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更新日:2023年4月28日

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動画とテキスト(令和5年3月23日)

動画

テキスト

冒頭発言

新庁舎で初めての定例記者会見を始めます。
発表事項の前に1点申し上げます。
皆さんも興奮冷めやらぬところだと思いますが、日本時間の昨日、ワールドベースボールクラシックの決勝戦が行われ、日本代表が3大会ぶり、3回目の優勝を達成されました。
千葉市にゆかりのある選手として、千葉市出身のソフトバンクホークスの近藤健介選手と、ホームタウンである千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が大会に出場され、大いに活躍をされました。優勝されて、本当にうれしく思います。
近藤健介選手は、2番ライトで全試合、先発出場をされて、出塁率は5割という驚異的な数字を残されています。強力な上位打線として日本代表を牽引されたと思っています。
佐々木朗希投手は、1次ラウンドのチェコ戦、準決勝のメキシコ戦、2試合で先発登板されて、160キロを超える速球と落差の大きいフォークボールで三振の山を築かれました。日本代表の14年ぶりの大会優勝に大きく貢献されたと思っています。
また、千葉ロッテマリーンズの吉井理人監督ですが、投手コーチとして栗山監督を支え、投手陣を取りまとめられ、世界一に導いていただいたと思っています。こうした監督、コーチ陣の活躍も非常に大きいものがあると考えています。
特に準決勝以降の試合は、激戦に次ぐ激戦であり、大きな感動と勇気を与えていただいたと考えています。
千葉市にゆかりのある選手の皆さんが世界の大舞台で活躍する姿を目の当たりにすることができまして、市としても感謝の気持ちを伝えたいと考えています。
こうした市にゆかりのある方々に対して、千葉市市民栄誉賞をお贈りしたいと考えています。贈呈式などの詳細については、選手、関係チームと調整の上で、改めて皆さまに発表させていただきたいと考えています。
それでは、本日は発表事項が2件とお知らせ事項が3件です。
はじめに、「YohaSアリーナ~本能に、感動を。~」、千葉公園総合体育館の愛称ですが、施設の完成とオープニングイベントなどの開催をお知らせします。
令和3年1月に着工しました千葉公園総合体育館、ネーミングライツにより「YohaSアリーナ~本能に、感動を。~」と愛称が決定していますが、今年1月に施設が完成し、4月20日から供用を開始します。
この供用開始にあわせまして、竣工式典、内覧会、また、オープニングイベントを開催しますので、併せてお知らせします。
まず、体育館の概要ですが、YohaSアリーナは現在の千葉公園体育館、千葉市武道館、中央コミュニティセンター体育施設を集約し、市民大会なども開催可能な新しい総合体育館、新しいスポーツの拠点とするものです。
主な施設ですが、観客席のあるメインアリーナ、サブアリーナ、武道場、弓道場・アーチェリー場、トレーニング室、多目的室、屋外には、3×3に対応したバスケットコートなど様々なスポーツに活用いただけるようになっています。キッズルーム、多目的トイレなども備え、多くの皆さまにご利用いただける施設となっています。
次に、竣工式典と内覧会についてです。
供用開始に先立ち、4月15日土曜日の9時から竣工式典を、また、式典が終了した9時30分から16時30分まで内覧会を実施します。
竣工式典の内容は、メインアリーナにおきまして、関係者の挨拶、テープカットなどを行い、市議会議員、竣工関係者、また、ネーミングライツの命名権者である拓匠開発さんにもご参加をいただく予定です。
竣工式典後の内覧会ですが、午前中は式典の参加者向けに、午後は競技団体や地元の自治会の方など向けに実施します。当日は、メインアリーナ、サブアリーナ、武道場、弓道場などの施設内容を内覧いただく予定です。
オープニングイベントは、4月20日の供用開始後の22日土曜日、朝9時から16時まで実施します。
内容は、千葉市ゆかりのアルティーリ千葉、ジェフユナイテッド市原・千葉、千葉ゼルバ、によるスポーツ教室のほか、ダンスの世界大会などでも活躍されている「煌めき☆グリッター」の皆さんや、2024パリオリンピックの新競技となるブレイキンで活躍中の「PICK ACTION」の皆さんによるダンスパフォーマンスを行います。また、3×3のバスケのゲーム、パラスポーツやエクササイズ体験会なども予定しています。
一部事前申し込みが必要な企画もありますが、市民のどなたでも参加、見学が可能ですので、ぜひお越しをいただきたいと思います。
詳細については、別紙のチラシをご覧いただきたいと思います。
今回のイベントを通じて、「YohaSアリーナ~本能に、感動を。~」を広く知っていただき、より多くの方に本施設「よはアリ」をご利用いただきたいと考えています。
次に、発表事項の2点目は、千葉市再生資源物の屋外保管に関する条例に基づく改善命令についてです。
この条例については、令和3年11月1日に全国に先駆ける形で、スクラップの保管等を規制する条例、刑事罰もついた条例を施行しています。これに基づき、事業者の指導を行ってきましたが、今回、若葉区の再生資源物屋外保管事業場の設置者に対し、この条例に基づく改善命令を出しました。
これは条例の許可を得て設置された屋外保管事業場の設置者に対して、保管基準の違反について、これまで再三にわたり改善指導し、具体的には立入検査20回以上、改善勧告を2回行っており、高さなど保管量についての違反は改善された部分がありますが、なお改善されない違反がありますので、条例に基づき改善命令を出したものです。
この改善命令は条例制定後、初めてのものになります。
次に、改善命令の主な内容についてですが、改善命令の対象となる事業場については、若葉区多部田町の中和貿易株式会社です。令和3年11月1日の条例施行日に、既存事業場として、みなし許可を取得している事業場になります。
この事業場に対して、これまで度重なる立入検査、改善勧告を行ってきましたが、最大保管面積を超過している保管場所が1カ所あること、保管場所ではない通路上への保管、条例で定められた掲示板が設置されていない保管場所があり、これらの違反が改善されていない状況にあります。本日、保管基準を遵守するよう、条例に基づき改善命令を出しました。
そして、今日の午前1時頃、この事業場のスクラップが燃える火災が発生しており、今朝6時45分に鎮火しています。原因については現在、調査中ですが、今回の命令の一つに、火災の発生、延焼を防止するための措置を講ずることも含まれており、その点も踏まえて、強く是正を求めていきます。
既に命令書をお渡ししており、厳しい指導を行っています。これは期限をつけており、令和5年4月13日の期限までに命令が履行されない場合には、催告の後に、許可取消しなどの行政処分を行います。
この事業者に対しては、都市計画法に基づき2月28日に違反建築物の除却命令を既に出しており、その履行も今、求めているところです。
引き続き、再生資源物の屋外保管に関する条例に基づき、また、関係法令に基づく措置も行いながら、事業者に対して再生資源物の適切な保管を求めていきます。
続きまして、お知らせ事項です。
1点目は、医療機関支援のための「5類移行支援メニュー」についてです。
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に変更になった後の発熱される患者の方が、滞りなく医療を受けられるように既存の発熱外来だけではなくて、幅広い医療機関において医療が受けられるよう「5類移行支援メニュー」を実施します。
市内の医療機関に対して、新型コロナウイルスの抗原検査キットと二酸化炭素濃度測定器の配布を行います。メニューは3点ありますが、1点目が今申し上げたものです。2点目は、発熱患者等診察協力支援金、三つ目が救急搬送受入支援金で、この三つの支援を行いたいと考えています。
具体的な内容についてですが、一つ目の新型コロナウイルス抗原検査キットの配布については、既存の発熱外来だけではなくて、幅広い医療機関が発熱患者に迅速に対応できるようにするためのもので、また、医療機関での感染リスクの低減のため二酸化炭素濃度測定器を配布します。いずれも市の医師会様を通じて、会員の市内約500の医療機関を対象に配布をします。市医師会一丸となって取り組んでいただけるとのコメントもいただいていますので、5類移行後、円滑に行っていくための支援メニューとしました。
次に、二つ目の発熱患者等診察協力支援金制度についてですが、これまでの「PCR検査等協力支援金」制度を改変するもので、より幅広い医療機関で診療ができる医療体制を整備していきたいというのが目的です。
発熱患者などの診療を実施されたことにより、医師または看護師の方が新型コロナウイルス感染症に罹患し、その医療機関が5日以上休診した場合ですが、業務の継続と再開の準備に充てるための支援金として、1診療所当たり100万円を支援します。実施期間は5月8日から9月末日までとしています。
次に、三つ目の救急搬送受入支援金についてですが、搬送困難事案の改善を図っていきたいと思っており、新型コロナウイルス感染症に罹患または疑いがある患者について、救急搬送を受け入れた医療機関に対し、支援金を支払う制度を新たに創設します。これまで確保する病床の数に応じた補助が出ていますが、今回、実際の受け入れに着目した補助制度を創設することとしました。
