令和元年第4回定例会採択請願要旨

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請願第4号

金属スクラップヤードの適正管理に関する請願

金属スクラップヤードは市街化調整区域内に生育する優良な自然環境を保持するための山林を違法に伐採するなどして、大量の金属スクラップ類を持ち込み、これらを細かく粉砕した物を商品として搬出（輸出）しています。作業中に発生する騒音、振動、粉じん及び山積みされたスクラップ類の崩落の危険性、野ざらしのため、雨水が汚染され、ひいては水質汚染の懸念を生じさせるとともに、金属類の間に家電類がまじることにより大規模の火災が数回発生するなど地域の環境破壊がすさまじいものがあります。また搬出入に伴う大型トレーラーによる公道での交通への迷惑行為や赤道等の公道の無断使用など数え上げれば限りがありません。

このような金属スクラップヤード数は現在本市には78カ所にも拡大し続けており、そのうち若葉区内には何と48カ所ものヤードが集中しております。

閑静な、千葉の軽井沢と言われる高根グリーンタウンと高根団地(約700世帯）の隣接地に平成31年3月頃からK商事が金属スクラップヤードの建設を唐突に開始したため、両団地の住民協議のもと、K商事から進出目的等を確認するために住民説明会を求め、その場で自治会及び住民から環境保全の目的等の要求を行いましたが、いまだ納得のいく説明は一切得られておりません。

本市産業廃棄物指導課、環境規制課、建築指導課、宅地課、若葉土木事務所及び農政センター等に対し、K商事等金属スクラップ業者への行政指導を行うよう求めておりますが、今のところ明確な進展はありません。

金属スクラップヤードは、ほぼ行政のチェックなしで建設が進められ、あっという間に完成し、その後、稼働が始まってからも企業に対しては、行政からの調査や指導は皆無と言っても過言ではありません。原因は、金属スクラップはリサイクル品であり有価物とされているためであり、産業廃棄物を規制する法律や条例の対象外のために規制する法的根拠がなく、何ら規制を受けることなくヤードが建設され企業運営がされております。これら各ヤードでは市街化調整区域にもかかわらず、堂々と管理事務所や宿泊施設並びに屋根つきの作業施設等を建設し、法治国家の根幹である法を遵守せずに堂々と営業を行っている現状であります。ただ私ども地域住民も金属スクラップに対するリサイクルの必要性を重く認識はしているのですが、現状は、金属スクラップヤードの進出によって地域住民の水、音、空気に関する環境が破壊され、生活が脅かされていると感じております。

よって、これ以上金属スクラップ業者による環境・生活破壊には耐えられませんので、本市行政が金属スクラップ業者を適正に指導、管理を行い、緑豊かな自然環境の保全と地域住民の不安を解消されるよう強く願い、下記のとおり請願いたします。

記

1金属スクラップヤード業者を適正に指導・管理され、環境保持と地域住民の安心、安全な生活が続けられるように、実効力のある規制が実施されることをお願いするものであります

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