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更新日:2022年2月21日

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動画とテキスト(令和4年1月5日)

動画

テキスト

冒頭発言

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
発表の前に、新型コロナウイルス感染症の市内の感染状況についてお話させていただきます。
市内の感染状況ですが、1月4日までの1週間では、7日間平均で1.7人の新規感染者が発生しており、この数字は1週間前と同数です。
また、1月4日時点の療養者は11名で、うち4名が入院されています。
市内の感染状況は依然、落ち着いていますが、都内の感染者数の拡大傾向は明らかになっており、県内でも昨日の発表分においては3カ月ぶりに30人を超えておりまして、拡大傾向に懸念を持っています。
また、県内にはオミクロン株の感染経路が特定できない陽性者が確認されていますので、県内の感染状況は1日からレベル2に移行しています。今後の感染拡大のスピードに憂慮しており、警戒感を持って注視しているところです。
市民の皆様、事業者の皆様には、従来よりも増して感染防止を意識していただき、マスクの着用、手洗い、消毒の徹底、また、冬場ですので、特に換気の徹底をお願いしたいと思っています。
今回は、発表事項が1件、お知らせ事項が1件です。
はじめに、2022年の千葉市はここに注目についてです。
今年、千葉市が予定している事業などにつきまして、主なものをいくつかご紹介させていただきます。
1月12日から、千葉市美術館で「ジャポニスム-世界を魅了した浮世絵展」が始まります。こちらについては、後ほどお知らせさせていただきます。
次に3月下旬ですが、千葉市スマートシティ推進ビジョンを策定する予定です。
こちらについては、目指すスマートシティの方向性を示すものですが、市内の民間事業者の方のご協力、技術提供が必要になってまいりますので、市役所だけではなく、広く事業者の皆様、市民の皆様に目指すべき方向性を共有するために策定させていただきたいと思っています。
また、市が様々な地域課題を解決するために行う事業につきましても、テクノロジーを使って解決できるものもありますので、様々な部局がスマートシティの同じ方向性の中で事業を立案していくよう、庁内でも共通認識を取るためのビジョンであり、現在、策定を進めています。
次に4月をご覧ください。
新しい年度は、政令指定都市移行30周年にあたります。
平成4年4月1日に千葉市は全国12番目の政令指定都市になり、30周年を迎えることになります。市民の皆様の関係でいうと、区役所ができたことが大きな変化だと思いますので、今年は区役所の在り方について見直し、これまでの30年間で区役所が果たしてきた役割を改めて検証して、今後、区役所がどのような役割を果たしていくべきなのか、現在、検討を進めており、1年間かけて結論をまとめえていきたいと思っています。
次に、年末にキャンペーンを行いました客引き行為等の防止に関する条例による客引き行為等の禁止が施行されます。
中央区の富士見地区、JR海浜幕張駅周辺が禁止区域になりまして、周知徹底していきたいと思いますし、悪質な事例につきましては、公表することや指導を徹底していきたいと思っています。
次に、市立稲毛国際中等教育学校が開校します。
県内の公立学校で初めてとなる中等教育学校であり、特色ある教育を実践していきたいと思っています。
次に、フクダ電子ボードエリアというスケートパークがオープンすることになります。
先の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会では、BMXやスケートボードなどのアクションスポーツと言われる競技に対する認知度が上がったのではないかと思いますし、愛好家の方も増えています。安心して楽しんでいただける環境が市内にできますので、ぜひご利用いただきたいと思います。
次に、稲毛海浜公園で整備を進めておりました海へ延びるウッドデッキがオープンします。
ビーチの新しい景色を生み出すものであり、車いすをお使いの方でも気軽に海上散歩を楽しんでいただけると考えていますので、ぜひ一度、訪ねていただければと思っています。
また、4月22日から24日ですが、先日、報道発表がありました「X Games Chiba 2022」が開催される予定です。先ほど申し上げましたアクションスポーツの祭典ということで、世界でもトップレベルの選手の方が集まる最高峰の大会と考えており、ZOZOマリンスタジアムで開催されます。ぜひ間近でご覧いただきたいと思います。