協力金は受け入れ1件当たり3万円、実施期間は、こちらも5月8日から9月末日までとしています。
これらの支援により、多くの医療機関で発熱患者を診療していただけることを期待しています。
続きまして、お知らせの2点目のファミリーシップ制度の開始についてです。
千葉市では、「すべての市民が個人として尊重され、さまざまな個性が響きあい、認めあいながら形づくる社会の実現」を目指す取り組みをしていますが、その一つが千葉市パートナーシップ宣誓制度であり、今回、未成年の子がいる場合に、証明書や証明カードに記載することができるファミリーシップ制度を開始することとしました。
この制度の導入により、宣誓者間の関係に加えて、宣誓者双方または一方の未成年の子を含めた関係を登録・証明します。
宣誓証明書と宣誓証明カードへの記載のイメージですが、お配りしているように、これは宣誓証明書の表面、また、宣誓カードの裏面に、未成年のお子様の氏名、生年月日を記載するものです。
届出方法は資料に記載のとおりですが、制度の開始日は、令和5年4月1日からになります。
ファミリーシップを形成するお二人とお子様が、かけがえのない関係を構築して、安心して生き生きと生活を送っていただきたいと思っています。行政がその関係を尊重することに大きな意義があるものですが、今後も市の制度や民間サービスにおける利用場面の拡大に努めるなど、多様性を尊重した暮らしやすい環境づくりに取り組んでいきたいと考えています。
続きまして、最後になりますが、千葉市美術館の企画展のご案内です。
「『前衛』写真の精神:なんでもないものの変容」の開催についてです。
1930年代から80年代の日本の写真史の一側面を紹介する企画展で、「『前衛』写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄」を、4月8日から5月21日まで千葉市美術館で開催します。
詩人で美術評論家の瀧口修造氏、画家の阿部展也氏、写真家の大辻清司氏、牛腸茂雄氏の4人は、世代を超えてそれぞれ共に制作を行ったり、師弟関係であったり、つながりがあったわけですが、これまで展覧会として同じ系譜で語られることはありませんでした。今回この4人をつなぎ合わせる重要な要素が「前衛」写真の精神です。
1930年代にヨーロッパから流入したシュルレアリスムが写真にも大きく取り入れられており、造形的で技巧的な作品が多く制作されました。その動向の中で、詩人で評論家の瀧口修造氏はいち早く、「日常的な風景の中にも前衛を見いだすことができる」と語っています。
この企画展では、その視点を軸にして、1930年代のシュルレアリスム的写真から、1980年代のスナップショット的な「なんでもない」写真に至る写真史を捉え直すものになっています。現代の私たちがスマートフォンやデジタルカメラで写真を撮るという行為にもつながっていく、この前衛表現の源泉を約270点の作品でご紹介しようとするものです。
展覧会会期前日の4月7日の午後2時から記者の皆さまへの披露説明会を行いますので、ぜひご来場いただき、PRにご協力いただければと思います。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
冒頭の野球の件で確認ですが、これは市民栄誉賞でよろしいですか。
(市長)
はい。
(記者)
詳細は改めてということですが、時期は3月中とか4月中とかでしょうか。
(市長)
相手のある話ですので、時期はまだ決まっておりません。
(記者)
あと、条例の改善命令の件ですが、これは条例に基づく改善指導をずっとやってきた中でのことでしょうか。
(市長)
そうですね、条例に基づく指導・勧告を行ってきました。勧告までは名前を公表せずに行わなければいけないものですが、今回、再三にわたる指導、また、勧告にも従っていただけない状況でしたので、社名を公表して命令を行うことにしたものです。
(記者)
Yohasアリーナについて、今ポートアリーナなどもある状況で市内に新しくもう一つ体育館施設ができるということですが、今既存のイベントとかでこういったイベントを、例えば、Yohanアリーナを会場に使いたいとか、例えば、プロのクラブチームが公式戦で使いたいとか、そういったお話は今のところあるものなのでしょうか。
(市長)
今回のYohaSアリーナですが、今ある千葉公園体育館と千葉市武道場、コミュニティセンターの体育施設を集約するもので、新規に増えるというわけではありません。
