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更新日:2023年1月27日

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動画とテキスト(令和4年12月22日)

動画

テキスト

冒頭発言

それでは、定例会見を始めます。
今日は、発表事項が3件、お知らせ事項が2件です。
はじめに、2022年千葉市政10大ニュースについてです。
毎年、年末恒例ですが、市政記者13名、市議会議長、副議長、そして私を含めた市の幹部職員8名、合計23人の投票で今年1年を振り返り、2022年の千葉市政10大ニュースを決定しました。
投票いただきました記者の皆様方には、ご協力に感謝いたします。
今年は6位が同点で3件あり、計10項目です。次点が1項目です。
それでは、第1位から第10位と次点を順に発表します。
第1位は、「X Games」の開催です。
日本初上陸のX GamesがZOZOマリンスタジアムで、4月22日から開催されました。世界最高峰のアクションスポーツの国際競技大会で、世界18カ国から90名のトップアスリートが集結いただき、高いレベルの競技が繰り広げられました。
千葉市もその時期に合わせて、フクダ電子ボードエリアのオープニングイベントを開催して、スクールの講師を務めていただきました女子スケートボードパークの四十住さくら選手もX Gamesは優勝されました。日本人選手の活躍が注目を集めた大会だったと思っています。
来年の開催については、机上に参考としてお配りしていますが、来年5月12日から14日まで、ZOZOマリンスタジアムで「X Games Chiba 2023」の開催が決定しました。
千葉市としては、3年間開催されると伺っており、連続開催に向けて支援策や主催者と連携したスムーズな開催について協議を進めていたところですが、今年の千葉市のホストシティとしての役割を改めて評価していただきまして、開催が決定したところです。
正式には、今日17時に発表ということになっていますので、資料をご確認いただければと思います。
第2位は、蘇我スポーツ公園での「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の初開催です。
国内最大の屋外音楽イベントであるROCK IN JAPAN FESTIVALが8月6日から千葉市蘇我スポーツ公園で開催されました。千葉市での開催は初めてとなり、8月12日までの4日間で大変多くの人気アーティストに出演いただき、会場を盛り上げていただきました。
また、同じく8月の20日、21日には、ZOZOマリンスタジアムや幕張メッセを会場に、SUMMER SONICが3年ぶりに開催されました。感染対策と経済活動を両立していく上でも大きな意味があった催しであったと思っています。
第3位は、完全試合を達成された千葉ロッテマリーンズの若きバッテリーへの千葉市特別表彰「新時代・ホームタウン感動賞」の贈呈です。
4月10日に千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手と松川虎生捕手の二人が、28年ぶり、プロ野球史上16人目の完全試合を達成され、千葉市として、千葉市特別表彰を贈らせていただきました。
今年、千葉市は政令指定都市移行30周年を迎え、千葉ロッテマリーンズも千葉に移転して30周年を迎えた節目の年でしたが、まさに若いバッテリーが新しい時代を切り開いていくような大記録を達成しました。そういう意味を込め「新時代・ホームタウン感動賞」を贈らせていただきました。
第4位は、「政令指定都市移行30周年」です。
千葉市は4月1日に政令指定都市に移行して30周年を迎えました。この節目の年に、政令市としての歩みを振り返り、これからの千葉市の歩む道を考えていく基本計画を策定するなどの取り組みを行わせていただいています。
未来に向けたまちづくりを主体的に考えるきっかけの取り組みをいくつか行っており、私と本市ゆかりの小島よしおさんとの特別対談や千葉ロッテマリーンズとのコラボレーションのほか、LOOK♥6区フォトコンテストの開催も行うなど、政令指定都市移行30周年の意味合いと将来に向けたまちづくりについて、市民の皆様とともに考える1年だったと考えています。
第5位は、新型コロナウイルス感染症対策の実施です。
