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更新日:2018年8月5日

特別史跡

平成29年10月13日(金曜日)の官報にて、文化財保護法の規定により加曽利貝塚の特別史跡指定が告示されました。

先人たちが残してくれた千葉市の誇りが、日本の誇りになりました。加曽利貝塚を愛し、応援してくださったみなさまに感謝申し上げます。

特別史跡の指定は、平成12年度以来17年ぶりのことで、縄文時代の特別史跡としては4例目、貝塚では日本初となります。

なお、県内では本件が初の特別史跡となります。

特別史跡化を目指した経緯

全国に約2,400か所ある縄文時代の貝塚の中で、加曽利貝塚は集落を伴う「ムラ貝塚」として日本最大級の遺跡です。
また、遺物の保存状態も良好であり、人骨など埋蔵されている情報量で加曽利貝塚をしのぐ貝塚は国内に存在しません。
縄文文化等を解明するうえで極めて貴重な遺跡であることから、特別史跡化に向けた取組みを進めていました。

特別史跡とは

国が文化財保護法で指定した史跡のうち、学術上の価値が特に高く、わが国の文化の象徴たるものです。
国宝(建築物、美術工芸品、文書などで使われる概念)と同格のものです。

縄文時代の特別史跡

これまでの取り組み状況

平成24年度 過去の加曽利貝塚の発掘調査成果の再整理に着手

平成27年度 「史跡加曽利貝塚総括報告書」の執筆編集に着手
 「史跡加曽利保存活用計画」の策定に着手

平成28年度 史跡追加指定(11月18日答申 面積約13.5ha⇒約15.1ha)

 国の特別史跡指定に関する意見具申書を文化庁へ提出

 「史跡加曽利貝塚総括報告書」の刊行

 「史跡加曽利貝塚保存活用計画」の策定

平成29年度

答申(6月16日)

官報の告示(10月13日)~正式に加曽利貝塚が特別史跡へ~

加曽利貝塚には主に4つの価値があります

日本最大級の貝塚

  • 縄文時代の貝塚は全国に約2,400か所。
    その3分の1、約700か所の貝塚が東京湾沿岸に集中しています。
  • 中でも最も貝塚が密集する地域が千葉市であり(約120か所)、日本最大級の貝塚として知られるのが加曽利貝塚です。

縄文文化の繁栄を伝える2,000年続いたムラ

  • 貝塚としてだけでなく、集落跡としても極めて価値が高いです。
  • 同じ場所で2,000年間(約5,000~3,000年前)暮らし続けてました。
  • 東京湾沿岸における大型貝塚の形成の始まりから衰退まで、生活文化の変遷を一つの遺跡で追うことができる唯一の事例です。
  • 自然に左右される狩猟採集中心の生活をしながら同じ場所に住み続けられたのは、自然と共に生きる文化を育み、持続可能な社会を築いていた証拠です。

縄文時代から続く景観が今も残る

  • 周辺の川や森など縄文人が利用した自然環境が保全されています。
  • 坂月川両岸の低地部分には縄文時代に形成された地層が手つかずで残っています。
  • 1960年代に開発の危機に瀕しながら、当時としてはほとんど前例がない中、市民主導の遺跡保存運動が全国規模で展開され、保存につながりました。国会でも盛んに取り上げられ、その後の文化財保護に大きな影響を与えました。

考古学研究の発展に寄与

  • 明治時代から多くの人類学者・考古学者が発掘に訪れ、日本考古学の発展の舞台となりました。
  • 大正13(1924)年の東京帝国大学人類学教室による調査では、発掘地点と層位による土器の違いが確認され、縄文土器による編年体系の確立の端緒となりました。

 

復原された縄文時代のムラ
            復元された縄文時代のムラ

発掘された貝層断面
発掘された貝層断面

加曽利E式土器

加曽利E式土器

空から見た加曽利貝塚

空から見た加曽利貝塚

 

特別史跡指定記念動画

特別史跡指定を記念して、千葉市民懇話会様がPR動画を制作してくださいました!

加曽利貝塚の重要性を解説するとともに、空から見た加曽利貝塚の全景や各施設の紹介、イベントの様子や協力団体の活動風景など、見どころ満載の動画となっておりますので、ぜひご覧ください。

このページの情報発信元

教育委員会事務局生涯学習部文化財課加曽利貝塚博物館

千葉市若葉区桜木8丁目33番1号

電話:043-231-0129

ファックス:043-231-4986

kasorikaiduka.EDL@city.chiba.lg.jp

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