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更新日:2025年12月25日
当園は、平成26(2014)年に「千葉市動物公園リスタート構想」を策定し、来園者満足度向上や賑わい創出に向けた取り組みを実施してきました。
リスタート構想の策定から10年以上が経過し、社会情勢や動物園を取り巻く状況の変化に対応するため、生物多様性の保全、SDGsの達成への貢献、アニマルウェルフェアの向上など、新たな視点を加えた「千葉市動物公園リスタート構想アドバンストプラン」を策定しました。
リスタート構想における再整備計画を具体化するとともに、新たに取り組むべき事業について取りまとめた推進計画で、開園50周年に向けて再生していく本園の姿を示したものです。
「『動物の暮らしを魅せる』展示空間の創出」を整備方針とし、動物の生息環境を再現することで、動物の飼育環境の充実はもちろん、来園者が動物や動物の生息地、それらを取り巻く環境問題などについて学べる空間を創出します。
ハシビロコウ、ビーバー、カピバラ、コツメカワウソなど、湿原に生息する動物の展示施設を整備します。ハシビロコウは、アジア初となる繁殖を目指します。

写真:ハシビロコウ展示場イメージ
ゴリラが群れで生活できる空間を整備し繁殖を目指すとともに、ホンドザルを中心とした千葉ならではの展示施設を整備します。

写真:ゴリラ展示場イメージ
大池ゾーン全体を大型のビオトープとして位置付け、生物多様性や生態系を観察・体験できるエリアとして活用できるよう整備します。

写真:大池で見られる生き物(左上から時計回りに、カワセミ、クロダハゼ、マガモ、コシアキトンボ)
これまで培ってきた動物の飼育下繁殖の技術と知見を活かして国内希少種の保全に取り組むとともに、事業を通して、身近な生物や自然環境の保全の大切さを伝える啓発も進めます。
また、種の保存法における「認定動物園※」認定を目指します。
※認定希少種保全動植物園等

写真:令和7(2025)年3月から当園で飼育を開始した日本固有種のアマミトゲネズミ
収集・保管、展示・教育、調査・研究など基本的機能の一層の充実はもとより、これからの博物館に求められる役割も意識しながら、各種の取組を実施します。

写真:本園が実施している博物館事業の例
・有料入園者割合:48%(令和6年度)→65%程度(令和17年度)
・経常収入/経常経費:41%(令和6年度)→100%以上(令和17年度)
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