更新日:2021年1月25日

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ちば市政だより 2021年2月号 19面

特集


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動物公園日誌

日直 チャイム(カリフォルニアアシカ)

ぼくは、チャイム。6才だよ。4年前に名古屋市東山動植物園から来たんだ。

食べるのが大好き。魚が好物で、アジやサバを毎日13キログラム以上食べるよ。千葉に来たときは体が小さかったけど、好ききらいなくモリモリ食べてたらすくすく成長して、今は体重200キログラムくらいあると思うんだ!飼育員さんは、ぼくのことくいしんぼうって言うけど、大きくなるのはいいことだよね?

おくさんはマリンさん。6才年上なんだ。出会ったとき、ぼくはまだ2才。普通アシカのオスはメスの3倍くらいの大きさなのに、ぼくたち同じくらいだった。相手にしてもらえないかと思ったけど、けっこう気に入ってくれたみたい。次の年に、男の子のサーフが生まれたんだ。飼育員さんたちもびっくりしてたなあ。家族3頭で過ごした1年は楽しかったけど、サーフは1才で巣立っていったよ。さびしくないかって?ううん、かわいい子には旅をさせろって言うでしょ!

そうそう、ぼく、泳ぐのがとっても速いんだ。マリンさんとときどき追いかけっこして遊んでいるよ。みんなが見たら、ぼくらの泳ぐスピードにびっくりしちゃうかもね!

問い合わせ 動物公園 電話 252-1111 FAX 255-7116


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学芸員が選ぶ 今月のイッピン

田中一村《椿図屏風》1931年 紙本金地着色2曲1双のうち

画面いっぱいに極彩色で紅白の椿の大木が描かれた、豪華な金屏風です。左端に残るわずかな余白にも白梅の枝が添えられており、枝葉まですべて細密に描かれています。田中一村(1908‒1977)の数え24歳の年(満でいえば22、3歳の頃)の作で、若き画家の意欲が画面に充満し、迫ってくるような迫力があります。

田中一村は、1938年から約20年、千葉寺町に住んだ、千葉市にゆかりの深い日本画家です。50歳の頃に奄美大島に移住し、画家としての生涯を賭けて描いた、奄美の亜熱帯の風土を題材とする独特の花鳥画で知られます。画壇から距離をおいた一村がその境地に到るまでには、山あり谷あり紆余うよ曲折したさまざまな試みがありました。この屏風絵はそのいくつもの山の一つ。千葉に来る前、東京四谷に暮らし、当時人気の中国風の水墨画を得意として身を立てていた一村が、新しい画風への転換を試み、与えられた金屏風に力いっぱい展開してみせた渾身こんしんの一作なのです。

田中一村展ー千葉市美術館収蔵全作品(2月28日(日曜日)まで)にて展示中。ぜひ、ご覧ください♪(松尾学芸員)

問い合わせ 市美術館 電話 221-2311 FAX 221-2316


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東京2020オリンピック・パラリンピック関連情報 さあ、MAKUHARIから未来へ 幕張メッセで7競技開催

千葉市ゆかりのアスリートを紹介 パラアスリートの未知(道)

かわはらりん選手 X 車いすバスケットボール 己を磨くために千葉に来たスピードスター

レベルアップを求めて千葉へ

2017年に車いすバスケットボールの日本代表に選出されて以来、数々の国際大会で活躍し、今やチームに欠かせないトッププレーヤーとなった川原凜選手。

長崎県出身の彼は、中学生の時、車いすバスケットボールを扱った漫画に感銘を受け、高校入学とともに地元チームに入りました。

授業と両立しながら、競技に打ち込む毎日で、日常で使う車いすとは全くスピードの違う競技用車いすに乗るのがとても楽しかったと振り返ります。

川原選手は高校卒業後、レベルアップを目指し、単身で千葉に移り住みます。日本選手権3連覇の偉業も達成した千葉ホークスの門をたたきますが、待っていたのは辛い試練でした。「スピードについていけない」。長崎で打ち込んできたものが千葉では通用しなかったのです。

一から走り込みをし、血のにじむような努力で逆境を乗り越え、1年後には誰にも負けないスピードを身に着けました。「その時やっとスタートラインに立てた気がした」。

勝利を求めて

「車いすを操ってシュートを打つだけでは勝てない。チームとしてどういう攻め方と守り方をすれば相手が嫌がるかを細かいところまで考えることが必要」と言います。

自慢のスピードを活かして相手に追いつき、車いすで相手をブロックして動きを止める。ここぞという時に相手キーマンを封じ込め、華々しい攻撃よりも縁の下の力持ちに徹します。

タフな川原選手は、体力や精神力の限界まで自らを追い込み、地道な練習を繰り返すことこそが、勝利への近道であり、自分の役割と自負しています。

東京2020大会とその先を見据えて

川原選手には、「金メダルを獲ってお世話になった人に恩返しをしたい」という目標のほかに、もう一つ夢があります。それは、差別や偏見の目がない平等な社会をつくること。「車いすバスケに触れて楽しそうにしている子どもたちからいつもパワーをいただいている」という川原選手。「小さい頃から障害を知ることがその社会をつくるのにとても大事。その懸け橋になりたい」。子どもだけでなく誰もが引き込まれる、その優しくも力強い眼差しこそ彼の最大の魅力です。

問い合わせ オリンピック・パラリンピック調整課電話 245-5296 FAX 245-5299


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今月のザ・サンデー千葉市

テレビ広報番組チバテレ「ザ・サンデー千葉市」 。今月の放送は、7日(日曜日)9時から9時15分「お出かけ不要‼オンラインで習いごと♪」


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