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更新日:2022年5月10日

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校長室

千葉市立稲毛高等学校は昭和54年に開校し、平成2年には国際教養科を設置、平成19年には、附属中学校を併設し、中高一貫教育校として、教育活動に取り組んでまいりました。
そして、それをさらに発展させるため令和4年4月、千葉県内の公立学校として初めてとなる中等教育学校を開校しました。
中等教育学校においては、中学校に相当する前期課程3年間と高等学校に相当する後期課程3年間の計6年間を、一つの学校として一体的に教育を行うこととなります。
そして、今現在も取り組んでいることですが、「地域・世界・未来を切り拓くグローバル・リーダーの育成」を目指してまいります。
以下、本校として特に注力する点を4点あげます。


1 グローバル・リーダーとして英語力は必要不可欠だと考えます。この点、英語圏の人々や英語に近似性のある言語を母語とする人々と比較し、日本語話者は、大きなハンディキャップを負っています。英語の習得には相応の時間と努力を要することとなりますが、なるべく早く、英語圏の人々と同じスタートラインに立たせる(立てるという見通しを持たせる)ことが重要だと考えており、十分な学習時間を確保し、ネイティブ教員を活用するなど、生徒を鍛えてまいります。

2 現代的課題にグローバル・リーダーとして対応するためには、従来の文系、理系の枠を超えた思考が必要だと考えています。実際の社会においても、さまざまな分野を横断する複合的な問題が発生しており、幅広い知見に基づいた柔軟な思考力の重要性が高まっていくと思います。例えば数学の学習を通して論理的な思考力を身に付けることは、すべての生徒に重要だと考えており、これら欠くことのできない基礎学力の養成に力を入れてまいります。

3 生徒が個々の興味関心に基づき深く学習できるよう多様な選択科目を設定します。その際、健康で豊かな人生を送る上で大切な芸術、家庭科(食に関する科目)なども含め、幅広く設定してまいります。

4 グローバル・リーダーたるにふさわしい品格を身に付けるよう教育してまいります。これは教育というよりは、生徒と教師がともに磨きあうことだと考えています。繰り返し、正しい行いを実践することで身に付けていくものだと思います。例えば、本校においては、赴任直後の職員会議で改めて「正しい言葉」を使うことを確認しました。もちろん体罰は論外としても、しっかりと意識していないと言葉で生徒を傷つけてしまうこともあります。時として厳しい指導が必要な場面はありますが、「正しい言葉」を使う必要があります。また、教員も生徒もひとりの個人として互いに人格を尊重することが大切であり、その気持ちは言葉に表れます。意識して「正しい言葉」を使い続けることで、いつか自分のものとして身に付いていくものだと思います。これは、一例にすぎませんが、リーダーとしての、寛容性、公平性、責任感、自分の足らざる点を認められる率直さなど一日にしてなされるものではありませんが、その価値を理解し、その実現に向けて努力する生徒を育てたいと考えています。

今後も、生徒の自己実現を支援し、地域・世界・未来を切り拓くグローバル・リーダーを育成することに、精一杯、取り組んでまいりますので、引き続き御協力をお願いいたします。

千葉市立稲毛高等学校・附属中学校・国際中等教育学校
校長 伊澤浩二