今年も年間を通じて新型コロナウイルス対策に取り組んでまいりました。現在も感染者の拡大が続いており、第8波が来ている状況です。7月には過去最大となる第7波があり、1日当たりの市内の新規陽性者数は8月上旬に1,700人を超えた日もありました。
千葉市としては、保健所体制の強化を感染状況に合わせて行うほか、宿泊療養施設も年間を通じて開設して、感染の拡大時でも業務が滞らない体制構築を行ってきており、オミクロン株対応ワクチン接種の体制整備や市独自のPCR検査体制など、感染拡大に合わせた対応を年間通じて取らせていただいています。
第6位は同率で3点あります。
第6位の1点目は、千葉市基本計画の策定です。
千葉市基本計画は、今後の市政運営の基本方針となるもので、計画期間が令和5年度から14年度までの10年間です。
人口減少を含めた人口の動向について、千葉市を取り巻く人の動きを的確に捉えながら、千葉市がこれまで築いてきたまちの財産やこれからの社会の変化を見極めた上で、どのような事業が必要なのか、基本計画に取りまとめました。
目指すべき都市の姿を、「みんなが輝く 都市と自然が織りなす・千葉市」の実現として、市民・企業・大学など、多様な主体と共にその実現を目指していく計画にしています。
現在この計画に基づく具体的な事業を示す第1次実施計画の策定を進めており、基本計画で目指すまちづくりを的確に進めていきたいと考えています。
第6位の2点目は、代表監査委員の逮捕です。
本市の幹部である代表監査委員が、覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されました。
市民の皆様に改めてお詫びを申し上げ、市役所一丸となって信頼回復に努めていきたいと考えています。
第6位の3点目は、環境省の脱炭素先行地域の選定を受けたことです。
千葉市の計画提案が、千葉県内で初めて「脱炭素先行地域」に選定されました。
市内二つの地域と一つの施設群で事業を予定しており、それぞれのモデル地域で、再生可能エネルギーを活用したカーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいきたいと考えています。
また、その取り組みの実現を通じて、経済の活性化や災害時に強いまちづくりも実現していきたいと思っています。災害時に市民の支援拠点となる公共施設やまちなかのコンビニエンスストアなどのご協力もいただけることになっており、太陽光発電・蓄電池の導入により、安心できるまちづくりを進めていくことにしています。
第9位は、検見川・真砂スマートインターチェンジの新規事業化の決定です。
東関東自動車道の湾岸習志野インターと千葉北インターの間に、検見川・真砂スマートインターチェンジを設置することについて、新規事業化が決定しました。
また、併せて、千葉西警察入口交差点と稲毛浅間神社前交差点の連続立体である「検見川立体」の事業も了承されており、二つセットで広域道路ネットワークの整備と市内渋滞の緩和に向けた取り組みを進めていけることになりました。
スマートインターの整備によって、千葉港を中心とした湾岸地域と東京方面とのアクセスが格段に向上するとともに、穴川インター付近や千葉西警察入口前交差点が原因の市内渋滞の緩和が期待できます。
関係機関や国とも連携を強化して、早期の実現に向けて引き続き取り組んでいきたいと考えています。
第10位は、稲毛海浜公園の海へ延びるウッドデッキのオープンです。
都市公園の価値の向上と、海辺を活かしたまちづくりを進めていますが、その一環として、稲毛海浜公園に海へ延びるウッドデッキがゴールデンウィークにオープンしました。
デッキの中央部にスロープを設置して、車椅子の方でも海上散歩が楽しめるつくりになっています。
先端部にはテーブルや椅子が並べられ、景色を見ながらゆっくりとくつろぐこともできるスペースになっており、オープン以来、多くの市民の方や市外からたくさんの方がお越しになり、高い評価をいただいていると考えています。
民間活力の導入による都市公園のリニューアル事業を進めており、7月には稲毛海浜公園プールのレストランや更衣室などのリニューアルが行われました。引き続き市民の方にはご利用いただきたいと思っています。
次点は、千葉駅東口再開発ビル「マインズ千葉」の全面開業です。
ビックカメラをメインテナントとする再開発ビルで、長く工事が続いていましたが、実際に店舗が入り営業を開始されました。開店当日には多くの方がいらっしゃいまして、賑わいが戻ってきた印象を受けています。
今後も東口再開発として西銀座の開発の予定もありますので、本市としてもウォーカブルなまちづくりとして歩いて回ることができる市街地の実現に向けて必要な役割を果たしていきたいと考えています。
以上が2022年、令和4年の千葉市政10大ニュースの概要です。
続いて、発表事項の2点目です。
千葉土気緑の森工業団地とネクストコア千葉誉田への大型企業立地についてです。
コロナ禍においても企業立地は堅調に推移しており、拠点の集約など企業の動きも見られます。こういった動きを的確に捉え、千葉市内の企業立地や企業誘致活動を進めているところで、支援制度も改善しながら行っています。
今回は、千葉市企業立地促進事業補助金を活用した2件の大型企業立地が実現して、事業計画認定書の交付式を行うこととしました。
1件目の立地企業は、千葉土気緑の森工業団地に進出されます東洋エンジニアリング株式会社様です。こちらは各種プラント施設の設計、調達、建設などを行われており、新技術・新事業の研究開発を熱心に行われている企業です。
今回、技術開発の強化や新しい研究環境の整備を目的として、千葉土気緑の森工業団地へ技術研究所の移転を決定いただきました。
新しい研究所では、カーボンニュートラルの実現に向けた技術開発をはじめとして、様々な基礎研究を行うと伺っています。そのための研究棟を建設されることになりました。
2件目の立地企業は、ネクストコア千葉誉田に進出されますユアサ・フナショク株式会社様です。こちらは加工食品、飲料、調味料、菓子等の仕入れおよび販売を主力の事業とされている企業です。
ネクストコア千葉誉田には、主に千葉県内のスーパーやドラッグストアなどの食品小売店に対応するための流通加工施設を整備、建設されることになりました。
今回、両企業に対する事業計画認定によって、千葉市からは両者が取得された固定資産にかかる固定資産税、都市計画税相当の補助、また、雇用に関する補助などの支援を行っていくこととしています。
二つの企業に対する認定証の交付については、この記者会見終了後に東洋エンジニアリング株式会社様は14時30分から、ユアサ・フナショク株式会社様は15時からいずれも市役所3階の市長応接室で行います。
東洋エンジニアリング株式会社の永松社長、ユアサ・フナショク株式会社の山田社長に、私からそれぞれ直接お渡しする予定です。
また、参考として現在の企業立地促進事業計画認定件数や補助メニューの抜粋を掲載していますので、ご覧いただきたいと思います。
続いて、発表事項の3点目です。
区役所窓口優先案内オンライン予約の開始についてです。
現在、千葉市では区役所市民総合窓口の待ち時間をインターネット上で配信する「混雑状況配信システム」の導入を行っていますが、このたび市民サービスのさらなる向上と窓口の混雑緩和のため、インターネット上から来庁日時を予約できるサービスを開始することになりました。
このオンライン予約では、市のホームページ上に開設しました予約サイトから対象窓口と来庁日時を指定し、予約することができるようになります。来庁日当日は、区役所に設置してある発券機でチェックインしていただきますと受付番号札が発券されますので、予約なしで発券した方よりも優先的に円滑に窓口にご案内させていただくものです。
システム導入の経緯について、令和2年4月から令和3年1月までは、混雑緩和のためにYouTubeで混雑状況の配信を行っていましたが、令和3年1月から機能追加ができるシステムを導入しており、現在、待ち時間や待ち人数などをウェブページで配信しています。
また、呼出し情報を電子メールなどによるプッシュ通知も行っているところです。
今回はさらなる機能追加として、窓口優先案内オンライン予約を開始することとしました。運用の開始日と予約の可能時間は、資料に記載のとおりです。
対象とする手続きですが、各区役所の市民総合窓口課の窓口での証明書発行や住民異動等の手続きとしています。
予約の方法ですが、千葉市のホームページの区役所窓口優先案内オンライン予約サイトにアクセスして予約いただきますと、LINEまたは電子メールでQRコードと予約番号認証キーが送付されます。その後、区役所に来場いただき、発券機に送られてきたQRコードをかざしていただくか、予約番号と認証キーを入力していただき、チェックインができるものとなっています。
予約から来庁日時までの流れと、予約サイトのイメージは資料に記載していますので、ご覧いただきたいと思います。
次に、お知らせ事項です。
お知らせ事項の1点目は、千葉市美術館で「没後200年 亜欧堂田善」の企画展を開催します。