ですので、ご利用いただく方は、これまでの施設を利用いただいていた方が主に利用されることになるとは思いますが、例えば、全国的な大会などについては、個別にお話をいただいて、開催調整などもこれまでも行っていますので、今回のYohaSアリーナに関しても、そういった利用調整をしていきたいと思います。
新たに、千葉ゼルバさんが千葉公園体育館を使って公式戦をされていましたので、それはYohaSアリーナでも行われると思います。
(記者)
先週の月曜日から順次、市長室なども新庁舎の供用が始まったと思うのですが、率直に新庁舎を使われている感想や雰囲気を教えてください。
(市長)
仕事の内容自体が変わるわけではありませんので、早く、部屋のつくりにも慣れていかないといけないと思っています。特に危機管理センターについては、今までにない部屋になりますので、一度システムの使い方も併せて関係する職員で訓練を早めにやってみたいと思っています。
もう一つ、今職員が新庁舎と今までの庁舎に分かれて業務を行っていますので、順次週末にこちらの方に移ってくるわけです。今二つの庁舎で分かれて業務をしていますので、市民の皆さんに混乱がないようにお知らせをしたり、また、市長レクに来てもらう職員の方についても、まだ元の庁舎にいる部署については少し時間がかりますので、今後も混乱のないようにしていきたいと思っています。
(記者)
昨日、人事異動が発表され、概要などは書いてあったのですが、改めて市長の口から、今回の人事でこういったところにポイントを置いたといったことがあれば教えてください。
(市長)
女性管理職の割合が高くなったということはあるのですが、基本的には適材適所で、どなたにどういった仕事をしてもらうのが市民にとって一番いいのか、また、仕事が進んでいくのかということに着目して人事異動案を検討してきました。部長級以上の職員については、内示するときに、直接、新年度から取り組んでもらいたい項目をお話しさせていただき、また、4月から今の課題について、様々な新しい部署もできますので、今市民が直面する課題に対して、迅速に対策が打てるようにしていきたいと考えています。
(記者)
再生資源物の屋外保管に関する改善命令について、現在の違反条項を見ると、周囲に囲いを設けていなくて、場内通路上に乱雑に保管しているですとか、幾つか違反していることがあると思いますが、なぜ、これまで何回も指導とか勧告をしているにもかかわらず、全くそれに従っていないのか、何か理由などは申しているのでしょうか。
(市長)
詳細については、実際に立入検査に行っている者に聞いていただきたいと思いますが、我々の方で何度も改善指導を行って、勧告を出しているわけで、先ほど申し上げたように改善された事項もあります。高さについては5メートルを下回る状況になっていますし、保管量自体も少なくなっている状況もありますが、依然として改善されていないものがあります。
それについては、業務的に忙しいなどの理由を言っているようではありますが、我々としては、もう既に何度も指導しているのに従っていただけないことに関しては、非常に遺憾に思っており、今回命令を出させていただきました。
命令には期限がありますので、守らない場合は、催告をした上で許可の取り消しをして、それでも改善されない場合は、刑事告発を検討していきます。
(記者)
今やっていらっしゃる一連の手続きというのが、まさにこの条例の手続きということでしょうか。
(市長)
そうですね。
(記者)
今回のこの業者以外に、ほかで同じように改善指導とかをして、それに従って、きちんと改善されたという案件は幾つかあるのでしょうか。
(市長)
条例により、施行後、94カ所の事業場が確認できていますが、大まかに申し上げますと、現地確認等もしまして、その8割以上が条例の保安基準を満たしていただいている状況です。
一方で、改善傾向にはありますが、まだ完全には満たしていない事業場も2割弱程度あり、今、集中的に改善がまだ完全には見られない事業場についての指導を強化しています。
それぞれ個別に対応しており、違反の程度が著しい、また、周辺に対しての影響が大きい分については、今後も命令等の発出を検討していきたいと思います。
(記者)
2割程度はまだ改善が全て終わっているわけではないということでしょうか。
(市長)
はい。
(記者)
その中で今回の中和貿易に対して改善の指導を行う、改善命令を出すというのは、極めて悪質だったということでしょうか。
(市長)
悪質かつ周辺への影響が大きいと判断しました。また、中和貿易さんについては、都市計画法に基づく除却命令も出しており、他法令に関する違反も多いこともあり、今回条例に基づく命令を出して、履行を強く求めていきたいと思っています。
(記者)
