと、場所にとらわれず、非接触を基本とした鑑賞スタイルが提供できる点です。
(記者)
サイネージを使用して配信するとありますが、具体的には資料にある東京オペラシティビルや秋葉原UDXでは、配信が決まっているのでしょうか。
(職員)
お尋ねいただいた点につきましては、配信が決まっています。
(記者)
緊急事態宣言の関連です。時短要請に従わない場合の罰則についても、国で議論されるという話になっています。先ほど市長がおっしゃったような実効性を伴う部分に関わってくると思いますが、市長のご意見として罰則をつけることに関しては、どうお考えでしょうか。
(市長)
私は当初より、罰則付きの体制にしておくべきだという立場です。それの発動に関しては、相当な慎重な運用が求められると思いますが、最悪の事態を想定した措置ができるように用意しておくことが大事です。
法を改正したからといってすぐに、今の日本や千葉県の状況の中で罰則付きの措置が必要かどうかは置いておいて、いずれにしても、措置ができるようにしておくこと自体は必要です。それはずっと当初から私は申し上げてきています。
(記者)
昨日の菅総理大臣の会見でもありましたが、ワクチン接種の時期に関して、早期に、前倒しできるように準備を進めているという話がありました。ほかの自治体を見ると準備チームをつくったり、すでに予算を組んだりしている自治体もありますが、千葉市は、ワクチン接種に関して、準備は進められているのでしょうか。
(市長)
我々も特別な体制で、ワクチン接種について臨んでいくという考え方です。
(職員)
ワクチン接種については、ワクチンに集中して取り組むチームをつくって、いつから接種に向けて準備をするかなど、取り組んでいるところです。
(記者)
ワクチン接種に関連して、一部の意見として、昨年の特別定額給付金のような事務作業が想定されます。ワクチン接種券の配布などに関して、自治体側の事務作業が煩雑、膨大なものになるのではという意見もありますが、市長のお考えとして、ワクチン接種に関する自治体側の事務作業の負担については、いかがでしょうか。
(市長)
自治体側の負担はかなり重いと思っています。指定都市市長会などを通して、国に適切な支援や措置をしっかり求めていきたいと思います。
一方で、ワクチン接種については、とにかく我々でできる最大の努力をしていきたいと思っていますので、ワクチン接種を望む方が一日も早く接種を受けられるように、市として全力を挙げていきたいと思います。
(記者)
飲食店に対する協力金について、市長がツイッターで、売り上げに基づく補填制度を千葉県に求めていると書かれていました。具体的に制度の立てつけとしては、前年売り上げの何%など、そういったものを協力金として補填する方法がいいのではないかという内容でしょうか。
(市長)
売り上げの何%というところまでは申し上げていませんが、千葉県に対しては、一律の給付ではなく、売り上げに応じた形の損失補填的な支援制度を構築したほうがいいのではないかという意味で、千葉市の意見として出させていただきました。
(記者)
どういった経緯で問題意識を持たれたのでしょうか。また、いつ頃、千葉県に要望したのか教えてください。
(市長)
飲食店といっても当然ながら規模は全く違いますので、多くの従業員を抱えられている大きな店に関しては、結果的に今の協力金では十分ではないと思います。増額されたとしても十分ではないので、結果的に働いている方々が非常に不安定な状況になります。実態に応じた支援を行っていくことが妥当だと考えています。
我々の意見は、千葉県が時短要請の措置をまさに検討している中で、県内市町村に対して、何か意見はありますかと照会をいただいたときに、千葉市の意見として出させていただきました。
(記者)
具体的に千葉市内の飲食店などで補填制度を導入した場合の試算などはあるのでしょうか。
(市長)
試算した数字を持っているわけではありませんが、一律に計上するよりも、有効活用できる支援や公平な支援制度として展開できたらと思います。
(記者)
千葉市は明日から学校が始まると思います。緊急事態宣言の話もある中で、分散授業の実施などについて、市長の考えはありますか。
(市長)
この間、教育委員会とも話をしてきましたが、基本的に私たちも、教育委員会も、学校も、分散授業等については、現時点で考えていません。通常事業を実施します。ただし、部活動を含めた諸活動については、この状況を考えた上で、一部取り止めや、延期するなどの対応をしていきたいと考えています。
(職員)
ほかに質問いかがでしょうか。
それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了とさせていただきます。

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総合政策局市長公室秘書課報道室

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