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更新日:2022年2月14日

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動画とテキスト(令和3年12月23日)

動画

テキスト

冒頭発言

今日は、発表事項が2点と、お知らせ事項が2件です。
発表事項の1点目は、令和3年千葉市政10大ニュースです。
こちらは、市政記者の方13名と、市議会議長と副議長のほか、私を含めた市の幹部職員8名の投票により決定しました。ご協力いただきましてありがとうございました。
今年は10位が同点でしたので、11項目になっており、次点も同点で2項目あります。
第1位は、市長選挙ということで、私ごとで恐縮ですが、初当選させていただいたことが1位となりました。
第2位は、幕張メッセで東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されたということが高得点を得ました。幕張メッセの会場にオリンピック3競技、パラリンピック4競技が行われました。
両大会には、千葉市ゆかりの選手33名が出場しました。体操の萱選手、車いすラグビーの羽賀選手が銅メダルを取られるなど、8名の方がメダルを獲得され、市民栄誉賞を贈呈させていただきました。
第3位は、新型コロナウイルスワクチン接種を始めたということです。
今回、新型コロナ関係が5位と8位にもありまして、年間を通じてコロナ対策を行ってきたことが現れていると思っています。
ワクチン接種につきましては、4月12日に県内で初めて、高齢者施設の入所者の方を対象に始めさせていただきまして、その後、千葉市医師会のご協力をいただいて、個別接種を中心に集団接種を組み合わせて実施してまいりました。一時的に予約を停止せざるを得ないこともあり、市民の皆様にはご不便をおかけしたところもありましたが、集団接種会場の増設や予約枠の拡充、また、優先接種の対象を受験生や妊婦の方にも広げるなど、対応をそのときそのときで行ってきました。
11月末現在で約150万回の接種を行わせていただきまして、今日現在で2回目の接種を終えている市民の方は、接種対象人口比で85.59%まできており、当初計画では8割程度を目途としていましたので、皆様のご理解とご協力でここまで進めることができました。12月からは3回目の接種も開始しています。
第4位は、千葉市市制施行100周年です。
大正10年1月1日に市制が施行し、今年がちょうど100年に当たる年でした。
今年は千葉市の都市としての成長を振り返り、我が国の中で果たしてきた役割を見詰め直して、これからのまちづくりをどのようにしていくのか、どう行動していくべきなのか、市民の皆様にもたくさんの意見をいただきながら、次のまちづくりに向けた議論が進んだ年だと思っています。100周年記念式典の開催、記念誌の発刊、フォトコンテストや千葉氏サミットの開催など様々な取り組みを行うことができました。
第5位は、新型コロナウイルス感染症第5波の到来です。
千葉県に3回目の緊急事態宣言が出たわけですが、8月中旬には1日当たりの新規陽性者数が300人を超えピークを迎えました。入院調整に時間を要することになり、医療体制が逼迫しまして、救急搬送が困難となる事例も出たところです。
この事態に対応するため、自宅療養者の健康観察センターや、新たな宿泊療養施設の開設、酸素ステーションの設置などを行いました。
今は第5波での教訓を基に、第6波に向けた準備をさせていただいています。
第6位は、千葉市動物公園のチーターが6頭の子どもを出産したことです。
昨年6月に雌のチーターのズラヤが来園していましたが、六つ子の赤ちゃんを出産しました。9月27日から一般公開を開始しましたが、皆様の関心が非常に高く、一時的に入場制限を行うなど、市民の気持ちを癒やしてくれたのではないかと思っています。
第7位は、再生資源物の屋外保管に関する条例の制定です。
金属スクラップなどは海外に輸出目的だと、財産、有価物にあたりますので、既存の法令では規制することができないものだったのですが、地域の方々の請願から始まり、全会派で賛成いただいたというものです。違反に対する刑事罰も規定して、全国初となる許可制を導入しました。現在、市民生活の安全確保と生活環境の保全のため、適正管理に向けた指導を行っています。