ファミリーシップ制度で幾つかお伺いしたいのですが、まず全国的にこのパートナーシップとファミリーシップを導入している団体はどれくらいのでしょうか。また、このファミリーシップ制度を導入することにより、今までできなくて、これからできるようになることが、公営住宅での同居などあるかと思うのですが、具体的に幾つか教えていただけたらと思います。また、それを踏まえて、パートナーシップだけでなく、ファミリーシップを導入することについて、市長が考えるところの意義を教えていただければと思います。
(市長)
期待される効果ですが、今でも例えば、保育園の送迎では事前にお話をいただければ対応しているのですが、こういった宣誓書、証明書があれば、手続きが簡潔にいくのだと思います。保育所の送迎などで利用されることも想定されますし、医療機関での面会などの場面で使っていただくことを想定しています。
また、民間の、例えば、不動産契約の際にも入居に当たって証明書があるとスムーズにいくということで、市内の不動産業界からも既にパートナーシップ宣誓制度を活用した入居確認を行っていまして、その対象の範囲が広がっていくということになろうかと思います。
パートナーシップ制度の意義ですが、やはり、全ての市民の個性が尊重されて、法制度上の関係と同様の社会生活を送っていただける、社会として支えていくんだということを、ぜひ当事者、また、市民の方、広くご理解いただくための制度だと思っており、市としてこういった制度を実施していくということ、行政が認定するということを、民間のいろいろな場面でも適用していただくことで、その考え方が広がっていくことを大きく期待をしています。
全国の状況は、担当の方からお願いします。
(職員)
全国での導入状況ですが、大分、数が多いですので全ては把握していないのですが、現時点で我々が把握しているのは、少なくとも240以上、全国で導入しているということは確認しています。
それに近い状況で、政令指定都市では6市です。さいたま市、静岡市、名古屋市、大阪市、北九州市、福岡市です。県内で既に導入しているのは、市川市、習志野市、柏市です。
それから、4月1日に導入する市として、木更津市、松戸市が導入するという情報を得ています。
(記者)
ファミリーシップの方はどうでしょうか。
(職員)
今言ったのは、ファミリーシップ(後にパートナーシップ宣誓制度に訂正)の導入状況です。
(記者)
冒頭におっしゃったWBCの件ですが、市長が、もし印象的に残っているシーンがあれば教えてください。
(市長)
準決勝のサヨナラ勝ちです。負けるかなと、厳しいなと思ったのですが、最後にドアを開いていただいと思っていて、非常に感動しました。
(記者)
その中でも千葉市出身ということで、近藤選手の活躍というのは、市長はどのように見ていらっしゃいましたか。
(市長)
上位打線の要としてチームを前に引っ張っていただいたのではないかと思っています。近藤選手の活躍なくしては、今回このような展開にならなかったのではないかと思っており、緑区ご出身の選手でもあり大変うれしく思っています。
(記者)
私も近藤選手ご出身の少年野球チームを取材させてもらったのですが、その副代表の方もかなり喜ばれていらっしゃいまして、今野球人口というのが、少年野球でも結構減っているらしいのですが、そこら辺への地元出身選手の活躍の影響などはどうお考えでしょうか。
(市長)
地域に非常に遠い存在ではなくて、本当に自分たちの地域に近い存在として今回、少年野球をされている子どもたちも見てくれると思うんですね。やはり、身近な方が世界で活躍する姿を見て、自分も一緒に頑張ってみたいと思われる方が増えてくると思いますし、やはり青少年の頃にスポーツに取り組んでいただくというのは成長にも非常によいと思っていますので、野球だけ、サッカーだけではなくて、今回の優勝で少年野球、また、広くスポーツに取り組んでみたいという児童・生徒の皆さんが増えることを大いに期待しています。
(記者)
再生資源物の屋外保管に関して、実際にヤード条例ができて、このように規制を強めているというのは非常に分かるのですが、先週、住民の方が生活環境に排出されているようなものを自主的に調べて公表したということがあり、その中に有害物質が出ているという発表がありました。
市に確認したところ、市ではそういうような調査はしていないですし、今のところまだ検討中でやるかどうかは決まっていないということでしたが、住民の方はかなり、そういう環境への問題というのを不安視しているのですが、市はその辺についてはどのようにお考えなのでしょうか。
(市長)
今のご質問の事案は、3月16日に多部田町の自治会の方が記者発表されたものだと思いますので、その前提でお答えしていきたいと思いますが、我々の方に対しましても情報提供をいただいており、その分析結果を確認させていただきました。
