更新日:2024年5月28日

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令和6年能登半島地震の災害支援

建設局長の山口です。

本年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」から約5か月が経ち、復興は進んできているものの、今もなお、避難生活を余儀なくされている方も多く、被災されたすべての方々に心よりお見舞い申し上げます。災害支援(地図)
建設局では、被災した石川県から支援要請を受け、下水道施設(下水道管・マンホール)の被害状況を調査するため、1月11日から石川県白山市及び輪島市に職員を派遣しました。

調査では、被害状況の把握や被害の拡大を防止するため、マンホール蓋を開け、異常の目安である下水道施設の内部の滞水等を確認する調査(一次調査)を行いました。
また、一次調査で異常が確認された下水道施設に対し、詳細な調査を行うため、テレビカメラ調査(二次調査)を行いました。
特に被害が大きかった輪島市内では、積雪や倒壊した建物のそばでの作業もありましたが、無事に4月10日で調査を完了し、派遣を終了しました。

支援の状況は以下のとおりです。

○支援状況
<職員数及び期間>
・白山市:令和6年1月11~17日    7日  全4名  
・輪島市:令和6年1月17日~4月10日   81日   全44名

<下水道管の調査延長(千葉市が調査した延長)> 
・白山市・輪島市 64.6km(一次調査)
・輪島市     23.0km(二次調査)

※本市のほか、東京都や政令市などが被災した近隣県市を調査。

現在は、建設局から4月1日付で1年間の中長期派遣として、下水道施設災害復旧に七尾市へ1名、道路災害復旧に珠洲市へ1名の派遣を行っているところです。
石川県内における全面的な復旧にあたっては、まだ時間がかかるものと思われます。引き続き早期の復旧に向け、建設局としても支援を行っていきます。

今回の派遣では、現地で作業した職員から「倒壊した建物のそばで調査を実施し、身の危険を感じた」、「道路の被災により移動時間が3時間と大変長く、作業する時間が制限された」など、災害現場を目の当たりにした様々な報告を受けました。

本市においては、大規模災害が発生した際に、被災した下水道施設の機能継続・早期回復を図るための行動手順を定めた業務継続計画(下水道BCP)や、負傷者の救助や被災者に緊急物資を届ける緊急車両などが通行するルートを早急に確保するための道路啓開計画を策定し、年に2回訓練を実施するなど有事に備えていますが、今回の支援で多くの職員が経験したことを各計画に反映し、想定される大規模地震での対応などに活かしてまいります。

下水道施設の調査状況

災害支援(倒壊した家屋脇での調査状況)  災害支援(積雪時の調査状況)
倒壊した家屋脇での調査状況(マンホールの浮上)        積雪時の調査状況

 

災害支援(被災した道路でのマンホールの調査)  災害支援(マンホール内の滞水状況)
   被災した道路でのマンホールの調査        マンホール内の滞水状況(異常あり)

 

災害支援(管内の清掃状況)    災害支援(管内の土砂の詰まりによる機能障害)
        管内の清掃状況          管内の土砂の詰まりによる機能障害

 

  

 

このページの情報発信元

建設局 建設総務課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟3階

ファックス:043-245-5561

somu.CO@city.chiba.lg.jp

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