緊急情報
更新日:2018年11月27日
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首都直下地震等が発生した場合、海浜幕張駅周辺では多くの帰宅困難者の発生が予想されることから、行政機関、交通事業者及び一時滞在施設等の対応能力向上及び関係機関の連携強化のため、平成30年11月7日(水曜日)に、JR海浜幕張駅及び一時滞在施設である幕張メッセで、帰宅困難者への情報伝達や一時滞在施設での受入訓練等の「海浜幕張駅帰宅困難者対策実動訓練」を行いました。
訓練項目 |
時間 |
会場 |
特徴 |
事前説明 |
9時30分~ |
海浜幕張駅北口 |
・海浜幕張駅周辺帰宅困難者等対策協議会会長(美浜区長)挨拶 |
通信訓練 |
9時30分~ |
各機関・団体 |
・緊急連絡体制に基づく通信訓練 |
利用者保護訓練 | 9時50分~ 10時10分 |
JR海浜幕張駅 |
・負傷者(腕の負傷:1名)への応急手当 ・身体障害者(視覚・聴覚・肢体不自由)への対応 ・JR海浜幕張駅による外国語対応 |
情報提供訓練 | 10時10分~ 10時25分 |
JR海浜幕張駅 |
・JR海浜幕張駅及び千葉市観光情報センターでの外国語による情報提供 |
一時滞在施設への誘導訓練 |
10時25分~ 10時35分 |
JR海浜幕張駅~ 幕張メッセ |
・帰宅困難者による身体障害者の誘導 (車いす介助・視覚障害者の介助) |
一時滞在施設の受入れ訓練 | 10時35分~ 11時20分 |
幕張メッセ | ・施設職員による視覚障害者への対応 (受付票記入の代筆) |
意見交換会 | 11時20分~ 11時50分 |
幕張メッセ |
【発表機関】 |
「海浜幕張駅周辺帰宅困難者等対策協議会」で定めた緊急連絡体制に基づき、海浜幕張駅周辺で帰宅困難者が発生したという想定で、情報をやり取りする通信訓練を行いました。(30機関・団体が参加)
駅員などが駅利用者をあらかじめ決めておいた安全な場所に誘導する訓練を行いました。また、千葉中央看護専門学校の学生と駅員が協力して、負傷者の応急手当の訓練も行いました。なお、千葉中央看護専門学校は、JR蘇我駅周辺の一時滞在施設となっていますが、実際の一時滞在施設の受入側の様子を見学したいということや、学生が帰宅困難者になった時はお互い助け合って避難してほしいという学校側のご意向により、訓練に参加いただきました。
通信訓練でとりまとめられた対応状況票をもとに、交通機関の運行状況や一時滞在施設の開設状況などを、帰宅困難者に情報提供する訓練を行いました。特に、障害者の方や外国人の方へどのように情報を伝えるかということで、JRの駅員がタブレットを用いた聴覚障害者への筆談対応や、観光情報センター職員による外国人対応などを行いました。
帰宅困難者を一時滞在施設である幕張メッセまで、安全に誘導する訓練を行いました。今回の訓練では、協議会構成員の千葉西警察署の警察官の協力を得て、安全第一で行いました。また、帰宅困難者同士が助け合いながら、一時滞在施設へ向かうという想定のもと、駅員からの協力要請に応じた千葉中央看護専門学校の学生(帰宅困難者役)が、車いすの肢体不自由者の方や視覚障害者の方の補助をしながら、一緒に移動しました。
移動してきた帰宅困難者を一時滞在施設に受入れる訓練を行いました。今回は、幕張メッセで実施しましたが、他の一時滞在施設の職員なども、自分の施設での受入れをイメージしながら、訓練に参加しました。
訓練が全て終了した後、幕張メッセでは、訓練に参加した機関を代表して、行政機関(千葉県、千葉西警察署、千葉市)、公共交通機関(JR海浜幕張駅)、協議会(幕張メッセ、千葉市観光協会)、帰宅困難者役(千葉市身体障害者連合会、千葉中央看護専門学校)が意見を交換しました。
ここから出た意見や課題を「海浜幕張駅周辺帰宅困難者等対策協議会」で検討して、今後の帰宅困難者対策に生かしていきたいと思います。今回の訓練はたくさんの皆様の協力を得て、無事訓練が終了しました。ありがとうございました。
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