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更新日:2021年4月21日

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出前授業・館内学習

 当館に令和2年度より小学校や中学校と博物館を結ぶ役割を担う「エデュケーター」が配置されました。エデュケーターはアウトリーチ活動の一環として小学校や中学校に出張して、出前授業をさせていただいたり、担任の先生や教科担当の先生方の授業のお手伝いをさせていただいたり、更には本館に訪問される児童生徒の皆さんがより有意義な学習活動ができるようにサポートさせていただいたりする活動を行います。
できるだけ現場の先生方や児童生徒に役に立つようにと実際に学校で行われる学習活動に沿った内容でお手伝いをさせていただければと考えています。また、忙しい現場の先生方を支援するために、学校現場での授業に直接に役に立つような「郷土博物館を活用した様々な学習プログラム」も今後提案していく予定です。
 

出前授業のご案内

 各学校に出張し、館の所蔵資料を活用して実施する出前授業は、次代を担う子どもたちが郷土史を学習し、理解を深める機会を創出するとともに、当館への興味の喚起、学校連携の充実、及び生涯にわたって学び続ける資質の基盤形成を図る機会とするため、令和3年6月1日より、千葉市内の小中学校向けに以下のメニューで出前授業を開始します。

出前授業をご検討されている学校は、下の「学習プログラムを利用される先生方へ」をご一読いただいたうえで、実施希望月の2か月前の月末(令和3年6月実施分は例外として受け付けます)までに、各校の管理職の了承を得たうえで電話で館へ問い合わせ、もしくは下の「出前授業相談票」からワードファイルをダウンロードしていただき、必要事項を記入し当館へご提出ください。

なお、各メニューについての詳細は、下表のメニューをクリックするとPDFファイルでご覧いただけます。

 

  学習プログラムを利用される先生方へ(PDF:87KB)

 出前授業相談票(ワード:19KB)

小学生向け 

No

想定学年

メニュー

概 要

(1) 3年 『わたしの学校はどんなところにあるのかな?友達に紹介しよう』-くらべてみようよ千葉市の中で- 千葉市の地図の中で自分の学校の位置や自分の学校と違う土地の様子を学習します。
(2) 3年 『もっとわたしたちに近かった海』-調べてみようよ埋め立てのこと- 美浜区や中央区の一部がかつて海だったこと、埋立の理由などを人口増と関連させて学習します。
(3) 3年 『もっと明るくもっと便利に』-道具によって変わったわたしたちの生活- 身近な道具の時代変遷から、その道具が生活にどのような影響を及ぼしたかを学習します。
(4) 4年 『知っていますか すごかった千葉市の台風被害』-考えよう 災害から自分の生活を守るために- 日頃から自然災害への備えをどうすればよいか、令和元年度の台風被害の資料をもとに学習します。
(5) 4年 『どうにかしてこの水を取り除くのだ』-水害とたたかう染谷源右衛門- 江戸時代に印旛沼の水害を防ぐための2つの川をつなぐ工事についての意義などを学習します。
(6) 4年 『すごいぜ伊能忠敬 4万kmにわたる測量だ』―伊能忠敬 千葉市を測る― 伊能忠敬が千葉市内を測量した測量日誌を教材として、当時の測量について学習します。
(7) 4年 『いも神様 青木昆陽』―飢饉を救ったさつまいも― 青木昆陽がさつまいもを広げようとした理由や創意工夫などを学習します。
(8) 6年 『千葉常胤を父のようにしたった源頼朝』―漫画「千葉常胤公ものがたり」から見る「御恩と奉公」― 千葉常胤が源頼朝と協力して平家と戦い鎌倉幕府の設立に大きく貢献した様子を学習します。
(9) 3~6年 『地図ソフトでタイムスリップする100年前の私の学校』―千葉市の100年を自分の学校で考えてみると― 市制100周年を記念して、自分の学校の地域とその周辺の100年前の歴史を振り返り学習します。

 

中学生向け

No

想定学年

メニュー

概要

(1) 1年 『坂東武者・将門は英雄か?反逆者か?』~平将門と千葉氏の関係をさぐる~ 千葉氏にとって平将門は尊敬すべき先駆者なのか、伝説などから千葉氏との関係を学習します。
(2) 1年 『源頼朝に賭けた!・・千葉常胤の思惑』~頼朝と常胤から見る封建制度の内実~ 千葉常胤が鎌倉幕府の成立に大きく貢献した事実の裏にある封建制度の内実について学習します。
(3) 1年 『モンゴル軍と戦った千葉氏』~元寇がもたらした影響を千葉氏の動向から探る~ 鎌倉時代の元寇や幕府の衰退を千葉氏を例にして学習します。
(4) 3年 『千葉の街(まち)が燃えた日』~千葉空襲の現実に目を向け、平和を願う~ 千葉市が空襲を受け多数の死傷者が出たことを知り、平和を考えていく学習をします。
(5) 3年 『変わりゆく海辺の風景』~高度経済成長期の千葉市から~ 千葉市の海が埋立てられて変容する様子を高度経済成長期の工業化を通して学習します。
(6) 2年 『備えあれば憂いなし??』~千葉市が災害に見舞われたら~ 千葉市で実際にあった災害被害の大きさを身近に感じ、日ごろの備えについて学習します。
(7) 2年 『千葉県は農業県、千葉市はどうなの?』~あまり知られていない千葉市内産の農産物たち~ 学校や自宅周辺にある農地の作物に関心を持たせ、千葉市の農業について学習します。
(8) 2年 『人・モノ・情報が行き交う新たな千葉市の姿』~幕張新都心の開発を通して~ 幕張新都心が千葉市で果たす役割を人・モノ・情報という視点から考察して学習します。
(9) 2年 『千葉市、100年目の再発見!!』~「姉妹都市選び」を通して知る千葉市の姿~ 千葉市がどういう都市かを把握したうえで、実際に姉妹都市を選んでもらう学習を行います。

