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更新日:2019年9月27日
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荒屋敷貝塚は、約5,500年前の縄文時代中期から約3,500年前の縄文時代後期にかけてできた貝塚です。北側と南側には、都川に注ぐ小さな川があり、この貝塚はその小川にはさまれた標高約31mの広大な台地上に位置しています。貝塚の直径は約160mで、南に向かって開口した環状に近い馬蹄形貝塚です。ハマグリ、アサリ、キサゴ等の東京湾の干潟でみられた貝類が主体で、なかでも直径1cm以下のイボキサゴが多くみられます。また、イワシをはじめとする魚類の骨も発見され、活発な漁労が営まれていたことがわかります。
昭和48年(1973年)以降、千葉県教育委員会及び千葉県文化財センターによって3次にわたる発掘調査が行われましたが、主要な部分は原状のまま保存されています。
この台地上には、他に草刈場貝塚、台門貝塚など、荒屋敷貝塚と同じ時期の貝塚が多く所在し、合わせて「貝塚町貝塚群」と呼ばれています。また、これらの貝塚の相互関係から、縄文時代の集落の形態や社会構造を解明するうえで重要な地域となっています。
名称 | 荒屋敷貝塚 |
---|---|
ふりがな | あらやしきかいづか |
指定(指定年度) | 国指定(昭和53年) |
区分/種別 | 名勝 史跡 |
時代 | 縄文 |
所在地 | 若葉区貝塚町 |
所有者 | 千葉市ほか |
公開/非公開 | 公開 |
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