次に、千葉市基本計画の策定で、春以降を予定させていただいています。
こちらは、計画期間を10年間とする千葉市の中長期的な市政運営の指針となるもので、これまで市民の皆様、また、様々な立場の方からご意見いただきながら案を作成しています。今年は、基本計画の案を作成し、パブリックコメント手続きを経て、議会による議決を求めていきたいと考えています。
5月27日から6月4日ですが、男子U23の車いすバスケットボールの世界選手権大会が千葉ポートアリーナで開催されます。4年に1度開催されます各地域の代表12カ国が争う大会になっており、アジア圏では初めての開催となります。
千葉ポートアリーナは、車いすバスケットボールの聖地としてこれまでお使いいただいており、さらに車いすバスケットボールの拠点としての地位を高めていきたいと思っています。
それから、5月から9月にかけて、段階的に千葉市科学館の展示リニューアルを行わせていただきます。科学の進展は非常に早いものがありまして、科学館の展示物も科学の進展にキャッチアップをしていかなければいけないということで、今回リニューアルさせていただきます。新しい展示のテーマは、宇宙・地球・海底・海底資源などでありまして、部分部分で工事を行いまして、順次、完成したエリアからオープンしていくことにしています。
9月1日は、九都県市合同防災訓練の中央会場が千葉市になりまして、実践的で大規模な訓練を行います。防災に強い千葉市を一段と高めていきたいと思っていますので、市民と一体になって災害対応力向上のための訓練を行わせていただきます。
以上のようなことが予定されていますが、今年は政令市30周年、そして、市制施行100年の翌年であり、新たな100年に向けて歩み出す年であると思っています。
第6波への備えを万全に行いながら、その先に社会経済活動を元に戻していく取り組みの両立を図っていきたいと思っています。
また、自粛をやめれば正常化するというわけではないと思っており、感染拡大で傷ついた部分へのメンテナンスをしながら、社会を正常化していくことが今年の課題ではないかと思っています。
地域行事についても2年連続で中止になっており、もし3年続けて中止になりますと再開することが極めて難しくなってくると思います。感染状況にもよりますが、地域行事についても、できる限り開催できるように市としても支援します。また、市が主催する花火大会、親子三代夏祭りなどについても何とか開催できないかと準備していきたいと考えています。
そして、基本計画を決定する年でありますので、将来に向けての取り組みを具体化する1年にもしていきたいと思っています。
都市機能を向上させることと、自然環境が身近にあるという千葉市のメリットを二つとも磨いていく取り組みが必要ではないかと思っており、市長選挙のときに申し上げていました、特に厳しい状況にある子どもたちへの支援として、児童虐待の防止、発達障害がある方への支援、不登校児童・生徒へのさらなる対策などの分野で、整理できた事業から具体化していきたいと思っています。
先ほど申し上げましたが、災害に強い千葉市に向けて、今年もその歩みを進めていきたいと思っています。
今年1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、お知らせ事項として、千葉市美術館の企画展のお知らせです。
「ジャポニスム-世界を魅了した浮世絵」の開催です。
1月12日から3月6日まで、この企画展を開催します。
もともとこの企画展は、2020年7月の美術館リニューアルに合わせて企画されていた展覧会でありましたが、感染拡大によりましてやむなく延期をしたもので、このたび、満を持して開催させていただきます。
19世紀後半から20世紀の初めにかけまして、日本の美術工芸品は大量に欧米に渡っていますが、その渡った工芸品がジャポニスムという用語を生み出しています。
特に浮世絵の絵画については、多くの西洋画家の方々の美意識に直接影響を与えたということが知られているわけであります。
今回の企画展ですが、浮世絵の名品を中心にメトロポリタン美術館やプーシキン美術館など、欧米、ロシアから集められたジャポニスムの作品を加えて、約220点を紹介することにしており、ジャポニスムの影響を受けた画家の方々の視点を通じて、浮世絵の特性や魅力を改めて見つめ直そうという企画です。
千葉市美術館の浮世絵のコレクションや展覧会の企画は、国内外から高い評価を得ていると自負していますが、今回、千葉市美術館が単独で開催することになる日本で初めてのユニークなテーマの浮世絵展です。ぜひ取材をお願いしたいと思います。
なお、展覧会の会期の前日になります1月11日、午後3時から、記者の皆様へのお披露目の説明会を行わせていただきます。ぜひ、ご来場いただきまして今回もPRにご協力いただきたいと思います。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