12月1日で既存の保管場については一旦届出をしていただくことになっており、107カ所の届出をいただいています。条例制定時に千葉市で把握していた数は78カ所でありましたので、今まで我々が把握していなかった保管場があることも条例制定によって把握することができ、条例の効果が出ているのではないかと思っています。現在、適正保管に向けた指導を強化しているところです。
第8位は、新型コロナウイルス対策に関する経済対策の実施です。
非常に長期にわたる制限がかかりましたので、市内事業者の中には大変厳しい経営状況であるところもあるわけです。国の経済対策に加えて、この対象にならない中小事業者向けの支援金やテレワーク推進事業、また現在、展開中の習いごと応援キャンペーンなどを千葉市独自の支援策を実施しました。
第9位は、熊谷市長が退職届を提出されたことです。
知事選への出馬を表明されておりました熊谷前市長が、3月3日を退職日とする退職届を市議会議長に提出をされました。3期12年を務められまして、数々の成果を残されたと考えております。
第10位は二つあります。
一つ目は、千葉県と千葉市の連携推進会議の開催です。
私も選挙の中で市民の方にお約束をしていたものですが、千葉県と千葉市が連携を一層協力することで、県全体の活力の向上を目指して立ち上げた会議です。
今年は消防防災ヘリコプターと水道事業に関して連携を深めて、県民、市民ともによりメリットが還元できるような対応を現在検討させていただいているところです。
二つ目は、250競走、PIST6が開幕したことです。
国際規格に準拠しました世界で初めての競輪が開幕することができました。今年5月にTIPSTAR DOME CHIBAとして、日本写真判定株式会社が1周250メートルの木製バンクを備える屋内型の施設を整備され、競輪が再スタートしています。新しい競輪を通じて、国際大会でも活躍する選手の育成も期待しており、さらなる広がりと関心が高まることを期待しています。
次点が二つあります。
千葉市議会第3回定例会での文書による一般質問の実施と、JR京葉線の幕張新駅の名前が幕張豊砂になったことです。
幕張新駅については、地名を採用していただいて、豊かな地域に発展したいという思いを込められたと伺っており、非常にいい名称になったと思っています。
以上が今年の10大ニュースです。
発表事項の2点目は、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の接種券発送スケジュールを定めましたので、お知らせします。
3回目の接種につきましては、国から前倒しの要請が来ており、65歳以上の高齢の方については、2回目接種後の8カ月から7カ月に前倒しします。また、医療従事者や高齢者施設の従事者については、8カ月後だったものを6カ月後に前倒しで実施させていただきます。64歳以下の方につきましては、これまで同様、2回目接種から8カ月後以降に接種ができるよう、65歳以上の高齢者の方を中心に前倒しを実施します。
接種券の発送の考え方ですが、65歳以上の高齢者の方につきましては、2回目接種の7カ月後までに接種券をお送りします。医療従事者や高齢者施設の従事者については、2回目接種の6カ月後までに市から接種券をお送りさせていただきます。64歳以下の方につきましては、これまで発表していましたとおり、2回目接種の8カ月後に接種が受けられるように、その前の月を目安に接種券を市から送らせていただきます。
参考の記載ですが、今回、前倒しの対象になっている高齢者施設の入所者の方と医療従事者、高齢者施設の従事者の方については、接種券がなくても接種ができることを記載しています。
来年2月上旬までの接種券発送スケジュールですが、今年6月に接種を受けた方は8カ月後で変わらず来年2月に接種できますが、今年の7月以降に接種を受けられた65歳以上の方については、1カ月前倒しして、7カ月後の令和4年2月に接種していただきます。
したがいまして、令和4年2月につきましては、接種可能な方の人数が増えまして、19万4,000人になります。8月に接種した65歳以上の方については同じく7カ月後、今までは4月の接種だったものが1カ月前倒しして、3月に接種が受けられるようにしています。
ここで留意点ですが、1回目と2回目の接種について千葉市民の多くはファイザー社ワクチンで接種していただいていますが、同じ割合でファイザー社とモデルナ社のワクチンが送られてくるわけではなく、モデルナ社ワクチンの比率が上がります。
19万4,000人のワクチンが用意できますが、ファイザー社製は6.3万人分、モデルナ社製は13.1万人分の配送を受けますので、これまで受けたワクチンの配送の中からこのような割当で2月の接種体制を組まざるを得ません。