今回、採取・分析されたものは、倒木上に蓄積をされた粉じんで、粉じんそのものに対する規制基準というのは我が国にはない状態です。土壌汚染の判断基準などと照らし合わせた結果、カドミウムと銅が検出されているわけですが、直ちに健康に影響が生じるものではないものと認識をしています。
特に、私たちとしては溶質試験、水に溶かしたときに溶け出るかということの結果に着目しましたが、そうしますと健康に悪影響が出る可能性があるのですが、カドミウムは検出されていませんでした。ですので、直ちに健康被害が生じるものではないと考えており、まずはそういった、こちらとしての分析結果を自治会の方にご説明させていただきたいと思っています。
また、粉じんを出しているのは事業者であることは、私は明白だと思っているのですが、事業者、また、土地の所有者に対して、協議、聞き取りも行って、事業者の方からは、土地の所有者と協議をして、粉じんの調査を行うという報告を受けていますので、まずはその調査を行っていただきたいと思っています。
また、粉じんの排出については、これまでも指導を行ってきており、ブルーシートの設置、また、隣地に飛散させていたファンの使用停止、集じん機のダクトの改善がなされていましたが、まだ出ている可能性もありますので、そういった粉じんを抑える、外部に出さない、そういった措置を徹底するように、これは指導を強化していきたいと思っています。
特にカドミウムについては、イタイイタイ病のおそれがあるというような記載が、発表された方の資料にはありましたが、我々の方で確認したところ、イタイイタイ病を発生させるものでは、量としては全く違うもので、例えば、イタイイタイ病はカドミウムを含んだ飲料水を恒常的に摂取した場合に発病されたということで、今回はそういった状況とは全く違うというものだと考えています。
カドミウム自体が人体へ影響が出るのはどれぐらいなのかということなのですが、今回の粉じんで換算しますと、粉じんを30キロから200キロ、一度に摂取した場合に中毒症状が出るぐらいの濃度ということで、そういった既存の基準というものを確認をしながら、今回の結果については、特に地下水、水には溶けていませんでしたので、地下水への影響はないだろうということと、数字自体が健康影響に、直ちに健康に影響を与えるものではないということから、改めて市による検査を行う予定は今のところはありません。
(記者)
おっしゃられることは非常に分かるのですが、これだけ市としても条例に基づく対策というのではかなりされることなのに、環境面でも調べてもいいのではないかと、普通の市民として思うところなんですが、そこら辺はいかがでしょうか。
(市長)
我々としては、今回の検査の結果の数字がどの程度のものなのかというのを確認しまして、発表された資料の中にあった、イタイイタイ病の原因になるような物質とありましたが、それがもちろん発病するぐらいのものでは全くありませんし、基準と照らし合わせたところ、いわゆる問題となる基準よりは大幅に下回っていましたので、まずはそういった数値の意味を地元自治会の方に丁寧に説明させていただきたいと思っていますし、排出された事業者も明白ですので、事業者と周辺の土地所有者の協議の場を持っていただいて、事業者の方から土地の所有者と協議をしながら調査を行うという方針の説明を受けていますので、その調査をまずはしていただくことが重要だと思っています。
(記者)
あまり住民は納得しないと思うんですが、市の立場としては分かりました。
(市長)
数字の意味合いを丁寧に説明していきたいと思っています。
(記者)
今の条例の件なのですが、今朝も火災があったということで、火災件数としては条例導入後から全体としてどのぐらい改善があったとかという、何か数字としてありますでしょうか。
(職員)
火災の件数ですが、平成30年から延べ18件発生しています。条例制定後は発生の頻度的には大分減ってきており、条例制定後は5件です。発生する頻度的には、大分減ってきたという印象です。
(記者)
頻度的には減っているというと、何カ月間で5件なので減っているという印象なのでしょうか。
(職員)
今回、今日発生しましたが、その前は去年の4月です。1年ぐらい前に発生しています。
その前ですと結構頻繁に発生、2カ月とか、1カ月とかで発生したこともあったのですが、大分その間隔が空いてきたという印象です。
(職員)
先ほどのファミリーシップの件のご質問ですが、訂正をさせていただきます。
パートナーシップ宣誓制度の全国での実施状況が、240自治体以上でした。我々が把握しているファミリーシップの実施は40自治体以上です。申し訳ありませんでした。
(職員)
ほかにございますか。
よろしければ、以上で終了します。

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