千葉市動物公園 > アカデミア・アニマリウム(教育・研究) > 標本デジタルアーカイブの公開について
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千葉市動物公園では、動物に関する知識や学びを広く社会に還元する教育拠点施設としての役割を担うとともに、貴重な資料を将来にわたり保存・活用していくことを目的に、園が所蔵する標本資料のデジタルアーカイブ化に取り組んでいます。

ボルネオオランウータン骨格標本
現在、51点の動物の骨格標本、はく製標本を公開しています。
そのうちの5点については、3D画像でご覧いただけます。
近年、博物館の社会的役割を明確化した新博物館法のもと、博物館には資料の保存・調査研究に加え、デジタル技術を活用した「知の公開」や、誰もがアクセスできる学習機会の提供が求められています。
千葉市動物公園においても、骨格標本やはく製標本などの学術的価値の高い資料を、デジタルデータとして保存・公開することで、研究や教育、学習の機会の拡充を図っています。
このたび、文化庁の博物館収蔵資料デジタルアーカイブ推進事業補助金を活用し、デジタル技術の活用により千葉市動物公園の新たな魅力創出を目的に連携協定を締結しているパシフィックコンサルタンツ株式会社の協力のもと、当園が所蔵する骨格標本・はく製標本など51点について、高精細なデジタル撮影によるアーカイブ化を実施しました。
標本の撮影にあたっては、細部まで確認できるよう専門機材を用い、多方向からの撮影や高精細画像の生成などを行い、標本の形状や特徴を詳細に記録しています。
デジタル化された標本資料は、インターネットを通じて広く公開することで、学校教育や研究、さらには市民の皆さまの学習・関心の深化に役立てていただくことを目指しています。
また、標本のデジタル保存は、資料の劣化や災害等に備えた記録保存としても重要な取り組みです。
千葉市動物公園では、今後も動物に関する知識や資料を積極的に公開し、動物や自然環境への理解を深める学びの場としての役割を一層充実させてまいります。
当園が所蔵している動物の骨格標本、はく製標本の計51点について、数カットずつ高解像度での撮影を実施しました。

2D画像撮影の様子
標本のうち、5点については専用の特殊機材を使用して3D画像の撮影を実施しました。
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| 3D画像撮影の様子 | レーザー光を当てる装置と読み取る装置 |
撮影は標本を展示している園内の動物科学館2階にあるログルームで行った。撮影は開園時間に実施され、来館者に公開し、見学者に作業内容とデジタルアーカイブ作成の意義を説明しました。見学者からは、「データが公開されたら必ず見たい」「3Dだと、いろいろな角度から見れるので興味深い」といった声が聞かれました。撮影の実施と公開を千葉市動物公園公式X(外部サイトへリンク)でも発信し、周知を行いました。
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| 撮影現場で掲示したポスター | Xでの発信 |
今回作成したデジタルアーカイブは、国立科学博物館のS-Net(サイエンスミュージアムネット)への登録(外部サイトへリンク)を通じて、ジャパンサーチで公開をします。
引き続き、収蔵資料のデジタルアーカイブ化に取り組むとともに、単なる画像の公開に留まらず、個体情報の充実や、見せ方を工夫することで動物に関する興味関心を引き立て、楽しみながら学べる仕組みづくりに取り組みます。
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