ぜひ交互接種についてご理解の上、接種を受けていただきたいと思っています。
特に高齢の方は感染しますと重症のリスクが高いことが皆様もご承知かと思いますが、今回、接種間隔を前倒ししていますので、できるだけ速やかに交互接種も含めて検討いただいて、接種していただきたいと思っています。
1回目、2回目の接種にファイザー社ワクチンを打って、3回目はモデルナ社ワクチンの交互接種の効果や安全性につきましては、接種券をお送りする封筒の中にも3回目の接種に使用するワクチンについてのお知らせというチラシを同封しますので、よく読んでいただいた上で、ワクチンの種類を選ばず、早期に接種していただきたいと思います。こちらはお願いになります。
必ずしもファイザー社ワクチンが打てるわけではありませんので、その点、ご承知おきいただきたいと思います。
発表事項は以上ですが、お知らせが2点あります。
お知らせの1点目は、千葉都心地区合同内覧会の開催についてです。
千葉市では、千葉都心地区のビジネス拠点としての利点や魅力を発信して、企業立地をさらに促進していきたいと考えており、オフィスの仲介業の営業担当の方や、千葉都心地区への進出を検討いただいている企業の担当者の方を対象にして、来年1月20日と21日に千葉都心地区合同内覧会を開催します。
現在、千葉駅周辺の再開発も進んできており、生まれ変わりつつある、魅力の増した千葉都心地区のオフィスビルを、この2日間、効率よく見学いただいて体感できる内覧会としています。
内覧会の会場は表に記載の19カ所を予定しています。
裏面をご覧いただきますと、千葉市としては案内ブースを設けさせていただきまして、千葉都心地区の利点や魅力、全国トップクラスの補助制度・資金融資制度についてご案内をしています。
設置の日時、場所は資料に記載のとおりです。
また、参加いただいた方に抽選で景品をプレゼントする企画も併せて行いますので、記者の皆様には周知にご協力いただけますとうれしく思います。
マップなど詳細につきましては、チラシをご覧ください。
お知らせの2点目は、第3子以降の学校給食費無償化の実施についてです。
子どもが多い世帯の子育てに対する経済的負担の軽減を図ることを目的として、令和4年1月以降に提供する学校給食から、第3子以降の義務教育期間における千葉市立学校の学校給食費の無償化を行います。
無償となるのは、義務教育期間において保護者が負担する学校給食費になりますが、3人以上のお子さんを扶養している場合の第1子、第2子の年齢には上限を設けず、保護者の皆様の実質的な経済的負担に着目して、幅広く対象を捉えることとしています。
減免の要件は記載のとおりです。
毎年度の申請が必要になりますが、今年度分である1月から3月分までにつきましては既に学校を経由してお知らせしており、来年度分につきましても2月頃、学校を通じてお知らせをすることにしています。
お知らせは以上になりますが、2点申し上げたいことがあります。
1点目は、牛乳と乳製品の消費拡大のお願いです。
既に報道等もされていますが、今年は生乳生産が好調な一方で、家庭での牛乳などの消費が低調で、新型コロナウイルス感染症の影響でレストランの需要も落ち込んでいます。
冬休みとなり学校給食がなくなりますので、例年以上に年末年始の需給バランスが悪くなっており、生乳の大量廃棄が懸念されています。
千葉市内でも酪農は盛んに行われており、県内でも直近の統計ですと県内3位の生産量となっています。日々、生乳生産に努めていただいており、ぜひ支えていただきたいと思っています。
牛乳は栄養価も高くて、ミルク鍋やこの時期ならではの料理の活用もできると思いますし、寝る前にホットミルクを飲んでいただくなど、ぜひ市民の皆様には牛乳、乳製品の消費拡大にご理解、ご協力をお願いしたいと思っています。
私もクリームシチューやグラタンなど、ぜひ作ってみたいと思っていますので、皆様も牛乳を使った料理に、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。
今日はお手元に、千葉酪農農業協同組合の製造している牛乳を提供させていただきましたので、ぜひこの後、飲んでいただきたいと思います。市内で生産されているものももちろん入っていますので、ご協力をお願いしたいと思っています。
いつもより、もう一杯の牛乳、もう1本の購入をお願いしたいと思いますので、記者の皆様にも周知のご協力をお願いします。
2点目は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止についてのお願いです。
現在、市民の皆様や事業者の方、医療従事者、また、多くの方々のご協力によって、新規感染者の発生は非常に低い水準となっています。改めてお礼を申し上げたいと思います。
一方で、変異株も確認されており、その感染拡大を懸念しています。
これから年末年始を迎えますので、帰省や旅行、親しい方や懐かしい方と会う機会、飲食の機会が増えると思いますので、感染リスクも高まってまいります。
改めて基本的な感染拡大防止対策を徹底していただきたいと思います。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、高齢者と医療関係者の方、高齢者施設の従事者の方に関して接種の前倒しを実施するということですが、改めて、それぞれどういった意図で前倒しをされるのでしょうか。
また、集団接種会場の増設を予定していると資料にありましたが、現状、考えられている箇所数と規模感を教えてください。
(市長)
前倒しする意図ですが、繰り返しになってしまいますが、高齢者は重症化リスクが高いと言われており、そもそも接種間隔を前倒すことでそのリスクを抑えることが目的にあります。千葉市としても必要なワクチン量が配送されることが確認できましたので、その趣旨には同感で接種の前倒しを実施します。
集団接種会場ですが、今、最終調整しており、決まり次第、お知らせしたいと思います。
今まで3カ所でしたが箇所数を倍増できればいいと思っています。
(記者)
ワクチン3回目接種について、1回目、2回目の接種の副反応が出て心配されて、接種したくないという人や交互接種に不安を感じる市民の方もいらっしゃると思います。そういった市民の方に関して、何かメッセージがあればお願いします。
(市長)
ワクチンは副反応がゼロというわけにはいきません。
どういった症状が出るかについては、国が公表しているものを市のホームページ等でも紹介していますし、3回目接種に使用するワクチンをお知らせするチラシも接種券に同封させていただき、どういった症状が発生しているのか説明することにしています。
いずれも副反応としては許容的な範囲ということで政府も認めていますので、実態をご説明した上で、ご理解の上、接種いただきたいと思っています。
特に1回目、2回目と違う種類のワクチンを接種する場合、ワクチンの作り方は同じということで伺っていますので製品名が違うということになりますが、交互接種を不安に思われる市民の方もいらっしゃると思いますので、効果と安全性について、政府に対してもしっかり説明していただきたいと私も思っていますし、資料も出ていますので、市民の方にもよく読んでいただいて、ご理解の上、接種していただきたいと思っています。
(記者)
市政10大ニュースについて、今年1年を振り返ってみて、改めて神谷市長の所感をお伺いしたいと思います。また、1年を振り返って、市長が漢字1文字で今年1年を表すとしたら、どんな漢字になるか、理由とともに教えていただけないでしょうか。
(市長)
今年は千葉市制100周年という節目の年でありました。この節目の年に非常に大きな取り組みが重なったと思っており、大変忙しく過ごさせていただいたところです。
東京2020大会、100周年事業、そして新型コロナウイルス感染症対策、これは病床確保、保健所の機能の維持、経済対策も含めてですが、例年にない大きな取り組みが矢継ぎ早にまいりまして、市としても対応してきたと考えています。
漢字1文字でということですが、私は、挑むという漢字かなと思っています。
先ほど申し上げましたように、節目の年に大きなことが重なりまして、市の職員も前例のない事態への対応に取り組み、まさに今までにないことに挑んだ1年ではなかったかなと思います。
また、東京2020大会は市内で開催されましたが、市にゆかりのある選手が世界のトップレベルの争いの中でメダルを目指して活躍してくれました。まさに挑んでいただいたんではないかと思っています。
スポーツ関係では、千葉市をホームタウンとするプロチームが大きく活躍していただいたと思います。千葉ロッテマリーンズは非常にいい戦いをしていただきまして、次のシーズンにつながっていくと思います。ジェフユナイテッド千葉についても後半は負けなしの状態で戦っていただきまして、こちらも来季に向けて期待をしているところであります。アルティーリ千葉も、今年、B3リーグ初参入ですが非常に善戦いただいており、まさに挑んでいただいた年だったと思います。