 

出前授業の様子

千城台東小学校(令和2年12月1日)

 今回小学校出前授業の2例目として、千葉市立千城台東小学校で「いろいろあるね日本の遊び」という単元の生活科の授業をさせていただきました。その内容を以下でご紹介いたします。

1 期日

 令和2年12月1日(火曜日) 1校時~4校時

2 対象学年

 1年生2学級

3 授業内容

 各学級2時間構成で、1時間がエデュケーター授業、1時間が担任とのT.T.による昔遊び

4 授業単元

 「いろいろあるね日本の遊び」

5 要請理由

 千城台東小学校では、1年生生活科の「昔遊び」の学習では、毎年地域のお年寄りを学校にお呼びして教えていただいていた。しかし、今年はコロナの影響で学校に来ていただけることができないので、郷土博物館に昔遊びを教えていただきたいという要望で出前授業を行った。

6 授業当日までの準備・打合せ等の経過
  1. 10月下旬 郷土博物館に授業の依頼があった。
  2. 11月中旬 千城台東小学校の正式の依頼と出前授業依頼書が提出あった。
  3. 11月下旬 千城台東小学校にて授業学年の担任との事前打ち合わせで、指導略案を提示して授業内容の検討や授業資料作成の説明をした。
  4. 12月1日 エデュケーターが各学級で1時間授業をして、担任とのT.T.を1時間行った。
    (ソ-シャルディスタンスを取る必要から、一斉ではなくクラス毎に実施)
7 授業構成の意図
  1. 多くの昔遊びの道具を見たり、触れたりすることによって、古くから日本に伝わる「昔遊び」に対する興味関心を高める。
  2. 教材として「紙とんぼ」を取り上げて、身近にある固い紙とストローという素材で使って自作することによって、古くから日本に伝わる「昔遊び」の良さに気づかせる。
8 当日の授業の流れ

1 教師のこま廻しの演示と色々な昔遊びの紹介。

こま廻し

 

2 「昔遊びカード」と「今の遊びカード」を使って、昔遊びの特徴について話し合う。

 

出前講座2出前講座3

 

3 固い紙とストローを使った「紙とんぼ」を製作して、飛ばして遊ぶ。

 

4 「紙とんぼ」を製作と遊びの活動について感想を話し合う。

5 竹で作られた郷土博物館所蔵の「ざる」や「籠」の生活用具の紹介をする。


出前4出前4

 

9 当日の児童の取り組み
  1. 千城台東小学校の1年生児童は、積極的に授業に参加して進んで発言をしていた。昔遊びカードと今の遊びカードを分類する作業では、昔遊びと今の遊びの違いについて気づく児童も見られた。
  2. 「紙とんぼ」を自作して遊ぶ活動では、高く遠くに飛ばすにはどうしたらよいか工夫しながら遊ぶ姿が多く見られた。
  3. 学習のまとめとして竹でできた当館所蔵の「かご」や「ざる」に、児童はとても興味関心を示して、遊びだけではなく竹でできた生活の道具に触れるという体験を行った。

 

10 今回の出前授業を通して考えられる成果
  1. 「紙とんぼづくり」という昔遊びの道具を自作や様々な昔遊びの紹介という授業を通して、歴史系博物館として児童に日本の伝統的な遊びの文化に触れる機会を多く作り出した。
  2. 出前授業の中で当館の所蔵資料を、積極的に活用した。
  3. 1年生活科「日本の昔遊び」の学習のねらいを、3年以降に学習する社会科や理科の学習との関連を意識して行なった。具体的には、3年社会科「道具とくらしのうつりかわり」との関連では、遊び道具も暮らしや時代の変化と共に移り変わること、3年理科「ものを動かす風」の学習との関連では、当てる風の向きや強さによって物の動きが変化することである。当館では生活科の出前授業も、社会科や理科の学習の入り口として取り組んでいきたい。

 

11 千城台東小学校児童の授業後の感想
  • かみとんぼのつくりかたをおしえてくれてありがとうございました。すごくたのしかったです。
  • かみとんぼをたかくとばすこつをおしえてくれてありがとうございます。
  • かみとんぼがたかくとんでとてもたのしかったです。おうちでもいっぱいとばしてみました。
  • かみとんぼとばしで、1いになってうれしかったよ。
  • むかしあそびをおしえてくれてありがとうございました。こんどはくぶつかんにいくよ。
  • かみとんぼのつくりかたをいもうとにおしえたら、にこにこしてくれました。