江戸時代の後期に活躍された洋風画家である亜欧堂田善氏の全貌に迫る企画展で、「江戸の洋風画家・創造の軌跡」を、1月12日から2月26日まで千葉市美術館で開催します。
亜欧堂田善氏は、現在の福島県須賀川市で生まれになり、47歳のときに白河藩主の松平定信の命を受けて、腐食銅版画の技術を取得された、いわゆる、遅咲きの絵師と言われています。
当時、最高峰の技術を身につけられ、日本初の銅版画による医学解剖書や幕府初の世界地図など、大きな仕事を手がけられました。また、銅版画だけではなく、江戸時代最大級の油彩画、油絵の重要文化財である「浅間山図屏風」など肉筆の油彩画にも意欲的に取り組まれており、洋風画の市場に多くの傑作を残された方です。
首都圏では17年ぶりで過去最大規模の回顧展となります。重要文化財15点、重要美術品1点を含む銅版画、油彩画、約200点に加えて、同時代の絵師、弟子たちの作品、約50点を加えた約250点によって、謎に包まれている亜欧堂田善の全貌に迫ることにしています。
展覧会会期前日の1月12日、午後3時から記者の皆様への披露説明会を実施しますので、ぜひご来場いただき、PRしていただければと思っています。
お知らせ事項の2点目は、子ども動物園フェアウェルイベントの開催です。
千葉市動物公園では、動物公園リスタート構想に基づき、園の再整備を進めていますが、子ども動物を令和5年3月26日日曜日に閉鎖することにしました。
この子ども動物園の跡地については、今後、森林ゾーンの一部として再整備を行う予定です。整備着手までの期間は、在来希少動物の保全活動や新ゾーンへ導入する動物の準備、飼育場として活用していきます。
今の子ども動物園で実施している主な事業であるふれあい事業と小学校の校外学習の児童の皆様を対象とした団体指導は、引き続き園内にあるふれあい動物の里で実施することにしています。
また、年明け1月2日からは、子ども動物園フェアウェルイベントを子ども動物園と隣接している動物科学館で開催します。昭和60年の開園から37年間の歴史を振り返るイベントとしていますので、ぜひご来場いただきたいと思います。
最終日の3月26日16時15分からグランドフィナーレを行いますが、私も出席しますので、記者の皆様も足を運んでいただけたらと思います。
私からの説明は以上です。

質疑応答

(記者)
今年の市政10大ニュースについて、結果を受けて、市長の感想と今年1年どんな年だったか改めてお伺いします。また、今年1年を漢字一文字で教えていただけますでしょうか。
(市長)
今年1年を振り返りますと、政令指定都市に移行して30周年の節目の年であったこともあり、これまでのまちの歴史を振り返りながら、今後のまちづくりの方針を多く決めた年であったのではないかと思っています。基本計画は市政の全般的な取り組み方針を定めるものであり、決定した基本計画に基づいた第1次実施計画の策定作業を行っているところです。
また、個別の分野でも、例えば地球温暖化実行計画や一般廃棄物処理基本計画、また都市計画の中での重要なプランである「ちば・まち・ビジョン」の策定作業も最終段階を迎えています。今後の千葉市の政策やまちづくりの方向性を決めた年でなかったかと思っており、その計画の中では具体化するようなこともありました。
市政10大ニュースにもありましたが、検見川・真砂スマートインターチェンジと検見川立体の新規事業化については、今千葉市として強化をしている広域道路ネットワークと市内渋滞緩和を実現していくための極めて重要な事業で、国の直轄事業も含まれていますが、比較的早いタイミングで新規事業化が決定したものと考えており、先日、脱炭素先行地域の選定証も頂くことができ、環境分野でのまちづくりの方向性についても具体的な事業計画を定めることができたと思っています。
今後10年間を見渡した上で、その先が少しずつ見えてきたのかなということと、具体化する事業も決まってきましたので、今年を振り返って漢字一文字で表すと「開」という漢字が私から見た今年1年の漢字ではないかと考えました。
また、行政だけではなく市内でも新しい時代を開くようなことがあったと思っています。
市政10大ニュースの1位から3位にすべて入っていますが、X Gamesの開催、ROCK IN JAPANの開催、プロ野球でも新しい時代を開く記録が生まれました。
コロナ禍と並行する形で様々な事業の再開もあり、まさにこれからの10年間を見渡し、開くような年であったと思っています。
(記者)
来年もX Gamesが千葉市で開催されるということで、改めて、どういう大会にしていきたいかというコメントをいただけますか。