私ごとにはなりますが、市長選挙もありまして、市長選挙に臨ませていただいた、挑んだということでありまして、挑むという漢字が今年の1字ではないかと個人的には思っています。
(記者)
最後に来年の抱負を教えてください。
(市長)
来年は、まず課題として、感染拡大に備えることをしていかなければいけないと思っています。
特に病床の確保や自宅療養の方に対する医療提供体制については、第5波の教訓も検証しまして、それを踏まえた体制を取っています。
第6波の兆しがある場合には、即時に保健所の機能を拡充するために、今のこの段階で動員が想定される職員の研修も行っており、第6波が発生してから対応していますともう間に合いません。今回、感染力が高いと言われていますので、すぐに拡充した体制で業務が始められるような準備をさせていただいています。
もう一つは、第6波に対しても重要ですが、経済社会活動を元に戻していく取り組みも重要だと思っています。
こちらについても様々な経済活動を一律にやめるのではなく、感染状況を踏まえた上で、できるだけ元の状態に戻していくための支援をしていかなければいけないと思っていますし、大きな市民行事である親子三代夏祭りや市民花火大会も2年連続で中止になっていますが、3年中止にしますと様々な関係団体の方も開催に向けてノウハウが失われてしまいますので、こちらも感染の拡大状況を踏まえなければいけませんが、一定の対策を取った上で、何とか来年は開催できないかと私自身は期待しています。そういった形で進んでいければと思っています。
(記者)
3回目の接種ですが、ワクチン量の関係上、ファイザー社製かモデルナ社製か、希望するものが選べないという趣旨の話をされていましたが、個別の医療機関や集団接種会場のそれぞれごとに、例えばここはファイザー社製、ここはモデルナ社製という形で決まっていくのでしょうか。それとも、それぞれが混在する形になるのでしょうか。
(市長)
個別の医療機関では、どのワクチンを扱うか希望を伺っていますので、それに添った対応にしていきたいと思っています。
いずれにしても、予約の段階でどちらのワクチンが使われるのかは、市民の皆様に分かるような形にしていきたいと思っています。ウェブで予約できるようにします。どちらのワクチンか分かる形で予約ができるようにしていきたいと思っています。
1月17日から65歳以上の高齢者の方に対して接種券の発送を始めますが、その翌日から各医療機関での一般向けの予約ができるようにしていきたいと思っていますし、ウェブによる予約につきましては、1月6日から医療従事者の方が先行して予約できるようになりますが、ウェブでの予約については1月6日から受付を開始する予定で準備しています。
(記者)
申請する際に希望するワクチンを選べるが、そのとおりになるかどうかは分からないというようなことになりますでしょうか。
(市長)
ワクチンの数に限りがありますので、特に2月はファイザー社製の供給量が少なく、モデルナ社製の供給量が多いので、必ずしもファイザー社製が接種できるわけではありません。そういうことを明確にした上で予約を取っていただきたいと思っています。
(記者)
3回目のワクチン接種について、質問します。
高齢者への3回目接種は、ファイザー社製とモデルナ社製の数を比べると、ファイザー社製の倍ほどモデルナ社製があるという印象ですが、今後、64歳以下の市民の方が接種するときも同様の配送量になるのか、見込みはいかがでしょうか。
(市長)
2月、3月までの分ははっきりしていますが、4月以降はまだはっきりとしていない状況です。
見込みでは、モデルナ社ワクチンの配送が1月、2月に少し増える状況になっていますので、この比率でずっといるわけではありませんが、種別ごとの配送スケジュールが分かってきた段階で、予約する際にどちらのワクチンを使用するのか、はっきり分かるようにしていきたいと思っています。
(記者)
ファイザー社ワクチンのほうが少ないということは、ファイザー社ワクチンで接種した人からすると、ちょっと不安に思って、ファイザー社ワクチンがある病院に予約が殺到するという恐れもあると思いますが、そういったところの対策はいかがでしょうか。
(市長)
交互接種に対して、不安を覚えられる方や少し敬遠したいという気持ちが出ることは否めないと思っていますが、交互接種した場合でも効果と安全性に大きな差はないと明確にされていますので、千葉市としてはこれまでの結果や数字を、接種を検討される方に分かるようにして、ご理解いただいた上で接種していただきたいと思っています。
