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更新日:2025年10月1日

緑に囲まれた憩いのスペース「大池」は野鳥誘致施設として作られており、カモ類やカワセミなど野生の鳥たちが自由に飛来できるようになっています。四季を感じながら野鳥観察ができます。
池にはモツゴ、タモロコ、クロダハゼ、スジエビ、コシアキトンボなど様々な生き物が生息しています。

正門から入園してすぐ右手で大池の生き物の水槽展示を始めました。

モツゴ
Pseudorasbora parva
コイ目コイ科
水槽の中で個体数が一番多いです。大池でも最も個体数の多い魚です。
関東では”クチボソ”とも呼ばれています。

クロダハゼ
Rhinogobius kurodai
スズキ目ハゼ科
左右の腹ビレが合着した吸盤をもち、石や水草に貼りつくことができます。

ドジョウ
Misgurnus anguillicaudatus
コイ目ドジョウ科
2014年以降では2025年3月に初確認! 喜ばしい反面、遺棄(飼育していた個体の放流)の可能性もあります。

スジエビ
Pseudorasbora parva
十脚目テナガエビ科
透明な体に黒色の縞模様があります。
かつては日本国内の淡水域にもっとも普通に見られましたが、日本全国で飼育放棄された外来種に置き換りつつあります。
小型淡水エビがスジエビだけの大池は希少な環境です。

コイ(飼育型)
Cyprinus carpio
コイ目コイ科
日本全国で観賞用などのために放流されました。大池には60cmほどの大きな個体が100匹程度生息しています。
在来生物を捕食するほか、残餌(過剰なエサ)や糞が水質悪化の原因となっています。
※大池でのエサやりは禁止です。

ゲンゴロウブナ
Carassius cuvieri
コイ目コイ科
もともとは琵琶湖特産種でしたが、釣りの対象種として人気があり、「ヘラブナ」という呼び名で日本全国へ食用や釣り用として移植されています。
大池では2016年以降に放流された可能性が高いです。








秋季には美しい紅葉を見ながら野鳥観察を楽しむことができます。
千葉市動物公園リスタート構想に基づき、大池の再整備を計画しています。
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