(市長)
もともとZOZOマリンスタジアムや海辺の海岸を利用して、新しい価値を生み出すような新規の大規模なイベントを千葉市で開催してきました。Red Bull Air Raceを5年間開催したことは、それを象徴していると思いますが、アフターコロナの新しいMICEを象徴するような具体的なイベントとして、X Games 2022に続いて連続開催を決定していただくことができました。
実行委員会に対しては、ホストシティとしての役割をしっかり果たしていくこと、また、市民の皆様に新しいアーバンスポーツの文化を広げていく役割を果たしていきたいと申し上げ、そういう千葉市の姿勢や千葉市の立地を最大限、評価いただき、今回の開催発表になったと思っています。
2年連続の開催を非常に歓迎しており、多くの皆様に注目していただき、足を運んでいただけるイベントにしていただきたいと思いますし、お越しになった方が地元で消費し、経済の活性化につながるような取り組みも併せて行っていく必要があると考えています。
(記者)
企業立地の件ですが、この二つの企業が立地を決めた要因と、千葉市にとってどういった経済効果を期待されるか教えていただけますでしょうか。
(市長)
両者とも千葉市を立地場所として選んでいただいたことについては、様々な要因があるかと思いますし、この後、実際に両社長がいらっしゃいますので、直接お伺いいただければと思いますが、私が伺っている範囲では、従業員の確保が確実にできるということです。
そのうちの1社は千葉市内に若手の社員寮も設けられている会社で、従業員の住む環境や働く環境が共に満たされている場所であると伺いました。
また、千葉市の企業立地策は、立地するまでが支援ではなく、立地した後の追加投資などに対する支援制度があり、そうした支援制度全体が高い評価を受けたと考えています。
効果としては、雇用の場所が生まれるということと、固定資産税や住民税への増収効果があると思っています。市税は一般財源であり市の独自の事業の財源になりますので、こういった新規立地の企業からもたらされる市税については、非常に重要な意味があると思っています。
(記者)
X Gamesですが、先ほど2回目の誘致が決まったということで、千葉市の姿勢や立地を評価していただいたということがありましたが、逆に、こういった点をもう少しやってほしいということや、もしくは今年4月の大会を踏まえて、次の運営ではこういうことをさらに強化してもらいたいということはありますでしょうか。
(市長)
私が伺っている範囲での話になりますが、他の都市からも誘致のお話をいただいたと伺っていましたが、千葉市が今年開催した実績や市民が体験できるブースを設けることで、アーバンスポーツに対する理解を広げ、スポーツに親しむ方を広げていく取り組み姿勢についても高く評価していただいていると思っており、他都市との差別化が図られたと思っています。
千葉市としてもX Gamesが連続開催されることで、スポーツイベントの開催地としての能力が広く認知されると思いますので、コロナ後のMICE誘致に関して、極めて大きな効果があると思っています。
(記者)
今年4月の大会では、観客動員数が4万人でしたが、今回の目標値は6万人という数字です。
1.5倍に増やすための方策は何かありますでしょうか。
(市長)
初年度と2年目では認知度が違いますので、もちろん2年目のほうが、チケット販売などに有利な面があると思います。最大限にX Gamesの魅力を市としてもお伝えして、多くの方に訪れていただきたいと思っています。
先ほど申し上げましたが、プラスちばキャンペーンなども行っており、大規模イベントにお越しになった方々に、市内消費をしてからお帰りいただきたいと思っており、経済効果を高めていく取り組みも、しっかり取り組ませていただきたいと思っています。
(記者)
市政10大ニュースについて、市長は選んだが実際には入っていなかった項目や、もしくは、思ったよりも自分が選んだ項目が低かったものや高かったものなどがあれば、お聞かせください。
(市長)
例年、市の幹部職員と市政記者会の皆様に投票いただいていますが、それぞれ傾向が出ると思います。市の職員は、自分たちが実施している施策について投票する傾向が強いのですが、記者の皆様は、そういった分野にも投票いただいていますが、市内で起きた大きな影響のあった出来事について投票されている傾向があり、上位3位は千葉市も後援はしていますが主催ではないものが上位にきており、これは報道の記者の皆様の投票数が多かったと思っています。