今回、前倒しを行うことは、比較的、重症化するリスクの高い方に対しての前倒しになりますので、早い段階で接種をぜひしていただきたいということで、説明させていただきました。
(記者)
牛乳に関して、千葉市は県内では生産量が3位ということですが、具体的な数字はありますか。
(市長)
数字については、今、手元に資料がありません。
もともと千葉県は酪農発祥の地と言われており、千葉市も緑区、若葉区などで展開されていますので、ぜひ市民の皆さんにもご理解いただいて、生乳の消費、牛乳の消費量を上げていただけないかと思っています。
(記者)
千葉市内の酪農家で、具体的にこの窮状を訴えているということは、市長の元には届いているのでしょうか。
(市長)
千葉酪農農業協同組合から話は聞いており、例年、年末年始の需給バランスが崩れるとのことですが、今年は外出の頻度も落ちていますし、例年にない需要が年末に下がるという見込みとのことで心配されています。
今日、実際にお配りして、記者の方にも飲んでいただいた上で、ぜひ記事を書いていただきたいということで準備させていただきました。
(記者)
ワクチンの3回目接種の関係ですが、国が当初、8カ月からと言っていたのが、6カ月に縮まったということに対して、改めて神谷市長の受け止めについて、教えてください。
(市長)
感染症対策は、そのときそのときの状況に応じて対策をしていかなければいけない、走りながら対策を考えていかなければいけない面もありますので、一度決めたことを変更されたら困るとまでは、言えないと思っています。
感染リスクを踏まえて、より望ましい感染拡大の防止に効果があるものについては、できる限り千葉市としても対応していきたいと思いますが、国に対しては、正しい情報を出していただきたいと思っています。
例えば、ワクチン接種の種類が選べるなどのメッセージも一時出ていましたが、実際、ワクチンの種類、供給量を見てみますと選べる状態ではありませんので、実際のワクチン接種に必要な情報については、ありのまま国民に説明していただいて、それに沿って、私ども千葉市としても最大限努力させていただくという姿勢で臨んでいます。
(記者)
ファイザー社製とモデルナ社製の比率に関しては、市長として改めて見解を教えてください。
(市長)
基本的には、メッセンジャーRNAワクチンですので、大きな差はないということですが、1回目、2回目と同じものを接種したいという気持ちは分かります。ですが、実際、輸入に頼ってワクチンを確保されていますので、どうしても1回目、2回目と同じ種類の比率の量の確保が難しいことは、やむを得ない点があると思います。
実際に、モデルナ社製の比率が高い時期があるということをしっかり、国民、市民に分かっていただくためのメッセージの出し方をしていただきたいと思いますし、少し数字を挙げてスケジュールを記載しましたが、こういった状態であるということを市民の方にも理解していただきたいと思いまして、今回、説明させていただきました。
(記者)
第3子以降の給食費無償化について、市長はこの件については公約に挙げていた話でしたでしょうか。
(市長)
挙げていました。
(記者)
肝煎りの事業ということだと思いますが、どういう思いから、市長として実施したということなのか、改めて教えてください。
(市長)
特に子育て世帯の経済対負担軽減と、子どもが多い世帯については、給食費の負担もありますので、そういった世帯への経済的負担の軽減を図りたいということが公約した一つの理由になっています。
(記者)
千葉市は子どもの数も多いと思いますが、費用的にはどれぐらいの増加になるのでしょうか。
(職員)
今は減免の対象者の数を最終的に審査している段階ですので、確定数字はまだ出ておらず金額は申し上げられませんが、減免対象となる児童・生徒数は約5,000人になるのではないかと見ています。そうしますと1人当たり年間約5万円程度の給付になります。
(記者)
千葉市ぐらいの大きさの都市で、第3子以降の給食費無償化を実施している事例はあるのでしょうか。
(職員)
政令市で第3子以降の給食費無償化は、本市が初めての実施です。
大阪市が暫定的に完全無償化をやっています。残りの19市の中で無償化という形で実施するのは、本市が初めてです。
(職員)
ほかに質問いかがでしょうか。
それでは、質問がないようですので、以上をもちまして定例記者会見を終了します。

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