更新日:2018年12月1日

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平成30年度心の輪を広げる体験作文 中学生部門優秀賞受賞作品

心の輪を広げる体験作文
中学生部門 優秀作品
「誰にでも平等に接することの大切さ」


吉田 桃葉
(千葉大学教育学部附属中学校 1年)

 

私は、ある体験を通して障害のある人と普通に関わることの難しさや、大切さを知りました。

その体験をしたのは、小学校三年生のときです。同じクラスに障害を持った男の子がいました。私はその子と家が近かったのでよく他の友達と一緒に遊んでいました。そのため、私はその子と仲が良かったのですが、それを見て、障害を持っている人と仲良くするのはどうかと言ってくる人もいました。また、それを聞いて、障害がある人なのだからやさしくしなくてはいけないなどと、言っている人もいました。

しかし、私はそのとき「障害を持っている人と仲良くするのはどうか」という考えも、「障害がある人なのだからやさしくしなくてはいけない」という考えも正しくはないのかなと感じました。なぜなら、「障害を持っている人と仲良くするのはどうか」という考えは同じ人間であるのに差別をしているからです。また、「障害がある人なのだからやさしくしなくてはいけない」という考えは障害がある人の手助けをするという意味では正しいのかもしれないが、その中には可哀想という気持ちも入っているから正しくはないと思います。その上、可哀想だという考えは普通に生活したい、もしくは、生活している人にとって余計なお世話になっていると思うからです。

そして、私はもう一つ障害がある人に関する体験をしました。それは小学六年生の頃のことです。そのとき小学校三年生のとき同じクラスだった男の子は「特別支援学級」に入っていました。そのころ私達のクラスでは、その「特別支援学級」によく掃除の手伝いをしにいっていました。その際に、昔同じクラスだった障害のある男の子にまた会いました。その子は、前と違ってしっかり片づけをしていたし、人にきちんと合わせて行動していました。

そこから、その男の子の努力を感じすごいと思いました。

この二つの体験から私は、障害のある人は他の人と同じように生活をするため努力しているというのに、悪口を言うのはもちろん、可哀想だと言ったり思ったりするのは、余計なお世話だと思います。

そのため私は、障害のある人と普通に接することが当たり前なのだと身を持って実感しました。だから、これからは誰とでも同じく接することを心がけていきたいと思います。

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