緊急情報
更新日:2024年3月29日
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消防車が赤色な理由は、はっきりとはわかっていません。
一番最初に外国から輸入した消防車の色が赤色だったので、赤色としたというのが一般的な理由のようです。赤色は注意を引き、炎を連想させるからなども理由のひとつにあげられます。
また、現在では法律で赤色と決められています。
消防車と同じで救急車が白色な理由は、はっきりとはわかっていません。
一番最初に外国から輸入した救急車の色が白色だったので、白色としたというのが一般的な理由のようです。
また、白が清潔なイメージだからともいわれています。
消防局(セーフティーちば)の中にある「ちば消防共同指令センター」というところにつながります。
119番通報があると、電話を受けた指令センターの職員が専用の機材(コンピューターなど)を使って、出動する場所を探し、消防車や救急車を出動させます。
火災通報専用の電話は、大正6年に東京ではじまりました。
当時は通報の通話料が有料だったので、火災なのにお金がかかるから通報しないという人もいました。それではいけないので、大正8年から通報の通話料は無料になりました。
大正15年から「112」番が火災通報用の番号でしたが、ダイヤルの1番と2番の番号が近いので、間違い電話が絶えませんでした。そのため、昭和2年に「119」番に変更されました。
火事や事故はいつ起こるかわかりません。
いつ起きてもすぐに出動できるように、消防車や機械の点検などをしています。
また、色々な出動に対応できるように勉強や訓練をしています。
消防署の訓練は、ここには書ききれないほどたくさんあります。
水をすばやく出す訓練や、救急車で使う機材の取扱い訓練、ロープを使って人を救助する訓練など様々です。また、体を鍛えるのも訓練の一つです。
消防車や救急車は、急いで現場に向かっているので、周りの人や車にそのことを知らせて事故を防ぐためにサイレンを鳴らして走っています。
消防車や救急車が消防署にもどるときなど、緊急でない時はサイレンを鳴らしません。
出動など緊急のときは一般道路で80キロ、高速道路で100キロで走ってよいことになっています。
このときは赤色灯(赤いランプ)を点滅させ、サイレンを鳴らさなければなりません。
また、このときは信号は守らなくていいことになっていますが、安全のために赤信号ではすぐに止まれるようなスピード(徐行)まで速度を落として、左右の安全を確認してから通過しています。
消防署の仕事は出動だけではなく、他にもたくさんあります。
火災予防のためにいろいろな建物の検査をしたり、火災のときに使う消火栓や防火水槽を点検したりしています。
火事の種類や大きさで違いますが、基本的には指揮統制車1隊、消防ポンプ車6隊、救助工作車1隊、救急車1隊、消防ヘリコプター1機、合計で10隊が出動し、大きい建物の火事では、はしご車が1隊追加されます。
消防車にホースをつないでホースの先に放水銃をとりつけ、水を放水して火を消します。
水槽付ポンプ車には水が入っていますが、水が足りない場合、消火栓や防火水そう・川・プール等から吸管という管を使って水を吸い上げます。
ホース1本の長さは20メートルあります。
消防車1台に約20本~30本くらいのホースを積んでいます。全部つなぐと・・・400~600メートルくらいになります。
一番たくさん水を出すことができる消防車は、1分間に2800リットル以上の水を出すことができます。消防署にある一般的な消防車は1分間に2000リットル以上の水が出せます。
大きい消防車には水が入っているので、小さい火事の場合は入っている水だけで火を消すことができます。小さい消防車は水は入っていませんが、せまい道をスイスイ走ることができます。
それぞれの良さを活かして活動します。
千葉市の一番高いはしご車は38メートルのはしご車ですが、ビルやマンションの13階くらいまでしか届きません。
はしご車が届かないような大きな建物には、スプリンクラーなど火を消すことができる設備を付ける決まりがあり、火事が発生しても自動的に消火できるようになっています。
また、各階にホースをつないで水をだせる場所があり、消防隊が活動しやすくなっています。
火事の大きさや種類によって違います。バケツ一杯の水で消える小さな火事もあれば、何台もの消防車が長い時間水を出し続ける火事もあります。
消消防車が到着するのに時間がかかる場合、消火する水が近くにない場合、燃えている場所にかんたんに近づけない場合、燃えているものが特殊でなかなか消火出来ない場合など、色々な条件で違ってきます。なので、早ければ1分以内に消えるものもあれば、長い時間がかかる場合もあります。
出動の指令を受けてから、1分以内で出動できるように訓練をしています。
平均すると約8分くらいで到着しています。
出動する場所が遠かったり、道路が渋滞している場合などもあるため、場所や交通状況によってはもっと時間がかかることもあります。
火は小さいうちに消すことが大事です。発見したらすぐに、消火器やバケツなどで初期消火ができるよう消火器具の準備や訓練などが大切です。
全国では神奈川県の川崎市で昭和44年に初めて女性消防士が誕生しました。
千葉市では、昭和48年に火災予防や消防広報を行うための女性消防士が11名誕生しました。現在(令和6年4月1日現在)は44名に増加し、消防隊員や救急隊員、救助隊員としても活躍しています。
消防署は24時間勤務です。
消防署で働く消防士は朝8時30分から次の朝の8時45分まで仕事をして、次の勤務の職員と交替します。
また、消防局には月曜日から金曜日の朝8時30分から夕方17時15分まで勤務し、主に事務仕事などをする人たちもいます。
夜の11時から朝6時までが仮眠時間となっています。ただ、全員が一緒に仮眠するわけではなく交代で仕事をしている人もいます。
また、仮眠中であっても出動するときは、起きて出動します。
夜中に火事や救急があっても、すぐに出動できるように昼間と同じ消防服や救急服を着て仮眠をしています。パジャマには着替えません。
千葉市では250件(令和4年中)の火災が発生しました。
火事の出火原因は、下記の通りです。
内容 | 件数 | |
---|---|---|
出火原因1位 | たばこ | 36件 |
出火原因2位 | 放火(放火の疑い含む) | 30件 |
出火原因3位 | こんろ | 28件 |
火事の原因を調べて、どうして起こったのかがわかることで、同じ火災が起きないように予防するためです。
天井が燃えてしまうような大きな火災では1000度以上になります。
千葉市消防局の防火衣は、単体では400~500℃くらいの温度まで耐えれるようになっています。
ただ、それを着る消防隊員はそこまでの高温には耐えることはできません。
千葉市の令和4年中の救急出動は66,892件でした。
1日平均約183件で、7.9分に1回の割合で出動したこととなります。
消防職員は、普段から消防署で消火、救助、救急、火災予防など消防署のお仕事をしている人です。
消防団員は、普段は別のお仕事をしていて(会社員、農業、自営業、学生など)、火災や地震などの災害が発生したときに、消防団員として自分たちの街を守るために消防署のお仕事に協力してくれる人です。
火が燃えるには酸素と可燃物と熱の3つが必要です。
消火器の粉は火をつつみこんで、火が酸素を取り込めないようにして窒息させて消火させるものです。
一般的な消火器の粉の成分は、重炭酸ナトリウム又はリン酸アンモニウムというものです。
大きな声で「火事だ!」とさけび、大人に知らせましょう。あぶないので子供だけで火を消そうとしてはいけません。
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