今年の千葉市はここに注目ということで、説明いただいたと思いますが、その中で特に市長が注目されていることがありましたら、教えてください。
(市長)
一つのことというよりも、一つの局面転換の年にならないかなと思っています。
長らく新型コロナウイルス感染症対策で社会経済活動が停滞しており、今も感染拡大の兆しが明確になっていますが、その先には社会経済活動を元に戻していける時期が必ず来ますので、そういった時期をしっかり捉えて、特に地域の活動を元に戻していくことに力を入れていく転機の年にしたいと思っています。
(記者)
別件になってしまいますが、8月にロック・イン・ジャパン・フェスティバル2022が蘇我で開かれることが主催者から発表があったようです。
それこそ経済回復の起爆剤になりそうな大きなイベントが千葉市で開催されますが、感染対策の不安などもあると思いますが、市長の今のお気持ちをお願いします。
(市長)
本日の12時に主催者から、ロック・イン・ジャパン・フェスティバル2022の会場を千葉市の蘇我スポーツ公園にするということが公表されました。
こちらは、日本を代表するアーティストが多数出演されまして、多くのファンが開催を待ち望んでいるものでありまして、20年歴史がある最高峰の音楽イベントだと私は思っています。
今回、蘇我スポーツ公園を新しい会場に選んでいただいたことを大変光栄に思っています。
特に、主催者の蘇我スポーツ公園に対する評価については、多くの他会場で音楽フェスを開催されてきた主催者でありますが、万全の感染対策が可能な唯一無二の野外ロックフェスの会場ではないかという評価をいただいています。
また、これまで地元の蘇我地区の皆様のご理解とご協力の下で、5月にジャパンジャムが今年も行われますが、ジャパンジャムを開催してきた実績も評価されました。
新型コロナウイルス感染症との関係では、主催者の評価にもありますように、蘇我スポーツ公園の配置自体が密にならない会場設営を可能とすることになりますし、運営面では我々も主催者に確認させていただきましたが、感染防止安全計画を策定しまして、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づくイベントの開催制限に基づいた万全の対応を取るということが確認できました。
蘇我スポーツ公園については、8月になりますが、ほかの利用者との調整もありますので、各団体の意向に十分留意して対応しながら、利用調整を図っていきたいと思います。
今回、万全の感染対策を取った上で開催されるということです。
千葉市としても、その趣旨に賛同しまして、ロック・イン・ジャパン・フェスティバルがひたちなか市で積み重ねてきた20年の歴史を将来につなげていくために、必要な役割を千葉市としても果たしていきたいと思います。
地域の理解を得ながら、また、主催者に万全な対策を求めつつ、開催に向けた環境を整えていきたいと考えています。
(記者)
ロック・イン・ジャパン・フェスティバルの関係で、昨年のスーパーソニックのときには後援を取り消ししたと思いますが、今回ジャパンジャムを含めて音楽フェスは三つ開催されるということでしょうか。
(市長)
大きな音楽フェスは三つですが、幕張メッセでも様々な催しが行われていると思っています。
(記者)
大きな音楽フェスの三つの後援状況と、昨年のようにどういったことがあれば取り消すこともあり得るかというところをお聞かせください。
(市長)
それぞれ企画内容については非常に価値の高いものだと思っていますので、後援自体については、主催者から申請があり次第、基本的には後援していきたいと思っています。
音楽フェスの開催環境の違いが、昨年と今年ではあると思っています。
ワクチン接種が今年は進んでいることや国の制度で、たとえ緊急事態宣言が出ていたとしてもワクチン・検査パッケージが適用になれば一定の範囲で開催ができるという指針も出ています。
特に、今年になってイベントの開催基準が明確になったということが言えるのではないかと思っています。
昨年はワクチン接種も進んでおらず、また、会場に入れていい人数についても、例えば、スーパーソニックは5,000人だったのですが、例外的には基本的に青天井で、事前チケット販売して大丈夫というような話もあり、私も含めて市民の方も開催制限の考え方が若干曖昧ではなかったと思いますが、今年は新しい指針が示されており、それに基づいた開催が認められています。市としてもそれに沿った対応を取っていただけるのであれば、開催していただいて問題ないと思っているところです。