 

12 学習関係資料
  1. 本時の指導略案(郷土博物館作成)(PDF:230KB)(別ウインドウで開く)

 ※今回の授業の略案を掲載しました。必要な方はダウンロードしてお使いください。

 

 

幕張小学校(令和2年7月28日) 

 今回、学校からの依頼に対応し、出前授業をした一例として、千葉市立幕張小学校で「青木昆陽とさつまいものつながり」という内容で授業をさせていただきました。その内容を以下でご紹介いたします。

1 期日

 令和2年7月28日(火曜日) 2校時~4校時(学年が3学級構成のため)

2 対象学年

 3年生3学級

3 授業内容

 青木昆陽とさつまいもとのつながり

4 要請理由

 3年生の「総合的な学習の時間」を進めるにあたって、その前提として地域の偉人である青木昆陽のことについて詳しい人から学びたいという要望で出前授業を行った。

5 授業当日までの準備・打合せ等の経過
  1.  6月に郷土博物館に授業の依頼があり、その依頼書類や幕張小3年の総合的な学習の時間の指導計画が届いた。
  2.  7月中旬 幕張小にて授業学年の担任との事前打ち合わせ
  3.  7月下旬 授業関係の資料を幕張小に送付
  4.  7月28日 当日授業3時間
    (ソ-シャルディスタンスを取る必要から、一斉ではなくクラス毎に3学級分実施)
6 授業構成の意図
  1. 青木昆陽とさつまいもと幕張とのつながり。
  2. 青木昆陽の努力と工夫を中心に授業を構成して、児童に地域の偉人としての青木昆陽を身近に感じてもらいながら、幕張という地域に誇りと愛着を感じてもらうこと。
7 当日の児童の取り組み

 幕張小学校の3年生の児童は、全員が熱心な授業への取り組み、資料を深く読み取って積極的に発言をしたり、ロールプレイングで青木昆陽になりきって活動することができたので、青木昆陽を身近に感じて授業が 行われた。

出前授業の様子1出前授業の様子2

8 今回の出前授業を通して考えられる成果
  1. 上記の児童の反応や感想から、幕張小の児童には地域の偉人としての青木昆陽を身近に感じてもらいながら、児童一人ひとりが自分の暮らしている幕張という地域に対して誇りと愛着を感じてもらうことができるようになったのではないかと考えられます。
  2. 社会科学習や総合的学習の時間の実践は、時間と手間がかかるので、その時間を確保するのはなかなか難しいことだと考えます。そこで、当館に出前授業や様々な学習支援を依頼していただければ、先生方と協力して児童や生徒の皆さんのために、より良い学習を提供していけると思います。 
9 幕張小学校児童の授業後の感想
  • 今回の授業で特にびっくりしたことが、昔は幕張が馬加(まくわり)だったことにびっくりしました。
  • 青木昆陽さんとさつまいものことを知りたくて、今日までずっとわくわく待っていました。
  • 青木昆陽さんがなぜさつまいもを作った理由がよくわかりました。三百年前の様子が知ることができてよかったです。
  • 昔は今より大変で食べ物がなくて、でも昆陽さんのおかげでみんなの命が助かって、すごいなと思いました。まだ知らないことがあるから、またこのような時間がほしいです。
  • とても楽しかったです。家族に教えたらきっとおどろくと思います。
  • 昆陽さんや飢饉のことをいろいろ教えてくれてありがとうございました。今度千葉城に行く気です。
  • 疑問に思ったことをたくさん教えてくれたので幕張の地域の人に役立てるようにがんばります。
 10 学習関係資料
  1. 事前の児童アンケート
    児童が学習の中でどのようなことを知りたいか事前にアンケートを取っていただき、打合せ段階で郷土博物館に提出していただいたので、児童の要望を集計してまとめて児童の希望に沿った学習を計画することができた。
  2. 幕張小学校の総合的学習の時間の指導計画(幕張小学校作成)(PDF:915KB)
  3. 本時の指導略案(郷土博物館作成)(PDF:498KB) 

 ※総合的学習の時間の指導計画と今回の授業の略案を掲載しました。必要な方はダウンロードしてお使いください。

11 幕張小3年児童 1年間の学習のまとめのお礼の感想

3月下旬、幕張小の3年生の児童の皆さんから新たなお手紙が届きました。
子どもたちは、1年間総合的学習の時間「幕張スイーツプロジェクト」を通して青木昆陽に関して学習を深め、幕張との関わりについて地域の方々に知らせることができたとのことです。そこで、最後に本館に「お手紙を書きたい」という思いで一生懸命書いてくれました。7月の授業がこのような形で実を結び大変うれしく思います。心より感謝をしています。
ここに、その手紙の一部を紹介させていただきます。幕張小の3年生の児童の皆さん本当にありがとうございました。

感想

 

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