市民講座「地域に残る文化財と歴史ストーリー」
近所で見かける古くて気になるモノはありませんか。
家の近くにある古い石碑、実は、地域の大切な歴史が隠されているかもしれません。
地元のお寺や神社で行われている祭りや踊り、それらは昔の人の暮らしと思いを伝えるものかもしれません。
文化財保存活用地域計画作成の第一歩として、地域に残る文化財とそれにまつわる歴史ストーリーを紹介する講座を開催します。
まずは、市内に残された文化財とそれが伝えるストーリーを、再発見してみませんか。
日時会場など
第1回 終了しました
- 日時 2023年2月4日土曜日14時00分~16時00分
- 会場 都賀コミュニティセンター 2階ホール
- 演題 「千葉市に残された江戸時代の村の景観ー緑区小山町を例にー」
- 講師 後藤雅知氏(立教大学文学部教授、千葉市史編集委員)
- 内容 市内では都市開発が進む昨今ですが、千葉市内陸部の一部の地域では、現在でも江戸時代の街並みが姿を変えずに残っています。この講座では緑区小山町を例に、今も残る当時の村の景観を古地図と比較しながら確認し、地域に残された史料を読み解きます。
第2回 終了しました
- 日時 2023年2月11日土曜日・祝日14時00分~16時00分
- 会場 蘇我コミュニティセンター 3階ホール
- 演題 「消えゆく雨乞い祈祷(あまごいきとう)行事の保存」
- 講師 今井公子氏(NPO法人ちば・生浜歴史調査会理事、千葉市史編さん会議委員)
- 内容 むかし、何日も雨が降らず水田が干上がってしまうような日々が続くと(干ばつ)、人々は雨が降ることを願って、竜神の頭をかぶり、雨乞いの舞を神社に奉納しました。緑区椎名崎地区では、地区の人々の手によって雨乞い祈祷に使用された「獅子頭」をはじめとする祭礼道具が保管されてきました。本講座では、同地区で行われていた祭礼の内容を中心に、かつて市内に存在した民俗行事とその継承と保存について考えていきます。
第3回 終了しました
- 日時 2023年2月18日土曜日14時00分~16時00分
- 会場 高洲コミュニティセンター 3階ホール
- 演題 「千葉市域沿岸部の漁業と埋め立ての歴史」
- 講師 森脇孝広氏(都留文科大学・高崎経済大学非常勤講師、千葉市史編集委員)
- 内容 市沿岸部には広大な埋め立て地が広がっています。埋め立て以前には、この地で漁業などを営む人々の生活が確かに存在していたほか、埋め立てから50年以上が経過し、埋め立て後の街の移り変わりも一つの歴史としてとらえることができます。本講座では、埋め立て前後の土地利用の変遷や漁業の移り変わりなどを通じて、沿岸部の歴史ストーリーを紐解いていきます。