私は、児童相談所の2所化と、給食費の第3子以降の無償化について、選挙公約でもありましたので、それが実現できたということで投票させていただきました。残念ながら10位以内には入らなかったのですが、施策の効果はこれからしっかりと検証させていただきたいと思いますし、過去最大規模の予算ということで、1項目になっていますが、物価高騰対策についても、議会定例会ごとに補正予算を出させていただき、できるだけ早く必要な方に支援が届くような取り組みをさせていただきました。
そういった項目も10位以内には入りませんでしたが、比較的、投票いただいたのではないかと思っています。
(記者)
市政10大ニュースの次点で千葉駅東口再開発ビルの件が入っていましたが、千葉駅周辺だと、そごう千葉店の行く末も話題になっていたかと思います。
改めて、そごう千葉店は千葉市にとってどのような存在かという点と、今後の中心市街地の活性化において、そごう千葉店がどのような役割を果たしていくかなど、位置づけなどを教えていただけますでしょうか。
(市長)
次点でマインズ千葉の開業があり、それと時を同じくするような形で、ヨドバシカメラのグループが、そごう・西武を買収されて、経営権が移るというような発表がありました。ヨドバシカメラはすでに西銀座で営業を長くされていますが、ヨドバシカメラがそごう千葉店の中に移られるのかどうなのか、仮に移られたときに東口全体の再開発がどうなっていくのか、商業軸が再編される可能性があると思っています。
現在、具体的にどうされるかは、まだ私は承知していません。発表を待っているという状況ですが、そごう千葉店はまちのシンボルとして長きにわたり市民に親しまれてきた店舗であり、市民生活を支える極めて重要な商業施設であると考えています。
扱われている商材も、衣食住と総合的に多岐にわたっており、扱われてる品目も日用品から贈答品、高級ブランドまで多彩な品揃えで、まさに消費生活の文化を牽引していただいているような存在ではないかと思っています。
また、千葉市と包括連携協定も締結させていただいており、千葉市だけではなくて、平成30年には、本市との包括連携協定を拡大する形で市原市と四街道市を加えた3者で、セブン&アイグループの6社との包括連携協定に発展しています。
まさに行政とまちづくりのパートナーを組んできた相手ではないかと思っています。
具体的には、例えば夏休みには子どもたちが店舗で様々な職業を経験できる「夏休みおしごと感動体験」という事業を実施していますが、そちらにご協力いただいたくほか、千葉市動物公園や千葉市美術館と連携させていただき、文化芸術の面でも市民の皆様に様々な情報発信をしていただいています。
災害時における防災活動協定や選挙の期日前投票所の設置などにもご協力いただいており、市民生活を共につくり上げてきたパートナーであると思っています。
また、最近では、そごう千葉店の敷地の中だけではなく、例えば裏千葉の方と連携しながら、そごう千葉店の店舗の近くにある公開空地を活用して、地域と結ぶ様々なイベントを行うための企画などにもご協力をいただいており、連携・協力パートナーシップの広がりは、各分野に広がっていると思っています。
今後、どういう形の店舗構成になるのか、まだ我々は分かりませんが、今までそごう千葉店が担ってきていただいた機能や役割を、ぜひともご理解いただいて、継承していただきたいと思っています。新しいそごうの件について、市としてお話しできる機会がありましたら、そういった考え方も伝えていきたいと思っています。
いずれにしても、ヨドバシカメラも長く東口で営業されており、市民生活を支えていただいている大事な企業です。
百貨店自体が消費意識などの変化によって業態を変えていく動きの中での今回の再編だと思いますし、家電量販店を見ても取り扱うものがかなり広がってきており、それぞれ消費者のニーズに合わせた事業展開をされています。
いずれにしても、市民生活をより豊かに、市民のニーズに合った商品展開をしていただけるのではないかという期待感もあり、これまでのそごう千葉店が果たしていただいていた役割やパートナーシップのほか、まちづくりへの協力と消費者ニーズに合った店舗構成や事業展開など、いずれも期待したいと思っています。
(職員)
ほかにご質問よろしいですか。
よろしければ、以上で市長定例記者会見を終了します。
(市長)
ありがとうございました。

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