ただ、そうした対策がきちんと取られるかどうかについては、各主催者に対して、取り組みの徹底を求めていくということは、これまでも変わりません。一番大きいことは、ワクチン接種が進んだ上で、イベントの開催基準が明確化されたことです。それに沿った対応をしっかり取られるという主催者の決意があることがそろっており、感染状況はどうなるか分かりませんが、適切な対応を取っていただけると思っています。
(記者)
先ほどのロック・イン・ジャパン・フェスティバルの件で、追加でお聞きしますが、今年から千葉市の蘇我スポーツ公園で開催ということで、来年以降も、基本的には蘇我スポーツ公園で開催される意向ということは、市のほうにはあったのでしょうか。
(市長)
今年の話をすることが私的には手いっぱいでありまして、継続してやっていただけるかということはご縁かと思います。
初年度の開催を検証されてのことだと思いますし、主催者側の発表を私も読ませていただきましたが、ひたちなか市でやはり20年の積み重ねが大事だということで、例えば、周年の 節目の年にひたちなか市で開催するということも感じられるところもありましたので、まずは今年の開催を成功させた上で、それ以降のことについて、主催者と考えていきたいと思っています。
(記者)
その上で、ロック・イン・ジャパン・フェスティバルは大きな音楽フェスで、その会場に選ばれたということは、ほかの音楽フェスや大型の野外イベントの会場誘致につながるという期待はありますでしょうか。
(市長)
一般論になりますが、比較的に大規模なイベントや見本市などについては、そういったものを受け入れられる地域のキャパシティがあるかということを主催者は大変気にされていますので、比較的この大きなイベントの実績は次の大規模なイベントの誘致やMICEの誘致に結びついていく要素があると思いますので、私どもとしてもしっかりと対策を整えるとともに、支援していきたいと思っています。
(記者)
イベント開催の関係で、週末に成人を祝う会が予定されていますが、去年は開催できずに代替イベントが開催されました。
今回は予定どおり、今のところ3部制で開催するということでよろしかったでしょうか。
(市長)
成人を祝う会につきましては、3部制を取ることにしていますが、感染予防対策を行った上で、予定どおり開催します。
我々主催者も感染対策をしっかり取らせていただきますが、参加される新成人の方におかれましても、マスクの着用など基本的な対策についてはしっかりと取っていただきたいと思いますし、発熱や体調に異変のある方については、式典への参加は見合わせていただきたいと思っています。
そのためにYouTubeで配信もしますので、自らの体調にしっかり責任を持って、新成人のある意味自覚を持った上で参加していただきたいと思います。
(記者)
去年は代替イベントを秋に開催されて本来の形よりも参加者は少なかったようですが、こういった代替で開催するよりも従来の時期に成人式を開催するほうが市長としましてもいいとお考えでしょうか。
(市長)
成人を祝う会に合わせて千葉に戻って来られる方もいらっしゃると思いますし、多くの方が集まると思いますので、可能な範囲でこの時期に開催したいと思っています。
昨年については、1月の開催が残念ながら中止となりましたが、どうしても節目の機会をつくりたいという気持ちが私もありましたので、例外的に秋に開催させていただきました。
1月に開催できるのであれば1月に開催することが通常ではないかと思います。
(記者)
成人を祝う会に関連して、無料のPCR検査を実施されていますが、それはその式典に参加される方は検査を義務づけるなど、そういったお考えはあるのでしょうか。
(市長)
義務づけることは考えていませんが、本来、千葉県が行っていますPCR検査につきましては、無症状の方が自分の状況を確認する目的で検査を受けられますので、今回、成人を祝う会に参加される方で、検査を受けることで安心材料を得たいとか、自分の状況を改めて確認したいという方については、無料の検査を受検していただきたいと思っています。
(記者)
その無料のPCR検査を受けていただくように促すことの対策などは考えているのでしょうか。
(市長)
千葉県が実施しているPCR検査については、市でもお知らせしていますので、希望される方については、ぜひ受検していただきたいと思っています。
会場に入場する際に、それを条件としてはいませんが、PCR検査はご自身の考え方で受けていただきたいと思います。
(職員)
ほかに質問いかがでしょうか。
それでは、質問がないようですので、以上をもちまして定例記者会見を終了します。

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総合政策局市長公室秘書課報道室

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