緊急情報
更新日:2024年3月13日
ここから本文です。
亥鼻公園は、鎌倉幕府を開いた源頼朝の重鎮であった千葉常胤の父・常重が大治元年(1126)に居館を構えたとの伝承が残る地として、市民に親しまれてきました。
また、文久元年(1861)の千葉八景に「猪鼻山の望月」が選ばれるなど、古くから名所旧跡として親しまれてきた由緒ある場所でもあります。
本公園は、戦前から千葉市内にあった3公園の一つです。ほかは県庁裏公園(現・羽衣公園)と荒木山公園(現・千葉公園の一部)。明治7年(1873)に県庁裏公園が開設され、猪鼻山公園は明治42年(1909)に建設着手しています。荒木山公園の建設は昭和8年(1933)のことです。
昭和34年に歴史公園(面積10,293平方メートル)として整備され、ほぼ現在の形になりました。昭和56年(1981)に茶室(約23坪)及び庭園を整備し「いのはな亭」を開設しました。公園にはソメイヨシノ約90本あり、毎春「千葉城さくら祭り」が開催されます。祭り期間中は、夜桜が楽しめるように提灯の点灯、千葉城のライトアップが行われ、多くの出店で賑わいます。
亥鼻公園の一角に「いのはな亭」という本格的な木造の茶室(集会所)と茶店があります。この「いのはな亭」の周辺には日本庭園があり、ここには紅梅・椿・萩など四季折々の大小の草木が植えられています。また飛石や延段・つくばい・灯籠なども配された庭園です。
茶室(集会所)は檜・杉・竹など昔からある自然の素材で造られた本格的な建築で、待合いから腰をかがめてはいる「躙口(にじりぐち)」を設け和室には炉も切ってあります。間取りは8畳に6畳、それに3畳の水屋がついており、茶会、句会、詩会など、多くの方に利用されています。
また、お休み処の茶店では名物の「いのはな団子」や甘酒、煎茶など、日本古来の食べ物が野点(のだて)の下の毛せんを敷いた長椅子でいただけます。
郷土博物館(亥鼻城)と桜 |
亥鼻公園の桜 |
いのはな亭茶室と庭園 |
亥鼻公園と千葉市立郷土博物館の紹介ビデオ(画面をクリック)
東京情報大学映像ゼミナールと千葉市が協力して制作しました。
亥鼻公園周辺は通称「いのはな山」や「いのはな台」と呼ばれ、古くから展望や桜の名所として親しまれてきました。公園に隣接して、天守閣を模した千葉市立郷土博物館(通称・千葉城)、千葉県文化会館、県立中央図書館といった文化教養施設があります。また、一帯には、数多くの記念碑や石碑、彫像があり、これらを巡りながら往時の歴史や文化を偲ぶのも風情があります。下の表の文字をクリックすると写真が表示されます。
千葉開府の地である亥鼻公園が、千葉開府900年(2027年)以降も桜の名勝となるよう、「千葉城さくら祭り実行委員会」との協働によりサクラ再生の取り組みを進めています。
その取り組みの一環として、千葉城さくら祭り実行員会により「千葉城さくら植樹基金」が設立されました。
将来にわたってサクラ景観を保全し、本市の魅力向上につながる取り組みにご賛同いただける方は、下記ホームページより募金活動にご協力くださいますようお願いいたします。
このページの情報発信元
都市局公園緑地部中央・美浜公園緑地事務所
千葉市美浜区高浜7丁目2番1号
電話:043-279-8440
ファックス:043-278-6287
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください