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更新日:2020年12月1日
千葉市では、千葉市科学都市戦略の推進に助言等をいただくため、科学・技術の普及啓発において実績があり、市民の皆様が親しみを持てる方を“千葉市科学アドバイザー”として任命しています。
今回、山崎直子氏が引き続き千葉市科学アドバイザーを務めることとなりましたので、お知らせします。
千葉市科学フェスタ2020 へのご来場ありがとうございます。千葉市科学フェスタは東日本大震災が起こった2011 年の10 月に第一回を開催し、今年で10 回目を迎えます。ご来場の皆様、出展者の皆様、関係者の皆様に改めて感謝し、続けることの大切さを実感しております。
10 回目の節目となる今年のテーマは、「これからの私たち〜花ひらき、その先へ〜」です。災害や新型コロナウィルスの影響を受けているからこそ、科学と自然と社会の繋がりを、一人一人がより大切にしていかなければならないと痛感しています。
10 年前の2010 年に組立補給に参加した国際宇宙ステーションでは、現在も多くの実験が行われています。私も滞在中、数々の実験を実施しました。材料も極限状態を調べることでその特性がわかるように、宇宙環境における物質や生物や私たち人間への影響の知見は、これまでの理解を更に広げてくれます。そして、宇宙から地球を捉えることで、地上の様々な問題を解決する手がかりになればと思っています。宇宙を知ることは、地球を知ること、そして私たち自身を知ることに繋がるのだと思います。
同様に、この千葉市科学フェスタを通じて、ご来場されるお一人お一人が、より広い視点で科学と自然と社会を捉え、日常生活における課題に関心を持たれることを願っています。そして、この先の未来に向けて、どういう社会を築いていきたいのか、皆で考える場となればと思います。
改めて関係者の皆様に感謝し、千葉市民の皆様、ご来場の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
千葉市科学アドバイザー
宇宙飛行士 山崎直子
1970年、千葉県松戸市、生まれ
1993年、東京大学工学部航空学科卒業
1994年、米国メリーランド大学留学
1996年、東京大学大学院航空宇宙工学専攻修士課程修了
1996年、宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構(JAXA))に入社
2001年、国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士として認定
2010年4月、スペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗し、国際宇宙ステーション組み立てミッションに参加。
2010年11月29日、千葉市科学アドバイザー就任(任期2年)
2011年8月31日、JAXA退職
2012年7月20日、内閣府宇宙政策委員会委員就任
その他、日本宇宙少年団アドバイザーなどを務める。 2012年12月1日、千葉市科学アドバイザー再任(任期2年)
2014年12月1日、千葉市科学アドバイザー再任(任期2年) 2016年12月1日、千葉市科学アドバイザー再任(任期2年)
2018年12月1日、千葉市科学アドバイザー再任(任期2年) 2020年12月1日、千葉市科学アドバイザー再任(任期2年)
千葉市科学アドバイザー
令和2年12月1日~令和4年11月30日(2年間)
無報酬
千葉県出身の宇宙飛行士として活躍し、広く科学教育の普及・啓発に尽力されている山崎氏から、引き続き本市の科学都市戦略に対する助言をいただき、広く市民の皆様に周知することで、科学への興味・関心を高めるきっかけとしたい。
【基本理念】
「こどもから大人まで、すべての市民が、日常生活の中で科学・技術を身近に感じることができる、科学都市を創造する」
【目指すべき姿】
日常生活に科学が溶け込んだライフスタイルが根付くことにより、科学への興味・関心が世代や立場を超えて幅広く浸透し、科学を身近に感じる土壌が醸成されていくことから、市、産業界、大学等研究機関、市民団体等が共通の認識と理解を持ち、連携を深め、人材の輩出や産業・技術の振興など未来に希望を持てるまちづくりを目指します。
【参考】千葉市科学都市戦略
このページの情報発信元
教育委員会事務局生涯学習部生涯学習振興課
千葉市中央区問屋町1-35 千葉ポートサイドタワー11階
電話:043-245-5957
ファックス:043-245-5992
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