令和6年度区第2回民対話会を開催しました。
テレビ番組で、認知症は予防が大切であり、状況により改善できると知り、「認知症対策の取り組みを地域で実施したい。町内自治会だけでなく、広く参加者を募りたい。」と都町第一町内会より中央区地域づくり支援課に相談がありました。これを受け、生活支援コーディネーターにつなぎ、令和2年12月から月に1度、開催することになりました。2回目の今回、お話しを聞くことになりました。
1 日時・場所
令和7年1月18日(土)14:30~16:00都町第一町内会館
2 参加者
「ゆずの会(都町第一町内会の会員を中心とした認知症予防の有志)」
会員10人、あんしんケアセンター職員3人
3 テーマ
認知症予防及び介護等について
4 内容
市全体で約31万人(高齢化率約33%)となる見込み。
ウ 中央区は100歳以上の高齢者が約100人と他区より多いこと。
これらを紹介をし、認知症予防に注目した「ゆずの会」にお話を伺った。
(2)認知症予防等について
認知症に関し、気をつけていることや介護経験など、意見を交換した。
ア 認知症に対する家族の対応
経験上、血縁が近いほど感情的になりやすく、対応が難しくなる傾向がある。認知症の方との会話では「心地よさ」を残すことが重要であり、根気が必要である。
イ 介護保険サービス(デイサービス、ショートステイなど)の活用
介護離職のリスクがあるが、再就職は、困難であり、介護保険サービスを最大限に利用した方が良い。
ウ ダブルケア
子育てと介護を同時に担う「ダブルケア」への対応が必要となっている。
エ 攻撃的な症状への対応
専門家の介入が必要である。
オ 地域活動の意義
(ア)地域活動が認知症予防に効果があるのではないか。
(イ)義母が徘徊により行方不明になったとき、近所の方々が探してくれた経験などなら、町内自治会など顔が見える関係であり、これは、災害時にも有効であることを併せて確認した。
カ その他
認知症カフェやスポーツクラブなどの参加が予防に効果がある。
(3)まとめ
今回、制度を最大限に活用することや、この会などの地域活動を活性化させることなどが重要であるという共通認識を持つことができた。